1. M&M of A St.【ミスメラ】
  2. TOKYOハイカルチャーインテリ
2024-11-18 36:52

TOKYOハイカルチャーインテリ

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00:04
ちろさんはシティガールですか?
違いますよ。
でも東京、よく遊んでたんですよね。東京、池袋。大都市じゃないですか。
池袋は大都市じゃないよ。
池袋は大都市じゃないんですか。電車が何本も乗り入れてるし、駅前はだいぶ栄えてるし。
だから、私はまず埼玉県出身だし、池袋は大和線の中で一番田舎の駅だから、全然シティガールじゃないよ、私は。
大和線で田舎なんですか。
大和線の中で一番野暮ったい駅です。
大和線で一番野暮ったいってどういうこと?
スガモとかコマゴメとか大崎とかの立ちはどうなるんですか。
じゃあ、もうちょっと言い換えると、主なターミナル駅、東京、新宿、渋谷などのターミナル駅の中で一番野暮ったい駅です。池袋は。
住所的には東京都ですけど、池袋でよく遊んでたからといって全くシティガールじゃないです。
でも、東京のターミナル駅じゃないですか、今言ったように。一番野暮ったいとはいえ。
シティガールっていうのは、シティの人っていうのは少なくとも大和線の内側に住んでて、内側に住んでいなくとも中学生とか高校生ぐらいの時から、
今だと、私が学生の時は、読者モデルみたいな、プチ読者モデルみたいなことをしてて、もうDJ遊びみたいなのを始めてて、
オシャレな遊びみたいなのを10代の頃から当たり前のようにしてきた人みたいな。って思うので、私は10代の頃はインターネットに個人サイト作って、自分の描いたイラスト載せて、
池袋で本屋とアニメイトに遊びに行ってたオタクだったので、全然シティガールじゃないです。
確かに、それ大分の女子高生がやってるのとあんま変わりませんね。
でしょ?それはただ池袋でやってたってだけで、池袋は山田線の中で一番野暮った駅なので、私は埼玉県出身なんで。通ってた高校も北区だし。
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でも、池袋だったら、圧倒的に情報量違くないですか。物を買いに行くにしても。
大分と比べてね、確かにオトメロードありますしね。だから大分にはアニメイトしかないけど、池袋にはオトメロードがあって、ちゃんと同人誌を買える環境があるってことですよね。
大分の女子高生は虎の穴で同人誌買うしかないけど、池袋の青春をしてた人はオトメロードで買えますもんねっていうのが今の山下さんの話ですよね。
そう、なるほどね。その点で言ったら確かに、池袋にあったアニメイト本店なので大きかったし、同人誌が売ってるお店もたくさんあったし、本屋もいくつもあって、代償。選択肢は広かったかも。
千尋さんが池袋遊びはシティガールじゃないっていう話ずっとするじゃないですか。僕大分だし山下さん神奈川だから、そんなわけあるかいって思ってたわけですよね。でも千尋さんは絶対に認めないじゃないですか、自分がシティガールだって。
っていう話をこの間、別の人にしたんです。したらその人は、僕の友達でシティガールじゃないって言い張る人がいて、池袋でずっと遊んでたって言うんですけど、どう思います?って言ったら、それシティガールじゃないねって言ってて。
だから言ってるやんって言う。
そうなんやって感じです。
ずっと言ってるじゃないですか、私は違いますよって。
それをシティガールだシティガールだって言ってくるから、もう私は否定し続けるしかない。違うよって。から、すごい堅くなだって言ってめちゃくちゃ言われたけど、違うから確か私の立場から言うことがないんですけどっていう。
その人が言ってたのは、中央区、千代田区、港区、新宿区で、中央線沿線がだんだんとシティじゃなくなっていくみたいな言い方してたんですけど。
あーわかる。
多分中央線沿線に中野区とか杉並区とかあるんだと思うんですけど、あの辺が多分シティの部分とシティじゃない部分があるって話なんだと思うんですよね。
06:01
あーそれもすごいわかりますね。
いやでもね、東京の物価資本をめっちゃ感じるんすよね。この間あの文筆家の方に、新宿の文壇バーに連れてってもらったんですよ。
うん。
文壇バーって何?って思って。世の中には文壇バーなるものが存在するらしいわけですよね。
まあ多い手には存在しないですよね。文壇がないからね。
文壇バーに連れてってもらったら、8人か9人しか入らない店で。
僕ら以外に5,6人客がいたんだけど、その客、僕連れてってくれた人が全員顔見知りだったんですよ。
で、多分全員高学歴で。でなんかずっと東大のゼミの話とかしてるんですよね。
なんとか先生のゼミはこうだからみたいな話とか。
僕の名前だけはおぼろげに知っている作家の話。
なんとかさん最近こういう本出しましたよねとか、最近こういう連載してましたよねみたいな話してて、全然ついていけなくて。
なんだ、東京って思いましたね。あまりにも東京じみている。
東京じみている。
そういう文化とかの面も含めて、なんていうんですか、埼玉でもどっち側って言うんですか、下側?
