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1890年8月20日、アメリカ合衆国ロードアイランド州、プロビデンスに一人の男の子が生まれました。
その子は幼い頃から祖父のフィップル・フィリップスの影響を受け、ギリシャ神話、アラビアンナイト、グリム童話を好んで読んでいたそうです。
また、読むだけでなく、6歳頃にはオリジナルの作品を書き始めたりもしています。
ということで、今回の窓の外は、前回の予告通り、クトゥルフ神話についての話をしていこうと思います。
まずはね、どういう経緯でクトゥルフ神話が生まれたのか、ラヴクラフトってどんな人なのかっていうことをね、
今回は話をしていこうと思いますので、よろしくお願いします。 冒頭でね、6歳頃からオリジナルの作品を書き始めたっていうふうに話をしたんですけど、
この書き始めた作品っていうのは全く長続きはしなかったそうです。 理由としてはね、彼が病弱であったこととか、あとね、
なんかちょっと性格がね、シャに構えたところがあったみたいで、小説とかね、詩は図質に劣るっていうふうに思っていたので、
まあね、書き始めた小説は長続きしなかったみたいなんですね。 その後ね、彼が30歳頃になった時に、
この小説に対する創作意欲っていうのが再燃してくるんですけど、 そのきっかけになった作品の一つっていうのが、男性日経のペガーナの神々という架空の神話。
これを読んで、自分でもね、書いてみようっていうふうに思ったんだそうです。 このね、神々の神話を含む男性日経の作品っていうのは、
拡張高い文章で綴られていたんだそうで、 ラブクラフトはね、このシャに構えた性格ですよね。
小説は詩は図質に劣るっていうものなんですけど、この価値観というものがね、打ち砕かれたというふうに言われています。
こうして創作活動を再開したラブクラフトは、男性日経の神話を創造するという手法をもとに、自らが創造した世界観を作品の中に盛り込んでいったわけです。
このようにして、1923年にWeird Talesっていう小説雑誌にクトゥル神話の初めの作品であるダゴンが掲載されるわけです。
今ね、クトゥル神話の初めの作品っていうふうに話をしたんですけど、 このクトゥル神話の世界観っていうものは、この発表された時点では完成されていたわけではなくて、
というのがね、クトゥル神話っていうのは、この後ラブクラフトと彼の作家仲間たちがね、様々な作品を通して次第に形作っていったものだからなんですね。
彼の作家仲間、これはね、ラブクラフトスクールっていうふうに総称されているわけなんですけど、有名な作家としてロング、スミス、ハファード、ブロック、ダーレスの5名がいます。
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この他にもね、多くの作家がスクールの一員となって、いろんな作品を書いていったわけなんですけど、このスクール、ちょっと特殊でして、
というのが、ラブクラフトはね、無類の手紙マーだったんですね。 で、
このスクールの仲間との交流っていうのは、ほとんど手紙のみでのやりとりだったそうです。 直接ね、会ったりしてない人もたくさんいて、
彼の死後、ラブクラフトの死後ですね。 彼の作品とかね、その他のクトゥルフ関連の作品を体系化して、クトゥルフ神話の世界観を再構築して世界的に有名にしたオーガスト・ダーレスっていう方がいるんですけど、
この人ですら直接会ったことはなかったんだそうです。 当時はね、SNSなんてなかったわけなんですけど、
今の時代にね、このラブクラフトを生きていたらね、きっと相当な追配だったんじゃないかなっていうふうにね、思ったりします。
で、そのTwitterとかね、そういうSNSの中で、 サークルとかね、作り上げて、
かなり活発にいろんな作品というのを書いていって、 もしかしたらね、その今あるクトゥルフ神話の世界観なんてもっと
凌駕するようなね、神話を書き上げて、作り上げていたんじゃないかなーなんていうふうにね、思ったりもするわけです。
こうしてね、手紙を通して繋がっていたスクールの作家たちなんですけど、ラブクラフトのね、作品に出てくる設定とか写真とかを自らのね、作品の中にも取り入れて作品を書いていたわけですが、
