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おはよう、こんにちは、こんばんは。マンガについて喋るラジオ、略してマンラジのうっちーです。
この番組では、通勤時間、片道2時間をマンガとポッドキャストに捧げる30代男性である私、うっちーが、大好きなマンガについて自分なりの解釈を入れたり、感想やあらじなどを好き勝手に話して、毎週土曜日に配信していくという番組です。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回、リスナー様よりテーマをいただきました、誠にありがとうございます。
今回テーマをいただきましたのは、お名前がグーランでメッセージいただきましたので、特命様ということで話をさせていただきます。
いただきましたメッセージ、読ませていただきますと、マンガの話、聞かせていただいています。中には、読んでみたいと思う作品もありまして、いずれ読むマンガとしてメモをしたりしています。
以前、他の番組さんでラーメン発見伝、ラーメン最有機を話しているエピソードを聞きまして、読んでみたいなと思っています。
うっちーさんはこの作品知ってますか?知っていたら、うっちーさん的にはどう思っているか聞いてみたいです。というメッセージをいただきました。誠にありがとうございます。
ということで、今回のタイトルはこちら。
ラーメン最有機のラストほど素晴らしいエンディングはない。
ということで、今回ラーメン発見伝シリーズと言ってもいいですかね。
ラーメン発見伝、その続編のラーメン最有機あたりを話すんですけども、一応このさらに続編でラーメン最有機という話もあります。
音だけ聞きますと、2作目もラーメン最有機、3作目もラーメン最有機となっているんですけども、
2作目のラーメン最有機は、才の字が才能の才、天才の才という表現でもいいんですけども、
それに対して3作目のラーメン最有機は、こちらの才は再びとか一度中断したものを再開する時の才という字でございます。
音声だとどうしても伝わりにくいんですけども、今回はこの1作目のラーメン発見伝、2作目のラーメン最有機をメインに話させていただきます。
ちなみに今回メッセージいただきました中で、他の番組さんでラーメン最有機とかを話されているってことなんですけども、
どの番組か記載なかったんですけども、ポッドキャストとかの番組で調べてみますと、
意外と多くの番組様がラーメン最有機とかラーメン発見伝話されてますね。
僕も聞いている番組さんの中ですと、こじらせ平成ヤババさんとかもあるんですけども、
この2人が話したラーメン発見伝とかの話はめちゃくちゃ面白いです。
正直これから僕が話す内容よりも面白いと思いますので、ラーメン発見伝とかラーメン最有機、
もしよろしければこじらせ平成ヤババさんの話聞いてみていただければなと思っています。
ただ、僕なりにこのラーメン発見伝シリーズ話させていただきますと、
とにかくこの作品めちゃくちゃ面白いです。
発見伝も最有機もエンディングとかラストバトルとかが本当にいいです。
今回そのエンディングとかで話そうと思ってこのタイトルにさせていただいたんですけども、
先日ポッドキャストウィークエンド参加させていただいた際に、マンラジのほうで
僕、話の根本となる部分とか一番のお勧めポイントをさすがに話しすぎていると、
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ネタバレしすぎているよというふうに指摘いただきまして、
今回からがっつりとネタバレした部分とか本当にお勧めポイントとかネタバレ上等というところは
アフタートークのところで話させていただきまして、
本編のほうはざっくりとしたあらつじとかネタバレ少しくらいの話で話させていただこうかなと思っております。
ということで初めての試みではあるんですけども、どうなるかわからないですけども、
ご感想とかいただければ幸いでございます。
ではこのラーメン発見伝シリーズにして、まずラーメン発見伝についてのあらつじを話させていただきますと、
ラーメン発見伝、この話は藤本というある商社に勤めるサラリーマンが主役の話です。
この藤本くんは昼間はサラリーマンとして働いているんですけども、
夜は自分で屋台を引いてラーメン屋をやっているという青年です。
なぜこんなことをしているのかと言いますと、サラリーマンとして働いてお金を貯めて、
将来自分でラーメン屋をやることが夢です。
夜中に屋台を引いて、実際に自分のラーメンは美味しいと思ってもらえているのかなど、
