では、この法案が通ると、どんなメリットがあるのでしょうか。
まず、通勤がなくなりますから、通勤時間がないというのは楽になりますよね。
メルボルンシティなどは、通勤ラッシュもありますし、車も混み合います。
そして、子育て世代にとっても、家にいることでできることというのが多くなって、
仕事と家庭や育児の両立というのがしやすくなりそうです。
これは子育てだけではなく、介護なども同じように考えられるかもしれませんね。
子育てをしながら働けるとなると、女性にとって働きやすくなったり、
障害があることで外出がしにくいという人も、働けるチャンスが増えるかもしれないですね。
また、通勤がなくなると、住んでいるところがどこにいても働くことができるとなりますね。
これらは感覚としても、今現在実際に毎日出勤しなくてもいいという職場で働いている人も結構多いかななんて感じますね。
一方で、全ての人にとってポジティブな変化とは限らないという意見もあります。
例えば、医療や教育、サービス業など、
そもそもリモートワークができない職種との不公平感というのはありますね。
これは対面しないとできないこともたくさんあるので、ここの問題はかなりあると思います。
それから、チームワークの低下ということも言われています。
パンデミックの際に、100万人以上の職種が職場で働いていて、
リモートになったのですが、オンラインでミーティングが続いた時、対面よりもオンラインミーティングの方が疲れるという声もありました。
また、職場でちょっとした会話をすることがどれだけ気分転換になったり、
クリエイティビティーに影響があったのかということに気が付いたという話も聞いたことがあります。
それから、オフィス街や都市部の経済への影響もあります。
パンデミック後にですね、外出が可能になったにもかかわらず、リモートワークを続ける人が多かったために、
メルボルンシティにある会社に通勤する人が戻らなかったんですよね。
そうすると、シティにある飲食店に行って、
そういったところが閉店を余儀なくされるという事例を実際に見ました。
そういったこともあって、メルボルンでは週に一度は出社するようにと、
会社側から社員に出社を促す会社というのも、このパンデミック後はありましたね。
パンデミックの際にフルリモートが可能ならということで、
郊外に引っ越しした人もその時多かったんですね。
そうすると、物理的に会社に出社することができなくなった人がいた場合に、
出社をしなければできない仕事というのが発生した時は、
出社が可能な人しかできなくなって、
仕事の量がフェアではなくて、
雇用する側も働く人にどれだけ柔軟に対応すればよいのかという、
そういったジレンマも生まれそうです。
問題点として挙げたこのようなことは、
ビクトリア州の商工会議所やメルボルン市長も指摘しているというふうに記事にありました。
このようなことは、ビクトリア州の商工会議所やメルボルン市長も指摘しているというふうに記事にありました。
政府はこの法案を2025年中に衆議会に提出して、
2026年の施行を目指しているそうなんですね。
もう2026年って来年ですよね。
このタイミングは、実は次の州選挙の直前になるんです。
なので、政治的な影響を受けて、
さらに法案が成立するまでには、
国民から意見を聞くパブリックコメントの募集や、
業界ごとの調整、例外規定の検討などなど、
まだまだ議論が必要になりそうなんです。
今回は、このような議論の中で、
このような議論の中で、
ニュースで見たビクトリア州の
週2日リモートワーク法案についてのお話をしてみました。
インターネットのない時代を長く経験している昭和生まれの私にとっては、
働き方の変化というのは、本当に早くて驚いていますし、
そして戸惑いつつも、できるだけ追いつこうということで、
結構必死ですね。
これからを担うネットネイティブ世代とか、一緒に働く
ちょうどこの狭間の時代に、働き方の改革というものが
どうやって変わっていくのかということも
興味深いところではあります。
皆さんは、週2日の在宅勤務についてどう感じますか?
もう実践しているよ、とか、やりたくてもできない仕事だから羨ましいよ、
フルリモートだからたまに出社したいな、
などなどいろいろな意見や感想があると思います。
仕事と時間と良かと、いわゆるワークライフバランスの大切さ
などが言われるようになって、日本もこれまでに
農産業でを設けようという試みもあったと聞いているんですが、
どうですか?今でもこれは実行されているんですか?
そういうことになると、逆に仕事時間が長くなってしまう
という話も聞いています。自分の生活に合った
働き方が見つかることは、クオリティ・オブ・ライフの向上に
とても重要な要素になりますよね。
オーストラリアは、週末や休日出勤には時給が上がります。
休日に働いているということの手当がしっかりしているんですね。
飲食店では、週末のサービス料というのが発生します。
私も週末にカフェに行くことも多いんですけれども、
その時は10%から15%のサービス料が加算されます。
これは、休日に働いてくれてありがとうという気持ちを持つと、
気持ちよくサービス料が払えるような気になる…かな?
かも?そんなふうに思います。
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それでは今日はこの辺で、メイプルでした。