こうしてね、出来上がったクトゥルフ神話の世界観っていうのは、それぞれの作家が勝手にね、設定を用いたりとか、
自分の作品に合うようにちょっと設定変えてたりするのもあって、 なんかね、ラブクラフトが書いたものとの矛盾みたいなものがね、生じたり、
他のね、作家が書いたものと自分が書いたものとの矛盾というのが生じたりしていたわけです。
今で言ったらね、小説とかアニメとかの二次創作をファンが書いて、
で、そのファンの書いた二次創作を大元のアニメがなんか設定を取って書いてみたいな感じで、結構ね、ごちゃごちゃと混沌としたものになっていたみたいです。
でもね、このラブクラフトは必ずしもね、自身の持っている世界観の整合性っていうものにはこだわってなくて、
共通のキーワードをね、雰囲気作りの手段や演出みたいな感じで考えていたんだそうです。
で、設定に曖昧さとか矛盾さが生じてもね、
謎めいた雰囲気を醸し出す良いスパイスじゃないか的な感じで考えて、特に気にしてなかったそうですね。
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でもね、この謎めいた雰囲気やスパイスっていうのは、もう新しく書き始めようとか、
これってどうなんだろうっていう風にね、ちょっと設定にこだわるような人たちに対してはね、ちょっとハードルが高いというかわかりにくいことでして、
ラブクラフトの死後ね、ダーレスによって体系化される時にその整合性っていうのが取られていったわけですね。
ダーレスもね、結構自分の中の考えみたいなのでその整合性を作っていったので、賛否両論、これにはあったというふうに言われています。
で、この体系化なんですけど、一長一短あると思っていまして、体系化することで未知なる恐怖への感覚っていうのがね、薄らいでしまったっていうふうにも言えるんですけど、
一方でね、曖昧でわかりにくかった設定っていうものが体系化されることでわかりやすくなって、
クトゥルフ神話にね、関心を持つ作家とか編集者が多く現れてきて、このクトゥルフ神話っていうものの名前がね、どんどん有名になっていって成長していくことの原動力にもなったっていうことで、
まあ良い面、悪い面、両方やっぱりあるわけですね。
で、時代が流れていってですね、1981年にクトゥルフ神話を世界的に有名にさせる出来事っていうものが起こります。
これが何かっていうと、クトゥルフ神話TRPGの登場です。
このね、TRPGの登場によって複雑な世界観はより洗練されて独自の設定を取り入れた整理がなされていくわけです。
でね、このTRPG、第一版発売されてから、まあ約40年ぐらい経ってるわけなんですが、未だに色褪せることなくね、クトゥルフ神話を愛する人たちにその世界観を伝えてますし、
またね、楽しくゲームなどをさせてもらったりもしています。
まあさせてもらったりもしていますとは言ったんですが、僕実はTRPGやったことありません。
あー、えーとね、クトゥルフ神話TRPGをやったことはありません。
えー、高校の時にはね、よくTRPGやってたんですけど、主にね、えー、ダンジョン&トロールズ、D&T、え、違うか、トンネルズ&トロールズか、T&Tとかね、あとダンジョン&ドラゴンズ、D&Dとかね、あとそうですね、えー、ソードワールドRPGって、まあこれ日本で作られたTRPGなんですけど、
ソードワールドRPGとか、まあそれに繋がるロードストー戦記であったり、えー、まあそういったファンタジーものが多くてですね、えー、ホラー的なクトゥルフ神話はやってなかったんですよね。
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ちょっとね、今思いは手出してみればよかったなと思うんですけど、その当時はね、そういうのをやってる仲間とかもあんまりいなかったので、そこには手が出せなかったわけです。
話がね、ちょっとそれました。さて、話をラブクラフトに戻しましょう。
彼がね、神話を想像していく時に柱としていたものが3つあるんですね。この3つ何かというと、神話への関心、科学に対する知識、そして恐怖なんです。
