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おはよう、こんにちは、こんばんは。マンガについて喋るラジオ、略してマンラジのうっちーです。
この番組では、通勤時間、片道2時間を、マンガとポッドキャストに捧げる30代男性である私、うっちーが、大好きなマンガについて、自分なりの解釈を入れたり、感想やあらすじなどを好き勝手に話して、毎週土曜日に配信していくという番組です。どうぞよろしくお願いいたします。
今回、リスナーの方からお便りをいただきました。本当にありがとうございます。
お便りをいただきましたのは、にゃんきっきー様。にゃんきっきー様からは、僕のもう一つの番組である、クスケンラジオでもテーマをいただいたりしておりまして、
こちらの番組とも、本当にありがとうございます。
今回にゃんきっきー様からいただきましたお便り、読ませていただきますと、
うっちーさん、こんにちは。最近、マンガの番組も配信していると知り、マンラジの方も聞いております。
クスケンラジオもマンラジも楽しく聞かせていただいております。
マンラジの方で一つテーマを出させていただきたく、メールを送らせていただきました。
私はマンガが好きでして、子供と一緒にマンガの話をすることもあります。
ただ、私は暴力的なシーンや衝撃的なシーンの多いマンガが本当は好きなんですけども、
子供の教育には良くないかなと思いまして、そういった刺激的なマンガはなるべく読まないように、避けるようにしております。
ですが、最近YouTubeなのでマンガを解説する動画を見るようになっておりまして、その中でとても気になるマンガがありました。
それはナルタルというマンガです。
トラウマになるとか、黒いシーンがあるとか、そういった解説されておりまして、気にはなっているものの、子供に悪影響かなぁといった思いもありまして、
なるべく避けた方がいいかなという思いがあるのと、解説動画の中でナルタルという作品は話が複雑ということも話されているので、
正直そんなに面白くないんじゃないかなという思いもありまして、まだ手を出しておりません。
ただ、やはり気になってしまって、いろいろな解説動画とかをついつい見てしまっております。
うっちぃさんはナルタルというマンガをご存知でしょうか。
もしご存知であれば、うっちぃさんなりのナルタルの解説を聞いてみたいなと思いましたので、よろしければマンラジの方で話をお願いいたします。
というお便りをいただきましたニャンキーキー様、本当にありがとうございます。
ということで、本日のタイトルはこちら。
グロイだけじゃない、本当は泣ける、ノリオのシーン
ということで、今回ナルタルという作品で話をしますが、ナルタルという作品、皆様ご存知でしょうか。
この作品、ボクラノという作品と同じ作者のキトウモヒロ先生の作品です。
ボクラノは結構有名で、知っている方も多いんじゃないかなと思います。
鬱になる作品だとか、泣ける作品だとか、いろいろと言われている間違いなく名作であります。
僕はボクラノだけでなく、ナルタルもすごい名作だと思っております。
ただ、ボクラノに比べると、やはり知名度が落ちる印象があるかなと思っています。
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また、ナルタルをネットとかで検索しますと、ナルタル鬱とか、ナルタルグロとか出てくるんですよね。
悪い印象を持たれすぎている作品だなと正直思っています。
ただ確かに、ナルタル、グロいシーンとか衝撃的なシーンが多いのは、これ否定できないですし、
様々な解説動画とかを見ても、ナルタルってグロい作品だよとか、いじめのシーンがきついやつだよとか、
そういったね、紹介されますし、特に今回話をしたい、
ノリオがグロい殺され方をする作品でしょう、というのをよくネットとかで言われております。
ただ確かに、そういった衝撃的なシーンも多いんですけども、ナルタルをそこで終わってしまうのは本当にもったいないんですよ。
ナルタル、あの作品しっかりを見ますと、確かにグロいシーンがあるんですけども、理由があったりします。
なので、グロいっていうだけじゃなくて、考えさせられるシーンだったりします。
また、賛否両論があるラストシーンも、作品を読めば読むほどに、いろいろと考えさせられて素晴らしいシーンだと思います。
作品を読み直すたびに、やっぱりヒト先生ってすごいとなります。
そんなナルタルで今回話をさせていただきます。
ナルタル、ご存知ではない方も多いかもしれませんので、ざっとあらすじを話をさせていただきますが、
今回、あえて大まかな結末まで話をさせていただきます。