調査をしたりラーメンの研究をしています。
ただ会社に副業しているのがバレるのはまずいので、藤本くんが夜に屋台を引いているというのは、
同僚OLの桜さんだけが知っていて、その桜さんは藤本くんの夢を応援してくれています。
藤本くんは商社に勤めているんですけども、
大阪から転入してきた新しい上司、四ツ谷課長がレストラン事業を立ち上げると、
例えばショッピングモールの飲食コーナーにお店を立てるよとか、
その商社が関与している飲食店のアドバイスをしたりとか、
必要なものを仕入れる交渉をするといった仕事をしていきます。
そういった飲食に関わる事業に触れていき、
藤本くんとしても自分のラーメン開発において、仕事から様々なヒントを取り入れていきます。
この過程で様々な人と交流をします。
飲食店の事業の中にはラーメンに関わる事業も多いので、
様々なラーメン職人さんに出会ったりとか、
ラーメンの評論家アリスさんと出会ったりもします。
ただ、その中でも一番印象が強いキャラクターであるのが、
芹澤達也にも出会います。
この芹澤達也はラーメン製流房という屈指の人気店を営んでおりまして、
職人として超一流でありますし、
また続編のラーメン左右記ではっきりとその手腕を見られるんですけども、
ラーメン屋のコンサルタントとしての腕も超一流という方でございます。
そういった関係性もありまして、
藤本くんが勤める商社で受け置くはずの事業、コンサルタント事業とかで、
芹澤達也とラーメン屋の件でバッティングするという機会も大変多くて、
仕事の面でこの芹澤達也はライバルとして立ちふさがります。
ただ、ただのライバルではなくて、
藤本くんに対して様々なアドバイスを授けたりもする、
藤本くんの職人としての腕を引き上げていくという師匠のような一面もあったりします。
こういった風に藤本くんと藤本くんにとってのライバルであり師匠であり、
作品としてのヒロイン的な面もある芹澤達也との様々なラーメンバトルを描いている作品が
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ラーメン発見伝でございます。
これがラーメン発見伝でして、
その続編のラーメン最悠季、こちらの2作目は
才能の才が字に使われているラーメン最悠季ですね。
こちらは1作目で師匠兼ライバルでありました芹澤達也を経営しているコンサルタント会社の話になってきます。
この芹澤達也の会社にしおみゆとりという新入社員が入社してくるところから話は始まります。
このしおみ、まず芹澤が経営しているというラーメン屋のラーメンを食べてみたときに、
このラーメン、いまいちかな、簡単においしくできるよということを宣言します。
まだ新入社員になるための面談に来ただけであり、しかもこのしおみゆとり、
ラーメンを生まれて初めて食べたのは半年前だと。
半年前にラーメンを食べておいしくて、それでラーメンで働きたくなったよという情勢でした。
なのでラーメンを食べたことあるという経験も少ない、
そんな新入社員がいきなり社長に喧嘩を売るような大口を叩くという。
社員たちが見守る前でしおみゆとりはラーメン作りを始めます。
が、確かにラーメンの味を上げることに成功します。
なんだこの新入社員はと思う中、しおみゆとりは有名料理研究家の娘であるということがわかります。
料理研究家である母に様々な料理の基礎を叩き込まれた天才料理人しおみゆとりが、
ラーメン職人としての腕を磨きながらも、またラーメンのコンサルタントとしての仕事をこなしていきまして、
ただのラーメン職人ではなく、いいラーメン屋としての勉強をしていくというのがこの2作目でございます。
どちらかというと1作目のラーメン発見人は、うまいラーメンとは何かを問う作品に対して、
2作目のラーメン採用期は、いいラーメン屋とは何かを問う作品だったりもします。
ちなみに今連載中の3作目、ラーメン採用期。
こちらは採の字が再びという字の採なんですけども、
こちらはラーメン職人としては峠を過ぎたということを感じた芹澤達也が引退を決めますけども、
第一線を築いた自分だからこそ、新たな形のラーメンを探求できるんじゃないかという、
いわばラーメン職人としての終活、終わる活動と書いての終活を考える作品でして、
これはこれですごい面白いです。
例えばラーメン屋の後継者の話であるとか、繁盛しないラーメン屋をラーメン屋としてではなく違う形で再生させる話、
他にも失敗したラーメン職人がラーメンなどの自動販売機を経て新たな新居に到達する話など、
順風満帆ではない、様々なラーメンに関わった人物達の話が出まして、
今までのシリーズのようにこれから成功させていきたいとか、
