アクティブリスニングの紹介
こんにちは。この番組は、3人の男の子の母親であり、整理・収納アドバイザー、タスクシュート認定トレーナーの私、まきのくみがお届けしています。
仕事と暮らし、日々の家事や子育てをもっと楽しく楽にするため、心がけていることなどをシェアしています。
今日は、10月13日月曜日です。皆さま、今日1日ご機嫌でお過ごしでしたでしょうか。
10月から、曜日ごとにテーマを決めて配信するとお伝えしていたんですが、今週1週間は、月曜日から金曜日まで、5日間連続のゲストトークの回をお届けします。
お話しくださったのは、畑中つむぎさんという方です。
畑中さんは、以前から私のお友達で、アクティブリスニングを広める人として、最近、Kindle出版をされました。
アクティブリスニングって聞いたことありますか?
今回の対談では、このアクティブリスニングってどういうものなのかを知っていただいて、子育てに取り入れていただけるように、畑中さんが4つのステップで分かりやすく解説してくださっています。
まずは、早速対談をお聞きください。
では、畑中つむぎさんです。まずは自己紹介をお願いしてもよろしいですか?
初めまして。畑中つむぎでございます。
今回、Kindle本を出したことをきっかけに、文さんがこちらのルームに呼んでいただいて、今お話をさせていただいています。
私は、3人子育てをしているフルタリーのワーキングマザーです。
3人の男の子、3人の男の子がKindleさんです。
上の子2人男の子、下の子3番目が女の子。中2男子、小5男子、小2女子の子育て中です。
もともと精神疾患を抱える家族と暮らしたという経験から、昔から精神ともに健康な子どもを育てるということに強い関心があって、大学では薬学という専門を選んで、それを仕事にもしています。
コロナ禍なんですけれども、クラブハウスでゼロ防止講座の赤羽優次さんに出会ったときに、アクティブリスニングとか愛着障害とか対人関係療法というのをきっかけにすごい学び出しまして、育ての新たな視点を見つけていって、
ノートで体験ブログを書いて、ノートの特集に選ばれたりとか、それをきっかけに赤羽優次さんをSNSでご紹介いただいたり、流尿セミナーでもブログを紹介していただいたり、100名以上参加するクラブハウスでも度々取り上げていただいたり、その都度登壇してベストプラクティスを共有してきました。
そういったものを全部残してきて、今回Kindleにまとめようかなということで、今年の夏に1巻、そして10月に1巻ということで、あともう1回冬までにもう1巻ということになっているんですけれども、出版をしたということです。
ありがとうございます。まずは出版おめでとうございます。
すごい。あっという間に2巻目が出たのでびっくりしました。
そうでしたか。なんか時間かかっちゃったな。
いやいやいやいやありがとうございます。まず1巻から追っていきたいんですけど、そもそもアクティブリスニングっていうことに聞き慣れない方ってたくさんいらっしゃると思うんですよね。そのあたりから触れていただけたらと思います。
アクティブリスニングってちょっとカタカナで表現してるんですけど、これ日本語に適切な言葉がないので、そのままアクティブリスニングっていうふうに表現をしています。
よく聴く、リスニングなので聴くだし、アクティブだと主体的にみたいな感じで誤解されやすいんですけれども、アカブリッジさんは4つのステップがあるというふうに言われています。
話を聞くっていうと、傾聴とか共感で聞くっていうのをよく言われるんですけれども、アクティブリスニングは共感は必要ないです。
まず一番大事なのが、4つのステップのうちの第一ステップなんですね。
話を聞くっても、たとえば小学校の通勤簿でも相手の話を聞くとか丸できてないみたいな評価があるぐらい、
当たり前のことすぎて、今さら?みたいな。そんなのは当たり前じゃん。コミュニケーションするのは当たり前じゃんっていうところで、本当に聞くっていうことを当たり前すぎてスルーしがちなんですけど、
アクティブリスニングっていうことを起軸に話を聞いていると、全然聞けてないっていうことにまず皆さん気づくと思います。
第一ステップが、徹底的に真剣に聞いて信頼される。余計なことを考えないっていうのが第一ステップです。
もう本当にこれが肝だと思っていただいて大丈夫で、とにかく人の話を聞いていると、自分の経験と照らし合わせながら聞いて何か言いたくなったりとか、
聞いているようでも、次に何を言おうっていうふうに自分のことを考えている。会話が途切れないように気を使ってみたりとか、間が怖かったり。
そういうことに気を配っていて、全くと言っていいほど注意して自分自身の聞いている姿を客観的に見ていると、本当に聞いてないことにまず聞いてきます。
なので本当に第一ステップは、とにかく徹底的に目の前の人の話を本当に聞く。それに対してこうだと考える。本当に言っていることをそのままそう思ったんだ、そういうことがあったんだっていう、そのままを本当に聞くっていうのが第一ステップです。
第二ステップ。これがまずクリアできたら第二ステップです。これをする前にこの第二ステップに行っちゃう人がいるんですよね。第二ステップっていうのが、相手を意識させないようにしながら質問をする。
意識させない?相手を意識させないようにしながら?
