春巻への愛
こんにちは、まかないラジオへようこそ。
このポッドキャストは、東京押し上げにあるレストラン呼吸のオーナー、シェフキヨフジと、
オンライン料理教室シェフレペを運営する伊風株式会社の山本が、
料理の世界で日々感じた気づきや発見を、まかないを囲むように緩やかに語り合う番組です。
はい、では今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は私の方で話したいことですね。
前回、キヨフジシェフの好きな食べ物というところで、ゴーヤチャンプルが出てきたので、
僕の好きな食べ物について話したいなというふうに思ってました。
キヨフジシェフの好きな食べ物への考え方と、僕の考え方みたいなのが、結構真逆だなと思って。
なので、その辺の話とかできたら、ちょっと対比的に面白いのかなみたいな思って、
っていうのでちょっと話したいなと思ってます。
ちょっと前回でも出てきたんですけれども、僕のずっと言ってる好きな食べ物は、春巻なんですけれども。
春巻ですね、山本さんといえば。
はい、春巻がずっと好きで、
結構キヨフジシェフが言ってた、この組み合わせ、この配給でいう、どんぴしゃりみたいなね。
この組み合わせ、この角度、この調味料、どんぴしゃりみたいなのを、結構キヨフジシェフは言ってたかなと思っていて。
僕はですね、逆に、どんな春巻が来ようとも、愛してるっていう、春巻っていうカテゴリーそのものを愛してるっていう。
何だったら、コンビニで春巻食べても、割と違うんですよね、揚げたてなのから。
結構多いところでへにやってたりとか、スーパーでもそうですよね。
なんか結構、油が完全にダメになって、ジュベジュベになって、みたいな。
それすらも許せちゃうみたいな。
いやー、そうですよね。何でも好きですもんね、春巻、確かに。
フニャってなってるのも、揚げたても。
そうなんですよね。
何で好きなのかはね、ちょっといまいち分かってないし、特に分析したこともないみたいな。
そう、本能が春巻を求めてるわけですね。
そう、すごいね。浮世不二とは真逆で、すっごいラフだなって、僕は思う。
確かにね。
そうそうそう、っていうのがあって。
もちろんね、僕は春巻、どっちかっていうと、あんで、トロッと包むためにやったとかより、ちょっとポサッとしててもいいから、
春雨がガブッと食べたときに、ビュッて出てくるみたいな。
で、ちょっと生姜が効いて、竹のこと、椎茸と豚肉と、みたいな。
けど、あくまでも春雨がメインみたいな、春巻が好きではあるんですけど。
どういう春巻が好きかって言われると、そういう春巻っていうふうにはなるんですけど、
一定の方向性みたいなので、好き嫌いはあるかもしれないけど、
かといって、あんが主体の春巻でも大好きだし、チーズ春巻みたいなのも全然大好きだし。
嫌いなポテトサラダ
そういう魔界像春巻も全然許容できる?
全然、全然許容できる。
なるほど。
春巻の皮に包まれてれば、多分大体許容できる。
大体、なるほど。
なるほどな。
逆に基本的にゴーヤーチャンプル、これとこれとこれを絶対必要だよ、みたいな考え方で当てはまるのは、逆に嫌いなものが唯一あって、
ポテトサラダが吐きそうになるくらい食べれなくて。
それを言ってますよね、ずっと。
小学生とか幼稚園とかから、ポテサラの香りっていうんですかね。
何がダメなんですかね、ポテサラの。
僕の今のところ、そこはめっちゃ分析してて、そこに関しては。嫌いなものに関してはめちゃめちゃ分析してて。
ジャガイモ大好きなんですよ、僕。
マヨネーズ大好きなんですよ。
なんですけど、ジャガイモとマヨネーズが合わさって、数日置いてる、おそらくみんなポテトサラダ作るときって、ちょっと温かいときに作り始めるじゃないですか。
そうですね。
ですよね。で、マヨネーズと合わさってもちょっとやるじゃないですか。
その時に若干多分油が劣化します、マヨネーズの方の。
で、そのまま数日経って劣化した油の香りが目立ってくるのかな、多分。
みたいな。
苦手なの?