才能ある人物がうよ曲折を経て成長していく姿といった、
今までの2作とは違ったテイストになっておりまして、
これはこれで素晴らしい作品になっておりますので、
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この3作目のラーメン再生機もぜひともお勧めしたいなと思っております。
というのが3作にわたっておりますラーメン発見年シリーズでございます。
このシリーズ本当に面白いです。
今触れてもおりますけども、
3作にわたって違った形のラーメンに関わる人物達を描いておりまして、
それで違った形の作品として楽しみ方ができますし、
さらにといいますか、この3作を通して重要キャラクターとして出てくる、
セリザー達也が本当にいいキャラをしているんですよ。
ネットとかでラーメンハゲとかで検索いただけるとこのセリザー達也出てくるんですけども、
ネット界隈ではかなり有名なキャラクターではないかなと思います。
ちなみにラーメンに自分の髪の毛が入らないために髪の毛全剃りしているという設定なんですけども、
こういった設定のキャラって漫画作品でたまに見ますよね。
例えばチチトコという漫画に出てくるケーキ屋の方とかですね。
この料理のために髪の毛全剃りキャラでは一番有名なのがセリザーさんじゃないかなと思います。
このセリザーさん有名な理由がラーメンハゲというネーミング以外にも、
結構毒舌っていうのが有名じゃないかなと。
有名なところではラーメン発見でにおいて藤本君との出会いであるエピソード。
藤本君がラーメン清流坊というセリザーの店に行った時に、
あゆの風味のラーメンを食べるんですけども、
このセリザーの店ではあゆの風味のラーメンの薄口と濃い口がありまして、
薄口の方はあゆの風味がしっかり感じられるんですけども、
濃い口の方は正直あゆの風味感じられないんですね。
ただラーメンにおいて味が濃いのが好きだよという方が多いこともありまして、
お客様は濃い口を頼む方が多いんですよ。
でもその時に藤本君は濃い口を食べてみて、濃い口の方はあゆの風味全然感じられないじゃん。
これであゆの風味を感じるラーメンと書いてお客様に出している。
こんなの詐欺じゃないかという風に怒るんですよ。
それに対してセリザーさんが放った名言が、
奴らはラーメンを食ってるんじゃない、情報を食ってるんだという名言が出ます。
これは客側は美味しいラーメンを食べてるつもりでも、
本当に自分の舌でこのラーメン美味しいと感じてますか。
このラーメンにはあゆの風味がすごいよとか濃厚な味とか、
そういった宣伝を見て食べることで、
自分はあゆの風味がすごいラーメンを食べてるんだなとか、
濃厚な味のラーメンを食べてるんだなとか、
そんな気になっていないかということをセリザーさん言ってるんですね。
結局、あゆの煮干しとかの風味を付けるために濃い口の方は正直、
あまりあゆの風味を感じないようにそこまで手間暇かけれてないと。
薄口の方はしっかり手間暇かけてるよというのがセリザーさんなんですけども、
これに関してもセリザーさんは、自分は薄口の方が美味しいと思ってると。
お客様の中には本当に舌が濃いてて、
自分が本当に食べてほしい薄口ラーメンを美味しいと感じてくれる人もいると。
そういった方には本当に美味しいと思っていただける方には、
美味しく手間暇かけたラーメンを食べてもらいたいと。
そういった本当に自分の味が分かってくれる方に手間暇かけたラーメンを出すために、
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正直味の分からない商法を食べてる客には利益率の高い濃い口ラーメンを出してるんだ。
それで稼いでるんだというのがセリザーさんなんですね。
このセリフ、やっぱり毒舌とは思うんですけども、ドキッとすることあるんですよね。
確かに何か食事するとき、ラーメン食べるときとかですよ。
このラーメンはこういうラーメンですよと説明されると、
そんな気がしてきたなという風になるんですよね。
濃厚という文字を見れば、確かにこのラーメン濃厚だなと思ったりとか、
塩の香りを感じると書かれば、そんな感じするなとかね。
やっぱり丈夫に踊らされてるのは確かにあるなと感じますね。
そういった意味で痛いところをついてくるのがセリザーさんの特徴なんですけども、
これ以外にも数々の名言があります。
例えば、1時間が30分より長いとは限らない。
このセリフはとある飲食店外で、
セリザープロデュースの店と藤本プロデュースの店での売り上げとかを争っていたときなんですけども、