南側。
南側で、しかも下手に東京、東京って言っても大梅とかあっちの方に比べたら、全然その都市部へのアクセスがいいじゃないですか。
まあまあまあ。
常に埼玉の方がね。
千尋さんが住んでた場所。
そういう文化にアクセスしやすいっていう意味ではすごいシティがあるじゃんって思ってたんで。
やっぱ物理的な距離が文化にはあるっていう。
映画一つ撮っても上映が少ないけど、話になる映画とかあるじゃないですか。
そうな。東京の単館系の映画館だったら古い映画かかりますもんね。
だから定期的にウォンカーワイとかかかってんの本当にいいなって思う。
多いったら絶対にかからないもん、ウォンカーワイ。
そういうのはありますよね。
ちょっとニッチなものとか、東京でしかイベントやってないとか。
九州とかでも福岡とか都市を形成してますけど、やっぱりそういうところでも東京とは全然、東京ってもう全然。
09:03
全然違いますね。
僕の指導教官だった先生、クラシックめっちゃ好きだったんですけど、
同じ楽団が東京にも来るし、ちゃんと福岡にも来るんです。
でも彼が言ってたのは、かける演目が違うらしいんですよ。
東京ではちょっとマイナーな曲もやるけど、福岡では定番しかやらない。
そういう感じなんすよ。
それを感じてるんですか?東京に越してきてから。
それを東京に越してきてから感じてるから、池袋でシティガールじゃないってどういうことやねんって思ってたけど、ガチモンのシティガールを見て、こういう感じ?ってなってる。
分かっていただけて嬉しいです。
私はシティガールって認めろみたいな圧を受けて、そんなって思ってた。
でも、チロンさんが言ってるのは、だから私貴族じゃないんで民衆の味方ですみたいな感じで今おっしゃってるけど、
僕ら平民の側からすると、チロンさんは貴族なんだよなみたいな感じですよね。
違うやろ!
本物の貴族っていうのは都におるからみたいな話されて、確かに本物の貴族おるらしいなみたいなことは分かったけど、だからといってチロンさんは貴族じゃないみたいな話にはならないなーって思ってるんですよね。
もうやめようその話。
無限の闘争ですか?
無限の闘争ですよ。
で、僕すごいびっくりしたのが、東京で文化資本の力みたいなのを見せつけてきてた人が、全員この間ピナバウシュのコンテンポラリーダンス見に行ってたことなんですよ。
すごい、全然知らないです。
ピナバウシュ知ってます?
知らない。
ドイツのコンテンポラリーダンサーで、ビム・ベンダースがドキュメンタリー作ってる人、だから有名な。
コンテンポラリーダンスみたいなのを職業的に習慣的に見てる人じゃなくても、文化人であれば誰でも知ってるぐらいの人なんですね、多分ね、ピナバウシュね。
で、その文化資本力のある人たちが、インスタグラムで全員ピナバウシュに行きましたっていうストーリーをあげてて、すげえ。
すごい。え、春の祭典で踊るんですか?