意外というか、僕の中ではポテトサラ嫌いな人って、キュウリが青臭いのがあそこにある違和感とか。
確かにキュウリは油の酸化子を助長させてるんで、嫌いではあるんですけど、ちゃんと即興料理的に作られたポテトサラダ食べれるんですよ。
なるほど。
そこにキュウリが入ってても僕はそこまで違和感を感じないかもしれないですけど。
なるほど。確かに最近結構ちょっと気を使った居酒屋とかだと、目の前で作られた、和えられた酒の進むポテトサラみたいなのとかよく。
はいはいはい。
だら大丈夫、胡椒しっかり効いてて、効いた系のやつとかなら大丈夫。
なんかでマスキングしといてほしい、明太子ポテトサラとかそういうのでもいいけど、それも馴染みきったポテトサラって僕は思ってるんですけど、馴染みきったポテトサラはちょっとダメなんですよね。
本当にダメ、もうあの弁当の中に入ってるあの白が謎にめっちゃ強いポテトサラあるじゃないですか。
ありますね、あれ、まあみんな多分同じような業務用のやつを使ってるので。
はいはい。
同じ感じになってると思うんですけどね。
戻しちゃいますね、なんか。
そんなに嫌なんですね。
てか想像するだけで戻しそうになるくらい。
僕は特に、特にポテトサラって進んで食べないし、好きではない、好きではないというか嫌いではない、どっちでもあれば食べるなぐらいのものなんで。
別にいいんですけど、でもしょうもないポテトサラでも、僕は生姜焼き弁当とかのポテトサラ好きですけどね、生姜焼きのタレと絡んだ時に急になんか仕事をするというか。
はいはいはい、それいいところ、いいところつきましたね。僕も最近ですね、焼肉弁当みたいなのを頼んだわけですよ。
焼肉弁当じゃないな、なんか味噌カツか、味噌カツ定食を頼んで、そこにやつがいたんですよ。
白いポテトサラ、馴染み切った。
けどなんか残すのももったいないなと思って。
だから味噌カツのできるだけ味噌のソースっぽいやつを余らすように食べて。
でも完全に味噌ポテトソースみたいにしたら食べれました。
いや、あれってマジで、パイ包み焼きに添えてある芋球と同じ仕事をしてるんですよ。
はいはいはいはい。
ソースと絡んでちょっと柔らかくなって、濃度もちょうどよくなるんでなんかグッと絡むみたいな。
うんうんうん。
あれはね、いい仕事してるんですけどね。
まあでもそういう役割としてたまにまあいいなって思うんですけど。
僕もすすんでは食べないですけどね。
ヤホンさんほど、なんかそんなに恨んじゃいないですけどね。
そうですね。
けどその割に芋球は好きなんですよね。
これがまた謎で。
なんか馴染み切ってるじゃないですか、ある意味。
馴染み切ってるし、別に温かいうちにバターとかも混ぜてるから油も温まってますもんね。
そうそうそうそう。あれはね、多分酸味ともあれなのかな、分かんないけど。
やっぱりポテサラはお酢入れたりとか、マスタード入れたりとか、マスタードマヨネーズに入ってたりですよね。
あの酸味がちょっと気持ち悪いみたいなのは確かにありますよね。
そう、なんであれが世にはびこってるのか、あの弁当の数少ないポジション。
だって野球みたいなもんですよ、9個ぐらいしかないポジション。9個もないかもしれない、9席もない。
ベンチ行きじゃないですか正直。
そうですね。
けどスタメンに入ってるんですよ、やつは。
確かに。
知り合いの人が、おでん屋さんをやりかねた人がいて、なんでおでんにしたかみたいな話を聞いたときに、
コンビニの一番一等地の一角に、毎年冬になるとずっと取り続けるってことは、
おでん需要結構潜在的にあるんじゃないかみたいな、だから置き続けてるみたいな。
だったら、おでんのそういう、もうちょっと飲食店的に食べるけど、みたいな感じでやり始めたら、
結構普及するんじゃないかみたいなのを始めた人がいて。
いい着眼点ですね。
面白いですよね。その時に、僕も思ったわけですよ。
春巻っていつもショーケースにいるな、コンビニって。
じゃあ春巻屋さんやったらいいんじゃないですかね。
さすがだな、春巻って僕は思ったわけですよ。
その一方で、弁当にはいつもポテサラがいるなと思って。やつもいるなと思って。
