1. 映画の感想をふたりでダラダラ喋るやつ
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2024-02-17 31:23

#151『ボーはおそれている』の感想をふたりでダラダラ喋ったやつ

ミキサー仕事した

() カウンター下にショットガンがあるタイプの店 : 洋画だとよく見ますよね。

() 御立派様 : テレビゲーム『真・女神転生』シリーズに登場する大人気悪魔。→ 参考

() 『オオカミの家』 : 全編ストップモーションアニメで製作された狂気のホラー。内容以前にその手法を選んだことが狂気。

() 『ミッドサマー』 : 明るく綺麗な因習村。

() 急にB級ホラーになる : 低予算映画の雑な展開まで取り入れて、あらゆるホラーをやってやろうという気概を感じますね(好意的解釈)。

() おかしいスピード感 : やめろよ笑うだろ。

() ミキサー回りっぱなし : ONのまま放置されてると地味に嫌な家電ランキングでかなり上位に来る。

() 『トーク・トゥ・ミー』 : オージーコックリさん。バカ学生がやたらアッパーな降霊会をやらかして酷いことになる。

() ボスケテ : 「ボスたすけて」の意。

() 『ミザリー』 : 人気小説家が自身の大ファンである女性に監禁されるスティーヴン・キングの小説。および、それを原作とした映画。

() アッテストゥパン : 『ミッドサマー』の劇中で行われる北欧の儀式。アイキャンフライ。

() 『フェイブルマンズ』 : スピルバーグの自伝的映画。映画大好き少年の青春と嫌なご家庭事情が描かれる。

() 『ヘレディタリー/継承』 : アレックス・ウルフはいい役だったなあ……(アリ・アスター映画的な意味で)。

() 楽しんじゃった : 編集してて気付いたんですが、筆者のボンクラ映画好きの性質ゆえですね、これ。

() やりたいこと全部詰め込んだ : ニコニコしながら宝箱を見せられてる感じでした。ニコニコしてるアリ・アスターすげえ怖いよね。

サマリー

アリアスターの映画『ボーはおそれている』は海外での評価が低いが、連続シチュエーションコントとして嫌なシチュエーションが詰め込まれている面白い映画です。脈絡がなく、コンビニ的なグロサリーや全裸の連続殺人鬼など、個々の嫌なシチュエーションが笑いを誘います。映画『ボーはおそれている』の感想を2人でダラダラ喋っています。部屋に退居して入ってくるという話は、インターネットでさ...結局は母に勝てなかったという話なのかもしれません。今回のエピソードでは、映画『ミッドサマー』について2人がダラダラと感想を話し合っています。映画のマイナスポイントを指摘しつつも、笑いながら楽しんでいる様子が伝わってきます。

