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メロさんのゼミの課題本を読んでるじゃないですか。主に植民地の話?
今年の2024年の下半期は、植民地主義がテーマになってて、今のところ、私的システムとしての資本主義っていうオーラーステイの本と、甘里権力っていうシドニーミンツの本と、バナナと日本人っていう鶴見義行の本、3冊読んだとこっすね。
最初の私的システムとしての資本主義、読み切れてないんですけど、甘里権力とバナナと日本人を読んで、最近思ったのが、宇宙って奴隷がいないんだなって、すごい思ったんですよね。
僕たちの現実世界でって話?
そう、現実世界で、宇宙に奴隷がいなくて、地球人が月に降り立ったのって1960年代じゃないですか。
そんな前になりますか。
そうだと思う。
もう半世紀以上前ですね。
でも、私たち月より遠いとこに行ってないじゃないですか。
確かにね。
それって、宇宙には奴隷もいないし、資源もないし、たくさんの技術開発をして、宇宙に行く意味が人類にはなかったんだなって思って。
知り合いの航空宇宙関係で働いてる人が、宇宙開発っていうのは結構天井が見えていて、そんなにもうやることがないみたいなことを言ってたのを聞いて、前はそんなもんかって思ってたんですけど、植民地主義の本を読んでると、
そもそもなんで人間が新大陸を発見したりして、何かを開拓しようと思ったかって、そこに奴隷と資源があったからだったのかなって思ったっていう話です。
なるほどね。人類が月より遠くに行けないのは、月がないからじゃないってことですね。
ダジャレ?それ。
ついてるとかついてないとかの月ですね。運がついてるとかついてないとかの月がないと書けました。
50点。
50点。ありがとうございます。
植民地主義の話をやってて、僕のゼミで、その植民地主義の話を見る限り、ヨーロッパの今日の繁栄っていうのは、基本的にアフリカ大陸で得た奴隷っていうのを新大陸に投入したことで得ていますよねっていうことで、
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経済が発展するっていうのは、何か巨大に搾取できる富みたいなものがない限り起きないし、搾取できるものがないときに経済がなぜ発展しないかっていうと、人間がそれに借り立てられることがないからっていう話だったかなと思ってて、チロさんが今おっしゃってるのは。
チロさんのお知り合いの高級宇宙関係の方がおっしゃってるのは、宇宙っていうのの経済合理性みたいなのがないから、宇宙開発に予算っていうのがついてなくて、もうあんまり宇宙に行ってもしょうがないよねみたいな雰囲気になっちゃってるっていう話だと思うんだけど。
まさにそんな感じで言ってましたね。
だからチロさんが宇宙には奴隷がいないんだって思ったってことですよね。何か搾取できるものが宇宙にいないってことですよね。
そうです。だからロマンだけじゃダメなんだなって強く思いました。
なるほどな。
宇宙に行っても、ただ技術も時間も資源も宇宙に吸い込まれるだけだから、だから月より遠いところに行けないんだなって思った。
航空宇宙関係で働いてる私の知人は、アポロ13に憧れてそういう関係の仕事に就こうと思ったらしいんですよ。
実際に宇宙に関わる仕事をしてるわけではないんですけど、近いところで働いてて、
ただもうそういったアポロ13で描かれてるような月に行くということの意味みたいなのが、もう冷戦もないし、遠いところへ行くっていうことの意味がもう全くなくなってしまっているっていう。
なるほどね。じゃあまあしょうがないね。
うん。人間がそうだから。
じゃあなんでマスクは一生懸命宇宙開発してるのかな?
えー、イーロンマスク宇宙開発してるんですか?
イーロンマスクってSpaceXっていう会社を持ってて、それのロケットを一旦、今ロケットって基本的に使い捨てじゃないですか。
で、使い捨てじゃないロケットってスペースシャトルがあったんだけど、そのスペースシャトルって老朽化してて、もうあんま使えないらしいんですよね。
で、その次の世代の宇宙船として、イーロンマスクが行ったり来たりできるロケットっていうのを今開発してて、
で、それこそ最近、宇宙に一旦打ち上げたロケットっていうのがもう一回帰ってきて、それを発射台で箸みたいにしてピッてつまむっていう実験に成功したんですよ。
だから、マスクさんがんばって宇宙開発してるんだけど、宇宙にどれがいないのに。
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それはなんかあんのかな?それがいいなーって思ってる理由が。
結構、フゴみたいな人たちって宇宙に興味あるんじゃないですか?
あー、確かに。前澤さんも宇宙旅行、あれ、もう行ったんだっけ?