だからやっぱポテサラでもそういう、山本さんにとっての春巻みたいに、誰かにとってのポテサラがあると思うんでしょうね。
人生との関連
何の話やねんって感じですけど。
とりあえずそうですね、山本さんは、ひとまず好きなものに関しては好きすぎるあまり、何でも許してしまうと。
何でも許してしまう、甘やかしてしまうタイプ。
甘やかしがち。
好きだったら全部を許容する。
ただ嫌いなものに関しては嫌いすぎるあまり、ちゃんと言ったことを直してくれないと許せないっていう感じがあるんですね。
その上で、清福寺シェフも全然違うなと思ったわけですよね。
この人許してないって思ったわけですよ、僕は。
なんかですね、今話聞いてるとちょっと思ったんですけど。
僕のこれは、もしかしたら料理感より人生感とかの方が話しててしっくりくるかもなって思うんですけど。
ゴヤジャンプルに関しても基本何でも好きなんですよ。
何でも好きな上で、でも自分のベストを見つけたいっていう欲求が強くて。
見つけるというプロセスにすごい喜びを感じるというか。
なるほどね。
僕って人生死ぬまでに、極論プロ富士になりたいんですけど。
これもずっと言ってるんですけど、人生短すぎるんですよ。
やりたいと思ったこととか好きなこととかを全部一個ずつ詰めていくのには、人生って短すぎて。
僕の中では全部一個ずつ終わらせていかなきゃいけないタスクなんですよ。
なるほどね。ゴヤジャンプルのベストを。
この好きなものをここまで突き詰めるとか、美味しい蕎麦。
自分の中のベストオブベスト蕎麦を見つける。
一個ずつタスクとしてあって、達成したら次に行くみたいな。
全部を終わらせていきたいんですよ。
なるほどね。
小学校っていうのはもう終わったから、僕は戻りたくないし。
過去に戻りたいっていう人いるし。
あの時楽しかったなとか思うことあるんですけど、
あの時に今戻ったらどうするんだろうとか。
でももうあんな思いはもうしたくないみたいな。
いっぱいあるじゃないですか。
修行時代も、もうせっかく終わったものなんで。
毎日修行ですけど、あの時のああいう修行はもう終わって、次今のステップに入って。
いろんな料理に対していろんな事柄に対してそれが全部言えるんですよ。
一個ずつ自分の好きなものって決めていって、潰していって、最後全部を終えて死にたいんです。
なるほど。
っていう変な、全部を知りたい。
だから、オロチバルみたいな話をしてるんですけど。
全部を知るには人生が短すぎる。
そういう考えをよくしていて。
ゴーヤチャンプルも、だから料理館で言うともしかしたら、
食材に対する好み
全部好き、愛してるみたいなところはあるんですけど。
それも終わらせなきゃ気が済まないみたいなところで。
なるほど。
ああいう感じに何でもなっちゃうんですよね。
はいはいはい。
ちなみに嫌いなものはあるんですか?
それがね、基本ないんですよね。
嫌いなものはいるし、聞いたことないなと思ってそういえば。
味の面で無理だって思うのは基本的にはない。
腐ったものとかじゃなければ。
はいはいはい。
劣化したものとかは基本無理で。
それは当たり前というか、嫌いなものではない。
食べれないって。
例えば、普通に飲食店で出てくるクジラとかは結構苦手で。
でもあれって多分良いクジラじゃないから苦手なだけなんですよ、絶対。
一般の飲食店では出せるレベルだと思うんですけど、やっぱり良くなくなってて。
アモニア臭いみたいなのが漂ってる感じの。
一口目食べたら肉みたいで美味しいなって思うんですけど、噛んでるうちにあー無理だって思うんですけど。
あれは多分クジラが苦手じゃなくて、あーなってるクジラが苦手なだけで。
はいはいはい。
っていう意味で僕はクジラを苦手なものリストに入れてないんですけど。
あーなるほどね、真に苦手ではないと。状態の問題だと。
そう、美味しいものなら好きなんですよ。
クジラってどこで採ってるんだろう?
和歌山の勝浦っていうところに、昔よく旅行に行ってたんですよ。
高校の時とか専門の時とかちょろっと行ったかな。
そこではホエールウォッチングとかできて、その近くの港の居酒屋とかではクジラが出てくるんですけど、そこでも冷凍で出てきてたんですよ。
どこで食べれるんですかね?
