本日は、あらしろゆうきです。
読書のまにまには、今読み終えていない読みかけの本をきっかけに、本を通しての体験や人生について、ゲストの方と語り合っていく対話型のポッドキャストです。
本は、最後まで読むことだけが目的なんじゃないんじゃないかな、みたいなことを思っています。
閉じられたページ、困った一節、そこにその人だけの時間や思いが刻まれている。
本に触れながら、本や書き手の声に触れていく。そうすると、あの頃の記憶や気持ちが浮かび上がってくると。
この番組は、本とゲストのそんな関係性について、ゲストの方と一緒にそっと耳を澄ませていこうと思っております。
ではですね、今回のゲストは、グラフィックデザイナー兼、本屋KIBI店主の小島有さんです。
小島さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では、小島さんと今お呼びをしましたけれども。
えーと、そうだな、小島さんとは、前お会いしたのいつなんだ?2、3週間くらい前でしたっけ?
はい、そうだと思います。
確かそんなもんでしたよね。そうだそうだ、そうでした。
なんか、その時に初めましてだったわけですけれども、話してみたときに、
そういえば同い年くらいなんだな、みたいなことを思ったりとか、
最近本屋始めたんだなというところでお話しさせていただきましたけれども、
小島さんがやられていることだったりとかも含めてですね、
自己紹介をお願いしたいなというふうに思いますが、よろしいでしょうか。
はい、大丈夫です。
はい、じゃあ、改めまして小島有と申します。
長野県の尾瀬町というところで生まれて育って、今も住んでいます。
そこで、本屋のKIBIというお店を運営しております。
KIBIは今本屋と言いましたけど、本屋だけじゃなくてギャラリーがあったり、
すごい平屋なので奥に長くて、まだまだ改装中の部屋がまだ多くあるという、
ちょっとまだまだ作りかけのお店を運営しています。
僕自身はグラフィックデザイナーの仕事もしていて、
KIBIの中にデザイン事務所も併設していて、
そこで毎日営業と仕事に組んでおります。
はい、そんなところです。
はい、ありがとうございます。
今、自己紹介を伺っている中でも、ちょっと2、3週間前に伺って、
今まさに作り途中なお店というか事務所というかを拝見をしたのをちょっとだけは思い出していたんですけど、
今、ふと初めて思ったんですけど、KIBIって、K-I-B-I、アルファベットでKIBIと書いておりましたけれども、
KIBIってどういうところからその名前ついたのか、そういえば聞いてなかったなと思いまして、
それはどんなところから来ているんですか?
そうですね、KIBIは心のKIBIから取っていて、
それを名付けた理由としては、僕が3年前にうつ病になって、
3年前どころじゃなくて4年ぐらい前にうつ病になって、
本当に2年ぐらい療養してたんですよ。
精神病棟に入るぐらい結構落ち込んじゃって、
でも今はもう治って感慨して薬も飲んでないんですけど、
それが治ったのが本当に治ったというか、何とか復活してきたぞと思ったのが3年ぐらい前。
そのぐらいの時にKIBIの物件を紹介していただいて、
ここで本屋、前から週末だけ開けるお店をやっていたんですけど、ちょっとだけ。
本屋も引き続きやりたいなと思っていて、
KIBIの物件を紹介してもらって、またここで本屋とデザインの事務所をやってみようと思って、
店の名前を決めるにあたって、うつ病を経てその時になってたんで、
なんかこう、KIBIしか思い浮かばなかったぐらいなんですけど、
うつ病になると本当に、何て言うんでしょう、何も思わなくなるっていうと語弊があるけど、
もうかなりこう、枯れてしまうというか。
で、なんかこう、KIBIを失うような感覚を得ていたので、