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2025-06-17 09:39

【映画レビュー】#リロアンドスティッチ 【ネタバレあり】

実写版『リロ&スティッチ』について、ネタバレありでマカ・ママレードが感想をお話しします!


マカ・ママレード

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#ディズニー #映画 #感想 #洋画

サマリー

映画『リロアンドスティッチ』の実写版では、特にキャラクターの声優やストーリーのテンポが高く評価されていますが、スティッチの内面描写や物語の構成には不満があると指摘されています。また、他者を受け入れるテーマが現代的で興味深いとされています。

実写版の評価
みなさんこんばんは、マカ・ママレードです。 今回取り上げる作品はこちら。
リロアンドスティッチ。 アニメ作品のリロアンドスティッチを実写化した今作。
監督はマルセル、靴を履いた小さな貝のディーン・フライシャーキャンプ。 リロ役は、新人のマイヤ・ケアロハが勤めています。
ストーリーは、銀河連邦から逃亡した凶暴な生き物、試作品626号は、 たどり着いた地球のハワイで、リロという女の子と出会う。
姉のナニと二人で暮らすリロは、試作品626号にスティッチと名前をつけて可愛がる。 しかしスティッチには追手が迫っていた。
というのが物語です。 先にお伝えしておくと、私はアニメ版はまだ見られていないんで、 今回お話しする感想は純粋に実写版を見ての感想になります。
アニメ版と比較してという話は、また機会があればしたいと思うので、 ちょっとそこら辺はご了承ください。
また前半ではネタバレなしで、後半のネタバレありのところでは主に不満点、 ここはどうかなぁと感じたところを話していくので、
ネガティブな意見は聞きたくないなぁと思う方もいらっしゃるでしょうけど、 ちょっとねそこら辺もご了承くださればと思います。
はい、というわけでまずは良かった点をお話ししていきたいと思います。 今回のこの実写版、
私は吹き替え版で見たんですけど、 まず日本語の吹き替えのクオリティがもうさすが本当に高くてですね、
違和感が全くありませんでした。 主なキャストで言うと、スティッチ役に山寺浩一さん、リロ役に長尾ゆのさん、
ナニ役は桃名さん、トツ役は渡辺恵里さん などということなんですけど、どの方も本当に素晴らしかったです。
作品によってはね、違和感というかなんとなく声がキャラクターに合ってないなぁと感じることも たまにあったりするんですけど、
今作については全くストレスなしで見ることができるので、 吹き替え版の鑑賞もお勧めできます。
はい、あと良かった点としては、 冒頭の話のスピード感、速さですね。
映画の最初、スティッチが地球に来るまでの過程が描かれるんですけど、 その話し運びがとてつもない速さですんで、
その余りのスピード感に少しこう、あっけに取られるほどでした。 でもね、訳がわからなくなるっていうことではなくて、
きちんと時折ユーモアも交えながら、最低限の描くべきことは描くっていう、 まあそのセッティング力ですよね。
ここまで速いストーリーのセッティングっていうのは、 今まで見たことがないんじゃないかと思うくらい段取りが凄まじく良かったですね。
ここは本当に見どころだと思います。 あとは最初にストーリーをお話ししてお分かりのように、
今作は宇宙人が地球にやってきて子供と交流するっていう、 まあいわゆるET型の物語なわけですけど、
本作がちょっとユニークなのは、 宇宙人側が人間に可愛いとされる姿に自分で自分の姿を作り変えて、
子犬なんですけどね、擬態していくっていうところですね。 これは見ていて、ああ面白いなぁと感じました。
しかもそのシーケンスの舞台が動物保護施設になってるっていうのも、 批評的というか皮肉が効いていたと思います。
さらに子供の方、リロですね。 もう可愛いというよりは、いろんな悪戯をしたり、
ここでこういうことをやっちゃダメというようなことをやったり、 むしろ大人をイラつかせるような存在として描かれていて、
ここらへんなんかは細田真室監督の未来の未来の出てきたくんちゃんですね。 を彷彿させるような、なんかこう大人から見た可愛いらしさっていうより、