春の祭典で踊る。
確かにそれはちょっと面白そうですね。
12:01
春の祭典って、ダンス用に作られた曲なんだけど、曲調がなんかちょっとヨーロッパ的じゃないらしくて、で、その日本の公演っていうのはアフリカ系の人でやったのかな。
楽人を入れずにやったとかそういう感じだったかな。なんかそう、よく知らないんだけど。らしくて、だからなんか注目のやつらしい。
うーん。
まあ、しろーさん、春の祭典行ってないってことは、シティガールじゃないかもしれませんね。
やっとわかってもらえた。
初めて知りましたよ、ピナバウシュなんて。
シティガール、シティボーイは全員行きましたからね、ピナバウシュに。
いやー、でも、なんかあんまそういうこと言わないほうがいいですよ。
どゆこと?どゆこと?
え、だからそんなに。
うわー、シティガールだー、とか。
田舎丸出しじゃないですか。
いやいや、ほら、それが田舎丸出しであるっていうのがやっぱり東京中心主義的な振る舞いですよ。
あ、そうなんだ。え、どこが?どういうふうに?
だから、そのシティガール、シティガールみたいな、ジェンダーあんま関係ないんだけど。
ボーイでも。
そうそう、ボーイでも。
東京という文化資本を乗りこなしている文化エリートみたいな、僕、東京ハイカルチャーインテリって呼んでるんだけど。
東京ハイカルチャーインテリを良しとするからこそ、こういうことを言うと、田舎者だと思われるから言ってはいけないって感じになるわけじゃないですか。
あー。
だから、チロさんがそれを言ってはいけないっていう規範を持ってるのはすげーわかるんですよ。
だってチロさんはまさに最前線で、その序列感でいくと、東京ハイカルチャーインテリを頂点とする序列感でいくと、
チロさんの一個上にいる人たちがたぶんその人たちだから、その人たちは実際に会うことも多いだろうし、
そういった人たちにバカにされないとか、排除されないように考えると、「うわー、シティガールだ。」とか言わないほうがいいっていう規範になるけど、
ほら、僕とか基本的に生活圏にいないから、旧市の限り。
だから旧市に帰ったら、「いやー、シティガールばっかりでしたよ。」みたいな話をして、全然オッケーなわけですよね。
私が言わないほうがいいって思うのは、田舎の人であれ、東京のハイカルチャーの人であれ、
基本的には一人の人間だよねって思って接することで誰とでも仲良くなれると思うから、
15:06
そういうシティガールだよねとかシティボーイだよねっていうことによって壁ができるじゃないですか。
だから作らないほうがいいんじゃんっていう話。
壁はね。
そうそうそうそう。
確かに。
それはね、おっしゃる通り。
うん。
でも情熱はあるじゃないですか、実際。
今ちょっと平和なほうに持ってこうとしたのに。
許さない。山下さんそういうの許さないから。
ひどいよ。
いやー、でもね、それはね、面白いことだなと思いますね、やっぱね、東京というのはね。
東京ハイカルチャーインテリの人ともっと遊びて。
なんでですか?
僕の知らない東京を見せてほしい。
でもそれとは逆に、東京の地の人っていうのもいるはずなんですよ。
東京の生活者というか、生活している人たちみたいなのにも入っていきたいっていう気持ちがある。
この東京文化資本の話はちょっとね、やっていきたいんだよな、今後。
なんで?どうしてですか?
興味がある。
ハイカルチャーと地の人たちみたいなのが混在しているっていう環境が興味があるっていうか、
もともと室さん文化人類学とかでフィードバックしてたじゃないですか。
そういう意味でも気になる的な感じなんですか。
でもね、この話が結構みんなをうんざりさせるっていうのはだんだんわかってきたんですよ。
うん。
なんでですか?