僕はクジラのことあんま詳しくないんでわかんないですけど、でも確かに観光地とかでクジラいくつか出してるとこ、今までの何回か僕も唐揚げ食べたりとか刺身でも食べてますけど。
ちょっと調べてみて、美味しいクジラを食べてみたいですね、ちゃんと。
一応和歌山県はそうなんだよね、穂芸が。あと宮城県ね、石巻、はいはいはい。
そうですね、だから別に僕クジラを嫌いとは言いたくなかった。
逆に言うとタスクなわけだ、クジラを美味しいと思える状態のものを食べるというタスク。
それもまだ残ってるんですよね。
こういう話の時に唯一、これも同じ理由で嫌いとは言えないですけど、1個決定的に僕が食べたくないものっていうのは、
これは特定の食材じゃないですけど、口に残るもの。残るものの中でも肉の筋とかは大丈夫なんですけど、異物感のあるもの。
すごい苦手で気持ち悪くなっちゃうんですよ、噛んでるうちに。
それの一番小さい頃から嫌だったものは、強火で焼かれた目玉焼きの裏のパリパリです。
あー、なんか言ってましたね。
多分洋食のレッスンの時にキーマカレーを食べた目玉焼きの時に言ってました。
あれ小さい頃ながら苦手。ですよね、好きな人多いんですよ。
好きな人多いんで、これは結構言うと分かってないなって言われることが多いんですけど、これは小さい頃から苦手で、
さっき言った異物感とかの話で言うと、例えば魚の骨とかも口の中にあると骨あるわっていう普通に思う以上の違和感があって、
異物感、気持ち悪いみたいな。
鱗とかみたいなね。
そうそう、鱗はなんかもっと嫌だし、卵の殻が残ってるとかもすごい嫌ですよね。
ああいうのは嫌いなものとか普通に食事として嫌なんですけど、そういう意味で言うと目玉焼きの裏のパリパリっていうのは公認というか、
みんなが好きなものとしてこのように存在していて異物じゃないはずなのに、
僕はすごい魚の骨とか卵の殻とかと似たような異物感を感じるんですよ。
僕があれをあえて作るために最近目玉焼き作るってなったら揚げてますもんね。
そこは違う人も…
あのですね、フライドエッグの油多めの場合の膜は意外といけるんですよ。
ああ、なるほど。
あれ、油につかないんですよ。
あれは瞬間的に弾けるからちょっとふわっとしてますもんね。
で、逆に底面がしっかり焼き付けられた結果できるちょっと固めの焦げみたいなのがシーンなんだ。
別のものが貼り付いてるみたいな、口の中でもずっと別のものを話してる?
あれに似てて、同じ朝ご飯の中で思ってたのが味噌汁の麦味噌とかの、そのまんま溶かし入れたときに最後そこにいっぱい残るじゃないですか。
はいはい、残るね。
麦とかの。あれもちょっと苦手ですね。同じく異物感というか。
プリプリの麦だけだったらいいんですけど、もうちょっとポソポソした塊がいっぱい残るとき。
あれも苦手なので、最後の一口底溜まりとかを猫まんまとかにして食べたりしてました。
なるほどね。異物感か。
はい、異物感。だからそういう意味で言うと、なんか嫌いな料理があるとか嫌いな食材があるとかっていうのはないんですけど。
谷シェフの影響
っていう感じですかね。
意外と、まあ二人とも嫌いなものはそういう意味では少なめなのか。
まあ少ないかもですね。生魚が無理とか、青っぽいものが無理とか、そういうのは基本ないですからね。
僕はポテサラぐらいだな。
ポテサラ。面白いですよね、ポテサラ嫌いって。
好きなものとか嫌いなものとかって人って変わるんですかね。変わるのかな。
でも変わると思いますよ。多分僕の異物感とかは変わらないじゃないですか、絶対に。
でも例えば最近すごい嬉しい話で、うちで食事をしてジビエが食べれるようになりましたとか。
今までやっぱり初めて食べた時のジビエの印象があまりにも悪くて、それでずっと嫌いで食べたくなかったけど勇気を出して食べてみたらすごい美味しくて好きになりましたとか。
でなんかそういうことをうちで言ってくれる人たまにいて、ハーブとかもそうです。スパイスとかもそうですし。
なので嫌いなものって人生で初めてそれに出会った時の印象が悪いものなんですよ。
例えば犬が嫌いな人ってちっちゃい頃に初めて犬に会った時に吠えられた経験があるとかじゃないですか。
そういうことか。じゃあ僕もそういう意味では自分で作ったポテサラ食べれるってなった瞬間、ポテサラのことを許してあげてもいいのかもしれないっていう状況か。
それで言うとあれかもしれないな。僕のポテサラも一緒かもしれない。