不満点の指摘
子供ってこんな感じだよなぁというか、 自分だってこんな感じだったのかもなぁと思えるようなリアリティが醸し出されていたと思います。
良かったところはこんな感じですかね。 あとは不満点というか、ここはどうなのかなというのを最初にお伝えした通り、
ネタバレありで、ここからは喋っていきますのでご注意ください。
はい、まずですね。 スティッチの内面がよくわからない点ですね。
ここはね、結構物語の展開として大事なところだと思うんですけど、 見ていて気になったし、
飲み込みづらいなと思いました。 具体的にどういうことかというと、スティッチは最初、自分の身を守るためという打算的な理由から、
リロに懐いているふりをするわけなんですけど、 そこから本当にリロたちを家族として慕うようになる心の移り変わりっていうのがあるべきというか、
まぁあるんですけど、そこらへんの展開っていうのが わかりづらいなぁと感じました。
見ていて、これはずる賢く親しげに振る舞っているのか、 それとも本心からリロを好いているのかっていうのを読み取るのが特に中盤あたりで難しかったように思いました。
また、スティッチがお花、家族っていうことですけど、 という言葉を知って心を開いていくきっかけも曖昧な感じで、
おそらく見てると、なんかリロと一緒にダンスをしたり、 リロの家族の写真を見せてもらって心が動いたっていうことだと思うんですけど、
ちょっとそこらへんもわかりづらいんですよね。 それもスティッチの内面を見えにくくするような要因の一つになっているという印象になってしまいました。
あとですね、物語の中に複数の要素が詰め込まれていて、 物語の焦点がぼやけている、またはこう散漫な感じもしてしまいました。
例えば、スティッチとリロの交流、 リロとナニの絆、リロの孤独、ナニの苦悩、スティッチを追う宇宙人たち、
同じくスティッチを追うCIAというように、 一つの物語の中で複数の縦軸が同時に走っていて、
つかみにくい展開というか構成だなぁと思ってしまう箇所がいくつかありました。 特にですね、スティッチを追う側が、今言ったように銀河連邦の宇宙人と、
地球のCIAのエージェントの2組いるんですが、 これはね、一つにまとめるか、もしくは2つをもっと対照的に描いて面白さを出すとかした方が良かったのかなぁと思いましたね。
今のままだと、なんで2つの追手を用意したのか、 ちょっとよくわからない感じになってしまってたんじゃないでしょうか。
テーマの重要性
はい、それから、ジャンバというキャラクターがいるんですが、 このジャンバだけ最後まで悪役のままだったのも、ちょっとバランスを欠いていったと思います。
他のキャラクターは、例えばこのユーズが効かなそうに見えてたキャラクターも、 最後には粋な儚いを見せたりしていたので、
ジャンバだけが悪い悪役のままでいるっていうのが、不自然なように感じてしまいました。
このジャンバっていうのは、プリークリーっていうキャラクターと、途中結構デコボコバディものとしての楽しさが描かれていたんで、
ここらへんをもっと追求して描いていたら、 もっともっと面白い展開を見せることができたんじゃないかなというふうには思いました。
あと、これはちょっと細かい話かもしれないんですけど、 全体的に映像のルック、見た目ですね。
もう、なんていうか深みがないというか、 映画的ではないみたいな、言ってしまうとテレビのような雰囲気があったのも、個人的には気になってしまいました。
もう少し作り込んだ映画的なルックで没入したかったかなと思います。
というわけで、いろいろ不満点も言ってしまいましたが、 この映画全体の他者を受け入れるっていうのは、非常に今日的なテーマでもあると思うし、
そのテーマが見ていて全然伝わらないっていうことではなかったと思うんで、 ダメだったということではないんですけど、
なんで、またできたらアニメ版も見て、そことの比較で、 実写版はどうだったのかっていう話もこれからできたらなというふうに思いました。
はい、というわけで以上、マカママレードでした。 ありがとうございました。
チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
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