香りの影響
Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことを、ゆるりと配信する番組です。
毎週土曜日に配信をしている、このMaple in Melbourneですが、毎月11日はソロポッドキャストの日ということで、こちらは7月11日に配信をしています。
本日11日は金曜日なのですが、私が参加していたもう一つの番組、After7の金曜日の配信はありません。
After7は、7月7日にて完結ということになりましたので、もうパーメルブリッジにて、ビリーさんと会うことはないんです。
1年間、毎週金曜日に配信をしてきたので、寂しい気持ちもありますが、ビリーさんの番組、赤組ラジオで元気なビリーさんの声を聞こうと思います。
皆さんも赤組ラジオをぜひお聞きくださいね。特に今週の水曜日に配信された赤組ラジオのエピソードは、絶対に聞いてくださいね。
現在、冬のメルボルン。日が暮れるのが早く、雨の日はとっても寒いです。
町にはユーカリの木があるのが、とってもオーストラリアらしいと感じるんですが、そのユーカリの中でもレモンの香りがするレモンガムツリーというのがあって、その木の近くを通ると、とっても良いレモンの香りがするんです。
そんな時、大きく息を吸って、ああ良い匂いって言葉が出てしまいます。
オーストラリアではユーカリのことをガムツリーと呼んでいるんですけど、なのでこのレモンの香りがする木がレモンガムツリーと言います。
それとは別にレモンマートルという名前の植物もあります。
オーストラリアに売られているハンドクリームにはこのレモンマートルの香りというものがあって、レモンのとても良い香りがするんです。
オーストラリアのお土産にぴったりだなって思います。
メルボルンの街を歩くと、カフェが多いのでコーヒーの香りがしたり、トラムに乗ってビーチへ行くと、潮風とともに海の香りがしたり、
街を歩くと、視覚での情報が多い中、香りというのもその場所、場面を印象付けるファクターの一つになりますね。
物を見た時にそれを印象付けるファクターとして、視覚というものがすごくパーセンテージを占めているように感じます。
人は見た目が9割というのを聞いたことがあります。
これ何でしたっけね?ちょっと調べてみます。
これはメラビアンの法則というそうです。
言語7%、聴覚38%、視覚55%という感情を伝達する際の各要素の重要性を表したものだそうです。
このメラビアンの法則、7%、38%、55%というのは、感情や行為が伝わる時にどの情報がどのくらい影響を持つかというのを示しているそうです。
つまり、話の内容よりも声のトーンや話し方や表情、仕草のほうが相手に感情や態度を伝える力が大きいということになります。
これには臭いというのは含まれていないんですよね。
この実験は話している時の情報伝達ということで、視覚と聴覚に限定して研究されたそうです。
臭いは選定が難しかったり、コミュニケーションの主成分とはされにくいという理由もあるそうです。
私たちは言葉を使うので、コミュニケーションの主成分に臭いは含まれないということでしたが、
犬や猫などの動物は、情報伝達において臭いの占める割合というのが多そうですよね。
臭いは感情に結びつきやすいとよく聞きます。
懐かしい香りとか、あの人を思い出す香りとか。
こうして考えると、香りって直接コミュニケーションには使わないけれども、
人や場所の印象を決めるとても大きな要素なんじゃないかなって思います。
声の印象
例えば、初めて会った人がいい香りをまとっていたら、それだけでなんか素敵な人だなーなんて感じたり、
逆にどんなに感じのいい人でも、なんとなく臭いが合わないと距離を感じてしまったり。
でも実は香りだけじゃなくて、印象って色々な要素で作られてるんですよね。
ポッドキャストのように音声だけで届けるメディアの場合はどうでしょう。
先ほどのメラビアの法則によると、話の内容は7%しか影響がなく、
声のトーンや話し方というのが38%を占めています。
声だけで印象を伝えるってすごく難しいけれど、面白いことでもあるんですよね。
だから言葉の意味以上に、どんな声か、話すスピードやリズム、息遣いまでが聞いている人の印象につながるわけです。
私も自分の声を通してどういう印象を持たれているのかなってちょっと気になっています。
私はポッドキャストを始めてから声を褒めていただくことが多くなりました。
自分では気づかなかったところだったので驚いていますが、褒めていただけるのはとても嬉しいことです。
私もポッドキャストを聞いていて、声からその方の雰囲気を感じたりしますが、
やっぱり声だけではなくて、使っている言葉遣いなどもその方の印象に大きく関わるなぁなんて感じています。
声って不思議ですよね。
声だけを聞いて、きっとこの人はこういう人だろうなって想像するけれど、
実際に会ってみると、え?というキャップがあるかもしれません。
私もメープルさんの声って落ち着いてますねとか優しそうとか嬉しい感想をいただくことがあるんですけど、
実際の私は見た目はどちらかというとふんわりとした感じではないし、
街中でもあまり声をかけられるタイプではないんです。
メープルの部屋やアフセブで会話をしている私と、
メープルインメルボルンでスクリプトを読んでいる私とは印象が違うところもあるかもしれませんね。
あと、声だけだと年齢もわかりにくかったりしますよね。
これまでに私がイベントなどで実際にお会いしたことのある方に、
私の声の印象と実際の印象のギャップがあったかどうかというのはちょっとわかりませんが、
どちらにしろ声から想像が膨らむのって音声の面白さだなって思います。
今このメープルインメルボルンを聞いてくださっているリスナーの皆さんも、
私の声や話し方からどこかにメープル像を描いてくださっているんですよね。
このイメージと実際の私ともしかしたらちょっとだいぶ違うかもしれませんが、
それでもこうして声を通じてつながれていることがとっても嬉しいなって思っています。
今日は香りのエピソードかな、印象についてのお話でした。
あなたは印象に残る香りや声との実際のギャップがあった経験などがありますか?
よかったら教えてください。
メープルインメルボルンでは皆様からのお便りやリクエストをお待ちしております。
お便りフォームからは匿名でメッセージを送っていただけます。
番組のご感想など簡単なメッセージでもいただけましたらとっても嬉しいです。
本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
よかったら番組のフォローと評価をよろしくお願いいたします。
ここまでお聞きいただいたあなたに、今日のメープルクイズ。
先週、私はカフェで日本のお母さんがよく作るあるものを食べました。
それは一体何でしょうか。
正解は概要欄をご覧ください。
それでは今日はこの辺で。
メープルでした。