僕が執念深く嫌いって言い続けてるだけで、自分で作ったポテサラはいけるとか、ここの居酒屋のこのポテサラはいけるってなった時点で許してあげていいものなのかもしれないですね。
そんなすごく嫌い嫌い言わなくて。
そうかもですね。だから、そういう意味では克服できるものだと思いますね。
好きなものを嫌いになることっていうのは、食べ過ぎて見たくないとかありますよ、たまに。
それはまたちょっと改めて時間を置けば。
うん、確かに。
開口があんまりしたいなんで、好きなものは変わらないなあんまり。
でも年とともに一番食べたいものとかは変わってきますけどね。やっぱり最近は魚がいいなとか。
はいはいはいはい。
思うようになってきましたけどね。昔、ちっちゃい頃だからとにかく肉食べたいって感じだったんですけどね。
はいはいはいはい。
とにかく今は野菜と魚がいいし、揚げ物より蒸し物がいいしみたいな。
はいはいはいはいはい。
早いんですけどね。まだ31なのに。
ちょっとさ、昔さ、まんじゅ2で研修してたときにさ、谷シェフが言ってた言葉ですごい覚えてることがあってさ、人生って酸いも甘いも知るとかさ、甘いを知って辛酸感で苦汁を舐めるみたいな言葉ってあるじゃん。
はい、ありますね。
多分正しくないかもしれないですけど、あれに習って料理には基本的に甘みを少しエッセンスとして入れるようにしてるみたいな話をしていて、
さらに言うと、その甘みを際立たせるために少しだけソースとかだったら酸味ビネガー系をちょっと入れるとか、そういったことを考えながら料理を作ってるみたいなことを言っていて、それがすごい記憶に残ってるんですよね。
あー、すごい、なんていうか、それって多分人生の話じゃないですか。
そうそうそう、人生の話から。
それって、人生の話を分かりやすく例えるために味覚に置き換えてるものをストレートに味覚にも当てはめてるっていう。
そう。で、実際辛い辛酸噛んで苦味を最終的に知るみたいな、一応人間的に言うと苦いの、例えばビールが美味しく感じるのってちょっと大人になってからだよねみたいな、意外と合ってたりするみたいなので。
まあ、合ってるでしょうね。例え話で持ってきているので合っているはずですもんね。でもそれを料理人が心から純粋な気持ちで聞くと、やっぱり谷師傅は料理人としての純度が高すぎるんですよ。
しっかり。
純度が高すぎるから、もうすごいですね。
面白いよね。
面白いですね、それ。
すごい納得感があって、納得感があるんだけど、誰からも聞かない言葉だなと思って。
そうそう。
やっぱり谷師傅の言葉って直できますよね、心に。
なんかね、僕たちも今スポットキャストやってるじゃないですか。多分上手く喋れるっていう段階があるじゃないですか。上手くわかるように伝えられるみたいな。その上があるじゃないですか、らしい言葉を出せる。
そうですね。
そういうのを目指したいよね。稲田シフとかもそうですよね。
そういうのを目指したい。目覚めめちゃくちゃいいですね。
やっぱ、ああいう言葉とか文章とかもそうですし、喋っててずっと聞ける人ってすごい素敵ですよね。谷師傅の動画も見てて、すごい本当に谷師傅だなって。
勉強になるながもちろんあるんですけど、勉強になるな以上に谷師傅だなと思ってずっと見れる。
確かに確かに。
あれはやっぱり時間のかかるものですからね、ゆっくりやっていきましょう。
時間のかかるものですね。
過去の経験と成長
時間のかかるものです、あれは。
すごいね、谷師傅のショート動画の中で、音楽と一緒でワクワクするよね、この調理中の状態がみたいなことを言っていて、それも研修してた時にも言ってたから、ずっと変わらずに。
なんかジャズが好きらしいんですけど。
素敵だな。
すごいよね、そこをちゃんと自分ごとに置き換えられる力っていうのかな。
谷師傅、マジで行きたいですね。
行きたいっすね。
今、紹介生とかもやめたんで、ファン配信撮れるようになってるんで、ちょっと行きましょう。
行きたい。
手土産を持って。
そうですね、僕もお挨拶させていただきたいなとは思ってますね。
じゃあ谷師傅今度、行かせていただきます、僕も。
行ってはないだろうけど、行かせていただきます。
いやけど、ファンジュ2はね、その時、当時の同級生と行って、ご飯食べにね。
で、その帰りに、ちょっと次の夏休みに働かせてくださいって、研修のお願いしてみたいなのがあって、ちょっとだけ研修させてもらったみたいなのがあると。
その時に、一緒にいてた友達が感動しちゃって、泣いちゃってた。
すごいっすね。
そんなことあるって感じじゃない?
