本編先に収録してますが、宮本さん的に今回の内容はどのあたりで明日使える効きネタになりそうですか?
そうですね。2025年年末にはちょうどいいテーマだったんじゃないですかね。
ああそうか2025年こんな世の中だったかっていうのをちょっとキャンペーンの文脈から考えるというところで、
まあ幸せだったのかどうかってのはちょっとわからないけれども、でもまあ俯瞰するとそうだよなーって思わされるそんなテーマでしたね。
そうですね。まあ2025年のマーケティングを総括するにはやっぱりいいネタなんじゃないですかね。
そうですね。こういうタイミングじゃないとねわざわざ振り返ったりもしないけれども、振り返ってみるとそうか各社こういうコミュニケーションしてたってことは2025年はこういう時代だったんだなあということをちょっと感じさせられましたね。
僕ね割と俯瞰的にというか、以前も言いましたけど、毎日一個そのブランドコミュニケーションを取り上げて手法論として言語化してますみたいな話をしてるので、
毎日一個だけど取れ高ない時もあるんで、10個ニュース見ても一個もなんか取り上げるべきものもないのもあるから大体300個ぐらい取り上げるんだけど、
だから俯瞰で見るとこういうの見えてくるんですよね。これとこれとこれ一緒のこと言ってるじゃんとか、
これでいくと、ご飯もそうだし誘い合いもそうだしハワイもそうだよねみたいな、なんかそういう共通文脈が見えてくるので、
そういうのはなんかやっとくと楽しいなっていうのが、2年目ぐらいの糸の波なんですけど、だんだん楽しくなってきたみたいな感じですかね。
だんだんとだから、今日は2025年を振り返ったけど、また2026年にやると2025年との差分もねわかりますもんね。
そうだね。どうなるのかね。ちょっとはマシな世の中になっていただきたいね。
でも見てて、例えばご飯に誘い合うみたいな文脈は、たぶん2025年ではなくコロナ禍以降ずっと続いているものな気がしてて、
やっぱりコロナ禍の中でnetflixとかyoutubeとか家で時間を潰すことが多くなりすぎたが故に外に出る機会が減っていて、
そこへの揺り戻しみたいなのは、たぶん2025年だけじゃなく2026年も続くんじゃないかなと思うので、
大きく数年単位で続く時代の流れと、あとは2025年だけのものかなと思うものと、両方感じたかな。
そうだね。人生には居酒屋が必要だっていうのがたぶん2023年か2024年の…
はいはいはいはい。あのコロナ禍の時、コロナを明け時とかでありましたよね。
サントリーの出したやつ。あの辺からもやっぱり、この誘い合えることのかけがえのなさみたいな。
ようわからんことをだべってることのかけがえのなさみたいなところの認識は一定再認識されると思うので、仕切り直しですよね。
当たり前のような日常のカルチャーの仕切り直しが一旦起こったと思うんですよね。
ここからどうなるかみたいなのはちょっと楽しみかなと。 確かに。時代の変化面白いですよね。
3.11の時の後のCMとかってリボーンとか、みんなで頑張ろうみたいな、そういうキャンペーンが多くて。
今の2025年はコロナ禍明けで、こういうみんなで誘い合って飲みに行こうみたいな、そういう時代のところにいるんだなーとかっていうのは、
俯瞰で見ると面白いですね。 ここにAIが絡まってくるからね。そうなるとやっぱりこう人間とは何なのかみたいな。
やっぱりそういう… 完敗をAIとはできないから、やっぱり人間はいいんだみたいな。
でもね、ちょっとGPTの方々とかと会話して恋人とかになったりするから、
乾杯もしてんじゃん。 結婚した人いたね、この間。そうそうそうそう。 だからね、本当に人間とは何なのかっていう
ことにはなってくるよね、どんどんとねー。 そうだねー。
AIと飲んでも多分一生楽しくならないと思うけどねー。
と思うけどねー。 いやでも多分人それぞれなんだとは思うけどなー。
確かにね。 映画のさ、ハァーを見た時に思ったのは
スカーレット・ヨハンソンの声で喋りかけられたら OKかなって思っちゃったもんね。
ハァー面白かったねー。 いや俺はスカーレットヨハンソンの吹き替え版で見たんすよ。
あ、綾波レイの方で見たの? そう、林原みゆきみがやってるから綾波レイなんだよね。
だからそれがすごい良かった。 わかるけど、系統全然ちゃうやんみたいなのはない。
どういうこと?スカーレット・ヨハンソンとは違うってこと? スカジョはめちゃくちゃセクシーでハスキーボイスだけど、
綾波レイはどっちかというと全然セクシーじゃないじゃん。 セクシーじゃないね。 ハスキーでもないし。
