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みなさん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳、マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ観で掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索する、みなさんのヒントになる視点をお届けしていきます。
株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
大西島でコピーライターをやってます。ジンボーです。よろしくお願いします。
お願いします。
さて、今日のテーマは、思春期前紙、日本列島を恋する季節の80年代後半、バブルとともに膨らみ、はじけた、86年から89年の社会・カルチャーと広告コピーを考える、です。
このテーマ、取り上げた理由は何なんでしょう。
数日にわたって同じシリーズやってるので、改めてそこのシリーズの目的だけお伝えしますが、
コピー作るとか、マーケターでもコミュニケーションを考える時に、自分と異なるデモグラ、青年代に向けてメッセージ作ることが多いと思うんですけど、
その時のメッセージ精度を高めるには、彼ら彼女らの価値観を知っておかなきゃいけないと。
直近の色々もありますけども、根本となる価値観というのは思春期に形成されるので、そこの思春期にどういう追い立ちをしてっていうのを見ていくと、
つかめることが多いので、このシリーズはそういうことを見ていきたいと考えています。
前回は、今現在40代中盤から50代であるX世代が過ごした思春期の1980年代の前半を振り返ったんですけど、
まずはですね、坂本隆一さんのYMOがブレイクして幕を開けた時代ですね、80年代はね。
東京っていう街自体の読み替えが起こって、それが文化や自分自身の読み替えに波及してたっていう時代ですね。
物や機能そのものではなくて、例えばプロダクトで言うとDCブランドっていうものに代表されるように、
カリスマデザイナーによるデザインによって差別化をするっていう時代ですね。
広告は同じように、広告表現によって差別化をするっていう時代ですね、になってきたというところですね。
だからカルチャーをまとわせて商品を売るみたいな、そういうアプローチ、イメージ戦略みたいなものが主流になってきた時代であって、
代表するのが西武百貨店で糸井重里さんが書いた、自分新発見、不思議大好き、美味しい生活みたいな、そういうコピーですと。
コピーライターブームみたいなものが、そこで起こっていったみたいなのが80年代の始まりですね。
今回はそれを受けて、80年代の中盤から終わりまでっていうのをお話ししていきたいと思ってます。
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本編は別撮りしてますので、宮本さんには収録で聞いていただいたんですが、どういう点が明日使える効くネタになりそうですか。
そうですね。なんか前回とのギャップがすごかったですね。なんか前回ちょうど2023年、2024年のヒットの話を、そのまさに今の話をしたので、そっから振り返ると全然違うなぁと思った。
あとはなんか全然違う。それはね、時代が変わってるから違うんだけど、特になんかその時に思ったのが、
愛とか恋とかってこんなにはっきり言える時代ってあったんだなぁって思ったんですよね。
なんかコピーの中に普通にその言葉が入ってたりとか、ストレートに恋とか愛っていいよねとか、そういうのって、
なんかちょっともう僕らでもなんかそれは恥ずかしいなって思うけど、僕らのちょっと上の世代はそれを言いまくってた時代に生きてたんだなぁ。
その時代に自分自身を送ったんだなぁと思うと、やっぱり全然時代によってコピーの作り方とか感覚ってこんなに違うんだなぁっていうのは思いましたね。
確かに。まああの恋愛の願望水準が高かったんだと思うんだよね。みんながみんな全校定してたから、みんなが恋愛をすることは良いものだって割と無条件に思えていた時代だと思うんですよね。
一方でこの時代以降はドラマとかでもちょっとこじれたものしか扱わなくなったので、僕らが思春期の頃ってあんまり恋愛自体の願望水準はそこまで高くなかったんですよね。
だから未婚率が俺含めて多かったりとか。
あるだろうね。だから今ね、あの頃みたいなコピーをみんながやり始める時代になったらきっと結婚率とか恋愛率とか上がるでしょうね。
上がると思いますよね。だから今の物語の語り手、作り手の責任としては今の文脈に合わせた恋愛の語り直しが必要だと思うんだよね。恋愛というか純愛の語り直しっていうのが必要だと思っていて、
それは昔でいうと携帯がなかったので、すれ違いが割と切なさのフックになってたわけだけど、安易な手法だけどわかりやすかったわけですよね。
実感も伴ってたしね、当時はね、きっとね。
そうね。だからアキセリフォのクリスマスエクスプレスっていうのが今回話しますけど、あれも携帯がない時代だから、
いろいろ考察するブログとかもあるんだけど、降りてくる彼氏はアキセリフォのことを探してないんだよね。だからサプライズでアキセリフォは行ってるんですよ。
そういうことだね。
だからもしすれ違えなかったら、そのサプライズは失敗するわけですよ。
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確かに。
だからあんなに一生懸命走るわけ。
ちょっともっと早めに余裕持ってこいよって話なんだけど。
まあでもね、東京駅の新幹線はすごいたくさんの人が降りたりするだろうから、会えなかったら出口もたくさんあるし、すごい寂しい感じになっちゃうもんね。携帯もないしね。
すごいね。大失敗。ファンファンファンですよね。
あそこまで頑張ってね、着飾ってプレゼントを持ってきてるのにね。
そうだよ。そうやったらアキセリフォもあんなに売れてなかったわけだからね。
そういうことだね。
そういうことだから、スマホがあるとか携帯が当たり前の時代に、そういう切なさとか順位をどう描くかっていうのは割と課題になってると思っていて、
新海誠はそれを時間と距離っていうので描いたりとかしてるよね。男女が入れ替わったりとか何回やってたりとかするし、
いろいろ工夫のしどころはあると思うんだが、直接描くのは難しいじゃない、今はね。
そうだね。そういう携帯がなかった時代の空気感とかをコピーから感じるみたいなところは、そんなことを考える機会が日々ないから、
そういう時代のことに思いを馳せるにはいい回なんじゃないかなと思います。