意識。意識。意識。意識させないように質問をする。質問って興味を持ってますよっていうメッセージだったり、あなたのことを知りたいよっていうポジティブなメッセージが飛ぶ一方で、なんでそうなの?どうしてそう思ったの?とか、こういう質問系の質問っていうんですか。
本当に相手が話したくもないことを聞かれたりとか、責められてるような質問、相手がどう思うかなんですけど、これをすることによって聞いてるっていうふうに勘違いしてる人がいるんですよね。
なので質問ってすごく難しくって、この質問をするときには大切なのは本当に相手を意識させないこと。できれば自分が知りたいことよりも相手が話したいことを話せる質問をするっていう。
具体的に言うと、例えば旅行に行ったんだって第一声言ったとしますよね。そのときに何を返すか。第一ステップだったら、あ、旅行に行ったんだっていうそのまま聞くんですよ。でも通常、旅行行ったんだって、あ、どこ行ったの?っていうふうにもうすぐ質問しちゃう。でもそれは自分が聞きたいことを聞いてる質問。
なので第一ステップで、あ、旅行行ったんだって言って、質問ができるとしたら、その人が何を言いたいのか。誰と行ったのかが行きたいのかとか、そこで行った食べ物の話をしたいのか、それはわかんないんですよ。だからまだ第一ステップです。旅行行ったんだって聞いて、誰々と行ったんだって言ったら、行った人の話をしたいんだなって思うわけですね。
そこのところを聞いていくとか、そういう感じでこっちの、まずはこの第一ステップ、第二ステップで、本当に相手の話したいことを話したいままそのまま評価して聞くっていうのがここまでです。
通常の会話であれば特に問題はないんですけれども、第三ステップに入ってくると問題の本質がわかるって出てくるんですよ。もしかしたら、旅行に行ったって通常楽しかった話が出てくると思うんですけど、それをよくよく聞いてくると、何か楽しかった話以外にもやもやがあったことを共有したかったとか、
何か実際こういったトラブルがあって嫌なことがあった話を書き出し書きたかったとか、冒頭から来る話から想像できなかった話がアクティブレスに第一ステップ、第二ステップをして出てくるんで、
あ、この人が私にこんな話をしてきてどうしたいとか、その問題はこれだっていうのを、この段階でこの話の本質が見えてくる。話し話しであればそれでいいんですけど、何かこの話の中から根っこがあるとしたら、本質が見えてくると、第四ステップの解決策が浮かぶ、解決する場合もあるということで、
本人が話しているうちに、これだったから私なんか気になってたんだなとか、本質が見えてくる中で、これってそういうことなんだなっていう気づきがあって、ずーっと心の中のこう、もやもやが晴れて。
話している方がすっきりしてくるっていうことですね。
話し手の気づき
そうですね。
それはその第一ステップから第三ステップまでがあってこそ、聞き手がしっかり話を聞いたからこそ、話し手がなんか自分で気づくっていう感じなんでしょうね。
そうですね。本当はそのステップを経て、本質に気づき問題解決になるんですけど、このアクティブレシーニングっていう音とイメージだけだと、会話しながら質問して本質にグッグッグッっていう、主体的に聞き手がなんか持っていくみたいなイメージがあって、それは本当に大きな誤解を生むし、ただ本当に経調共感で聞くっていう、共感なんて今まで第一から第四ステップにしたこともないんですけど、
相手の問題を自分の問題というふうに引き受けて、苦しくなっちゃう。聞いてるとなんだか自分も辛くなっちゃうみたいな、やらなくていいことまでしてしまうっていうことになります。