すごいね、あの辺の割り切り方がね。 あー、だからあれやね、吹き替え版で見るのと字幕版で見るので印象結構違うかもね。
うん、全然違うと思うね。 もう俺完全に綾波レイの絵で浮かんでるもんね。
ハァーは。 あ、そうなんだ。
そうだね、全然違うね。 違うかもね。
まあだからね、今後はハァーみたいなAIが進んだ世界の中でブランドコミュニケーションが
作られるのか。だからもうあれじゃない?来年のコピーは AIとじゃなくて人間と飲みに行こうよみたいな。
そういう感じじゃない? まだ早いか。まだ早いね。
2030年ぐらい? まあそうかもね。
でももうだから、AIと楽しく飲めるようになったら本当に確かに居酒屋とかもう一回問い直されるよね。
問い直されるね。 もう家飲みでいいもんねみたいな話になっちゃうからね。
家じゃないと飲めないよね、AIとね。
だからAIも同じようなペースで酔っ払ってくれないとちょっとね、ちょっと嫌だけどね。
そうね、それ難しい。いや、いけるんじゃない? AI賢いから。
順応してくれるよ。 まあそうだね。それぐらいいけそうだよね。
いけるいける。 怖い怖い。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約33分あります。
途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストを登録しておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、じんぼうさんの本週のピックアップ。テーマはこちら。
金シャリ化するご飯とサンマ。なんでもない日常がとんでもない贅沢に化けるメカニズムです。
さあどんな話なんでしょう。
これちょっと以前も話したんですけど、以前ね、春ぐらいかな。
めっちゃ前やな。 めっちゃ前ですね。今冬ですからね。
そうですね、もう年が明けましちゃいますよ。年末ですよ。
CMをね、ぼわっと見てて、本気にのみしてしまった事案があって、
タベログの20周年でこしばふうかを起用して、ご飯行こうっていうメインコピーでやっていたCMがあったんですね。
で、僕はこしばふうか推しなので、ああいいっすねって思ったんですが、
で、投稿した後でCMをまた見てたら、ホットペッパーグルメがうちみまる子ちゃんを使って友蔵とまるちゃんが寿司屋でなんか食べてて、
で、それの締めのコピーもご飯行こうっていうコピーでみたいなことで。
タベログとホットペッパーがほぼ同じコピーで、違うのはご飯行こうの後ろがびっくりマークかまるかみたいな。
そう、それだけ。 土俵号が同じハルケンコピーでまるかぶりするのは、これはすごいぞと。
たしかに、言ってましたね、ラジオでね。 キャピキャピしてましたが。
でね、申書だったし、85年も阪神が優勝した時は申書だったんだけど、
こういう変なことがある時で、申書の時は必ず阪神が優勝しますと言ったら、私ぶっちぎり優勝しましたねみたいな話も以前したような気もするんですが。
言ってた言ってた。あ、じゃあ阪神優勝は神保さんが予言してた? 予言してたんですよね。
当てましたね。 まあ当てましたね。まあ任し方って話なんですけど。
根拠がね、あれやけどね、変なことがある時はって言う。 変なことがある時は大体優勝するかねみたいな。
旧回最速で過去最速で優勝してるのもすごいけどね。 すごいね、阪神がね、いつの間にその強さになったんだろうって感じが僕はしましたが。
まあそんな感じですね。この時の被ったものですよね。 何かというと、ご飯っていうキーワードだと思うんですよね。
これまでそんなにね、取り立てて日本人の中でご飯は当たり前だったので、ご飯というキーワードを使わなかったと思うんですよね、そんなにね。
飲みに行こうとかね、なんか。 まあ確かにそうです。ご飯行こうって、そうですね、そう言われると飲みに行こうは言うけどご飯行こうはちょっと言わないですね。
ご飯がね、そんなになんかワクワクする言葉では多分なかったはずなんだよね、こういうのまで。
みたいな。 確かに。やっぱこれはあれなんですかね、そのアルコール飲めない人もいるから飲みに行こうよだと飲まない人は
嬉しくないから、平等にするためにとかもあるのかな。 うん、それもあると思う。
スマドレーキャンペーンもだから飲めない人もから飲まない人もみたいな、なんか微妙にニュアンスを変えたんだよね今年ね。
飲めないとかじゃないんですよ、みたいな。飲めないことが
なんか能力的に低いみたいなさ。 そうでもないでしょ、みたいな。別に飲めたくないんですよ、みたいなことでニュアンスをねちょっと調整した
