メルボルンでの生活
Maple in Melbourne。こんにちは、Mapleです。
この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが見たり体験したり感じたことをゆるりと配信する番組です。
毎週土曜日に配信をしているこのMaple in Melbourneですが、毎月11日はソロポータキャストの日ということで、こちらは6月11日に配信をしています。
6月に入りましたね。
メルボルンの6月は冬の始まりです。
紅葉も終わり、落ち葉が舞い散るこの頃なんですが、お天気の良いぽかぽかした日は気持ちがいいです。
日本は雨の多い時期かと思います。
雨が苦手な私は、梅雨時期は本当に気持ちがどんよりしていました。
そんな梅雨時期をスペシャルマンスにしようということで、今月のMaple in Melbourneは毎週Mapleの部屋をお届けします。
先日6月7日の配信は、現在お休み中のおじさんのアウトプットからドスコイさんにお越しいただきました。
次回の配信は一体どうなったでしょうか。
ぜひお楽しみにしてくださいね。
そして、今月はもう一つお知らせがあります。
ポッドキャスト番組、「しゃべり足りない部のまいこーさんが企画をされている雑談系ポッドキャストの日vol.3」に参加させていただきます。
こちらは、6月18日から22日の毎日、いろいろなポッドキャスト番組さんが配信されます。
このMaple in Melbourneは、20日の金曜日の朝に配信をします。
この雑談系ポッドキャストの日、通称雑報デーは、今回が3回目になります。
Maple in Melbourneは、初回から参加させていただいていて、この企画がきっかけで聞かせていただくようになった番組もあるので、今回も新しい出会いがありそうなので楽しみにしています。
まいこーさんがプレイリストを作成してくださると思うのですが、今回参加されている番組さんのエピソードが集まったプレイリストというのも既に作ってくださっています。
雑報デーが始まる前にどんな番組さんが参加されているのかなと思った方は、そのプレイリストを概要欄に載せておきますので、ぜひチェックしてみてください。
少し前にSNSを見ていたら、あるショート動画が流れてきました。
セダイの違う2人が左右に立って、言われた言葉について、せーのでジェスチャーをするんです。
例えば電話をするって言われたら、2人はせーのでそのジェスチャーをするんですけど、
一人は手でアロハのような形を作って耳元に当てましたが、もう一人は片手に持っているであろうスマホを反対の手でタップする動作をしたんです。
次は写真を撮ると言われると、一人は目の前に指で四角形を作ってカメラ、シャッターを切るような動作。
もう一人は片手を伸ばして少し上に上げて、笑顔になって自撮りをする動作でした。
次にメモを取ると言われると、一人はペンを持って何かを書く動作をして、もう一人はスマホに文字を入力するような動作をしていました。
この動画に出てくる人たちは日本人ではありませんでしたけれども、日本人でも同じような違いが出るのかなぁなんて思いますし、私だったら絶対にアロハをやっちゃうし、カメラを構えるし、ペンを持つなぁって思いました。
昭和生まれの私と同じく昭和生まれの私の親世代では、こんなにもジェスチャンの差っていうのは生まれないのかなぁなんて思いますし、時代の変わる早さっていうのを実感します。昭和平成令和と年号が変わる時代を生きられてよかったなぁなんて時々思うんです。
一週間スマホなしで生活できるなんて聞かれたら、あなたはどうですか。
昔の情報収集ツール
昭和生まれの私と同世代の人なら、スマホなんてなかった時代を長く経験しているんだから余裕だわって思うかもしれません。
スマホのなかった時代は、情報は雑誌やテレビから収集。どこか行くときは、東京ウォーカーや横浜ウォーカーなど雑誌を見てイベントを探したり、もちろん旅行のお供はルルブ。海外旅行は地球の歩き方が必須アイテムでした。
ちなみに、世界的に有名な旅行情報誌の一つにロンリープラネットというのがあるんですが、知っていますか?
このロンリープラネットというのはですね、1972年にトニー・ウィラーとモーリン・ウィラーさんというご夫婦がロンドンからアジアを経てオーストラリアへの陸路旅行を終えて、メルボルンに到着したんです。
その経験をもとに、1973年にメルボルンの自宅で初のガイドブック、アクロクス・アジア・オン・ダ・チープというのを出筆、そして出版。これがロンリープラネットの始まりだそうです。
このロンリープラネットは長年にわたり、メルボルンを本拠地として活動してきたんですけれども、2020年のパンデミックの影響で、メルボルン、そしてロンドンのオフィスの大部分を閉鎖して業務を縮小する決定をしたそうです。
私はロンリープラネットという旅行誌の名前は知っていたんですが、まさかメルボルンとこういった繋がりがあるとは知らなかったので、ちょっとびっくりしたお話です。
きっと多くの人がこのロンリープラネットという旅行情報誌を使ったと思うんですが、旅行の予約というのも、私は雑誌でよく調べていましたね。
abroadという分厚い雑誌で海外ツアーを探したり、それこそそのabroad、電話帳ぐらいの厚さがあったんですけど、電話帳って見たことがありますか?