今ちょうどゼロ年代、2000年から2010年ぐらいのコピーをまとめてるんですが、この時代と全く違いますね、テイストはね。
昔話したと思うんですけど、この時代のコピーはLサイズの言葉の時代なんですよね。
時代をぶっ刺すコピーを、言葉を書いていればよかったみたい。今の時代のテーマはこれですみたいな。
おいしい生活ですとか提示をする、みたいな時代が80年代で、2000年代はめっちゃクラスターなんで、めちゃくちゃ地べたに配ずるコピーばっかりですね。
逆にだから解像度が高くて、パッと見たらめっちゃわかるコピーばっかり。
確かに80年代のコピーわかりにくいよね。今回出てきたクーネル遊ぶとかも想像力ないと、ただの小学校の落書きみたいなコピーっちゃコピーやもんね。
だからどこにそれを書くのかっていうね、いつどこで書くかっていう話に非常に依存するよね。
この時のコピーに求められたのはどっちかというとアート寄りの役割を求められていたので、今はもう完全にビジネスじゃないですか。そこもありますよね。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約53分あります。途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
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それでは聞いてみましょう。さて、じんぼうさんの今週のピックアップ。テーマはこちら。
思春期前紙。日本列島を包囲する季節の80年代後半。バブルとともに膨らみ弾けた86年から89年の社会カルチャーと広告コピーを考える。
では早速話を聞いてみましょう。
前回、前々回ぐらいから数度に渡り、X世代ですね。今の部長クラスの人たちの思春期だった頃の時代はどうだったのかというお話をしているわけですけれども、
今日は80年代後半なので、たぶん40代後半ぐらい。45歳、6歳から50歳ぐらいの人たちが15歳前後ぐらいだった頃にあった社会情勢と、その中のコピーみたいなところをご紹介しようかと思います。
80年代というのは前回の復習になりますけれども、まず79年にジャパンアズナンバーワンという本が出版されて、日本が経済的には割と最強になりましたよっていう時代ですね。
80年代がスタートしたんですけど、最初はだから日経平均株価っていうのは7000円台だったんですけど、今回お話をする86年から89年の、86年ですね。最初の年に差し掛かる頃にはすでに2.5倍になってたんですね。
18700円ぐらいまで7000円から一気に膨れ上がっていて、それがバブル絶頂は38000円まで行くので、未曾有の後継期に唯一ですね、たぶんね。
こんなことないもんね、それ以降。
これはみんな株するしみんな土地買ったりとかするよね。
ここに犠牲は絶対働かないよみたいな感じだね。
なんかバブルなんてないよみたいな。買えば買うほど儲かるじゃんってなるよなぁ。
なるよね。実際バブルは当然弾けたんだけども、これ次回の話だけど、バブル弾けたことに気づくのは数年かかるんだよね。
それぐらい。バブル中は当然バブルって概念すらないから。
ないもんね。
こういうもんだと。ずっと上がっていくんだ。だって私たちは経済世界一なんだからっていう、それが資本主義なんだってみんな思ってるから。
そういうのに都合のいい理屈がいっぱい出てくるわけなので、だから絶対わかんないよね。
わかんないよね。
という中でも盲目になってた、ちょっと日本人がIQが低かった時代でもありますね。
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ある意味幸せな時代ではあるよね。未来に対する希望に溢れてて、楽しさを謳歌するみたいな、そんな世界よね。
ちょっと羨ましいもん。俺バブル期に青春時代歩めるんやったらちょっと一回やってみたいなと思うもんね。
5時から男になりたかったんだ。
六本木とかでタクシー捕まえるのに1万円札振り回すとかやってみたいなあったら別に何のためかわからへんけど、そんなイケイケドンドンな空気感ってちょっと味わってみたいなあと思うけど。
今日たまたま僕大阪、あっちへ歩いてたんだけど、ナンバで、よく独り言言ってるおっちゃんいるじゃん。
大阪多いね。
大阪多いよね。東京にもいっぱいだけど、大阪のおっちゃんの独り言はちょっと東京憧れなんだよね。
俺は東京で普段過ごしてるみたいなモードを出してくるみたいな。
え?って思ったけど、ギロッポンで、ギロッポンで、ギロッポンでってめっちゃ言ってて、え?と思って、めっちゃ東京憧れやし、ちょっと古いしみたいな。
そうね。
笑っちゃったけど。
何の話だっけ?
何の話だっけ?
そうだね。80年代の後半っていうのは、国民的な、日本国全体で言うと、今から思えば、思春期。国自体の思春期であったと。
思春期はあんまり言うとこないですからね、普通はね。頑張らないと。
この間、80年の前半の最後、85年の話をしましたけど、85年は徐々に右肩上がりで経済が伸びてきて、カルチャーのモードが高まってきましたよみたいな話の中で、
あれだね、最後の年にちょっとね、日光機墜落とか、夏宇宙さんの死去とか、悲しい実験も多かったので、ちょっとね、絆を見つめ直すみたいなコピーがふわっと出てきたんだよね。
で、それも受けて、新たなトレンドも受けてってことになるんですが、86年以降、89年までっていうのを今回話すスコープの時代は、日本はね、カルチャーの時代から恋愛の時代にモードが移行するんですよ。
へー。
だから、バブル絶頂とともに恋愛気分も絶頂になるみたいな、そんな5年間、4年間ぐらいの時代をご紹介します。
まさに思春期ですね。恋愛たどなか。
そうですね。最初の年は、86年ですね。今尾さん6歳、私4歳ですね。
15:03
はい。
50歳の人が15歳の時だね。とかそれぐらいです、という感じだね。
日経金は18700円まで来てますよっていう感じです。
男女雇用機会均等法ができるんだよね。80年代は女性の時代だって言われたんですけど。
ここなんだね。意外と最近やね。
意外と最近だね。
あとは、象徴的なこととしては、当時日本社会党っていうのがあって、
ドイ・タカコさんがその党首に就任したんだよね。
だから日本主要政党で初めて、そういう女性が党首になりましたみたいなところもあり、
だからウーマンパワーが着実に力強さを増してきていたっていう時代ですね。
前回お話しした田中優子さんとか、おしんとかのやつで、
強い姉御肌の女性が出てきたよとかね。そういう流れも受けてますよね。
だから男女が割と完全に対等では全然まだ遠いんだけども、
女性も既然としたというか、自分の意思を割と主張する時代になってきた中で生まれたドラマですね。