みたいなこともあったみたいだけど、やっぱり
そういう配慮はあるよね。 そうですねー。
なるほど。確かによく考えるとタベログとかホットペッパーで行く店って飲みに行く店じゃないですか。
だから飲みに行こうはわかるけど、タベログとかホットペッパー、ご飯行こうっていうのはだいぶ世の中の変化を感じますね。
そうだよねー。 うん。
ご飯行こうでいいんだよ。昔はね、飲みに行こうが誘い文句というかね。 そうそうそうそう。
っていう感じだったけど、それちょっと変わってきてる感じがあるよね。 あーすごい世の中の変化だなぁ。
そうなんだよねー。
で、まあこの背景としてはそういうアルコールじゃなくてもいいじゃんみたいなのが一つあると思うんだけど、
もう一個はやっぱりお米はね、無料で提供されてもいりませんみたいな感じだった。おかわり無限にタダですみたいな、まあ普通だよねみたいな感じだったけど、
最近はね、店頭に米が消えましたみたいな。 そうねー。
社会情勢になるとね、やっぱり米が急に希少化するわけですよね。
いやそうっすよねー。いやなんか、最近どこのお店に行っても、その普通盛りのご飯が僕でさえ量が少ないんですよね。
うんうん。 だから僕松屋行って大盛りのご飯頼むんすよ。
マジですか? そう。
昔そんなことなくて、いや大盛りとかもう無理です、もう普通ですべていいですみたいな感じだったけど、
最近そのコスト削減なのか、普通盛りの量がめっちゃ少なくなってて、
なんかご飯小盛りみたいなのが普通になってて、いや普通ちゃうやんこれみたいな。
さすがの僕でもこれじゃあお腹減りますよって感じになって、最近ね、大盛りがデフォルトですね、僕でさえ。
松屋のだから牛丼豚丼の大盛りってこと? あ、そうそう、僕は食べるのは牛焼肉定食とか、そういう系なんですけど、
米は普通じゃなくて大盛りにしますね。で大盛りまでは無料だったりするんですよね。
あーそうなんだね。 そうそうそう。だから結構他のところも結構多くて、その普通盛りの量を減らして大盛り無料にして、
あの大盛りがいい人は大盛り選んでくださいみたいな感じにしてあって、最初は普通盛りにしてたけど、さすがに最近は大盛りに僕もしてますね。
なるほどね、ご飯がなかなか気前よく出してくれなくなりましたね。 そうですね、ご飯も値段上がってますからね、過去最高とかね、なってたりするから、希少性は上がってますよね。
ちょっと前の倍だもんね、だから10キロ5000円が今5キロ5000円になってるじゃないですか。 あーそうかそうかそうか。
倍だから、まあしゃあないよね。 確かにそれはね、希少性価値上がるね。
炊き立てのご飯みたいな、湯気まとうのご飯という言葉の沈る事態が高まってると思うんだよね、昔に比べるとね。
なんかあざっすみたいな、食べたい食べたいみたいな感じが若干あるかなと思っていて、タイトルでも言ったけど、銀シャリじゃなくて金シャリ化してるみたいな。
なるほど、そういうことですね。 そういうことです。 銀ではちょっと表現できていないと、金だと。
直近の法食時代だと銀シャリどころか多分銅シャリ化ぐらいの感じだったんだけどね、もうご飯ええわみたいな。
ご飯は無限大みたいな気持ちだったけどね。 そうだよね、麺類の方が嬉しかったりしたと思うんだけど、
今やっぱりご飯を気前よくついてくれた方がちょっと嬉しい感じがするみたいなところはありますねという感じで。
やっぱりご飯という言葉の沈るが上がってきているので、食べログとかホットペーパーみたいな、ああいう食べ物飲食ど真ん中みたいなところがご飯っていうキーワードを元にコピーを展開しているのかなと思うんだよね。
だから正面衝突事故みたいなことは起こるわなみたいな。 起こるべくして起こったからみたいな。 そうそうそう、そういうことなのかなという感じがしてますというところで。
僕がキャーキャー騒いでたときはその2社が事故ってたんですが、その後ですね、吉野家も藤田日光を起用して、全く同じぐらいだよね、同じようなコピーなんだけど、
吉野家でご飯しようみたいな。 ほとんど変わらないね。 これコピーよう通るな、でも企画会議で。普通じゃないですか、吉野家でご飯しようって何のひねりもない、そのまんま何のサムシングニューもないコピーっていいのか。
お腹減ってるみたいな、人間3食食べないと死ぬみたいな。 多分後ほど言及しますけど、ご飯というしずるとぶっといインサイトにひも付いて、多分分析するとそれしか出ないんじゃない?だから各社が同じようなこと言うんじゃない?