と言いますのも、おそらく結末までを知った上でも、この作品は様々なことを考えさせられて楽しめると思いますので、あえて話をさせていただきます。
では、あらすじ話をさせていただきますと、主人公はシーナという小学6年生の女の子です。
夏休みに祖父母のところへ遊びに行った際に、海で溺れかけてしまいます。
その時にシーナは、星の形をした変わった生き物、星丸に助けられます。
この星丸はシーナを乗せたまま空を飛べたりとか、姿形を変えられる不思議な力を持っている生物でした。
シーナはこの星丸を連れて帰りまして、一緒に暮らすことになります。
この星丸なんですけども、竜の子とか竜害、そういう呼ばれ方をする生物でして、星丸以外にも竜の子は数多くおりまして、
他の竜の子を持つ少年少女とかから、シーナたちは狙われたりします。
また、竜の子の不思議な力、これを狙った大人からもシーナたちは狙われたりしますし、
竜の子の力を使って世界をリセットしたいという勢力と、いやいや世界を今のまま存続させようかという勢力もいまして、
そういった戦いにシーナたちは巻き込まれていきます。
特にこの話における2人の少女がキーパーソンになるんですけども、
1人はマミコという少女でして、もう1人のキーパーソンがシーナでした。
なので、この2人を中心に世界を巻き込んだ戦いとなります。
ただこの戦いも終わりまして、世界を存続させるという方向に一旦は落ち着きます。
ですが、この竜の力、これはとんでもない怖いものだということで、
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竜の子の力を恐れた民衆は、戦いを生き残った竜の子たちを持つ少年少女たちを殺しまわっていきました。
仲間は殺され、母親も殺され、そしてシーナにとっての最愛の人も殺されることになります。
シーナが絶望する中、もう1人のキーパーソンであるマミコが、
そのマミコの力を使って世界をリセットするため、世界を壊滅させます。
その結果、生き残ったのはシーナとマミコの2人、そして2人がそれぞれ宿しているお腹の子供たちだけでした。
多くの人を失い、荒廃した世界となりますけども、
シーナとマミコは子供を産み育てていき、そして最後には2人の子供たちが仲間つましい姿で占められているという話でございます。
正直人類破滅エンドということで暗い話ではあります。
特にシーナの周りの面々も死んでいくのでかなり暗い話になっていきます。
また、ナルタルを有名にした数々のシーン、これがまたやっぱり気持ちを暗くさせます。
作品の途中で出てくるんですけども、シーナの友人、親友ですね。
カイヅカ・ヒロコという女の子がいるんですけども、この子は頭が良くて有名な私立の学校に入学したいと思っていたんですけども、
その頭の良さとかそういうのが同級生から心よく思われなくて、同級生の女の子たちから精算ともいえるひどいいじめを受けておりました。
例えば有名なシーンですけども、ミミズジュースと試験管、この2つは特に有名なエピソードじゃないかなと思います。
ミミズジュースというのは、ミミズを中に入れた水を飲むように強要されたりとか、
また試験管は、試験管、よく理科の実験とか細長いガラス状の管ですけども、
あれを助成器に入れさせられて、その状態でお腹を蹴られそうになる、そういったシーンがありました。
こういったシーンがとてつもなく気持ちを暗くさせられます。
また、ミミズジュースや試験管よりも有名かと思うんですけども、
後ほど、今回の配信でメインに語ろうかと思っているシーンですけども、
ノリオというキャラクターの殺され方、これもとても有名です。
このノリオ、作中でヤクザに殺されるんですけども、その殺され方がまぁえぐいです。
ヤクザの変態に散々モテを遊ばれてあげく、全身を切り刻まれて、最終的には首だけが残り、
その首が人形というかマネキンのようなものの頭部の部分に差し込まれているという、その死体状態で見つかるというシーンがあります。
とてもグロいというか、トラウマになるということで有名なシーンであります。
このようにナルタルというのは嫌なシーンが多い作品でありまして、読むのを嫌がる方は非常に多いとは思います。
ただ、この作品なんですけども、グロい作品だとか鬱作品だ、これで終わらせるのは本当にもったいないです。
読んでみると、作品を通して様々な愛について考えさせられる作品だったりします。
例えばこの作品における主人公のシーナ、シーナは本当に周りから愛されております。
祖父母や父親、友人達など本当に色々な人から愛されております。
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ただ、母親とは上手くいってないなとは当初思われます。