感動的な出会いと経験
いや、なんかもう、やっぱ究極じゃないですか、言葉じゃなくて涙が出てしまうって。
僕もそういう経験をしてみたいんですよ。
はいはいはい。
僕結構感動する方なんですね。
はいはいはい。
人より。なんかやっぱね、ちょっとオタクっぽいとかあるんで、何にでも興奮しちゃうみたいな、わーって思っちゃうタイプなんで。
まあでも感動ってもしかしたらその先なのかもしれない。自分で今感動と思っていることって、まだ感動に達してないのかもしれないですね。
なんかね。
まあその時は、たまたま隣に座っていたお客さんがすごい良い人で、お酒とかもご馳走してくださってみたいな。
すごい全体感として、食事だけじゃなくて、すべてにおいて良かったというか。
はいはいはい。
っていうのがあって。
まあそういうのも相まって、多分空間そのものというか、料理だけじゃないよね。
で、しかもその隣に座ってた人とさ、コートドール食べに行った時に、その同じ友達とね。
はいはい。
その数年後とかにコートドール食べに行った時に。
はいはい。
俺の後ろの席にその人がいった。
えー。
で、俺結構音で覚えるの得意で。音とか形とかそういうので覚えるのは結構得意で。文字とかで覚えるのはちょっと苦手だけど。
はいはい。
数年後なのに気づいてさ、あれ?この声。
えーすごい。
顔も正直忘れてて。
はいはいはい。
けど声で気づいて。
えー。
これあの人だって思って。
はい。
で、顔を見てなんとなくそんな気がするって思って。
まあ60%角度ぐらいの確信の元。
まあ結構声は80%ぐらいかなみたいな。
はいはいはい。
見ながら声かけに行ったら実際にその人で。
えーそんなことが奇跡じゃないですか。
そうなんですよ。なんか面白い出会いってあるもんだなと思って。
すっごいドラマチックですね。
面白いよね。
それはなんかいい話だな。
まあいい話だもんね。
いい話を聞かせてもらいました。
でもね、いろんな話があるね。
それがマンジュ2とコートドールだってのがまたなんか。
すごいよね。
お店、何かしらそのお店が持ってる魔力みたいなのに引き寄せられたとしか思えないですよ。
確かに確かに。
なんか偶然じゃないのかもしれないです。
すごい縁を感じるなと思ったエピソードでした。
感動と涙の深掘り
いやー素敵なエピソードをありがとうございます。
嫌いだと思う話だった。
いやでもなんかね、僕も感動っていうものに対してすごいよく考えるんですよ。
なんかうちでも実は一回お客さんが銀のカモを食べて、食べてツーって涙を流してくれたことがあって。
でその人も、わからないんですけどすいません涙がみたいなこと言ってくれて。
なんかすごい嬉しかったんですよね。
なんかそういう涙を流そうの感動って映画とか小説とかアニメとかで涙を流す時って大体はその涙を流すようにできてるじゃないですか。
はいはいはいはい。
なんか涙流してくださいっていうように大体なってて涙が流れるじゃないですか。
狙ってる、狙い?
うん、あれはまあなんか分かるというか、分かるっていうのもちょっとね失礼かもしれないですけど。
でもなんかそうじゃない感動の時になんか涙が流れてしまうみたいなことって。
まあその受け手の豊かな感受性とかにもよると思うんですけど。
いろんなことが相まってだと思うんですよね。環境とか出てきたものとか全部が相まってだと思うんですけど。
まあなんか人生でそうそう起こることじゃないから。
確かに。
なんかそういう経験を作っていきたいなと思いましたね。
なんかあれだね。まあ感動とまではあれかもしれないけど。感動した食体験についてはちょっとまた別のエピソードで話してみたいですね。
そうですね。感動した食体験は多分いくつかありますからね。それはちょっとまたじゃあゆっくりお話をしましょう。
じゃあちょっとぼちぼちいい時間なので。
はい。
じゃあこれで。
はい。
じゃあちょっとまた次回も楽しみましょう。
はい。楽しみましょう。
はい。じゃあありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
はい。今回のエピソードいかがでしたでしょうか。
またこのポッドキャストチャンネルをいいねであったりとか、あとこんなこと話してほしいとか、そういったことをお便りいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
では、まかねラジオお聞きいただきありがとうございました。さよなら。