読書の秋ということで、最近読んで心動かされた1冊を紹介。今週は公晴が『バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学』(朱喜哲)を語ります。
TOPICS:
オープニング
最近、番組を「聴いてますよ」と声をかけてもらうように
今回のテーマは、「心が動いた本」
公晴の一冊『バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学』(朱 喜哲)
リチャード・ローティとは?
ローティの哲学のキーワード「偶然性/連帯/アイロニー」
朱喜哲が提示するローティの主張
ルワンダの内戦と「言葉」の作用
会話を続けることが大事
ローティの語る「アイロニー」
「バザール」と「クラブ」
「よりまし」な社会を目指す
リベラルや知性とは違う価値観をもった相手に向き合えるということ
関西人の「知らんけど」=ローティ的態度?
組織開発や人材育成に関わる人こそ「言葉」の使い方に敏感でありたい
戦争のアナロジーがあらゆる場面で使用されている
夫婦関係にもローティの哲学が効きそう
朱喜哲さん、いつか番組ゲストに…!
【関連リンク】
朱喜哲(2026)「バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学」,NHK出版
【番組について】
この番組は「学ぶ力を再創造する」をミッションに掲げる株式会社Learner's Learner の黒川公晴と大谷直紀が、これからの学びやリーダーシップのあり方を、面白がりながら問い直してみるビデオポッドキャスト番組です。
【パーソナリティ】
▶黒川 公晴 Kurokawa Kimiharu
Learner's Learner代表 ミネルバ認定講師
2006年外務省入省。外交官としてワシントン、イスラエルに駐在。通商交渉や日本のアートプロモーションを担当。その後、安保・経済領域での様々な交渉に携わる傍ら、首相·外相の英語通訳を務める。2018年に独立以降、ファシリテーターとして企業の人材・組織開発を支援。事業開発、自立型組織作り、ビジョンバリュー策定、 紛争解決等のサポートを行う。ペンシルバニア大学組織開発学修士。一般社団法人Brain Active with 代表理事。
▶大谷 直紀 Naoki Ooya
Learning Designer人間環境学修士。前職リクルート社では全社員採用PRJ・次世代リーダープログラム開発の立ち上げ、新卒採用責任者を務める。2016年独立以降、ベンチャー企業から大手企業のHRD・OD・ビジョン策定に携わる。人類学を応用した組織開発コース「Leveraging Organizational Culture for Impact (EPIC) 」修了。本屋アルゼンチン店主。
【感想・リクエスト募集】
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【クレジット】
出演:黒川公晴(株式会社Learner's Learner)、大谷直紀(株式会社Learner's Learner)
Dir,撮影,編集:家子史穂(株式会社ハウスチャイルド)
Artwork:小栗直人
提供:株式会社Learner's Learner
Music:
Track Title: Happy Times(provided by Shutterstock)
Artist: Mattijs Muller
Track Title: Keep It Chill(provided by Shutterstock)
Artist: Mattijs Muller
Track Title: Cocktail Bar(provided by Shutterstock)
Artist: Mattijs Muller
Track Title: Anno Domini Beats
Artist: Lottery
感想
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サマリー
今回は「読書の秋」をテーマに、黒川公晴が朱喜哲の『バラバラな世界で共に生きる』を紹介する。書中で扱われるリチャード・ローティは、究極の真理ではなく、歴史や人生の中で偶然に形づくられた言葉や信念を重視し、「偶然性」「連帯」「アイロニー」をキーワードにしている。自分の正義を絶対視せず、他者に開かれ、自分の考えを疑いながら、よりましな公共のあり方をつくる姿勢が説明される。 ルワンダ内戦の例では、民族を指す言葉が「ゴキブリ」「蛇」へ置き換えられたことで、殺戮を正当化する言葉の作用が示される。そのため、断定して会話を終わらせるのではなく、会話を続けることが重要だと語られる。バザールとクラブの比喩、専門家でありながら自分を相対化するアマチュアリズム、関西人の「知らんけど」といった決めきらない態度も話題になる。さらに、組織開発や人材育成で使う「抵抗勢力」「老害」「参戦」「戦略」などの語彙が対立を生む可能性、夫婦関係で論理によって相手を閉じ込めず、黙って距離を置くことも会話を続ける方法になるという実践的な示唆が語られた。
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