藤本プロデュースの店は外で行列を作ってるのは、
この店混んでるなと思ってお客さんが来ないかもしれないということで、
お客さんをなんとか行列作らないようにさっさとお店の中に入れると。
でも店内で注文から料理が出るまで30分くらいかかってしまってるよっていうお店でした。
一方、セリザーさんの店の場合は、店の前に行列とかを作ってるんですね。
それで1時間くらい待たされるよってこともあると。
ただその代わりに店に入ってからは、注文から料理までが比較的早いよというふうにしてました。
この状態が続いたとき、藤本君の店は客足が減るものの、セリザーさんの店は繁盛を続けました。
これなぜかというと、お客様は店に入る前は店からサービスを受ける立場にない。
自分が並びたいから並んでるという精神が働きます。
が、一方で店に入ってからですと、店に対してサービスを求めるようになります。
なので、待つ時間が1時間行列に並んでいるよりも、店内に入れたでもそこから30分待たされるということに対して不満を感じるという話なんですけども、
これ本当そうなと思います。
確かに行列に並んでいるときよりも、店内に入ってから待たされるときの方がイライラするのがすっごいわからないと思います。
また、セリザーさんはこの発言の補足として、飲食店でオーダーが追いつけなくなった場合は、前のお客様のテーブルを片付けないようにして、
オーダーを追いつけるようになった状態になって片付けるというのは、なるほどなと思います。
うまいラーメン作るだけじゃダメだよ。いい店っていうのはどういうのか勉強しなよということで、セリザーさんは藤本君に対するアドバイスをしたというエピソードの1つなんですけども、
これやっぱりラーメン屋問わずでも店の経営として勉強になるエピソードだなと思ったりもします。
他にも様々なエピソードがあるんですけども、基本的には口悪いんですけども、
セリザーさんが藤本君に対して成長を見守るところがありまして、ツンデレっぽさを楽しめるのがラーメン発見店ですし、
2作目のラーメン左右記におきましては、藤本君によってしおみゆとりに対して様々な毒舌を吐きながらもアドバイスをして成長を見守っていくっていうのが、
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ラーメン発見店シリーズの特徴かなと思われます。
ただこのセリザー自身、昔はラーメンを上手く作っていれば経営は上手くいくと考えていました。
このシリーズ通して有名なエピソードであるんですけども、セリザーは昔は薄口の愛の煮干ラーメン1本で店を経営しようとしてました。
ただなかなか軌道に乗ることはできませんでした。
でも自分に優勝してくれた銀行の営業の方は、自分の愛の煮干ラーメン食べて美味しいと言ってくれてまして、それを心の支えにしていました。
ある日、お客様からラーメンが薄すぎるから美味しくないと言われたのをきっかけに、
ラードとかを入れて風味がなくなってしまう状況で濃い口のラーメンを作ったんですよ。
それがお客様に美味しいと感じてもらえる方が多くて、店が繁盛していきました。
店が繁盛してから銀行の営業の方が自分の店に来てくれて、濃い口を頼んでくれました。
セリザーとしては、薄口に比べて愛の煮干の風味が少ないし、味が劣るんだよなと思っていて、
それでも濃い口を頼まれたからということで、濃い口をその営業の方にお出ししたんですよ。
そしたら、その営業マンは、濃い口美味しいという発言をします。
この時、セリザーとしては、風味も何もない濃い口を美味しいという、
この営業マンも自分のラーメンの味、本当は分かってくれてなかったんだとがっかりしてしまった。
それで、セリザーの中で何かが壊れてしまったというエピソードでございます。
ただ、そういった経験をしたからこそ、お客様心理というのを本気で考えて、
ラーメン店の経営を成功させたりだとか、本当に自分の理想のラーメン、美味しいと感じてくれる人は本当に大事にしているという、
現実的なところとロマンティックなところが合わさっている、ラーメンハゲことセリザー達也。
正直、このラーメン発見伝シリーズでは欠かせない、セリザー達也を読むためにも、
ラーメン発見伝シリーズは本当にお勧めしております。
ここからはアフタートークです。
今回、ラーメン発見伝シリーズですけども、正直、このシリーズはラーメンハゲことセリザー達也抜きでは語れんのですよ。
ここからはネタバレ上等で話しますけども、今回のタイトルにしています、ラーメン最有機のエンディングの話をしていきたいんですけども、
その前に、ラーメン発見伝のエンディングも素晴らしいという話をしたいなと思っています。