男女四人夏物語って、みなさん見たことはないけど聞いたことはたぶん必ずありますよねみたいな。
聞いたことはあるね。親が見てたって言ってた。アカシアさんまが出てるやつよね。
そうそう。大竹忍とアカシアさんまが共演して、その後結婚して、離婚は最後するんだけどみたいな感じのドラマですね。
これが86年の夏に放映されて、翌年秋に続編が出るんですが、今見てもめちゃくちゃ面白いですね、このドラマ。おすすめです。
ここからいわゆるトレンディドラマって言われるドラマがブームになって、しばらくダブルアサロンとかで続いていくわけですね。
あったね、ダブルアサロンね。
トレンディドラマはわりと明るい、カジュアルな男女の恋愛とか、軍装劇を描くみたいなドラマなんだけど、
それはあれだね、東京の都心のなぜか、なんでこんな20代のやつがこんなにアホみたいな広いマンションで過ごしてんだみたいな感じの。
ロンバ家の勤務宅のマンションも異常に広かったけどね。
20代なのにみんなおしゃれなマンションを住んでるよね。
そうね、部長クラスの部屋に住んでるんだね。ひょんなことからなぜか部長クラスのマンションに住んでるっていうね。
当時はテレビが圧倒的な娯楽の中心だろうから、ビデオもどうなんだろう?まだそこまでだからみんなリアルタイムで見てたんでしょうね。
18:00
KVHSが多分発売されたぐらいだと思うんだよね、この頃って。まだあんまり持ってないんじゃないかな、みんな。
みんなリアルタイムで見て、次の日会社とか学校に行って、これ見たみたいな話をしてたんでしょうね。
ドラマとかテレビのコンテンツが割と時代の流れを作っていたと。
で、この流れはバブルに乗ってどんどん高まっていくんだけども、東京ラブストーリーが91年でバブル崩壊の年なんですけども、
そこまで割とストレートにトレンディードラマーとかラブコメみたいなのが全世を迎えるわけですね、という時期です。
キックオフは男女不死人、夏物語。
結構僕は苦手でしたね、こういう恋愛モノのドラマとか、どういう気持ちで見たらいいのかわからなかったというか。
ま、まだやってたから。
深い気持ちで見ればいいんだよ。
いやいやいや。なんかちょっとムズムズして見れなかったけどな。
でも、印象的なシーンというか、トラックの前に飛び出して、「僕は死にません!」とかは、みんな当時遊びでやってたからね。
もう流行語みたいに子供たちが、「僕は死にません!」とかやってたから。
危ないよ、死ぬよ、それ遊びでやってたら。
いやいやいや、さすがにトラックの前には行かへんけど、なんかそういうっぽい、止まってる車の前とかに駐車場とかでね、そういうことはやってたから。
みんなが知ってたものでね。見てる人も見てない人も知ってたね、なぜか。
あと、バラエティとかで割と切り出しされるじゃない?あのシーンで。
そうだね。
だから、あのシーンだけで言うと101回どころじゃないくらい、たぶん日本じゃなかった。
そうだね。日本でね、何千回もあのシーンは切り出されただろうね。
なるほどね。そんな時代だね。
はいはいはい。
で、この時代、86年は広告コピーは、ちょっとたぶんね、ディレイがあると思うので、広告コピーは別にそんなにラブラブしてなくって。
この年の特徴は、割と広告コピライダブームの真っ只中だったから、流行語がコピーからめっちゃ生まれた年なんですよね。
だから、大日本女中劇の、「天守元気で留守がいい」とか、あと岡本太郎の「芸術は爆発だ!」っていうやつ。
あれ岡本太郎のキーワードになってるけど、CMのフレーズなんだよね。
そうなんだ。
本人その後自分でガンガン言ってると思うんだけども。最初はそこですね。
そうなんだ。これじゃあ誰か岡本太郎じゃないコピーライターが作ったのかなぁ。
21:03
が言わせたんですね最初に。
へぇー。いやでももう、今となっては岡本太郎といえば芸術は爆発だって思ってるもんね。
思ってるよね。
マクセルとかどこにも知らなかったね。
よくあるよね。小泉政権のワンフレーズポリティクスとかも、アーム全部広告のコピーライターが下書きしてるからね。
なるほど。
永田町の変人は普通の社会の、何だっけ、凡人ですみたいなやつ。自民党ぶっ壊すみたいなやつとか。
そこそこ裏に誰かがオーストライターというかコピーライターが、そりゃいるよね確かに。
そうそうそう。僕はその人に教わったので。
へぇー。
ワンフレーズポリティクスって要するにコピーじゃんって話だから。
確かに。
小泉さんとかは割と素直にディレクションというか、今回これで行こうって言ったらもう素直にそれを言ってくれる。
言い続けて定着させてみたいなことをやってるらしいよみたいな。
なるほどね。
あとあれですね、「伸びすぎたのはあなたのせいよ」っていうデュエットソングがあるじゃないですか。
あれも伊長役、武田役、日野役の小松村から出ている。
そうなんだ。これは確かにフレーズ見るだけでメロディーが出てくるぐらいですね。
まあね、伊長役の、確かに伊長役のCMだよなっていう歌詞だよね。
男と女のラブゲームだからちょっと恋愛時代だよね。
そうだね。
あとはコピーで一番のハクビは、年前の7つのプールの集客広告っていうのがあって、有名なのがプール冷えてますっていうコピーですね。
有名ですね、これは。
どういうタイミングでこのプール冷えてますが出たかというと、前回話したと思うんだけども、
85年って阪神が優勝した年なんで異常気象なんですよね。
阪神が優勝すると異常猛暑になる。
異常気象、今年しかり、85年しかり、やっぱ阪神が日本一になるとろくなことが起こらないんですよね。
だから85年の夏はめちゃくちゃ暑かったから、86年の年はみんなその前年の夏の記憶が残ってるわけですよね。
記憶の残暑がめっちゃ引きずってて。
あとはね、年前的に言うと、ディズニーランドが3年前にオープンして、もうガンガンそっち前浜に客取られてるんですよね。
さらにディズニーランドと一緒に現れたのはファミコンで、しかもファミコン83年、ディズニーランドと一緒で、86年はドラクエ1作目が発売されたんですよね。
24:12
だからお家の中で大冒険できちゃうっていうことになっちゃったわけだ。
みんな家でファミコンやるってたもんね。
友達の家に集まって、何面白いのかね、ドラクエを6人ぐらいの小学生で見ながらやってたね。
みんな見解が違うからね。ギラだろ、ホイミだろ。
でもコントローラー持ってるね、1人だけみたいな。そういうことをやってたね。
竜王を倒してローラ姫を救い出したっていう経験は、あれは立派な人生経験だと思いますけどね。
なるほど。あんな冒険リアルではできないからね。魔王を倒せないから。
魔王では倒せないですよ。
映画とか漫画とかで見たところで、自分がやったとは思えないけど、一応ね、僕も最近ゼルダの伝説でガノンドルフ倒しましたけど、