電話帳はハローワークとタウンページというのがあって、タウンページは企業の店舗向けのもので、ハローページは個人向けに電話番号を掲載していたんですよね。
個人の電話番号が載っていたなんて、今思うとちょっとびっくりなんですが、そのハローページ自体は2021年に終了しているそうなんですね。
そういった旅行の予約、あとはですね、アルバイト情報も雑誌で調べてましたね。トラバーUとか、フロムAなんていう雑誌を見た記憶があります。
あと時刻表もありましたね。私はですね、時刻表を調べるのがすごく苦手だったんですけど、電車好きの人にはバイブルのような存在だったかもしれません。
時刻表を使ったミステリー小説などもありましたね。
それから友達との連絡も家での電話が主流でした。子供の頃、家にはですね、まだ黒電話があったんですね。なのでまさにダイヤルを回していました。
玄関に座って友達と長電話をしつつ、手持ちぶさたに靴を磨いたりしてましたね。
電話が置かれた横にはですね、書き込んである電話帳、家の電話帳というのがあって、それを見ながらお友達の中に電話をしてたんですけど、よくかける仲の良いお友達の電話番号を覚えていましたね。
その後ですね、黒電話から親機と子機に分かれているプッシュボタン式の電話に変わって、自分の部屋にですね、子機を置いて自分の部屋で電話できたというのは嬉しかったですね。
そして外出の時というのは単行本を持って出かけていました。電車の移動時間とか待ち時間によく小説を読んでいました。
スマホの重要性と不便さ
なんだか懐かしいことを思い出してしまいましたが、そんな時代を過ごしている私なのだから、今ですね、1週間ぐらいスマホがなくなっても大丈夫なんて思うんです。
でも実際にはそんなわけにはいかないようです。
スマホを使う私側が必要ないと思っても、スマホを持っていないことでできないことっていうのも多くなっているんですよね。
例えば情報を得たいと思っても、詳しくはこのQRコードを読み込んでくださいってなっていたり、飲食店でのオーダーもスマホでメニューを見てオーダーするシステムのところがあったり、
順番が来たらテキストしますので登録してください、などなどスマホありきでのサービスが多くなってきているなって思います。
そして友達に連絡したい時には相手の携帯番号は覚えていませんし、手帳に電話番号も控えていません。
公衆電話もないですしね。見つけたとしても、公衆電話からの電話に相手が出てもらえる可能性っていうのも低いですよね。
公衆電話といえば、実際にこの公衆電話を使ったことがないという若い方が多いそうで、公衆電話の使い方、どうやって切るのなんてね。
困惑していた人の動画を見た時には、本当にジェネレーションギャップを感じましたね。
私は日本に一時帰国の際、ポケットWi-Fiを借りるのでネット通話はできます。
でも日本で使える電話番号というのがないので、何かの予約をする時に連絡先を聞かれて困る時というのが時々あります。
どうしても電話番号が必要であれば、SIMカードを使うなどして方法はあるんですけど、私から電話をすることというのがあまりないので、短時間であれば必要がないかななんて思って、今までWi-Fiだけでやってきてましたね。
現実問題、1週間であってもスマホなしの生活というのは、自分の気持ちだけならなんとかなっても生活するのには不便なのが現実かなと思います。
デジタルデトックスと世代間のギャップ
テキストやLINEが気軽にできますけれども、返事が遅いとどうしてって思われたり、逆に記録スルーをされて気になったりすることというのもあります。
スマホがなかった時は、学校や仕事から帰ってきてからの時間というのは、自分から電話をしない限り人と連絡を取れませんでしたから、誰とも繋がっていない時間というのがありました。
でも、今はいつでもどこでも誰とでも繋がれる、繋がってしまうので、逃げ場のような場所が見つけにくくなっている気もします。
世界中のどこにいても、スマホひとつで連絡が取れて、繋がれるとても便利な時代になりました。
もう少しすると、スマホのない時代を知らない人たちばかりになりますね。
昔話は老害になりがちですが、この変化の激しい時代を体験できたことは、私的にはちょっと良かったなって感じています。
そんな私ですが、朝起きてスマホで天気を調べ、移動の際にはスマホで乗り換え情報を見て、
やりとりも電話よりテキスト、カフェを調べるのもスマホ、
こんだてを調べるのもスマホ、もちろんポートキャストを聞くのもスマホです。
なので、私はスマホなしの生活は1週間でも今は厳しいだろうなって思い始めています。
デジタルデトックスという言葉も生まれました。
スマホやパソコンからしばらく離れることで得られる気づきがあるようです。
新しいものについていく大切さと、それを使うかどうかを選ぶ大切さ、
便利さと不自由さの裏表をうまくひっくり返しながら、自分にとっての快適さを見つけていきたいですね。
今日は、世代間のギャップの話から、ちょっとした昔話とスマホがある生活についてのお話でした。
あなたはスマホがない1週間を過ごしてみたいですか?
過ごせますか?
よかったら教えてください。
メープル・イメルボルンでは皆様からのお便りやリクエストをお待ちしております。
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本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
よかったら番組のフォローと評価をよろしくお願いいたします。
ここまでお聞きいただいたあなたに、
今日のメープルクイズ。
少し前に駅前の信号待ちをしている時、向こう側に立ちながらピザを食べている人がいたんですが、
その瞬間、その人のピザが盗まれました。
一体どうしたのでしょうか。
正解は概要欄をご覧ください。
それでは今日はこのへんでメープルでした。