相撲の魅力
みなさん、こんにちは。今日は終軍の日ですよね。
終軍の日をどうやって過ごしたらいいかというのが、いまいち分からないんです。
お墓参りをして、いろいろあると思うんですけれどもね、
みなさん、どのようにお過ごしになっていらっしゃいますでしょうか。
私は家にただひたすらこもっております。
昨日、安先生の授業で、お相撲のお話が出たんですね。
元伊勢川浜親方で、現在、現在が、何親方でしたっけ。
失礼しました。
元宮城の親方がおっしゃった言葉を、ちょっと間違えてお伝えしたのですが、
正確にはね、うちは幕下まで上がったら、後は私が責任をもって昇進させるっておっしゃったんですね。
幕下って600名の力士の中のちょうど中間地点なんですけれども、
序の口が40名、序二段が210名、三段目が180名なんですね。
それが、これぐらい暗算でしたらいいんですが、430名なんですね、三段目までが。
そこを抜けたらね、下から数えて430名を抜けたらね、
あとはもうマンツーマンで、親方が責任をもって教えるって断言なさっているんです。
それを知ったのは、元NHKのスポーツアナウンサーで、藤井康夫さんという方がいらっしゃいまして、ずっと大相撲をなさっていたんです。
有名なのは、女子マラソンのインタビューをされたんですね。
初めて女子マラソンが実況中継された時に、
失礼しました。
有森優子さんにマイクを向けて、自分を褒めてあげたいと思いますっていう、あの一言を聞き出した方なんですね。
その方が、去年でしたっけ、今年でしたっけ、一冊のお相撲の本をお出しになったんです。
土俵の魅力とひわっていう御著書なんですけれどもね、これに書いてあったんですね。
ここに書かれていたことは、これを読んだ時、私の知らないこともたくさんございまして、懐かしいこととかもございましてね。
その中でね、知らない、知らなかってびっくりしたことはですね、多摩和史籍のことですね。
今、連続出場回数の記録を日々塗り替えてらっしゃる多摩和史籍です。
多摩和史籍が入門されたきっかけっていうのは、非常に変わってまして、ご存知の方もあるかもわかりませんが、
多摩和史籍のお姉さま、実のお姉さまは、非常に天才肌で、非常に優秀な方で、東京大学の大学院にご在籍だったんですね。
私の師匠である安先生と同じですよね。
そのお姉さんを頼ってね、日本に遊びに来るんですね。
そうしましたら、一人で両国の方を歩いておりましたら、
北野富士との思い出
お相撲さんにスカウトされるんですよね。
体が大きいということでね、目について。
その時は隔竜じゃなくてね、誰でしたかしら。
やっぱり隔竜ですね。
隔竜にね、当時の隔竜に会うんです。
伊豆津部屋の見学に行ってね。
もちろんそれまでお相撲も何もご経験はなかったんですけれどもね。
サッカーとかバスケットをやってたらしいですね。
その玉橋関がね、後に相撲の歴史に名を残すことになるんですけれども。
玉橋関の一番好きな言葉というのはね、戦場所ね。
こういうインタビューに答えられたんですね。
負けた相撲なんですけどね。
負けた相撲に対してマイクを向けられた時、一言ということで。
今日の相撲は良かったと、非常にいい相撲だったというふうにおっしゃって。
それから何日か後でしたか。
それも負けた時ですね。
これでいいんだというふうな感じでね、お答えになって。
その時のお答えの内容がですね。
変な相撲で勝って名前を残しても意味がないっておっしゃったんですよ。
ドキッとしましたね。
やっぱり玉橋の強さってそこら辺にあるのかもわからないですね。
この本はね、非常にページ数も多く、内容も濃い内容だったんですけれどもね。
千代の富士が毎日、戦界の腕立てからね、一つ一つノルマをこなしていってたっていうお話とかね。
その時代からの、それ以前のこともずっと国民に記録してくださってるんですね。
私が知らないことをメモしているノートが出てきたんですね。
それはね、北野富士さんですね。
元横綱、北野富士。
巡業先でね、花道を下がる時にね、背中にね、お札をね、いっぱい貼ってくださったらしいんですよね、昔。
そういう時代もあったんですね。
回しについてなんですけれどもね。
本場所で締める回しは締め込みで、
それ以外に白い稽古回しというのがありますね。
あと、土俵入りする時の結晶回しがありますでしょ。
ちょうどね、重量が土俵入りする時は5番残してね、するんですよね。
あれなぜかなと思ってたら、結晶回しから取り組み用の締め込みに付け替えるためらしいですね。
それはちょっと知らなかったですね。
先ほどの北野富士さんについてなんですけれどもね、将棋に例えて強者と呼ばれてたらしいんですよね。
だから北野富士さんの芸妓時代の相撲というのは、記憶がないんですよね。
私唯一記憶があるのは、多摩の島が亡くなったというニュースをね、
多摩の島の病院の入り口で車から降りた時に、大勢のカメラマンから聞かされるんです。
その瞬間にね、北野富士様がね、ほろっと涙を流された。