まあ、俺魔王倒したぞっていうのはなりますもんね。ちょっとだけね。
ちょっとあれだね、コンシューミョンさんちょっと自信に溢れてるなと思ったら魔王を倒したからなんですね。
ゼルダね。遅いけどね。今さらみたいな。もうだいぶ前に発売されてるけどねっていう。
ああ、そうなんだね。
そう。そういうゲームの出たっていうタイミングで。そうなると年前の遊園地とか行かなくなるよね。
行かなくなる。逆境の中でひねり出したコピーがプール冷えてますね。これはあれだよね。夏にプール行きたくなるなみたいなのはもちろんありますけど、
戦略としては、それまで年前っていうのはファミリー層が行く遊園地だったんだけども、こういうちょっとレトリックをきかした表現にすること。
これってあれだよね。よくお店に貼ってるビール冷えてますっていう張り紙のパロディなんだよね。
だからそういうちょっと遊び心を入れることによって、若者層が若者同士で行くっていう遊園地にもポジショニングをちょっと変えていったっていうところで、
顧客層を広げるみたいな狙いも戦略的にはあったらしいんですよね。なので、そういう意味でもいいコミュニケーションだなっていう感じしますね。
なるほどね。
まあこんな年です、86年。87年、日経平均はさらに倍率ドーン4000円ぐらい上がりますね。
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21000円、18700円から21500円に上がっていますという感じですね。20%ぐらい上がってるんだよね、だからね。
で、この年からいよいよあれだな、ラブラブしていくんですよね、時代が。
ラブラブしていく。
ラブラブを牽引したのが実は国鉄なんですよね。なんで国鉄がって思うと思うんですけど、国鉄が民営化されてJRになった年なんですよ。
あー、はいはいはいはい。
JRになったらそれぞれ個性を出していかないといけないじゃないですか。一応同じ系列だけどライバルはライバルだから、
やっぱり東北に行くか西に行くかとかはお客の取り合いなわけなので、それぞれの路線が自分たちを定義していくわけですよね。
で、その中で最初に一番光ってたのが今でもそうだけども、やっぱりJR東海ですよね。
なんでかって言ったらもうわかりやすいよね。東海道新幹線、東京大阪間を結んで、間に名古屋もあるけど、を結んでる最強の路線を持ってるので、JRでもうちょっと圧倒的に最強なんですよね。
他話にならんぐらい最強なんで。JR東日本ってね、だから途中までしか持てるからね、その路線のね。
どっちかというと東北にいかに人を向かわせるかっていう路線なので。
そうだね、東北が強いもんね、東日本をね。
東北は赤字路線が多いから、東海が最強なんだよね。だから東海が、広告でもやっぱり、昔も今も元気なわけですよ。
で、この最初の年に出したのが、もう一発目から素晴らしかったんだけど、シンデレラエクスプレスっていうスローガンを掲げて、
このスローガン多分その後6,7年ぐらいずっとやってたんだけども、打ち出しとしては、これまでは鉄道、電車というのは人を運ぶものだっていう打ち出しをしてたんだけども、
このシンデレラエクスプレス以降は人と人をつなぐ鉄道だっていう打ち方に変えたんですよね。
めちゃくちゃ鮮やかですよね、そのポジショニングの、ベネフィットの転換っていうのかな、ひと軸に一発となったわけですね。
で、この時のテレビCMも、なんでシンデレラエクスプレスなのっていう話なんだけど、東京発の大阪行き新幹線の最終電車がちょうど21時だったらしいんですよね。
当時だから望みがないから光だと思うんですけど、ちょうど3時間ぐらいかけて大阪に着くみたいな感じじゃない?新大阪に。
で、それがちょっとシンデレラっぽいよねみたいな感じなんで、シンデレラエクスプレスっていうのをつけたらしいですね。
だから、大阪、新大阪に着いた12時にシラフに戻るっていうかね。
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はい、あーそういうことか。
そうそう、だから彼女が彼氏に、東京にいる彼氏に会いに行くわけだよ。
遠距離恋愛とかをしてて、
遠距離恋愛で、東京駅で21時に別れて、24時に新大阪着いたらあれ、みたいな。
シンデレラの夢が覚めるってことか。
そうそう。
みたいな感じらしいですよ。
へー。
まあいいよね、きれいだなーって思うね。
まあ確かにこれのCMはね、CMソングと一緒に印象には残ってますね。
うーん。
山下達郎の何でしたっけ。
あ、クリスマスイブ?
そうそうそうそう。
それはね、このシリーズのあと2年後のやつなんだよね。
あ、そうなんだ。最初違うんだ。
シンデレラエクスプレスじゃなくて、クリスマスエクスプレスキャンペーンがそれなんだよ。
へー。別なのね。
そうそう。シンデレラエクスプレスはいろんなタレントさんが出てるんだけども、
まあだから基本的にその彼氏彼女遠距離の2人が駅の改札ではなくホームまで迎えに行って入駅券を買って、
ホームでちょっと動き出す電車越しに手を振り合うみたいなシーンを流したね。
あー。そういうことか。マキセリフォとかもクリスマスエクスプレスか。
そうそう。マキセリフォとフカツエリはクリスマスエクスプレスだよね。
そうなんだ。
その前なんだね。
みんな駅の方まで見送りたくなって、
ブログとかでこの間見た情報によると、
1車両に1カップルくらいはホームでお別れするみたいなカップルがいたらしい。
へー。じゃあみんな窓際の席に座って窓に向かって手を振ってる人が1車両に1人くらいいるわけだ。
いたみたいですね。
で、ホームに1人くらい男性が立ってるわけだ。
そう。
すごい。なんかいいのか悪いのか。
みんなちょっとバカになってた時代だからね。
でもいい時代だよね。思春期な感じするよね。
だってね、それからは引きこもりの時代だったりになっていくわけだからさ。
それに比べればすごい強度があっていいなと思うけどね。
確かに。まあね、携帯があるわけでもなく、電話で話すぐらいはできるけれども、
やっぱり今よりは距離感が遠かっただろうから、離れ離れになるのは寂しかったんだろうね。
そうだと思うよ。
なるほど。
コピー的に言うと、このキャンペーンのタグライン、CMの最後にパーンと出してメッセージを定着させるタグラインが、
これもこれで素晴らしくて、これは距離に試されて2人は強くなるっていうタグラインをパーンとスーパーに入れてるわけ。
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いいよね。全部を締めるんだけども、さらにその意味を言ってるよね。