セリザーさんって藤本くんのこと大好きなんですよ。
セリザーさんね、一番最初に藤本くんと出会った時は、こんな濃い口出してるのは詐欺だよとか言われましたけども、
その藤本くんは藤本くんで、その場で、この濃い口でも愛の煮干し、風味感じたり色に改良してやるぜって言って、その前に改良するんですよ。
で、それを1日10食限定とかで、セリザーさんも店で出すようにするんですよ。
最初に会った時から、セリザーさんが藤本くんのことを結構認めてるってところがあるんですね。
で、藤本くんとセリザーさんが色んな状況で競う時があるんですけども、その度にセリザーさんは藤本くんに助言したりとか、藤本くんの課題を明確にしてくれるんですよ。
ほんと先ほどの1時間30分の限定もそうなんですけども、他の名言いくつもありますけども、
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有名なものとして、うまいラーメンで満足してるのはアマチュアに過ぎないとか、
うまい店を目指してこそプロなんだとか、普通にね、どんな料理がうまくてもサービスとかで不満があったら台無しだよねっていう話とかね、藤本くんに助言したりするんですよ。
で、ラーメン発見伝のラストになるんですけども、藤本くんたちの勝者チームとセリザー率いるラーメン職人チームでラーメン対決をしていくというのがラストの方にあるんですよ。
で、このラストの方のほんとラストバトルは藤本くんとセリザーさんの最終決戦になるんですよ。
これ結果的には藤本くんが圧勝します。
ただ、ラーメン職人としての超一流のセリザーさんは納得いかないと。
自分の最高のラーメンがなぜ負けるんだというふうにね、審査員たちに詰め寄るんですけども、敗因を確かめるためにも藤本くんのラーメンをその場で食べてみるんですよ、セリザーさん。
で、審査員たちから、セリザーさん、なぜあなたはラーメンにチーを入れたのかというふうに審査員から問われるんですよ。
審査員たちはこのチーを入れたことで濁ってるように感じたという話をするんですね。
で、セリザーさん、過去の経験から自分がどんなに理想とするラーメンでも審査員とかお客様に自分のラーメンを理解してもらえないかもという気持ちがありまして、その気持ちがチーを入れた。
ある意味、セリザーさんのラーメンから純粋さを奪っていたんですね。
一方、藤本くんのラーメンは、自分が理想とするラーメンはみんなが美味しいと思ってもらえるはずだという雑念のないラーメンだったんですね。
で、藤本くんのラーメンを食べてそのことを痛感したセリザーさんは、客を信じられていなかった、自分の負けだ、で負けを認めるんですよ。
で、その藤本くんは勝利をして、ラーメン職人の腕を皆に親しめて賞金ももらってラーメン屋を始めることになります。
ただ、このラストバトルの直後には、セリザーとは別の有名なラーメン職人から藤本くんに一言あるんですけども、
お前が勝てたのは、まだラーメン屋じゃないからだ。
ラーメン屋をやって、様々な経験をすると、今日のようにはいかないかもしれないといったことを言われるんですね。
その言葉には、やっぱりどんなに腕の良いラーメン屋で、ラーメン屋の大成功者でも、過去に様々な経験をしていたというセリザー。
そのことを藤本くんも痛感するんですね。
とはいえ、夢であったラーメン屋を始めることになった藤本くんなんですけども、
藤本くんの店のプレオープンの時だと思うんですけども、様々な方がお祝いに来てくるんですよ。
審査員で言ったらアリスさんとか、他の様々なラーメン職人が来る中で、その中でセリザーさんも現れます。
で、セリザーさんはちょっとした工夫で、君のラーメン、藤本くんのラーメンですね、さらに美味しくするよと言って、
その場で藤本くんのラーメンにちょっとした工夫をします。
で、どんな工夫をされたのかよくわからないまま見ながら食べてみるんですけども、
確かに藤本くんのラーメンがより美味しくなっているんですよ。
で、一体何をしたんだというセリザーさんに対して、セリザーさんは藤本くんのラーメンの麺を1センチだけ伸ばしたんですよ。
1センチ伸ばしたことで、風味を感じてより美味しくなったということなんですね。
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で、このちょっとした工夫を思いつかなかったということで、藤本くんはセリザーさんに対して負けたと思うんですけども、
で、セリザーさんはそのまま店を去ろうとするんですけども、去り際にコンテストで優勝して気が抜けたかな?