絶対被ろうとしないようにするはずじゃんね。 それがこんだけ多重玉付き事故を起こしてるんだから。極端な多分社会情勢がいくつかあったじゃないですか、コロナ禍とか食料が供給不足とか異常起床とか、その構造的なものは多重に起きると同じところに帰結するようなことになるんじゃないですかね。
なるほどね。 と思うけどね。みたいな感じがありますと。その話はちょっと後ほどするんですが、ご飯熱の話をもう一回戻すと、ご飯ご飯ご飯だけどおにぎりも今年割と盛り上がったんだよねみたいなところで、ファミマの太谷翔平キャンペーンが割とめちゃくちゃよく目立ってたなって、俺が太谷推しだからか知らないけど。
いやいや見ました見ました。僕も日常的に。
見ましたよね。なんかキャンペーン、メッセージもいいなと思って。それも俺が太谷推しだからか知らないけど。
あ、おむすびの国で生まれたみたいなやつ?
そうそうそう。
あーあれ良かったね。
おむすびの国で美味しい国に生まれたみたいなコピーとか。
あー確かに。
おむすびに投入解禁とか。
あれは別に、おむすびの美味しさとか何も語ってないけど、なんかいいなって思ったね、あのコピー。
なんかいいなって思うよね。
なんかいいなって思った。
なんかいいならなんかを語れよって話なんだけどね。
なんかいいなって思ったよね。
うん、なんかいいなって思った。
まあそんな、だからまあまあ海外に活躍する大谷がそれを言うからいいんだみたいな話はまあ分析的にあるかもしれないね。
そうね。まああとはこう、なんていうかな、日本人が気づいていないけど言われるとそっかーと思うような感じ。
確かにおにぎりとか日本文化だけど日常の中では普通だから、それを改めて言われるとそっか、ちょっと日本人で良かったと思う気づきを与えたのかもしれないですね。
そうだよね。
まあなんかいいなとは、なんとなく割と多くの人は思っていたと思うんだけど、大谷さんも今年はなんだっけ、アスリートなんだけどタレントの好感度でナンバーワンになったみたいなのもあって。
へー。
タレントってやっぱね、なんかこうぎこちなかったりして、これまでも目指すとアイちゃんとか、はにかみ王子とか、たくさんCM出るけど、
そこまで好感度ナンバーワンとかにはならなかったと思うんだけど、大谷さんプロなんで、普通に好感度も普通に高いみたいで。
へー。
でこのファミマのおむすびキャンペーンもめちゃくちゃ跳ねたみたいで、過去最高レベル、前年120%くらい売れたらしいんですよね。
へー。
まあこれが良いかどうかの尺度は僕は持ち合わせてないんだけど、過去最高レベルらしいんですよね。
めっちゃ売れたらしいですと。
ということですね。
正直にね、今年の3月はNHK朝ドラのおむすびっていうのもやってたんで、
まあその影響もあるのかなと思ったけど、おむすびがクソみたいにこけたんで、
みんながもうアンチも反省会も開かれないくらいひどいこけ方をしたので、
へー。
橋本カンナのブランドがちょっとどうやねんみたいな感じになっちゃったみたいな。
あ、そうなの。
あったのもあったけども、それも合わせて大こけしたので、
おむすび効果はゼロあるいはマイナスとしても、
やっぱりおむすび熱、おにぎり熱は日本的には盛り上がりましたねって感じなんですよね。