そうですね。コミュニケーションの勘違いなところで、相手の問題が問題とか課題が何かっていうことを自分の質問によって引き出そうとする、それとは全く違うものですね。アクティブレシーニングっていうのは。
アクティブだから、本当に積極的に話を前のめりに聞いて、質問して引き出すみたいな、ちょっと勘違いを生んでしまいそうですけど、アクティブという言葉で、全く違うっていうことが分かりました。
むしろ赤尾芸術者は黙って聞くっていう。もうそちらが分かりやすいかも。黙ってりゃいいんだからね。
アクティブレシーニング慣れてない方、ママすごい怖くて黙って聞くとか聞けないんですよね。何回言っちゃう。でもやり始めると分かるんですけど、本当黙って10秒待つと相手は話します。
そうすると自分が想像してた違うことを話します。多くが。そこだったんだとか、そっち行くんだみたいな。
おそらくね、聞いてて、第2ステップまでが結構、試練というか、自分で気づかないと、さっきの旅行の話でも、どこ行ったの?ってまず聞く。
まず聞いちゃう。
それがコミュニケーション、対話って思ってるんで。
でも、まずは聞くっていうのは、旅行に行ったって言ってるんですよね、目の前の人に。
だから、旅行行ったんだって言って、次何か話したければその話題をするんで、そこをきちっとまた聞いていく。
で、事実とその方が語る感情。
同じものを見ても楽しいのか、不愉快なのかっていうのは、やっぱりその方の捉え方みたいなのを聞いてみないと、何を感じてるのかは本当に分からないんですよね。
子どもの疲れと親のコミュニケーション
第1巻の方で、息子さんが登場するところ、最初の冒頭の方ですけど、疲れたっていう言葉、多分子供ってみんなね、疲れたって言って帰ってくるっていうこと多いと思うんですよね。
あるあるですよね。
それも同じ、今の旅行に行ったんだと同じレベルというか、それに対して、何で疲れたのかとか、学校行ったくらいでって思っちゃったりとか、
自分の気持ちをそのまま、何で疲れてるのっていうのは、さっき言った第2ステップの、知りたいことを自分で聞いてるっていうことですよね、親が子供に。
でも、質問してる側は、子供に興味を持ってるとか、子供のことが好きだから聞いてるんだと思うんですよ。状況を知りたいとか、
悪意は全くないんですよ。なんだけど、聞き方によっては、何でそんなに疲れてるのっていうメッセージを取るかもしれないし、本人は疲れた理由を話したいかどうかわからなくて、
ただ、ほんと疲れたんだっていうことがわかってほしくて、疲れたって言ってるかもしれないですね。だから、第1ステップ抜けちゃうと、こっちの良かれと思っての会話に引きずり込んじゃうっていう。
相手がどう取るかは、わからないから、余計なことをこの時点で言わない。
だから、言えることとしたら、本当に本人が言ったこと。
あ、疲れてんだっていう。
うんうんうん、疲れてんだ。
そしたら本人が、今日塩崎にも帰ってきましたけど、野球で何したとか、学校でこんなことあったって言うかもしれないし、昨日寝たの遅くてねって話になるかもしれないし、それが彼らたちの話したいことなんで、そこを聞く。
話したいことを話させるために、黙って聞く。
ま、疲れたんだって、疲れたって言ったから、子供が疲れたって言ったから、疲れたんだねって繰り返すっていうか、それをそのまま受け取ってぐらいに留めておく。
そうですね、第1ステップを意識するというか、飛ばしていっちゃうんですよね。
良かれと思って。
あー、はい。余計な。
どうしたの?なんかあったの?みたいな。
そうね、第1ステップは余計なことを挟まないで、聞くっていうことだから、それ、黙って聞くっていうことすら飛ばしちゃいますね。
どうなんですよね。
眠いって言ったら、あ、ごめん。
眠いって言ったら、私も最近言ったな、寝るのが遅いからよって。
言っちゃった。