それはね、幼な心に衝撃でしたね。
やはりね、ライバルとはいえ、そういうご関係だったんですね。
本当にびっくりしました。
あとはね、東西南北の不差ですよね。
青不差、白不差、赤不差、黒不差。
その角っこに不差がありまして、
青不差下は元何々で、親方の名前をおっしゃって審判の障害がありますね。
青白赤黒っていうのは、やっぱり木虎古墳の四神、四つの神ってありますでしょう。
清流と白虎と須作と玄武。
清流ってあの流ですね、青い流って書く。
あれが東側に必ず書かれてるんですね。
西側は白虎なんですね。だから白草で。
須作はオレンジ色のホウみたいな感じですね。
あれが南側で赤ですね。
玄武ってカメ大きなウミガメみたいなのと、首が長くなって蛇みたいなのと、合体したようなガメラみたいなあれですね。
あれが黒で北らしいんですね。
日本は太古の昔から当然南北はそうだったんですね、きっとね。
中国伝来のものかどうかというのはちょっとよくわかりませんが。
薬力師っていうのは小結び以上なんですが、呼び出しさんが2回呼んでくださるんですね。
伊勢川浜親方との対談で非常に印象に残ったのは、指導を最後まで諦めないことです。
これが私のモットーですっておっしゃいましたね。
春間富士については教えればすぐにできる子でした。
本人も教えられた通りにすれば勝つから面白くて、どんどん強くなる。
まるで安先生のお弟子さんみたいですよね。
そこで富士さんが言われた通りにやれるということ自体、それもセンスの一つですよねって返したんですね。
そうしましたら親方がいくら言ってもできない子の場合は、後ろにぴったりくっついて二人羽織りで手取り足取りを教えますっておっしゃったんですよ。
本当にすごいなって思いましたね。
うちの稽古は量が多いけれど、朝稽古は親弟子から横綱まで一斉に至高を踏むと。
稽古の時間以外はまずは居心地をよくしてあげることと、下の者から食事をさせることですって知りませんでした。
若者と相撲界の未来
これって昔は絶対親方からでしたよね。
もう下のものはお汁しか残ってないよとか、そんな時代もありましたよね。
やはり次の世代を育てるには、やっぱりそうやって種の内からせっせせっせと水をやり、土を加えて大切に大切にしていく部屋がやっぱり大きくなっていくんですね。
本当にそう思いました。
もう我が家には子どもはおりませんが、そういうふうに大切に大切に育てても子どもは飛び立っていきます。
また飛び立って行ってもらえなければね。
ちょっとそれはそれで問題ですよね。
最近、飛び立てない若者とかも多くございますが、飛び立って行ってくれることを喜ばなければいけないんですね。
それとね、お子様がいらっしゃらないことで別れられた方がいらっしゃったんです。お医者様でしたけどね。
その子と再婚されてね、一気にね、大きな女の子と小さい、ちょっとだから成人前の女の子ともうちょっと小さい男の子の
二児のパパになられたんです。
というのは、シングルマザーで頑張っていらっしゃった方と再婚されたんですけどね。
まあ、夢が叶ってよかったですね、ということでね。
本当にこれから、これからまあ種の内から芽が出てまた飛び立っていくまで頑張られるんだなっていうふうに思いました。
まあそれとね、私の3番目のピアノの先生っていう方が、お子様欲しいんですけどいらっしゃらない方だったんですけどね。
生徒さんがね、もうね、私たちの市内というか県内でもトップクラスじゃないかしら、すっごい数のお弟子さんなんですよ。
現役じゃそんな活躍されてない先生なんですよ。
自分でもね、演奏会とかされてない、本当に街のピアノの先生なんですけどね。
まあそういう方もね、いらっしゃいますね。
だから全員がまあ、子供のようなというかね、大きい子供から小さい子供まで本当にお世話になりましたね。
まあそんなことで、伊勢川浜親方についてお話いたしましたが、
私は実を言うと、離れ駒親方のかくれいファンでございまして、
昔はね、だから、昨日も安先生の授業で申し上げましたように、
ガロアのファンクラブには入ってなかったですけどね、ガロアがかっこいいとかキャキャキャキャ言ってましたね、友達と高校時代。
一方でね、有馬の巫女がかっこいいと、顔見たことあるのって言いたいですけどね。
いやここに美形男子って書いてあるって言うんですね。たったそれだけでね、もうねファンクラブできてましたね、何人かの。
本当にね、あの頃の少女時代の女の子の頭の中ってね、
今からではあんまり想像つかないですけれども、何かに突っ走りたいんでしょうね。
本当、まあちょっとガロアも10年ぶりに、何十年ぶりですか、すごいぶりにガロアという単語を思い出しましたので、安先生に感謝です。
では皆様、素敵な週分の日をお過ごしくださいませ。
今日も聞くだけで家が帰るレディを、東大卒中哲学者八先生の家庭教師のリトライ。
今は奥様と海外旅行中のサラバラバウルカンパニー様の提供でお送りいたしました。
どうもありがとうございました。ではごきげんよう。