遠距離恋愛。本来は距離を障壁となるんだけども、そうじゃないと。
2人の絆を磨く砥石のようなものなんだみたいな風に、僕の言い方で言うと、捉え直しをさせることによって、
なんかそういうのっていいなと。これまで嫌いと思ってたものがポジに捉え直すことによってやってみたくなるみたいな感じで、
ひょっとした遠距離ブームが起こったらしいんだよね。
へへへ、すごいね。CMで遠距離恋愛を起こせるってすごい世の中を変える力を持ってるね。
そうだね。
遠距離恋愛してるのって本当苦しいなと思ってた人がこのキャンペーンを見て、遠距離恋愛をしてる私たちトレンディーって思ったんだろうね。
うん。トレンディードラマみたい私たちって思ったんだろうな。
そういうことだね。
わからんでもないよね。
わからんでもない。
めっちゃたぶんCM流してただろうしな。旧国鉄だから。
そうだね。
お金あるだろうし。
すごいなあ。
まあ確かに遠距離恋愛大阪東京ですると新幹線乗る頻度は増えるもんね。
うん。
当然すごいことするね。すごい需要喚起やね。
すごい需要喚起。
パワープレイやなあ。
なるほど。
だから出張のおっさんの乗り物だった新幹線を恋する若者の乗り物に変えたわけだね。
なるほど。
うん。これは素晴らしい。
全然違うね。確かに。
鮮やか中の鮮やかだね。
ああ。
まあそんな感じですね。
鉄道以外の業界でも西部だよね。
西部で言うとあなたなんか大好きですみたいな桃源とかサントリーのハートあげるダイヤを頂戴っていう。
これバレンタインギフトの広告なんですけど。
へえ。
まあ割とその高揚感みたいなものがある男女の間の中で、どっちかというと純粋ななんか好きですではなくて恋愛自体をちょっとギミックで楽しもうみたいな感じが見えるよねこの辺からはね。
うーん。
だから。
サントリーがなんでハート、これは何の広告なんだろう。
バレンタインギフトだからウイスキープラスアルファなんてかって感じなんだと思うけどね。
ああなるほどね。
まあだからこれ目線は女性目線だよね、ハートあげるダイヤを頂戴だから。
女性向けのギフトがサントリーから出したんじゃない。
ああなるほどね。
うーん。
へえ。
36:01
いや時代ですね。
ちょっと今の若者には多分響かないよね、ハートあげるダイヤを頂戴とかね。
あざといというか駆け引きみたいな感じの、駆け引きを楽しむ時代だったんだろうね。
今なんか駆け引きはなんかちょっとやらしいというかね、感じに感じちゃうけども、この時は新しかったから駆け引きをしたかったんですよね。
だからこういうコピーが生まれたりとか、これちょっと後だ90年代かな、愛する人にはお金がかかるっていうコピーがあって、
それもあれだよね、なんか一見ネガだけど嬉しいんだよね。
愛する人がいて、やれやれって嬉しがってる感じ。
めんどくせえなーっつって嬉しいみたいな。
あーって言いながら、はいはいはいはい。
そうそう、めんどくさがりたいっていう気持ちに指してるコピーがあったりとか、
だからそういう感じだね、だからストレートな愛はいいよねみたいなことではなくて、
愛のめんどくささがいいよねとか、裏切られたりするのってちょっとくすぐったいよねとか、傷つくのってまあいいよねとか、なんかそういう感じだよね。
恋愛してるな俺みたいな感じだな。
実感できる喜びというか、その辺を言語化してるっていうコピーが増えてきてるよねという感じですね。
距離に試されて二人も強くなるもそうだよね。だから主眼はネガな遠距離恋愛という辛いものに置いてるんだけども、
それっていいよねっていうふうに切り替えすっていうことで、意味を倍増させてるというかね。
はいはいはい。
強度高めという感じがするよね。
という感じですかね。
この辺からもう熱々な感じになってきてですね。
1988年、ついに日経平均が3万円の横台に乗りますね。
前年は2万1000円から始まってますから。
めっちゃ上がってる。
そう、40%ぐらい上がってるわけだな。
この年は、象徴的なことって割と重なる傾向あるとは思うんだけども、東京ドームができました、瀬戸橋ができました、青函トンネルができましたっていう感じで、
大型の建築物が続々完成する感があるので、景気の高まりとも相まって、国力として国土として国としてビルドアップしてるみたいな、
そういう実感が割と最高潮に高まっていた時代でもあり、バブル絶頂にもめちゃくちゃ向かっている時代でもあり、恋愛気分がめっちゃ高まっている時代でもあるので、
この年に気を這いたのが伊勢丹の広告なんですよ。西武百貨店じゃなくて伊勢丹の。
39:01
今度は伊勢丹になるのね。
そう、伊勢丹の時代が来るんですね。
へー。
基本的に僕は広告してんのって思ってる人がいて、これまで話した糸井さんと中畑隆さんっていう2人と、
あと秋山翔さんっていうのは次回ご紹介すると思うんですけど、直近で言うと頑張れ若蔵とか、時は流れない、それは積み重なるっていう以前紹介してた気がするんだけど、そういうコピーとか書いてる、めっちゃかっこいい。
もう多分90ぐらいなんだけど、まだ現役でQPのコピー書かれてるすごい人がいて、その方と、
今回88年、伊勢丹で寄与入ったのが牧純さんっていうコピーライターなんだけど、割とダチャレコピーで有名で、でっかい堂北海道とか坊や半島とか、その辺りのダチャレコピーも書いてたんだけど、一方でめちゃくちゃオシャレなコピーも書いてて、
僕はそのオシャレコピー大好きなんだよね、この人の。この人がもう1年ですごいのばんばん書いた年が88年で、恋愛ブームにも乗っかってたっていう感じですね。
で一番有名なのは、後にドラマにもなったんだけど、伊勢丹の、全部伊勢丹か、恋を何年休んでますかっていうコピーだね。
これは、それを見たドラマのプロデューサーがいつかドラマにすると思って、2000年ぐらいにドラマになったやつだね。
いやでも伊勢丹も西武もすごいね。百貨店ってやっぱ商品のこと何も言わないっていうか、時代のことしか言わないもんね。
そうだね。
でも確かに恋を何年休んでますかって、これまでの西武百貨店とはちょっと違うね。
だからこれは時代だけでもないよね。これは個人の気持ちというかにも入ってるよね。
恋というのを入り口にして個人に語りかけてる感じはするかな。
あとはこれ今にも響くんじゃない?ダイエットには甘い恋をとかね。
本質をついてるなぁと思うのが、恋が着せ愛が脱がせるとか、愛は無断でやってくるとか、この辺は本質ついてるよね。
基本的に全部恋だ愛だっていう言葉が全部入ってるっていうのがすごいよね。
すごいね。でも確かにそういう時期よね。この時の流行った曲とかも恋だ愛だとかウォブウォブとかめっちゃ入ってる時期よね。
そうだね。小高澄さんの曲とかってだいたい君が100回ぐらい入るじゃん。
愛は勝つとかもこの辺じゃない?