そもそも父親と母親は別居しておりまして、シーナとしては母は自分のことを見せたんじゃないかなと思っておりました。
また、シーナは作中で自分のシーナという名前をカタカナで示すことが非常に多いです。
でも本当はシーナってカタカナじゃなくてちゃんと漢字があります。
この漢字っていうのは、比較するとか比べるっていう時に使う比較の比にこれにのぎ辺をつけたものなんですけども、
この漢字は意味として外見ばかりで中身がないとか、価値のないもの、上手く身にならないもの、そういった風にネガティブな意味が多い漢字だったりします。
そしてシーナは自分の名前を母親がつけたということを知っておりました。
なので母親にとって自分は価値がない、いらないものなんだと思っておりました。
なので母親を避けているという面もありました。
実際こんなひどい漢字をつけるなんてっていうのもありますし、
あとシーナと母親が2人で話をする場面があるんですけども、すごいギクシャクしてるんですよね。
だからこのお母さん嫌な感じがすると感じてしまうのが、これを読んでて思うところなんですけども、
ただ作品を読んでいくうちに分かるんですけども、両親別に仲が悪いわけじゃないんですよ。
普通に仲良さそうに話すんですよ。
また母は母で、父とシーナのことを結構心配している様子もあるんですよね。
そのあたり、あれ何なんだろう、この母親の感情としてはという風にだんだん違和感を覚えていくんですけども、
読み進めていくうちにだんだんと色々分かっていくことがあります。
例えばシーナにはシーナが生まれる前に亡くなっていた姉がいたことが分かります。
このあたりから母親への印象が変わっていきます。
シーナの姉、ミショウ。ミショウが死んだのは信じられない。
ミショウが実は死んだのではなく、リュウの子達と何か関係があるんじゃないか、
それに巻き込まれたんじゃないかとシーナの母は感じます。
なのでシーナの母はリュウの子を本格的に調べるため、
そしてミショウの行方を調べるため、一旦家族の元を離れます。
またシーナの名前、さっきののぎへんにひかくのひですけども、
この漢字なんですけども、実ることのない趣旨という意味があるんですけども、
お母さん、ミショウがいなくなったことは相当ショックだったんですよ。
なので自分たちの前からいなくならないでほしい。
いつまでも近くにいてほしい。
そういう意味でシーナというこの漢字をつけたというのがわかっていきます。
なので母親の子供たちに対する愛がわかることで、
シーナも母親と和解することができるようになります。
なので当初は母親とシーナうまくいってないと思うんですけども、
やっぱり話を読み進めるうちに、
シーナの母親がシーナを愛しているということがわかっていって、
やっぱり子供が可愛くない親はいないんだな、そういうのを感じられます。
それがシーナとシーナの母親との関係だと思われます。
また、シーナの姉、ミショウ、実は本当にこのミショウもリュウの子と絡みがありまして、
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家族の前から姿を消すことにしたのは、シーナを守るためでありました。
将来的に妹がリュウの子とはとても関係性が強くなると、
ミショウは自分の妹がリュウの子と関係性を持つのがとても嫌だと感じまして、
じゃあ自分を捧げるよということで、自らを捧げて妹を守ろうとしたのがミショウです。
そういった意味でも、姉から妹への愛情というのもありまして、
この作品における家族愛を象徴するエピソードじゃないかなと思います。
ここらへんが判明してから作品を読み直すと、
ナルタルという作品、細かいところまで色々考えられているのは本当によくわかります。
また、そのように家族からの愛をしっかり受けて育ったシーナだからこそ、
作品のラストにおきまして、自分とマミ子しかいないような後輩者世界においても、
自分の子をしっかり育てたい、そういった考えが生まれたんじゃないかなと思います。
とはいえ、この作品においては、シーナのような素晴らしい愛情だけではないです。
歪んだ愛を持つキャラクターもいます。
それが象徴されるのがホンダ・アキーというキャラクターじゃないかなと思います。
このキャラは、主人公シーナの親友であるカイズカ・ヒロコをいじめていたグループの主犯角でして、
このホンダ・アキーがミミズ・ジュースとか試験官をヒロコにさせた超本人です。
このホンダ・アキーというキャラクターなんですけども、
はっきりとこれ描写があるんですけども、実の兄と愛し合っています。
思いっきり近親相関してるなっていうシーンが作中に出てきます。