行ったと思う。
あ、そうなんだ。
フォーマイセルフって感じなんですかね。
あー。
今のは、前澤さんは昔、スイッチスタイルってバンドでドラム叩いてたんですけど、ハードコアの。
うん。
それでかっこいい曲がフォーマイセルフっていう曲があって。
あ、そうなんだ。
あ、文化資本力見せつけてきた。
スタートトゥデイって前澤さんの会社?社名はスタートトゥデイなんですかね?ゾードタウンと。
はいはいはい。
スタートトゥデイは、コイラ・ギッビスケッツっていうニューヨークのハードコアバンドのアルバムのタイトルから来てて、
で、もともとディストロッツって、要はカタログ通販やってたんですよ。
バンドの仲間のデモテープとか、海外から取り寄せたりして。
はいはいはい。
Tシャツとか、それが最初の始まりって感じです。
へー、そうなんだ。全然知らなかった。
へー、有名な話かと思った。
えー、なんだろう。やっぱそうなんじゃないですか。自分のためにってことですよね。
自分のために宇宙開発してんのか。
それって、お金持ちの自己実現みたいな感じなのかな。
でも、冷戦の時も、それが国に変わっただけで、国の自己実現みたいなのとあんまり変わらないですよね。
要は、月に何かあったわけじゃなくて、自分たちの方がより遠くまで行ける技術があるんだっていうことを示すための月旅行というか、月に行く計画だったわけで。
そうですね。
もうちょっと綺麗なところを言うとしたら、人間のロマンみたいな、宇宙ってどういうところなんだろうっていう好奇心みたいなところが言えるんだと思うんですけど、結局はそれだけじゃダメなんだろうなっていう。
お金を投じてもそれを回収できないと資本主義の枠組みではできないもんね。
マスクさん、宇宙開発してるのは衛星飛ばしてるじゃないですか。
その衛星経由でインターネット提供してるんですよね。
あ、そうなんだ。
スターリンクっていう。
で、ウクライナ戦争の時に起きたんですけど、インフラとかを破壊されるとインターネットで使えなくなっちゃうじゃないですか。
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ネット基地局とかをロシアがどんどん破壊してたんだけど、マスクさんがウクライナにスターリンクの受信機を提供したんで、その前線でもちゃんとハイテクス兵器を使えましたみたいなね、インターネット使えるからみたいなことになってるらしくて。
災害とか安全保障上の問題でも衛星使ったネット回線があるっていうのには重要あるよねっていう話にはなると思うんですよね。
地上のネットワークだけじゃなくて、宇宙のネットワーク使うと、地上のネットワーク破壊されても宇宙のに使えるしっていう。
マスクいいことしてるじゃん。
まあいいことかどうかわからないけど儲かることはしてますよね。
確かに。やっぱり地球にへばりついてないと富が生まれないんじゃないですか。衛星だってこの地球の重力で回転できる範囲でしか飛ばないから。
あとムンライトマイルっていう漫画では月にあるヘリウムを取りに行ってましたよ。
で月でヘリウム使って発電して、その電力を地球に送り出すっていうことで経済合理性確保してましたけどね。
それが本当に技術上可能なのかどうか知らないんだけど。
チロさんが宇宙には奴隷がいないっていう話をして、それを植物主義に絡めたときに確かになーって思ったのは、僕はあれを思い出したんですよ。ブレードランナー。
ブレードランナーってお二人見られました?
見ました。古い方。
当たり所法でもいいんだけど、ブレードランナーって元々アンドロイドは電気羊の夢を見るかっていうSF小説を映画化したもんじゃないですか。
で話の内容としては地球っていうのはすでにもう荒廃しちゃってて、あんまりその地球の中だけでは完結できなくて、人類っていうのはもう他の太陽系の外の惑星外っていうのにどんどん広がっていってて、でも中心が地球じゃないみたいな感じになっちゃってるんですよね。
ただ宇宙開発っていうのに人間を使うのは過酷だから、宇宙での労働力としてレプリカントって呼ばれる人造人間を使ってるんですよね。
人工子宮で生まれてくる有機生命体なんだけど、数年で太陽年数が来て自己崩壊するように設計されていて、死んじゃうと。
映画のブレードランナーっていうのは自己崩壊する前に職場から逃げてきたレプリカントっていうのが人間の中に混じって暮らしてるから、外見だけじゃ全然人間とは見分けがつかないから、特定のテストをしてそのレプリカントを出すレプリカントを見つけ出すっていう仕事をしてる人たちがいて、その仕事をしてる人たちのことをブレードランナーって呼んでるっていう話ですよね。
で、この映画に出てくる話の主軸全体はブレードランナーが宇宙から逃げ返ってきたレプリカントを探すっていう話になってるんだけど、その宇宙から逃げ返ってきたレプリカントが地球で何をしてるかっていうと、自分の開発者っていうのを探して自分たちに仕掛けられた寿命っていうのを人間並みに伸ばすっていうのをやろうとしてるっていう映画だったと思うんだけど。
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確かに宇宙に奴隷がいたら宇宙開発って進むんだなって思ったんですよ。
レプリカントを使って、レプリカントを搾取すれば、ちゃんと宇宙開発できるやんって思って。メイクセンスしとるって思った。
大平 うん、そうですね。資源がないと大幅に人間が移動したり、何かを達したりっていうのは、達成したりっていうのは難しいんだなぁ。
そうね。やはりそうっすね。
大平 うん?
やはりそうっすね。
大平 ああ、70点。