愛は勝つは92年か91年だと思うな。この辺だね。
42:01
そうだよね。
91年2年は愛を全肯定する曲が増えるんだよね。愛とか勇気を全肯定する。どんな時もとかさ。
ちょっとこの絶頂が失われた空白の気持ちに空元気で指すみたいな曲が多かったんだよね。
でも多分この頃のやつを引きずってるよね。多分。
記憶に新しかっただろうから作った時に。
88年とか流行ってるのとしては光源氏とかなんだね。
そうかそうかそうだね。
なるほどね。確かに小学校の頃流行ってた。
あと恋で愛だではないけど伊勢丹に売ってる服がちょっとかっこよくというかそういうかっこいい服を着たいなみたいなイタリア的なコートを着たいなみたいな思わせるコピーは
口笛でタクシーを止める服っていうコピーもあってこれもかっこいいよね。
いや口笛でタクシー止まんないでしょ。
フランスの女性は口笛でタクシーを止めるらしいんだよね。
すごくすごくない?タクシーの運転手がすごくない?運転しながらあの人口笛吹いてるっていうの見つけられるもんちゃんはすごいね。
夏窓開いてたんちゃう。
えらい静かなタクシーやな。
夏にコート着てないか。
コート着ないね。
そういうなんていうの。鮮烈なコピーだね。
この服はオシャレですとか仕立てがいいとかじゃなくて口笛でタクシーを止める服っていう。
その着た人がどのような自分になれるかっていうことを鮮烈に言ってるっていうコピーですね。
自己実現欲求に指すっていう。
自己実現ベネフィットに指すみたいなそういうコピーアプローチになるかなと思いますね。
しかもちょっとタクシーを止めるのがイケてる感があるのかな。
あんまり今の感覚タクシー止めるって全然イケてる感じだけどちょっとやっぱり時代的にそれがいい感じだったんだろうねきっと。
この頃はレンツーマンとか白鳳堂の人がヘッドスライディングして止めてたもんね。
タクシー止めるの難しいし。
なかなか取り合いだったからね。
その中で鮮やかに止めたいみたいな。
なるほどね。
伊勢丹がこういうちょっと甘く鮮烈なコピーを出してた中、例の西武博士は山本直子さんっていうコピーライターがいて、
そんなにコピーライターの中でも顔写真とかバンバン出るとか有名ではないんだけど、僕めちゃくちゃ好きで、本人のこと全然知らないんだけどコピーめっちゃ知ってるんだけど、
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この人が書いたのはおしゃれにお金をかけ始めるとこの行為は本気かなって思いますっていうコピーとか。
あれだよね。尾形麻里子さんが2010年ぐらいに書いた、7年ぐらいに書いた試着室で思い出すと本気の恋だと思うっていうコピーもあったけど、
それにちょっと近いよね。ちょっと女性にしか書けない実感のあるコピーかなっていう感じはするよな。
確かにしみじみ感はあるね。
しみじみ感あるよね。
ありそうだね。
わかるけどね。なんかしみじみ感ありますよね。
ある。
気持ちにクッと入ってくるというか刺さる。あとは女性ならではというか、たった一つあればいいっていうね。これは愛ってことだと思うんだけども、
そういうコピーとか浮気な恋はNGよみたいな話だと思いますけども、そういうコピーを出していたりとかしていて、
伊勢丹と西武で男女の会話を楽しむみたいな、そういう時代の様相もあったみたいな、そういう感じですよね。
本当恋愛ど真ん中というか、そういうのを口に出して言っても恥ずかしくないというか、そういう時代なんですね。
そうですね。トレンディードラマのような群像の中で自分がちゃんと恋をして愛される人間になっていきたいみたいな、なんかそういうのがあったんでしょうね。
そういう想像として。
まあいいよね、そういうのは。
という感じですね。
まああれだな。じゃあこの時糸井重里はどんなのを書いてたのっていうと、日産セフィーロっていう車の広告で、
これも割と有名なんだけど、クーネル遊ぶっていうタグラインの広告を出していて。
聞いたことあるね。
なんかいろいろパロディで使われてるよね。
糸井重里がセフィーロの助手席からなんかお元気ですかみたいなセリフを言うみたいな、その時に。
そのお元気ですかも流行ったっていうね。
糸井重里が言うから面白かったんだけども、あとは男性が助手席に乗ってなんか無責任になんか言ってるみたいなのも当時としてはちょっと新しかったらしい。
なるほどね。
その辺ですよね。だからクーネル遊ぶお元気ですかも、車のこと一言も言ってないんだよね。
糸井さんならではだけど。
でも絶妙な距離感というか、一言も言ってないんだけども、車が叶えるワクワクする生活、車を買った後の生活全部を詰め込んだワクワク感は入ってるんだよね、全部ね。
ここまで言ったら後はわかるでしょみたいな感じの、でも想像力で補完した分は人は覚えるので、そういう語り口の。
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今はあんまりないけども80年はそういうちょっと謎かけ的なというか、想像力で最後埋め合わせることによって主体的に関与させてガツッと踏み落とすみたいなアプローチが多くて、
そこの究極形がこの辺だよねという気はしますね。
なるほどね。今だとそこまでコピー見て考えてくれないから、何も言う点以上みたいな感じだろうけど、当時はそういうのを見て想像力を膨らましてた時代なんだろうね。
当時はだからコピーが次何を言うんだろうというのをみんなが注目してたからね。いい時代だよな。
無視される前提で書けよっていう時代とは今とは全然違うからね。
違うね。
まぁこんな感じ。ちょっとトーンは違うけど、有名な三峡リゲインの24時間戦えますかっていうのもこの年話題になってるんですね。
時藤さんのCMのやつ。
これだいぶ昔に一回話してるんだけど、70年の頭に猛烈からビューティフルっていうスローガンが出て、
そろそろ猛烈のやつやめようよみたいな思考はあったんだけども、憧れはあったんだけども、88年以前猛烈は猛烈で、僕らが就職した時はまだ猛烈だったからさ。
その時は抜けてなかったんだけども、ちょっとリゲインみたいな栄養ドリンクがないとしんどいかなって思い出してた時代でもありましたという感じですね。
あとはグロンさんのゴジカラ男、高田純二。
あったね。
あれもこの年だし、だから街にはこういうゴジカラ男とワンレインボディコン女が活歩してた年ですね。
バブルっぽいね。
バブルっぽいよね。
いわゆるザ・バブルっていうのはこの辺の年ですね。
締めくくりの89年です。
この年がバブル最高潮の年ですね。
日経均は38,000円、年終わりで915円が最高値だったかな。
まだ破られてない値段をつけますというところですね。
この年は割と時代の変わり目みたいな年でもあり、結構すごいですよね。
