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今回は、専門領域のところの経営やビジネスについてということで、ドラッカーの言葉とともに学んでいきたいと思います。
ドラッカー365の金言より、未来の確認というところについてお話をしていきます。
重要なことは、すでに起こった未来を確認することである。
これはですね、よく予想が当たったとか当たらなかったとか、予想の摘出率が100%だったとか、そういうような話がなされることがあるのに対して、
それよりも、すでに起こっている変化、そしてどんどん大きくなっていくであろう変化、このすでに起こった未来の変化の予兆ですね、そこを観察することが非常に重要だと。
なので、すでに起こった未来を確認することがどれだけ予想が当たったかということよりも大事なので、そっちに着眼しましょうということを言っています。
それはなぜかというと、重大な変化というのは価値観の変化とか認識の変化とか目的の変化といった予測不能なものの変化によってもたらされるからであるというふうに言っています。
価値観、認識、目的というのを共通しているものというのが表に出ていない部分、氷山モデルでいうと、海面の上の部分じゃなくて、海面の中に入っている氷山、目に見えない部分を全部言っているなというふうに思っています。
学び合いでは、自己対話である内省と他人との対話というものを大切にしていくということなんですけど、対話はとにかく評価判断をしないということと、表面じゃなくて、さっきの氷山モデルの価値観とか感情とか経験とか、
そういう目に見えていない部分に目を向けていくということになりますけど、このドラッガーが言っていることも、変化のうち表に見えている表面的なところということじゃなくて、世の中の価値観がどう変わっていくのかとか、認識がどう変化しているのかとか、
そういった目に見えない部分に目を向けて、既に起こった未来という予兆、起きている予兆をキャッチしていこうということを言っています。
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事業を行う者にとって重要なことは既に起こった未来を確認することである。社会、経済、政治において重要なことは既に起こった未来を機械として利用することである。それらの変化を認識し、分析する方法を開発することであるということです。
私自身も既に起こった未来をニュアンスでしか掴めていないところがあるので、先ほどの目に見えない部分の変化とか、未来にトレンドがどんどん大きくなるであろう、起きている変化をまずは捉えていくところから考えていきたいと思っています。
そして、ドラッガーは弱みは無効化して、組織で無効化して、強みをとにかく生かさないと成果は上がらないということを常々言っているんですけど、今回出てきたキーワードでいくと既に起こった未来、これからどんどんその方向に行くであろうという予兆をしっかりと捉えて、その機械に乗っかっていく、機械を利用するというような話をしています。
強みというキーワードと機械というキーワード、これがドラッガーを理解する上でというか、自分たちが日常で実践する上で自分の強みだったりとか、自分の今目の前にある機械は何なのかということを考えていくことが非常にポイントになるんじゃないかなというふうに思っています。