アリアスターの映画『ボーはおそれている』
僕ね、これ、アリアスターの映画の中では一番好きなんだけど、海外で工業収入的にはこけたっつーのも納得の出来だね。
何これ?連続シチュエーションコントというか、アリアスターが考える嫌なシチュエーションを、片っ端からしっちゃかめっちゃかに詰め込んだ感じの映画だと思うのね。
やりたい放題で辻褄とかもあんまり考えてない。こういうの嫌だよね。こういうの嫌だよね。っていうのをね、どんどんどんどん見せられる。
君見てる間、めっちゃ笑ってたでしょ。めっちゃ面白かったんだもん。君だって笑ってたよね。ところどころは笑ってたけど、途中よく見たら、涙ふきふきゲラゲラ大笑いしてる君を見て、ちょっとひいてた。
いや、あの全裸連続試作ツマは笑うでしょ。
びっくりしたよね。だいたいさ、家の周りシュラすぎるよね。
治安が終わりすぎてる、あの家。もうあれも相当嫌っていうか、常に悲鳴が外から聞こえてくる一宅ね。
自分家に入るために全力で遠くからダッシュしてきて、物語を回避して。
あれ物語だったんだね。全身ピアス、タトゥーの目の黒い人でしょ。
そう、襲われるのかと思ったら、最後に物語って言っててびっくりしちゃった。
あのシーって言えば、入り口で挟まれてた人いたじゃん。あっちだったらわかるんだけど、すごいダッシュしてくるし、あと人によってはずっと助けて、助けてって言ってたりする人とか、あそこの家周りの人、キャラが濃すぎたな。
向かいの商店の人も、あそこでよく平然と店やってるよね。
店の中はいたって平和というか。
もう絶対にドアとかネジのところに鉄格子があって、カウンター下にショットガンがあるタイプの土地柄に見えるんだけど、平然とコンビニ的なグロサリーをやっている。
連続シチュエーションコント
目の前の交差点には、普通に引かれた遺体が置きっぱなしになってて、見たら死んでるのか生きてるのかわかんない人とか。
あの辺の多くは薬虫じゃないかな。
入口に薬虫マンションって書かれてて、だからそう運が何とかってメモを入れてきた人っていうのは、たぶん現状のせいで言いがかりをつけてきた人ってことなんでしょ?
おかしいな、そういう隣人がいるってのも嫌なシチュエーションだし、部屋に帰るときに廊下で作業してるおっさんが太ってて邪魔で微妙に撮りづらそうにしてるとか、そういう地味な嫌さとかもあるし。
あと家にやからが大勢入ってきてパーティー始めちゃうとかね。
途中までこれ現実としてこの映画の中で、現実パートだとしたら本当に嫌なんだけど本当なのかなってね。
どこから幻覚なんだろうね。もう前編なのかね。
わからないの。だから話がいきなり結構先の方になっちゃうけど、屋根裏でゴリッパ様が出てきたときにどうしようってなっちゃったんだよね。
あそこが完璧に幻覚だとして、可能性で言ったら精神科医が最新のクールな薬を出してくれて、飲んだ直後から全部幻覚っていう可能性もあるよね。
じゃああれが決まっちゃってっていうこと?
そう。もうゴリッパ様のところは確実にもうあれは幻覚でしょ?
そうなの?あれさゴリッパ様と、あと何か矢印を襲って監禁されてた人っていうのは、あれは自分が双子だったってわけじゃなくて、自分の勇気の部分が閉じ込められてたっていうのはメタファーなのかしら?
いや、勇気ある自分と思い込んでいた双子なり兄弟なりが実際にいたんだと思う。
母親が死んだときのところにさ、母親の名前のパネルと、某のパネルと、もう一個幼少の頃に死んだ人のパネルがあったから。
亡き者にされて、実は屋根裏にずっとつながれて、
監禁されていたっていう監禁ホラーと異形の化け物ホラーと、頭のおかしい人が追っかけてくるホラーが全部あそこでまぜこぜに置かれてるんだよね。
いろいろあったよね。あと村ホラーみたいな、ヒッピー村みたいなところに行って劇を。
あそこでね、私さすがに長かったのかね。劇の終わる頃にちょっとうつらうつらしちゃってて。
劇自体は確かにたるかった。内容もそんななかったと思うんだけども、狼の家っぽさがあったよね。
かき割りの世界だったり、イラストのあれだったり。だから絵の美麗さを楽しむにはいいんだけども、あそこのお話自体は退屈だった。
あれはミートサマーでいうところの最初に出てくる4枚の絵みたいな、今後のストーリーを予想させるような、足にくさびやついてるけど、それを斧で切り落として自分は進んでいくみたいな話の劇だと思ったのね。