ベルリンの壁が崩壊して冷戦が終わった。
冷戦っていうのは第二次大戦からずっと続いてたかな。
40年ぐらい続いたのかな。
その冷戦が終わりました。
昭和も終わったんだよね、この年。
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昭和頭に終わってるんだよね。
実は88年の後半から昭和天皇都決とかして、
軽く自粛モードであったんだけども、
年初に崩壊されて平成に変わった年。
だから平成おじさんがデビューした年でもありますよね。
昭和64年がちょっとだけあった時はね。
僕が昭和1年生だと思うんだけど、覚えてるね。
平成ってしっくりこんだと思ってたもん。
やっぱ昭和の方がええな、と思ってましたね。
平成、確かに普通というか、ひゅーみたいな感じがするね。
パンチがないよね。
象徴的な昭和の歌姫ミソラヒバリさんも亡くなるんだよね、この年。
52歳って若いよね、まだね。
若いね。
そんな年ですよね。
時代の転換期だな、昭和終わったな、みたいなのはありますが、
一方でバブルは絶頂なので、
三菱支所がアメリカ経済象徴のロックフェーラーセンターを買収したのもこの年ですね。
石原慎太郎のNOと言える日本が流行語になって、
男女7人の86年から始まった恋愛ブームもこの年が絶頂を迎えるわけです。
さっきの宮尾さんが言ってたシンデレラエクスプレスキャンペーンのクリスマス版ですね。
クリスマスエクスプレスが出ますね。
コピーも言うね、私のジングルベルを鳴らすのは帰ってくるあなたです。
なるほど。
駅の中をマキシェ・リホーが駆け抜けるんだけども、みたいな。
あれで一気にマキシェ・リホーはスターになりましたよね。
あれはかわいいCMだね。
歴史上一番かわいいCMじゃないですか。
たぶんちょっと日本人ばんなりした顔じゃんね。
あとクリスマスイブも良かったよね、山下達郎の。
そうだね。この音楽を聞くとそのCMを思い出すぐらいの。
でもこれからクリスマスシーズンだから街中で今でも流れるんじゃないかな、クリスマスイブ。
普通にそうだね。淡路島には流れてませんけどね。
ここがたぶん絶頂ですね。
89年の12月だから90年の頭にボーンと下がるんだよね。日経に。
だから本当にここは絶頂なんですよ。
絶頂期なんだね。
コピーもね、君のおかげで着たり脱いだりやめられないとか、
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そういうちょっと恋愛に狂ってるようなコピーがありつつみたいな。
一方でちょっとね、付き合ったら別れるわけなんで、
ちょっと二人の終わりとか時代の終わりとか、
良いことがあった時には終焉があるみたいなコピーも増えてちらちら出てくるんだよね。
それが、こんなに憎み合うのはあんなに愛し合っていたからですかっていうパルコのコピーとか、
これ中原隆さんだね。こっちも中原隆さんか。
今日私は街で泣いている人を見ました。英才チョコラBBとか。
まあよくあるよね。カップルで言い合ってる二人とかね。
まあそうだね。見る見るね。
泣いてることがいるよね。
これカップルに限らず、ちょっと疲れちゃってる子っていうこともあると。
人間っていうのもあると思うんだけど、そういう話も含めて、
ちょっと要もあれば陰もあるっていうのも効果するようなコピーも出てきましたと。
なるほど。
これは絶頂なんだけど、悪いこともあるかなみたいな、
そういう不景気を予感していたコピーでもあるのかなっていう気もするよね。
なるほど。
89年の最後なんで、女性の時代の最後でもあるので、
80年代を締めくくるこの都市は流行語として割とそれっぽいやつが選ばれていて、
セクシャルハラスメント、セクハラ。
このタイミングで流行語になってるんだね。
今はもう普通のね、むしろセクハラじゃない別何ハラみたいなね。
○○ハラスメントで言われるけど、ここでハラ締めてセクハラが流行語になるんだね。
そう。
おばたりあん。
なんかあったね。
花子族とかの辺だね。が出た都市で。
あんあんは相変わらずセックスで綺麗になる特集第1弾を出した。
ずっとやってる気するけどね。初めてこのタイミングで。
第1弾目だね。
セックスはあんあんはやりそうだけど、それで綺麗になるみたいな打ち出しが斬新だったんだろうね。
宮崎駿の魔女の宅急便も今度推しですね。
じゃあラピュタとか風の谷とかはもっと前ってことですね。
そうだね。風の谷の流しから81年くらいだったかな。
ここもあるよね。風の谷の流しからどっちかというと物質社会に対してのアンチテーゼだったけども、
魔女の宅急便はわりと純接で言ってる感じがするよね。
この少女が自分なりの労働とか、自分の得意を生かして労働して、
トンボに嫉妬したりして、自立した一人の女性に成長していくみたいな姿が描かれてたよね、みたいな感じですね。
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だから強く生きる女性とはこうだっていうのを一個示したみたいなところなんじゃないかなと思いますね。
コピーもいいですよね。落ち込んだりしたけれど私は元気ですってなんかいいよね。
いいよね。
好き。
魔法とかって自分なりの得意みたいなものを磨いていくんだみたいなのって、
お茶組とかじゃなくて自分なりの得意を磨き、社会と対峙していくみたいな、そういうテーゼではあるよね。
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さて今週の明日使える企画ネタ帳、マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
いやーじんぼさん書く会議ずっとやってますけど、ほんとコピー好きですよね。
まあそうですね。僕より好きな人全然いると思うんですけど、もっと詳しい人もいっぱいいると思うんですけど、僕も僕で割と好きな部類だと思ってます。
だってまとめるのめっちゃ大変じゃないですか。その時代の奥行き感とか色々調べながらコピーを見てまとめてみたいな、そういった。
だって今回4年分やるのに1時間喋りましたからね。
そうだね。
書く1年分をまとめるのに作業としては2,3時間かかってますからね。
なんでこんなことやってんだろう俺。
確かにコピーライダーの仕事だから学びになるっていうのはあると思うけれども、学びになるだけだとやらない気もするから、やっぱなんか80年代のコピーじゃないけど、僕はじんぼさんのコピーに対する愛を感じるんですよね。
そうだね。なんでなんやろうなと思った時に、たぶん自分の得意技をコピーにしたいって決めたんですよ。
だったら負けたくないじゃないですか、そこで。
だからそうですね、あらゆる努力をやりたいなって思うんじゃないかな、自分のカメハメハをもっと磨きたいみたいなのがあるんじゃないですかね。