ちなみに東京ハイカルチャーガールの人にも、もう東京の話をすんなって言われてて、この話できない。
東京東京ってうるせえ。もうすんなって言われて。
いや、それめっちゃわかる。それめっちゃわかる。
なんか私も友達、地方とかに住んでる友達に、東京だからねとかって言われるんだけど、マジそのためにうるせえって思う。
ごめんね、うるせえって思うようなことをやり続けて。
東京はそうかもねみたいな、うるせえよって思う。
いや、その環境にいるっていう自覚をもっと、さっきの一流貴族がいるから私は庶民ですみたいなのは通用しないっていう話です。
一流貴族の人たちも、そんな庶民の話知らんからみたいな話じゃないんですから。
18:05
そういうものがあるっていうのを。
ちょっと待って、今私は貴族じゃないって言ったんじゃなくて、なんかいちいち東京だからとかって言われるとそのために。
東京だからそうなるんだよ。東京じゃないとそうなんないんだよっていう。
だからそういうのを甘んじて受けないと、それは。
え、じゃあ東京だからって言われるためにうるせえって思うなってこと?
いや、うるせえと思うなとは思わないですよ。
でも、そういう面もあるなっていう。しかたないなってなるじゃないですか。
でもなんかさっき文化に物理的な距離があるみたいな話、ちょっとあるかもって一瞬思ったのが、
庶民の種類でハイカルチャー・インテリかどうか決まるんですよね。
そう、その通り。
それで言ったら、私の母親は杉並区出身なんですよ。
で、歌舞伎とか能とか大好きで、
能の三味線の演奏者まで見てて、
で、その演奏者の講演会とかに行くんですよ。
これはかなり多分ハイカルチャーですよね。
ハイカルチャーですね。
ハイカルチャーですね。杉並ハイカルチャー・インテリですね。
そう、だから。
いや、だからそうなんですよ。
たぶん六本木とか港区とかに住んどっても、
ハイカルチャーを享受してない層もいると思うんですよ。
経済的エリートなんだけど、文化的エリートじゃない人たちっていうのもいるはずなんですよね。
だから経済的には中3階級でも文化的ハイカルチャー・エリートみたいのいるはずで、
そういう人たちは能とか落語とか歌舞伎とか、
いや、この話すると、歌舞伎とか庶民の楽しみでしたからね、
落語とか貧困層の楽しみですからね、みたいな言い方する人いるんだけど、
近道では違うから、地方って寄せがないからさ、みたいなのがあるなって思いますね。
私は、娘の私は埼玉出身じゃないですか。
よく池袋を通って、いろんなところに行ってたわけで、
そういうとこなのかなって一瞬思いましたね。
母親は杉並に住んでて、自分も芸事やってて、みたいな。
なるほどな。
チロさんが香水が好きなのはどこから来てるんですか?
香水は好きなデザイナーがいて、
そのデザイナーの人が香水もデザインしてたんですよ。
ずっと興味はあったんですけど、
でもそれもすごい遅いです。
21:02
多分、本当のシティガールの人は、
10代とかからそういうの知ってると思うんですけど、
私は20歳前後くらいで知って、それを。
ただ、私昔、あんまり香水をつけるような、
キャラじゃなかったっていうか、
すごくおぼこい女の子みたいな雰囲気だったので、
自分には香水がちょっと似合わないなってずっと思ってたんですけど、
ある年齢に達した時に、今ならつけられるなって思って、
開発名を出したんですよ。
そういう情報を仕入れるのは、
私、バンドがすごい好きなんですけど、
そのバンドで仲良くして、
そのバンドで仲良くなった友達が香水がやっぱり好きで、
その子たちとから香水の情報をもらったり、
感想を言い合ったりとか。
そうなんですよね。
デザイナーでしょ?香水でしょ?