また、このシーンの時にホンダ・アキーは、自分がカイズカ・ヒロコに対して行っているいじめの数々を喜んで兄に話しているというシーンがあります。
また、その話を聞いている兄としても、本当に腹欠点じゃないだろうなといった返しをするものの、いじめをしていることを咎めたりはしてないです。
むしろ、試験官のことなどは兄の方から、アキーへこんないじめの方法があるよと教えているのが会話の中からわかったりします。
近親相関のこと以前に、兄が妹に対していじめをしていることを咎めないばかりか、いじめをすることを助長するようなアドバイスをしているという、
違和感というか歪んだ愛によって育ってしまったのがホンダ・アキーというキャラクターだというのがわかります。
綺麗な愛という表現もおかしいのですが、周りからしっかりと愛情をもらい座ったシーナというキャラクターに比べると、
歪んだ愛によって座ったキャラクターを出すことで、愛にも良いものと悪いものがあるよう、これを作詞で表現しているのが、このナルタルスという作品の魅力だと思います。
また、ホンダ・アキーというキャラクターを演出するためとはいえ、ミミズ・ジュースとかのシーンが出てくるのは、読んでいて気分が良いものではないんですよね。
でも、こういったシーンがあることで異常性を出すという意味では効果のあるシーンだと思います。
また、こういったムナクソ悪いシーンがあるからこそ、このホンダ・アキーというキャラクター、殺されても仕方ないよというのは確かに、読んでいてもスムーズに入っていきます。
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殺されても仕方ないと言いますのも、このホンダ・アキーを殺したキャラクターというのが、いじめを受けていたカイズカ・ヒロコでございます。
作中においていじめられたカイズカ・ヒロコというキャラクターなんですけども、竜の子の力に目覚めます。
竜の子の力を使って、自分をいじめていた人たちに復讐して回ります。
あれだけのことをしていたら、復讐されても仕方ないなと思います。
竜の子の力に目覚めた少年少女たちというのは本当にたくさんいます。
世界のために戦う子供たちもいるんですけども、やはり少年少女たち、様々な思いがあります。
自分の欲のために戦うとか、自分の思いを達成するために戦うという、そういった子供は当然いるわけです。
なので、そういった自分のやりたいことを達成したいという、素直な欲を持つ少年少女たちの感覚、これを演出するという意味でも、
このカイズカ・ヒロコとホンダ・アキーの一連のシーンには色々と考えさせられますし、やっぱりそうだよな、復讐するよなと納得しやすいと思われます。
またこの結局なんですけども、カイズカ・ヒロコは星丸に殺されます。
星丸はずっとシーナと一緒にいるんですよね。
星丸、シーナの言うことを全然聞いてくれないんですよ、このカイズカ・ヒロコを殺すときは。
星丸がカイズカ・ヒロコの首を絞めるようにするんですけども、でも結局のところシーナはやっぱり殺したくないという思いもありまして、
星丸にやめてと言い続けるんですけど、でも星丸は一向に言うことを聞かないんですよ。
本来であれば龍の子って自分の持ち主の言うことを聞くはずなんですよ。
でも星丸は聞かないっていうね。
なぜこの時星丸は言うことを聞かなかったのかというのが、これ後に分かるんですけども、その伏線としても実は重要なシーンだったりします。
また殺されたヒロコからすると、そんなシーナと星丸の事情は知らないと思うんですよ。
星丸はシーナの龍の子だと絶対思っているはずなんですよ。
結局は星丸はシーナの命令で自分を殺したんだろうなと死の間際まで思っていたと思います。
でもシーナに殺されることを望んでいたであろうヒロコからすると、これで良かったんじゃないかなと思わせられます。
そう思うようにやっぱりほとんどヒロコは抵抗なく星丸から首を絞められたまま死んでいきます。
このシーンではやっぱりヒロコの複雑な心情、いじめの復讐がすることができた。
でも人を何人も殺してしまったという達成感と共に罪悪感も持ってたんですよね。
そこから逃れるための手段としてシロを選びたかった。
殺されるのであれば友人であるシーナに殺されたかったんだろうな。
これがやっぱり非常に読み取れて素晴らしいシーンじゃないかなと思います。
もしもカエズカヒロコ。
カエズカヒロコの龍の子ってこの時いる場所から離れてるんですよね。
本当にこの時に星丸に殺されたくなかったら自分の龍の子を自分の近くに呼び寄せるはずなんですよ。
呼び寄せてシーナや星丸を攻撃すればいいんですよ。
でもそんなことしないでただただ星丸に首を絞められて死を受け入れるヒロコの姿が何とも言えない名シーンの一つだと思います。
