2025-10-26 15:52

五輪書 #4


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サマリー

五輪書の第4回では、武士の心構えや技術の重要性について語られています。大工の例を通じて、物事の本質を理解し、自分の技能を磨くことが強調されています。また、合戦における戦略や組織のまとめ方についても言及されており、持ち場における役割の重要性が述べられています。

00:06
みなさんこんばんは。
ピアノを弾くのをやめちゃったんですよ。練習はしてるんですけれどもね。
あまりにも下手なのでね、ちょっと、みなさまにお聞かせするにはちょっとね。
本当にね、自分で楽しむのが関の山でございますが、
大工の道と武士の道
五輪の書を読み進めたいと思いますが、
まだまだ冒頭の部分でございますが、
五輪の書、千の巻の原文、
平方の道、大工に例えてあること、っていうところから読みます。
大将は、大工の統領として天下の兼ね。
兼ねっていうのはね、なんかね、物差しというか、
図面というか、なんかその寸法みたいなことらしいんですけれども、
天下の兼ねをわきまえ、その国の兼ねをただし、その家の兼ねを知ること。
統領の道なり。
大工の統領は、道頭、がらん、墨兼ねをおぼえ、
空殿、楼閣の差図を知り、人々をつかい、
家々の取り立つること。
大工の統領、武家の統領も同じことなり。
家を立つるに、木配り、植物の木ですね、木配りすること。
すぐにして、直線にして、すぐ、直にして、
すぐにして、節もなく、
三つ木の良きを表の柱とし、
少し節ありとも、すぐに、強きを裏の柱とし、
たとい、少し弱くとも、節なき、
木の御様、良きおば、しき、かもいと、生地と、それぞれにつかい、
節ありとも、ゆがみたりとも、
強き木おば、その家の強み強みを見分けて、
よく吟味して使うにおいては、その家、久しく崩れがたし、
また、材木のうちにしても、節多く、ゆがみて弱きおば、
足、しろ、ともなし、後には滝木、ともなすべきことなり。
技術を磨く重要性
統領において、大工をつかうこと、その上中下を知り、
あるいは徒小回り、あるいは徒生地、あるいは敷居、
天井以下、それぞれにつかいて、
足木には根太をはらせ、なお足木には楔をけずらせ、
人を見分けて使えば、その墓行きて、手際良きものなり。
墓の行き、手際良きというところ、物事を許さざること、
太陽、大きい小さいの大に陽神の陽、これね、
下道に出てくるんですけどね、太陽止め、
それからだって書くんですけれども、同じ音ですよね。
意味としては、中心になる部分と、
2番目に大事な部分というのが陽になるんですけれどもね、
太陽を知ること、木の上中下を知ること、
木というのは木ぐらいの木ですね、木の上中下を知ること、
勇みをつくるということ、無態を知るということ、
無防備に限界突破をすることを知るということ、
限界を知るということというふうに訳したほうがいいんでしょうかね。
レッドゾーンを踏み越えてやってもダメだということですよね。
平法の理、核の如し、平法の理、核の如しって書いてあるんですよね。
この章の最後にね。
ですので、ここでいう平法というのは、
合戦のことだと思うんですね、それとも合戦のことだと思うんですね。
ですので、ここでいう平法というのは、合戦のことだと思うんですね。
それと武将の組織のまとめ方というのを説いているように思いますね。
持ち場持ち場、得意分野を表に出させるように、不得意なことはさせないように、
それを自分の体で考えれば、不得意な技で勝負するより得意の技で勝負した方がいいというふうに
武将は言っているのかしらって思っちゃうんですよね。
不得意なところを見せるなとも聞こえますしね、隠しておけばいいのだと。
そういうふうに考えていくべきかということを簡潔に述べているように思いますね。
その次なんですけれども、一つ、平法の道。
子卒たる者は大工にして、手図からその道具を研ぎ、いろいろな攻め道具をこしらえ、