神話への関心っていうのは、男性に今日のね、神話を想像する作品っていうものにも由来してるかなと思いますし、あと子供の頃に読んでたね、ギリシャ神話とかアラビアンナイト、そういったものにもね、起因してるのかなっていうふうに思ってます。
科学に対する知識なんですけど、科学への関心、彼はね、特に宇宙というね、未知の領域に対しての関心がすごくあったみたいです。
雑誌とかにね、コラムを掲載したりもするくらい、宇宙に対してね、すごく興味とか大好きだったみたいで、これがね、宇宙から来訪してくるね、旧支配者っていうものを生み出すきっかけになったんじゃないかなっていうふうに思ってますし、
この科学への関心っていうのは、ラブクラフトの作品の根底にあって、彼はね、フィクション・リアリティを与えるのは科学的な解説が不可欠だっていうふうに言ってるくらい、科学大好きだったんですね。
で、あとはね、その恐怖なんですけど、恐怖についてもね、ラブクラフト、言葉を残してて、人類の最も古く最も強烈な感情は恐怖であり、恐怖の中で最も古く最も強烈なものは未知なるものへの恐怖であるっていうふうに述べているわけで、この未知なるものへの恐怖が最も恐ろしいものだよっていうところと、あと、宇宙っていうものが融合してですね、
宇宙という未知の場所からやってくる、人間とは価値観も考え方も異なって、意思の疎通もかなわない、まあ、強大な相手っていうね、クトゥルフ神話に登場するクリーチャーですよね。
例えばクトゥルフであったり、あとディープワンって旧支配者だったかな?ちょっとはっきり覚えてないんですけど、そういったね、クリーチャーを生み出すきっかけっていうものになっていたんだと思います。
で、彼はね、このテーマ、宇宙からやってくるとか、科学的な根拠をもとにした未知なるものみたいなもののテーマをまとめてコズミックホラーっていうふうに読んでいるわけです。
で、コズミックっていうと宇宙なんですけど、これね、単に宇宙からやってきた生き栄の恐怖っていうものではなくて、未知であることに起因することの恐怖っていうものをすべてコズミックホラーっていうふうに彼は読んでました。
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つまり人間の感覚では捉えられなかったり理解できない、全く異なった説理とか現象によって湧き上がってくる不安と恐怖っていうのがこのコズミックホラーの本質なわけです。
ここでね、クトゥルフとかね、あとさっきも出てきたディープワンだったりするものってね、その外観知ってる人からするとね、この海の生き物、宇宙っていう海の生き物じゃないかっていうふうに思ったりするかなと思うんですけど、
このね、海のイメージっていうのを実はね、ラブクラフトがね、海洋生物、とりわけね、なんか魚介類に対して嫌悪感とかね、恐怖感っていうのを持っていたことに起因しているっていうふうに言われたりもしています。
なんかね、僕も魚介類はあんまり得意じゃないんですよね。で、そう聞くとね、なんかちょっとラブクラフトと親近感感じちゃったりするなって思います。
でね、この海とかね、魚介に対する恐怖っていうところでね、ちょっとうーんって思ったことが一つあったりして、
まあこれね、全く本編と関係ないんですけど、文豪ストレイドックっていうね、漫画とかアニメがあるわけですけど、その中にもね、ラブクラフト登場するんですよ。
ちょっとね、異形のキャラなんですけどね、彼がね、最後、あー疲れただったか、あー眠いだったかと言って海の中にね、帰っていくっていう、海の中に飛び込んでいくっていうシーンがあるんですけど、
海洋生物が嫌いだったり、魚介類が嫌いだったりするのに海の中に帰るって、ちょっとね、ラブクラフトとしてはちょっとねって思ったんですけど、
クトゥルフ神話とかね、旧支配者っていうことに関しては、まあ海の中に帰るっていうのはあるのかなーなんて思ったりね。
クトゥルフってね、ルルイエっていう都市に住んでるわけですけど、これってまあ海の底に沈んでいる、封印されてるんですね。
とかまあディープワンはね、もちろん深き者っていうところで海の底にいるわけで、まあそういったことに起因しているのかなとは思うんですけど、