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今も話してきましたけどナルタルという作品はグロいシーンはグロいシーンあるんですけどもただグロいというだけではないんですよ。
何かしらのメッセージを読者に与えてくれるという作品です。
こういった衝撃的なシーンの中で最も有名であるのがノリオが死ぬシーンだと思います。
先ほども話しましたけどもヤクザに殺されてその頭部だけがマネキンの頭部につけられていたというノリオのシーンですけども
これナルタルノリオとかで検索するとよくこのシーンの画像が出てきます。
50話の虫バム光ると51話の袋の中の帰宅これがやっぱりノリオのシーンでとても有名です。
本当に名シーンだと思います。
このノリオというキャラクターなんですけども女の子かなと思うくらい綺麗でありまして
自分自身でもどんな女の子よりも自分の方が綺麗で可愛いよねと思っているプライドの高さもある男の子なんですよ。
ノリオの仲間であるツルマルがシーナのことをよく気にかけるんですよ。
そのことに対してもなんであいつばっかりみたいなところも多少あったりするんですよね。
そういったところでノリオの複雑な感情とか読み取れるかなと思います。
このノリオを語る前に今もちょっと触れましたけどツルマルというキャラクターにも触れさせていただきますけども
ナルタルにおいてこのツルマル重要なキャラクターの一人です。
このツルマルという男、クズであるのは間違いないんですけども本当に作中で色々な役目があるキャラクターではあります。
ツルマルの夢は子供を100人作ること。
確か100人だと思うんですけどもこれ明言してるんですけどもその通りであちこちにツルマルには子供がいます。
確か作中で最低でも5人はもうすでにいたと思うんですけども
ただことごとく確か母親が違うはずなんですよ。
子供を育てるということには本当にツルマル関心がないんですよね。
色々な女性に自分の子供を産ませておいて、金は送るから後よろしくねという感じで女性の元を離れるというかね。
たまに顔出すという感じもあるんですけどもそんな感じであちこちを飛び回っております。
育児放棄も極まりないね本当最低な男だと思うんですけども。
このツルマルはやっぱり女の子のことが好きなんですよ。
逆に男性を好きにならないのか女性がなぜ好きなのかといった質問があった際には
女性は子供を産めるから好きだ。男は子供を産めないから好きにはならないというね。
今のご時世であれば炎上間違いないような発言をしているキャラクターでもあったりします。
このツルマルはすでに子供5人ぐらいいたはずなので子供の養育費とかを稼ぐためにも
どんなことをしているのかというと色々便利屋家業みたいなことをしています。
特に危険な仕事の解決するという便利屋をしています。
例えばつつもたせをしているヤクザとかを襲撃してヤクザに雇われているというか家出少女。
この家出少女をヤクザから奪い返して家に戻してあげるとか。
その時に家族からお金報酬をもらうとかね。
そのヤクザを襲ったついでにそのヤクザからお金を奪ったりもしています。
このトラブルを招きそうな便利屋をやりながらお金を稼いでいるのがこのツルマルというキャラクターです。
このノリオというのはこのツルマルといつも一緒にいる男の子にして
なんだかんだトラブルを招くツルマルをサポートしてあげているというキャラクターです。
そしてこのノリオはツルマルのことを愛している少年です。
ノリオは性同一性障害になりまして親と意見が合わず家を飛び出しております。
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その後ツルマルと出会いましてツルマルと行動を共にしております。
ツルマルは男は好きになれないよと常に話しております。
ノリオ自身もそれわかっています。
でもそれでもどうしようもなくツルマルが好きだり結ばれないとわかっていてもツルマルの元を離れられない。
それがノリオでした。
そしてある日ツルマルがつつもたせをやめさせる際に襲ったヤクザが何名かでツルマルやノリオが住んでいるところを襲撃しました。
その際ツルマルは住居を離れておりまして別の場所でシーナとともに敵と戦っておりました。
ノリオは留守番をしながらも自分が持つ竜の子はツルマルたちのサポートとさせていました。
そこをヤクザに襲撃されたためノリオはあっけなくヤクザに捕らえられてしまうんですけども
ヤクザに捕らわれた時もノリオはツルマルの場所を答えないんですよ。
意地でも答えないでね。
結局それでヤクザも仕方ないということでノリオはツルマルに対しての見せつめにしようということになりました。