でもたぶん相乗効果もあるんでしょうね。得意だから学ぶ、で学ぶとより得意になる、さらに学ぶみたいな、どんどん深くはまっていくっていう感じがあるんでしょうね。
そうですね。
昔、ライフスタイルメディアに行った時に、120本ぐらい記事書いたんですけど、記事広告とか作った時に一番刺さったのがそれなんですよね。
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なんか、資格を取りましょうみたいな広告で、人生で得意技1個あると得だよみたいなアプローチだったんだよね。
それはだから得意技、資格っていうのはカジュアル称号なので、なんとか例えばカラーコーディネーターの資格を持ってます。
であれば一生使えるじゃん、あの人カラー、色のコーディネート上手い人だとか。
それはキャッチーだから、なんかめっちゃ紹介する時とかもみんな割と使ってくれるし、そうなると自分の得意技で声かかる機会が増えていくから。
で得意技を発揮してる時は基本的に人は機嫌がいいし、その時間上手くいくんだよね。
でギャラもいっぱいもらえるから、だからそういうものを増やす。
幸せな人生を歩むにはまずは得意技を作り、それをどんどん転がしていって大きくしていくのがいいよって言ったらめちゃくちゃヒットして、
競合の6倍かな、効率、CP、ROIが高かった。
だから数百件問い合わせが来たっていうのが一本の記事で、
僕はそれはそれで、自分自身にめちゃくちゃ刺さってるからそれをずっとやってたわけなんですけど、
僕の得意技はコピーなのか、言葉ですよね。
発想とか情報変換するとか、そういうことは誰にも負けないようになりたいなと思ったんですよね。
それがあんま興味ないので、それだけやってれば楽しいし無限に努力できるし、
社会的にも今のところは価値があるので、お金ももらえるしみたいな感じ。
あとは自分が機嫌良く仕事できるから一緒に仕事する人とも仲良く仕事ができるし友達ができる。
仕事を通して友達が無限にできていくので、これっていいじゃんと思ったんですよね。
なるほどねー やっぱそれを見つけられコピーという世界といい関係が作れているわけですねジムさんはねー
そうですねー いやなんか僕はあの先年会議のコピーライター養成講座に行って一歩も鉛筆を
もらえなかった人なので なんかいいコピー書くと鉛筆もらえるんですよねあれって
もらえますね鉛筆で書かないけども 鉛筆で書かないけれども
十何個コピー出したけど全く評価されなくて 僕はコピーライト向いてないんだなって思ったから僕に合わなかったけど
ジンボさんにはぴったりこれがあって大好きな世界なんですね そうですね僕も全然もらえなかったけどね
あの時はね 天才なのになんでもらえへんのかなと思ったけど
そうそうそうあれ面白いよねコピーって自分が書いたやつはすごくよく見えるからね そうだよねー
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今見ると全然あかんのだけどもその時は尺度がないからさ だから全部よく見えるんだよね
だから僕はあれですよジンボさんの毎回の話を聞きながら もし僕は1000年会議のコピーライト養成講座を受けてなかったら全く
なんていうか脳知識で 何の反応もできないそういうことがそういうコピーがあったんですねみたいな
感じだけれども一応なんかそう勉強してたから なんかそう聞いたことはありますとかなんかあるよねっていう感じにはなる
からまあでもそれでも僕は コピーをそんなに好きじゃないし僕のマーケターとしてのスキルの中で一番苦手なところ
ではあるんですけどまぁでも一旦コピーライト養成講座を受けてそういうものがあるって いうことを知っておいたことは良かったなぁとは思いますね
話がわかるというか そうね
うん 世界間の共有はできるのでそこは良かったなぁって
思いながら それにしても好きやなぁコピーのことって思ってますけど
まああれだねこの80年代とかで言うと こういうレジェンドの人たちへのリスペクトはあるだろうね
なんか自分が猛烈に憧れた時にめっちゃ勉強した時の めっちゃ名前出てた人だからすごい憧れはあるよね憧れた感謝の気持ち
いうか 今の業界まあそもそもその業界に行きたいと思わせてくれた
そっかそっかきっかけでもあるし その業界でいいお金をちゃんともらえる業種にしてくれたっていう感謝もあるし
っていうところで 別にもう確かに無条件に尊敬するというか
っていうのがあるね コピーライターっていう職業を作ってるわけですもんね
そうだね
そこのだから働き方を定義したみたいな
無限の実例を持って思って働き方を定義した人たちなので まあそれはすごいよね
そうだねなるほど ファイトスタイルはさあそりゃねプライドのものはヒクソンが
出た時からずいぶん今はヒョードルが出て今はもっと変わってるけども でもやっぱりやっぱり最初の人が偉いんですよ
その文化を立てた人というかそこに才能が集まって もっともっとレベル上がっていくんだけども
最初にこの競技はすごいって思ってみんなが夢中で練習する 引力を作った人がやっぱり一番カリスマだと思うんだよね
だから今の芸人さんでもそうじゃん みんな芸人さん今面白いけども昔は面白くなかったんだよ
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どの芸人さんも面白くなかったしフリートークできなかったけど 松本ひとしというプレイスタイル競技ができたから
みんながそこに憧れ集まり腕を磨き 20年後にはみんながそこそこリアクションとか
アドリブでも面白いことが言えるようになった 競技を変えたわけですよね
やっぱりそうなると松本ひとしよりも大喜利が今上手いかもわからないけども若手の方が
でもやっぱり比べた時に松本ひとしの方がすごいじゃないですか なんか尊敬されるというか
そこはあると思うので僕の中ではそれはレジェンドのコピーライターたちであるわけですね
まあまっちゃんも大好きだけどヒクソンも大好きだけど
そういうことね
ちょっと熱いのかもね だから0年代はそんなに熱くはないかもね
コピーはいいコピーだからパッと聞けばわかるコピーはあるけど
そういうことかじゃあコピーの中でもジンモさんが一番好きなコピーが出てくるのが今やってる80年代
そうだと思う僕のコピーも割となんかちょっとこっち寄りだと思う今の時代としては
スローガンっぽいというかちょっと抽象度が高いと思う
すごいクラスターに向けてなんか横からくすぐるみたいなコピーよりはもうちょいなんかスローガンっぽいと思う
なるほどね面白い見方が違って面白いですね
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