まあこれ全然余談で全く関係ない話になるんですが、こういった感じでね、クトゥルフ神話どういう感じで出来上がっていったのか、
ラブクラフトってどんな人だったのか、みたいなものをね、ざっくりと話をしていきました。
次回はね、じゃあクリーチャーにどんなものがいるのかとか、とですね、そのクリーチャー同士の関係性みたいなものも実はあるので、
その辺もね、少し話をしていこうかななんて思ってるので、次回もね、楽しみにしてください。
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って言ってもね、いつできるかな、2週間後ぐらいに録音できたらいいななんて今思ってます。
はい、でね、ここからはね、全くの余談の話、雑談になるわけなんですけど、
僕がね、クトゥルフ神話を初めて知ったのは実は中学生の時でして、
それもね、クトゥルフ神話の作品とか、ラブクラフトの本とかではなくてね、全く違うものからクトゥルフ神話っていうものにたどり着いたわけです。
それ何かっていうとですね、戦い戦わんっていうね、ビデオアニメがあったわけですけど、これからね、クトゥルフ神話に僕は繋がっていったわけです。
なんでかっていうと、この戦わんに出てくる敵の名前が異星人の名前なんですけど、これがね、クトゥルフっていう種族なわけですね。
で、いとこだったかの上でこのアニメを見せてもらって、それが結構面白くてね、最後ね結構感動的だったんですよ、当時の僕からしたらね。
で、ハマってしまって、小説とかも読んだんですね。
小説版の方にはね、このクトゥルフっていうのは地球にもね、その神話の名前があるとかっていうふうに書かれてて、ああそうなんだっていうので、いろいろね調べてる。
当時はね、スマホとかインターネットとかないので、なんかね、どうやって調べたの?本屋さんとかで調べたのかな?
なんかいろいろ調べてて、クトゥルフ神話というものをたどり着いたわけですね。
イクサワに出てくるね、異星人クトゥルフもですね、ある意味ね、宇宙の彼方からやってくる人間には未知の存在で、すごい科学力を持ってて、
なんかね、その戦闘生物みたいなやつは、人間に寄生してね、その頭を乗っ取るわけです。
で、乗っ取られた人間というのはね、頭が破裂して、その寄生生物が頭の上にいるような感じなんですけど、その姿ってね、ちょっとこうクトゥルフを連想させるような感じなんですよ。
ちょっとね、タコの化け物みたいな感じで、触手がねウニョウニョっとしてて、ぬるっとした外観で、みたいな感じでね、
そういったクトゥルフを連想させる怪物が出てきたりもしてて、おそらくね、これの根底にはね、クトゥルフ神話、想像する段階でね、
クトゥルフ神話というものをモチーフにされたりもしているのかな、なんていうふうに今なったら思ったりもします。
それにね、あと有名なのが、ドラえもんの映画版の南極カチコチ大冒険ですか、あれね、なんか恐怖山脈、狂気の山脈だったかな?
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をね、モチーフにされてるんじゃないかっていうのはね、よく言われたりもしてますしね。
あとね、ウルトラマンティガとかにも、このクトゥルフ神話をモチーフにした怪獣が登場したりですとか、結構ね、メジャーな作品、いろんなものにね、クトゥルフ神話モチーフにされてたりするので、
ちょっとね、気になった方っていうのは原本読んでもらったりとか、あとそのクトゥルフ神話に関連するホラー小説みたいなのをね、読んでもらえると、
あ、これって、この作品出てくるこいつって、こいつと同じものなのかな?なんていうふうにね、楽しめるんじゃないかな?なんて思ったりします。
最後、ちょっとわけのわからない雑談になってしまったんですが、今回はね、これで失礼したいと思います。
窓の外では皆様からのお便り、コメントなどお待ちしております。
概要欄にXのリンクとか、あとGoogleフォームのリンク貼ってますので、そちらからぜひお願いします。
皆様からの温かいコメントやメッセージが、ポッドキャストを続けていく上での原動力になります。
といったところで今週もね、今週も今回もこれで終わりにしたいと思います。
パーソナリティは誠でした。