そこでブタ食いというヤクザの一人がノリオを壊し始めます。
ノリオを犯しながら持っているナイフでノリオを切り刻んでいきます。
でも本当であればノリオは自分の竜の子を戻していればヤクザたちを一掃できたはずなんですよ。
でもノリオは自分の竜の子を呼び戻すことはなかったです。
なぜなら自分が竜の子を呼び戻してしまいますとツルマルたちがピンチになるからです。
自分の命の危機よりもツルマルを守ることを優先しました。
またブタ食いにもては遊ばれている間ノリオは大声で叫んだりもしませんでした。
大声で叫ぶことはブタ食いを喜ばせることだと思いまして、
実際ブタ食いはノリオを大声で叫ばせようといろいろな手を使っていました。
でもここで大声で叫んでしまうということはブタ食いを喜ばせてしまう。
自分が好きでもない相手を喜ばせることは決してしないと。
ここで相手を喜ばせたらもしかしたら助かるかもしれない。
そんなことは甘いことは考えないで自分のプライドをまた守って死ぬことを決心しました。
そしてどんどんノリオは死に近づいてきます。
意識を失いかけるんですけどもブタ食いに薬とかを打たれて意識を失うこともできない。
そんな状態になります。
本来であればもう意識を失ってしまった方がいいっていうそんなくらいノリオはボロボロにされておりました。
でも意識を失わなかったことに対してノリオはブタ食いに心の中でありがとうと言います。
なぜかと言いますと自分が意識を失うと自分の竜の子の制御をできなくなるからです。
自分の竜の子を操作できなくなるということはツルマルたちがピンチになる恐れがある。
もうとことん自分ではなくてツルマルのことを心配し続けます。
またノリオはブタ食いからもて遊ばれている間いろいろなことを考えるんですけども
その中でツルマルと結ばれなかったことツルマルが自分というか男を愛せないことこれに対してもそれで良かったんだということを思います。
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ツルマルはあちこちの女の子と子供を作って子供ができたらまた別の女の子の元へそういったことを繰り返しています。
ただノリオはツルマルとの間に子供を作れない結ばれないでもだからこそいつもツルマルのそばにいることができた。
どの女の子よりも一番長くツルマルのそばにいることができた。
それを良かったと思いツルマルは息を引き取っていきます。
死の間際までツルマルのことを思い続けノリオは息を引き取りました。
確かにノリオはツルマルと結ばれなかったということで悲しいとか虚しいと思うかもしれません。
ただ死の間際まで自分の思い出のことを真剣に考えて死んでいたノリオで
確かにノリオのあのシーンはグロいとかトラウマのシーンであるとかよく言われます。
でもそれでも誰かを愛することの凄さとかねそれを感じてそして本当にノリオのことを思って泣ける素晴らしいシーンだと思います。
ノリオのことも含め本当様々な場面でトラウマシーンが多いとかいろいろ言われる作品ではあるんですけども
このナルタルという作品は様々な形の愛を読み取れる素晴らしい作品と思いますので
読んでみることをお勧めしております。
ここからアフタートークです。
今回ナルタルってノリオのシーンとかの打つ場面を中心に話をしましたけど本当にナルタルいい作品だと思っています。
ただナルタルを読んだことがあるという人と話をしたときに
ナルタルって正直話が分かりにくいんだよねって言われることがあります。
その点は確かに納得します。
キトウ先生は割と説明がないまま話を進めてしまっていてここちょっと分かりにくくなっているなと多々あります。
その例と言えるのもやっぱり先のラストシーンかなと思います。
先のラストシーンで賛否両論あるんですよ。
キットとかでもナルタルについて調べた際に最後の場面がよくわからないとか話が飛びすぎているとか
これで終わりなの?打ち切りじゃないの?とかいろいろ言われたりします。
確かに説明が足りていないというのは同意しますし
いきなりその最終話だけで登場人物がどんどんどんどん死んでいくんですよね。
だから打ち切り感すごいあるんですよね。
個人的にあのラストシーンってすごい好きなんですよ。
あのラストシーンで終わるからこそナルタルって作品完璧じゃないかなと思っています。
ナルタル最終話の副題が
ムクロナルホシタマタルコというタイトルなんですけども
このムクロナルのナルとタマタルコのタルでナルタル
これがこの作品におけるタイトルナルタルの意味らしいんですけども
ムクロナルホシっていうのは地球なんですよ。
ムクロという漢字は死体とかを表す骨に十二種の猪の胃を入れて