で、服とかに。
で、メゾンみたいな話に行って、
で、それが美術の話にも行くわけですよね、多分ね。
ギャラリーとかを通して。
服のブランドってアーティストとコラボしたりとかして、
で、服が好きな人がアートに行ったりとか、
アートが好きな人がその服に行ったりとかもするし、みたいな。
だから、東京ハイカルチャーインテリの人は、
その辺のことを全部よく知っとるなと思ったし、
さらに言えば、さっき友達を通してみたいなこと言ったじゃないですか。
その情報を交換する人間の層が厚いんですよ、やっぱり。
だから、僕がすごい驚いたのは、
僕の知り合いたちがみんなピラマウシュに行ったときに、
全員知り合いっていうか、全員一つのコミュニティ?
つまり、本当に知り合いじゃなくても、
全員なんとか大を卒業した人ですとか、
全員この辺に住んでる人ですとか、
全員同じ会社に勤めてる人ですとかだったら、
理解可能なんだけど、
それぞれが全く別の文脈で知り合った、
全くそれぞれ知り合いじゃない、
全く全然別の属性の人が、
みんな似たような話をして、
みんなピラマウシュに行ってるのが、
すげえ!ってなったわけですよ。
その層があるってことなんですよね。
その階級があるってことなんですよ。
なるほどね。
で、これはおそらく地方には層としては存在しない。
地方にそういうことを愛好してる人いると思うんですよ。
でもそれは、たぶんショーグループ。
お互いに認識可能なショーグループでやってたりとか、
そのショーグループが東京とつながっていて、
全員地方の富裕層、
だから事務士とか会社の社長とかで、
24:00
しょっちゅう東京に行ってて、
東京にも拠点があるみたいな人なんだと思うんですよね。
僕の知ってる限りね。
僕の知ってる限り、東京の富裕層たちは基本的にそう。
だから、おもしれえなって思ったって感じですね。
そういう人たちがいるっていうのが、
すごい東京だっていうこと?
東京だって感じ。
東京ってそうだよねって感じだよね。
東京の人がうるせえって思うのもわかるけど、
そんなこと言われてもね。
みなさんにとっては日常だからね。
東京だって言って、
でもその先何もなくないですか?
ないけど、
このそこはかとない寂しさみたいなのを
共有したいわけですよ。
東京に受け入れられるってどういうことだろう?
みたいなのを共有したいわけですよ。
受け入れられたいんですか?
わかんない。
受け入れられたいのかな?
受け入れられたいという欲望をすることは
あんまり良くないんじゃないかという気持ちもある。
それってその序列関係を
受け入れてしまうっていうことだからさ。
どう?
もう破壊してやりましょう、破壊。
この序列関係を。
良くないんですよ。
東京の人が実際に序列っていうのが
そういう層があってっていう話をして
うるせえみたいに思うのは
そうやってカモフラージュされちゃうわけじゃないですか。
隠蔽されちゃうからね。
何が?何が何が?
うるせえっていうことで何がカモフラージュされるの?
序列関係をね。
構造とか見えにくく、
でもそれっていろんな問題であるわけじゃないですか。
序列が存在するということがなかったことになるからね。
それで何事もなく、
でもそれって誰かに対しての
抑圧的暴力になるわけじゃないですか。
そうね。
でも構造、それは自分も
誰かよりも
序列男性であるから
全然その恩恵を受けてて
序列上位な部分があるわけじゃないですか。
でも実際は無職で、
世間的から見たら下位な部分はあるけど
でもだからといって今まで受けてきた恩恵が
無いことにして
それはダメだろうって思うんですけど
東京ハイカルチャーの人たち
そこはそこで甘んじて受け入れろよって思う。
甘んじて受け入れて
斬られる時は斬られるよって思います。
東京だって言われることを?
シティカールだって言われたりとか?