多分ね、だいたい分かってるよね、それ。
うんうん、そう、子供分かってる。
そう、そうすると関係が悪くなるんだよね。分かってること言われるとイラつくじゃん。
あ、眠い、あ、眠い、眠いの?っていう、ただウケでいいっていうかね。
そこからこう、寝るのが遅いからじゃんっていうことになってくるんだよね。
うーん、なってくる。
いや、もう夜から思ってるから、早く寝ないかなって。
そうなんですよ。
思ってるから、ほら来た、これ見たことかって思っちゃって。
そうなんですよ。
もうそれ伝わってますもんね。
で、結局それって自分が言いたいこと言ってるんですよね。
でも、せっかく眠いって、本人が早く寝なきゃなって気づくきっかけを、本音を話したら怒られるっていう経験値が積まれるんですよね。
そうするとお母さんにこういうこと言われないこと、お母さんに嫌なこと言われないこと、本音話すと怒られるっていうふうな経験値を積むことによって、
言わなくなる、口を聞かなくなる。
しゃべらなくなっちゃう。
うん。
あんたから家庭が本音を話せるまでなくなるって、本当にそういう小さな血みかかりなんですけど。
うーん。
大きく、大きいですね、つもりつもって、本当に口を閉ざしちゃって。
本当にちっちゃなことなんですよね。
で、その時に怒らないから言ってごらんって何かトラブル。
大きな問題を抱えた時にそんなこと言ったって、眠いって言っただけで早く寝ないからでしょって怒られてると、
アクティブリスニングの重要性
なかなかね、きっともうお母さんはこう言うだろうわ。
もう言葉が全部わかってるから。
だからこそ今まで言わなかったわけなんだしっていう。
うーん。
えー。
そうですね、本当。
わー、ちょっと私忘れてるわ最近。
うふふふふ。
じゃあね、もう既にこれまで言い尽くしてきてしまった方っておそらくいると思うんですよ。
もう子供が何か言ったら、自分の言いたいことや自分が知りたいことを言ってきたっていう人多いと思ってて、
で、まさにもう子供があんまり自分に話しかけてきてくれなくなった。
なんかそんな場合って、
うん。
修復というか、変えることってできるんでしょうか。
できます、できます。
はい、すみません。いいところで止めてしまいました。
続きはまた明日になります。
はたなかさんが10月10日に出版されたのは第2巻目で、
第1巻目はですね、今年の7月にご出版されているんですね。
今回のお話は、アクティブリスニングとは何か、どのようにするのかということをお話いただきましたが、
この内容がより詳しくお読みいただけるのが第1巻になります。
どちらもKindle Unlimitedの対象です。
ぜひお読みいただけたらと思います。
どちらも概要欄の方にリンクを貼ってあります。
それとですね、はたなかさんのノートの記事、おすすめの記事いっぱいあるんですけど、
今回のテーマにあったノートの記事、私がちょっと探してですね、
私セレクトで一押しの記事をですね、一つ貼っております。
明日は明日でまた別の記事を貼ろうと思いますので、よろしかったらご覧になってみてください。
そして明日もはたなかさんとの対談を放送する予定です。
明日から4日間ですね。
寒、水、木、金とあと4回分放送します。
こちらの4回の放送は朝の6時に配信予定です。
ですのでまだ子どもたちが起きていないお弁当作りの時間とか、
ちょっとした家事の合間にお聞きいただけると思いますので楽しみにお待ちください。
では最後までお聞きくださいましてありがとうございました。
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お相手は整理集のアドバイザー、タスク集と認定トレーナーの牧野くみでした。
ではまた。