ムクロという字なんですけども
ほとんどの人類が死んだということでムクロばかりという意味でもありますけども
リュウガイってリュウにムクロと書いてリュウガイなんですよね。
リュウとかリュウガイって地球をめちゃくちゃ大事にするんですよ。
そういう意味でもやっぱりムクロナルホシっていうのは地球だっていうのは博注でも感じ取れます。
でこのムクロナルホシは地球です。
じゃあタマタルコなんやねっていう話なんですけど
タマは王に主尉の主で宝とかを意味する
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主というタマという字なんですけども
タマタルコ子は子供の子ですね。
地球にとって大切な子として扱われたという意味では
やっぱりシーナを表しても良いかなと思います。
また地球とシーナを同じという風に扱えたりもするんですよ。
そうなってくるとシーナにとって宝のような子っていう意味なんですけども
それはやっぱり最終話のシーナの子供になるんじゃないかなと思います。
そういう意味でやっぱりその最後のラストシーンで
シーナと巫女の子供たちが仲結ばしいというのが良い終わり方だと思いますし
これもっとシンプルに考えてムクロナルホシは地球です。
でタマタルコはタマのような子供とかね
子供は宝っていう風にとってもいいと思うんですよ。
地球とか世界にとって子供は宝だよねという風に捉えることもできるんで
いろんな解釈もできるんですけども
やっぱりこのタイトルいいですよねって思います。
物語の中心は色々な人の愛を受けていたシーナですし
そのシーナが荒廃した世界においても子供を育てていくっていうのはね
本当にいいタイトルだと思います。
そういう意味でも山野のラストシーン本当僕は好きですね。
またシーナと巫女のそれぞれの子供が結ばれていくであろうという感じで話が終わるんですけども
やっぱり一度壊した地球とか世界を再生していく
アダムとイブのような存在だよという風に
そういう風に見られるのでそれもまたいいなと思います。
ただそれでもやっぱり作中の所々で
説明がもっとあった方が良かったんじゃないっていうところが本当あるんですよねって
ただもうやっぱり鬼闘先生ね
その点を改善してね
後の作品には丁寧な説明がされるようになりました。
それが僕らのという作品に繋がっているんじゃないかなと思います。
鬼闘先生ナルタルの後に書いた僕らのでは
やっぱりその説明の足りなさとかはやっぱり感じないですよねって
一緒に読みやすくて分かりやすいなと思います。
そういう意味ではナルタルという作品があったからこそ
僕らのという作品が生まれたと思いますし
またナルタルという作品の中で
自衛隊でクーデターを起こす計画
いわゆる火のレポート事件っていうのがあるんですけども
ナルタル作中では上手くいってないです。
ただ僕らに出てくる自衛隊って国軍、国の軍になってるんですよね。
これ僕らの日本は火のレポート事件が上手くいった世界となっておりまして
あれこれナルタルと僕らのそういう意味では繋がってるという風に解釈することもできて面白いなと思います。
直接的に繋がっちゃってるといろいろおかしいところあるんですけども
ただそういう風に捉えることもできますし
そもそも僕らのという作品は平行世界とか
違う宇宙とか違う地球っていうのが話題ですので
火のレポートが成功してた世界と違ってた世界とか
いろいろな考察もできるので
僕らのとナルタルはセットで読むとまたいろいろ面白いと思います。
ただナルタルは本当うつ系の作品ではありますし
読む人を選ぶ作品であるのは間違いないなと思います。
ただそれでも何度も言いますけども
いやナルタルってグロい漫画でしょとかね
これで終わらせるには非常にもったいない本当に素晴らしい作品ですので
ご興味がありましたら皆様は一度読んでみてくださいませ。
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今回はここまででして
次回からは昨日2回に分けさせていただくんですけども
ジョジョ会を放送させていただきます。
今回第2回ジョジョ会はXでのスペースで開催いたしました。
前回のジョジョ会よりもメンバーが増えての開催となっております。
参加いただきました皆様本当にありがとうございました。
そしてジョジョ会とかねジョジョが好きだよという方
よろしければ次回以降もお聞きくださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
次回第11話第2回ジョジョ会
タイトルジョジョ最強キャラベスト5を作ろう前編
次回もまた聞いてくださいね。それではまたお会いしましょう。