いやもっと大きな話ですけど
今ちょっと勢い余って
バーって言っちゃったんですけど
私が最も東京だとかシティカールだっていう話に
意味がないと思うのは
序列堂々っていう話もありますけど
例えば香水の話だとしたら
27:02
香水の話をした時に東京だって言われるんじゃなくて
どんな匂いが好きなの?とか
どういう瓶の形が可愛いよね?とか
こういう匂いが好きなの?とか
こういうメゾンの香りは全体的にこうだけど
こっちはこうだよね?とか
その中身の話がしたい
例えばそれを知らなかったとしても
じゃあ自分はなんとなくこういう香りが好きだとか
そういう話はできるわけじゃないですか
それが香水ならそうだけど
他にも演劇なり本なりいろいろあると思うんですけど
その中身の話がしたいんであって
わかるわかる。わかるんだけれども
それこそが文化資本の力なわけなんですよ
だから僕だってそうですよ
僕だって何かの本の話をした時に
本の中身の話をしたいけど
多くの人がするのは
その本が難しいか簡単か
その本を読むことで
自分がどうなるのかってことを
みんな知りたがるわけですよね
その本の中身に何が書いてあり
どのような議論が起こっておって
それがその学問の歴史の中で
どういうふうな役割を果たしたか
ではなくて
その本を読むことが
自分の人生とか
自分のキャリアみたいなのに
どういうふうな影響があるか
という方にみんな興味があるんだけれども
その本を読解して
その系譜の中での意味を探る
みたいなことをするのが
基本的にインテリだけだからですよね
そこに僕の文化資本の力があるわけですよ
僕がその話題をしたいと思うことそのものの中に
すでに僕の文化資本の力があるわけですね
そうじゃない人が
なんでその話をしないんだろうって考えると
その人たちにはその文化資本がないからなんですよね
で、その人たちに
本を読めばいいじゃんって僕は思うんだけど
それ以外に方法がない
香水の話をしたいのならば
香水を読んだり
香水の話をしたいのならば
香水を勉強するしかないし
演劇の話をしたいのならば
演劇を勉強するしかない
他に方法は全くないんだけれども
やはり
これは別に文化資本力がある人からない人を見ても
ない人からある人を見ても
そこに新鮮な驚きがあるよね
っていう話だと思うんですよね
驚きの話がしたい、共有したいってことですか
そう
山本さんがさっき言ってたのは
驚きの話をすんなっていうことを言われると
結局構造としての序列っていうのは
隠蔽されたまま残るよねっていう話をしてて
それは確かにそうなんだけれども
でも、言われた方も別にやることがないから
他に
既に持っている文化資本をなくすことはできないから
経済資本と違って
言われてもなって思うのは
30:01
言われてもなって思うよねって思う
から
もうすんなって言われたから
僕はその人に東京の話してないけど、それ以降
その人が東京ハイカルチャーインテリみたいなことを
言うたんびに
東京だって思ってる、心の中で
言われても
言われてもなってなるのは確かにその通りなんだけれども
あるよねっていう
感じがする
全くおっしゃる通りで
僕もなんか本の話をするときに
分かりにくいみたいなこと言われるたんびに
やっぱうるせえって思うんですよね
書いてあるだろうがよって
読めばいいじゃないかって思うんだけれども
それは僕が香水を見て
うわ、いっぱいあるみたいな
思うのと多分同じ
だって地方で言ったら香水売ってるのって
ドンキホーテしかいないから
ドンキホーテに並んでない香水って知らんわけですよ
でも東京の伊勢丹免図館とかに行って
ドンキホーテで売ってる香水ってほとんど置いてないわけじゃないですかね
メゾンの香水が主力で置かれているわけですよね
書く
すげえなってなるわけですよやっぱり
で、僕が面白いのは
そのような文化を享受する人は他の文化も享受しており
そこに何らかの体系があって
それを享受するコミュニティではなくて
階層が存在するってことが面白いわけですよね
社会階層が
地方にもある
地方にも農家好きな人が集まってるコミュニティはある
落語が好きな人が集まってるコミュニティはある
でもそれ階層ではないんですよね
これは東京だけじゃなくて
僕ほら