常に精進しなきゃダメだよ藤本くん!というふうに藤本くんに言ってその場を去るんですよ。
で、藤本くんはめちゃくちゃ悔しいと思いまして、また周りにいた仲間も、セリザーさんなんて嫌味なやつなんだ!というふうになるんですけども、
一人、ラーメンのコンペとかで審査員を務めていた有栖さんは、藤本に対して言うんですよね。
よかったね藤本くん。麺の長さを変えられるなんて、すぐにできること。
これでラーメンがより美味しくなるなんて、最高の開店祝いだね!と言われるんですよ。
それを聞いた藤本くんは、はっとしたと同時に、過去のセリザーとも様々な思い出が蘇るんですよ。
自分を成長させてくれたのはセリザーだと自覚して、すぐにセリザーを追いかけて、セリザーにお礼を言うんですよ。
ありがとうございました!と。
セリザーも色々とさせたんでしょうけど、たかが麺のお礼にしては大切だなとそのままされるんですね。
これ最後までセリザーかっこいいんですよ。
これも藤本くんとの最初の出会いの時に、藤本くんがセリザーのラーメンに工夫をして、より美味しくなった。
その一種返しですよね。
優勝したラーメン、自分のラーメンに勝った藤本くんの最高のラーメンに対して、ちょっとした工夫をして、より美味しくするっていうね。
もうセリザーさんほんとここらへんのかっこいいんですよ。
で、またこのエンディングを読んでおくと、2作目のラーメン最悠期のエンディングより感動するんですよ。
2作目のラーメン最悠期、これラストはセリザーの部下のしりおみゆとりが様々なライバルと戦って、時には負けて成長してっていう風になるんですけども、
最後に自分の母親である料理研究家の母親とラーメン対決をするんですね。
それに勝って母親からもラーメン職人としての腕を認められて、ゆとりは自分の店を持つことになるんですね。
一応セリザーの会社の子会社としてオープンすることになるんですけども、自分の店を切り盛りしながらセリザーのところで様々なことを学んだことはいきまして、
ラーメン職人としてだけでなくラーメン屋としても成長していたんですね。
で、ある日しおみと社長が様々なところに挨拶回りをしている途中に、そういえばしおみが初めて食べたラーメン屋ってどんなところなんだという話になるんですね。
で、その近くでやったんで、ちょうどなんで行ってみましょうよという風になるんですね。
で、そのしおみがセリザーを連れて行ったラーメン屋はラーメン藤本。
一作目の藤本くんが作ったラーメン屋だったんですよ。
一作目の主人公である藤本くんが作ったラーメンに惹かれて、しおみが自分のところに来たというのをその時にセリザーは知るんですね。
で、ラーメン藤本の看板を見ながらゆとりは言うんですよね。
有名店なんで社長知ってますよねと。
で、セリザーは返します。
ああ知ってる。ここなら昔一度だけ来たことがある。
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ああそうなんですかとゆとりが返しますと、で最後に言うんですよセリザーが。
いい店だ。本物のラーメン屋だと言うんですよ。
これがラーメン最悠期のラストなんですけど、まあこれがほんと綺麗。
結局二作目の最悠期では藤本くん顔とか一度も出てこないんですよ。
でも最後の会話で藤本くんのラーメン屋有名になっていること。
しおみという天才料理人がラーメンに人生捧げてもいいくらいおいしいラーメンを作っていたってことを表現してるんですよ。
でまたこのセリザーは一度しかこのラーメン屋来てないと言うんですよ。
でその一度、ラーメン藤本のプレオープンの時ですね。
つまりラーメン藤本がしっかりオープンしてからセリザーは来てないんですよ。
にもかかわらず藤本くんの店に対して本物のラーメン屋だというセリザーさん。
本当にいいんですよ。
どれだけ藤本くんのことが好きで信頼しているのか分かりますよね。
ラーメン屋オープンしてから一度も見てないけども彼が作っているラーメン屋は本物のラーメン屋だと認めてるんですよ。
前作主人公が見せないけども前作主人公の登場の仕方としてこんな最高のシーンないと思うんですよね。
ここを聞いているということは完全にネタバレを聞いているということなんですけども
本当にぜひラーメン発見店だけでも面白いですしラーメン左右記だけでも面白いんですけども
この2作続けてぜひとも読んでいただきたいです。
ラーメン関係なく社会人としての心構えとしてもセリザーさんのさまざまな名言から学ぶことができます。
本当におすすめですしめちゃくちゃ面白いと思っています。
今回はここまでですけども改めましてテーマをいただきました特命様本当にありがとうございました。
次回はまた別の作品で話をさせていただきましてその次はとあるゲスト様との話を配信させていただく予定でございます。
今回もご清聴いただきましてありがとうございました。
次回第44話テーマ好きなウェブマンガ
タイトルニート国道というラロー系の教科書みたいな作品
次回また聞いてくださいね。それではまたお会いしましょう。