あの劇に自分の人生を映してっていうところは間違いなくあって、今後の展開を予想するという意味では、家ホラーになるじゃない?家族に無理やりさせられちゃう。
車に跳ねられた後、運び込まれた家で、なんか出ていきたいのに出してもらえない感じで、息子の代わりとして。
あれは何者だったの?お医者さんのご夫妻は。
まあそういうホラーあるあるだと思う。だからあれ自体にそんなに意味はないと思う。
まあなんだけども、あの家で逐一監視されてて、録画されててっていうのは良いんだけども、早送りしたらさ、だからこの先の展開っていうのはあそこにザッと出てたんだと思うんだよね。
実際にあのボートに乗ってるところとかね、あったもんね。
あとあの副上司しちゃった人を後始末している2人のなんかアシスタントみたいな人の始末してるシーンとかも、あと屋根裏の階段をさ、お母さんがこう上げ下げしてるところとかさ、もうババって早送り映ったから、えーってなんかなるじゃん。
それは気づかなかったな。
でもカウンセラーが自分に悪意を持ってたら嫌なのよねっていういやシチュエーションでもあるよね。
いっぱいありすぎてもうどんだけカバーできてるかわかんないけども、母親がさ、幼い息子に父親との初夜の話をするのもやだしさ、
そんなのありましたっけ?
父親が死んだシチュエーション、初夜にそのまま私の中で死んだって言ってたじゃん。
そういうことなの?
子供のころにさ、女の子と会ったときに童貞化って聞かれて、遺伝の関係でっていうことを言ってたけれども、父親もおじいちゃんも初夜に同じシチュエーションで死んだっていう話を子供に吹き込んでたわけじゃん。
あーそういう意味だったんだ。
実際は父親はご立派様だったからっていうことなのかもしれないけれども、
そんな話を親からされるのって最悪じゃね?っていう嫌さもあるし。
なんか僕が森の中で父さんに会ったよって言ってて、丸上乱暴氏みたいな人がうわーって言ってくるじゃん。
あの人一旦森の中で自分の胸をドドドって打って死んだかと思いきや、ご立派様のところでも窓の外見たらなんかいて、
個々の嫌なシチュエーションの面白さ
だーって来て、ご立派様と戦った後、脳天にブスってなって、急にB級ホラーみたいになって、変な死に方をするんだよね。
何しに来たんだっていう話もあるし。
あれは何者なの?
あれも心の中の何かなの?お父さんなの?
だからホラーの嫌なシチュエーションで、窓の外から頭のおかしいうろんな人が見てますよっていうのを何度もやってるよね。
母親の葬式に早く来いって電話が来てる時にさ、背景でうおーって見えない何かと戦ってたりさ、キャンピングカーのガラスパリーンって割ってたりとかさ、あの辺の細かい動きがクソ面白くってさ。
坊よりも背景でちょろちょろしてるあのキャンピングカーの男の人が気になってしょうがないんだよね。
もうね、怖いじゃないんだよ。あそこまで行っちゃうと面白くなっちゃって。
もうだからずっと面白かった。
さすがにアリアスターだから嫌な雰囲気を醸すのが上手なんだけども、あまりにそれぞれの脈絡がなくて、ぶつ切りで変なふうに繋がってるから、もうこれは連続コントにしか見えないわけですよ。
繰り返しになるけどさ、あの全裸視察までの流れが完璧すぎない?もう風呂に入ったら天井に張り付いてくるおっさんが。
なんか汁が落ちてくるから。
そんで、その人の汁がポタポタ顔の上に落ちてくるのも嫌だし、おっさん自体が落ちてきて浴槽の中で裸で溺れつつもつれ合うっていうシーンがうわ嫌だなと思ってて、
で、慌てて飛び出したら全裸の連続殺人鬼がそこにいて、こんなの爆笑するじゃん。完璧に。
こう場所の前に行ってファックって言っててさ、そんで慌てて逃げ出したら、不審者として警官に銃を突きつけられると。
フリーズしてる、フリーズしてるからって警官は聞いてくれなくて、逃げるとまたそこに視察馬がいるわけですよ。
で、ババババってなってたら横から来るまで行ったんだって。
あそこはね、やたらと勢いがありすぎてね。確かにあそこは笑った。
おかしいスピードがあんだよ、あれ。
スピーディーすぎて、私全裸であんな風に惹かれる人初めて見たかもしれない。
絶対怖がらせる気ないもん、アリアスター。
あとふっと見たら腹上死してたっていうのも、そっちが死ぬんかいって笑ったでしょ。
まさかとは思ったけどね。