ヨーロッパに育った人に言われたことあるもん
日本はやっぱり田舎だからなって
彼らからしたらトゥルーカルチャーっていうのは
パリかロンドンでしか発生しないわけですよね
ないしはニューヨーク
ロサンゼルスとか
ハリウッドみたいなのは
田舎者の行くところはないわけですよね
そこからは
トゥルーカルチャーは生まれないわけですよ
で東京とか
上海みたいなの
香港みたいなのは
オリエントのエキゾチックなカルチャーは生まれるんだけれども
世界を起因するような
スタンダードのカルチャーが生まれる場所ではないんですよね
だからこれはグローバルに構造化されていて
存在するんだけれども
上を見たらいっぱいあるし
下を見たらいっぱいあるし
本来は上でも下でもないんだけれども
これはなんか資本主義の動きとともに
社会を構造化している
33:01
一つの階級であるよねっていう話だと思う
この文化資本の話を始めた
ブリデューがしてるのが面白いのは
僕たちはこの文化資本を巡って
ずっと闘争してるっていう話をしてるのが面白くて
山山さんがチロさんをずっとシティがあるっていうのも
一つの闘争なわけですよ
文化を巡る
これは個人的に山山さんがチロさんをやり込めたいとかいうわけではなくて
そのように我々とあなた方っていうのを作り出すことそのものが
文化を形作る一つの手段であって
それを通して僕たちは社会の中にある種の回想性みたいなのを作り出す
闘争をしており
それはひいてはこのような文化を享受する私たちっていうのが
社会の中で生きやすくするために行われていることだっていうのが
ブリデューの分析なんですよね
面白いなって思う
地方の人たちが東京を見て東京だっていうのも一つの階級闘争なわけですよ
東京だけがトゥルーワールドではないっていうのは
どこかでは主張したいんだけれども
他方東京を頂点とした日本においてはね
ないしはパリやロンドンを頂点とした
ある種の回想性みたいなトゥルーワールドみたいなのがあり
それに対して僕たちがどういうふうに対応するかみたいなのは
依然としてあり続けるっていう話ですよね
だから僕はこの話がめっちゃおもろい
誰がどこで飲み誰と遊んでおりどういうことを言うかみたいなのがずっと面白い
でもさぁ
闘争はさぁ
無くなったほうがいいですよね
できるだけ
無くなったほうがいいけど
その東京カルチャーみたいなのがあるよねみたいなのを
言わないことではなくならないんですよね
そういう意味で
トゥルーワールドっていうのは
カルチャーみたいなのがあるよねみたいなのを
言わないことではなくならないんですよね
そっか
じゃあその発言は東京だみたいなことを
言わないことが闘争が無くなることではない?
言うことによって闘争は確かに起きるんだけど
言わないということはそのような序列がある世界を受け入れるということになるから
だからそれはすでに
現実に力を持つ現象として
世界に存在しているから
そういうことにはならないっていう見解だと思う
ブルデューとかヤマイマさんとか
僕もそうだけど
だからそれに対して沈黙していても
それが存在し続けるだけだから
対抗しても争いが起きるだけだから意味がないんだけど
いずれにしてもっていうことになると
なるほど
どうしたらいいんですか?
東京だねって言われた時
うるせえって言ったらいいと思う
もう私の前で東京の話すんなって言えばいいじゃないですか
あーまず私東京出身じゃないしみたいな風に言っていいってこと?
言っていいってこと
36:00
だってしょうがないよね
そんなこと言われたってどうしようもないからね
うるせえって言ったらいいんじゃないですか
うるせえってチェロさんは言うし
ヤマイマさんはヤシティガールですよねって言うしって話だと思うんだよね
この絶え間ない緊張関係が存在する社会っていうことだと思うんだ
僕たちが生きている社会ってそういう感じだっていうことじゃないですか
私はどんな人とも香水の香りの話がしたいな
じゃあ今度みんなで香水買いに行きましょうよ
うん行く
香水買うロケしましょうよ
するよ
香水買うロケしましょうよ
するする
36:52

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