大工の箱に入れて持ち、当領の言いつくるところを受け、柱、鉱領をもてうなにて削り、
てのなたみたいな字ですね、床、棚をもかんなにて削り、すかしもの、掘りものをして、
よく金をただし、すみずみ、めんどうまでも、めんどうというのは馬の道って書いてますね。
馬の道、ちょっと注釈を見てみますと、めんどうと、
二つの建物の間をかけ渡す厚板なんですって。
めんどうまでも手際よくしたつるところ、大工のほうなり、
大工の技、手にかけてよくし、おぼえ、すみ金をよくしれば、のち当領となるものなり、
大工のたしなみ、よく切る道具をもち、すきすきにとぐことかんようなり、
その道具をとって、みずし、しょだな、つくえ、たく、またはあんどん、
まないた、なべ、のふたまでもたっしゃにするところ、大工のせんなり、
しそつたるものをかくのごとくなり、よくよくぎんやるべし、
大工のたしなみ、ひずまざること、とめをあわすこと、
ひずまざること、とめをあわすこと、
これ、かねへんにつつむってなんて読むんでしょう、
にてよくけずること、すりみがかざること、のちにひすかざること、かんようなり、
この道をまなばんとおもえば、かきあらわすところのひとことひとことに
こころをいれて、よくぎんみあるべきものなり、って書いてあるんですけれども、
かねへんにつつむなんですけれどもね、なんなんでしょうか、
かねへんにつつむ、かんなですって、かんな、なるほど、
かねをきでつつんでますよね、かんなって、
だから、へいほうのみちって書いて、しそつたるものから始まってるんですね、
武士の卒業の卒、しそつってなんでしょう、
武士の総称みたいな感じですね、どちらかといえば、
しそつは漢文において戦士や兵卒を意味します、
具体的には士官や上級兵と卒、兵士や下級兵を合わせた言葉で、
一般的に兵士全体を指します、
武士たるものはということでしょうね、
結局、大工のように、道具を研ぎ、というのは刀を研ぐということでしょうね、
技術を研ぐというか、もちろん刀も研ぎ、
全てを磨くということでしょうね、
大工のたしなみ、よく切る道具を持ち、
武士のたしなみは、よく切れる刀を持ちということでしょうね、
研ぐこと寛容なり、と書いてますね、
その道具をとって、いろんなものまでも作る技術があり、
ある大工のようでなければならない、と、
武士たるものを書くのごとくなり、よくよく吟味あるべし、
真理を求めて
よくよく吟味あるべし、
武士の独特の表現ですよね、
語尾によくよく吟味あるべし、
よくよく心すべし、
よくよく心すべし、
寛容なり、
平法の道を学ばんと思わば、書き表すところの一言一言に心を入れて、
よく吟味あるべきものなり、
ここに書かれてある言葉の一つ一つを、よくよく吟味しなさい、
ずっと読み進めていったら、
いろんな、最初には分からなかった部分が分かってくるような気はするんですけれどもね、
これね、私ね、一番最初ね、高校生の頃に読んだんですね、
読んだというか、訳文をね、ざっと読んだんですが、
訳文を読んでもね、何のことかさっぱり分からなかったですね、
ほんと、で、今ね、こうやって、再び、
というか、私にとっては最初のような感覚で読んでるんですけれどもね、
非常にすごいことを書いてますね、
どう言ったらいいんでしょうね、
だから、稽古するときにね、師匠から教わるときに、
全ての言語と学問に通じるように学べと、
教えるほうは教えるほうで、
全ての道に通じるように教えなさい、
して、両方にそのように言ってましたでしょ、
まあ、そこら辺がね、すごいところなんですが、
まだまだすごいことがいっぱい出てきますので、
どうぞ皆様、楽しみにお待ちくださいませ。
よくよく吟味あるべし。
はい、では、今日はこの辺にして、
明日は、この兵法の書5巻にしたつること、
なぜ5つに分けたかっていうところに入っていきます。
はい、では今週も本当にお疲れ様でした。
また来週も、よくよく吟味していきたいと思います。
では、ごきげんよう。
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