父親の話も聞いてたから、棒の心臓でも止まっちゃうのかと思ったら、そっちかい。
棒がね、やばいやばいやばいって言ってたら、どうやら良かったらしくて気持ちいいみたいになってたって言ったら、
女の人がチーンってなってて、
そういうのを親が全部見てましたよと。
OK、私がいないように続きやってみたいなこと言われるのも相当嫌だし。
棒が何を恐れてるって言ったら、母ちゃんなわけじゃん。
それはもう終始一貫してテーマなんだけど、謎のテンポで、
波状攻撃を食らわせてくるから。
一言で言えばめちゃくちゃだよ、この映画。
言いたいことはわかるけど、それが異様な面白さを醸してしまった、僕的には。
これは楽しむタイプの嫌映画ってことなの?
人それぞれだろうね。怖かったっていう人もいるだろうしさ。
嫌だったし、3時間ずっと嫌っていうのを小耳に挟んでたから、
ミト様の開幕しばらくって、タイトルが出るまでって、かなり重苦しくて嫌な雰囲気だけど、
そういう感じじゃないんだけど、立て続けに癒し中がボンボンボンボン襲ってくるっていう、
なんか、苛まれますよね。
こんな何々は嫌だっていう、連続コント集って感じだった。
普通に最初の治安の悪さは嫌すぎたしね。
あんな治安のワールドを見たことない。
治安が悪いっていうのだったらいくらでもあるんだけど、
なんでしょうね、カオス感の治安の悪さ。
もっとひっそりと、暗闇から柄の悪い人が出てきそうな治安の悪さっていうよりは、
もうダメな人がそこら中にいてワッショイワッショイってやってる感じの明るい治安の悪さ。
局所的に白になってるんだよね、あそこだけね。
ずっと上半身裸で踊ってる兄ちゃんがいたと思ってたらさ、家に人がダーって入ってっちゃう。
入ってた人たちの中でやっぱりその兄ちゃんが上半身裸で踊ってるし、
棒だけが入れなくて外からそれを眺めてるっていうのもいいし、
そのまま寝ちゃって目が覚めたら工事のおっさんが上でドリル回して木屑がパラパラ落ちてくるっていう地味な癒さとか、
でやっとのことで部屋に戻ったらミキサーが回りっぱなしになってる。
あれがね、もう絶妙に嫌だったよね。
あれはすごいなって思った。
ありとあらゆる大小様々な癒さを詰め込んできてた。
クズカゴからは煙がくすぶってるし、寝た箱でベッド焦げてるしとか、どことん嫌だったね。
映画『ボーはおそれている』の感想
部屋に輩が退居して入ってきちゃうっていうのは、
インターネットでさ、私の誕生パーティーやるから来てねって言ったら、
ノリで大勢がドワーって来て家がめちゃくちゃになっちゃったっていうニュースが以前あったんだけど、
そういうやつから着想してるのかなって思った。
この間のトークトゥーミーもそんな感じだったけどね。
あれは単純にホームパーティーっていうあれなんだろうけど、
全然知らない赤の他人がネットで悪ノリしてドヤドヤって来てっていうやつなんで。
一番嫌だったのは家帰ったら家の前に死体があったっていうやつじゃない?
しかも911にコールしかけてて、
ダイイングメッセージみたいなもんだよね。
ボス決定って書かれてるみたいなやつ。
あれはオーバードーズなのか、それとも足高蜘蛛みたいなのに噛まれたからなの?
足高蜘蛛じゃない?ただ首にもすごいでっかい髪傷あるんだよね。
何が死因かすらわからない。
蜘蛛は風呂の天井に張り付いてたおっさんが顔についてうわってよぎ落として落っこちたよね。
そうだったんだ。あれなんで張り付いてたのかなって思ってたんだけど。
けども張り付いてて落っこちた理由は顔に蜘蛛が残ってきてうわって。
そういうこと?
坊の顔を見て、いやいや違うんだってお願いだから通報しないでくれだったのかなって思ってたんだけど。
だと思ったけど、そもそもあのおっさんが何なのかもわからない。
わからないよね。
何の誰なんだってのがわからなかったから。
だからいろんなところでわかる必要はないというか、諦めて見るしかない映画なんだよこれ。
第2幕の息子を失って片っ端から息子の年頃か僕ぐらい中年でもとにかく息子として取り入れちゃって、おそらくは次々死なせてるであろうホラーファミリー。
そういうことだったんか。
多分そういうホラー映画のシチュエーションをパロってんだと思う。
息子に執着するあまり男を連れ込んでは無理やり家族の一員にさせて、本人が出たがっても出さないみたいな。
そういうなんとの家ホラーみたいな。
あるいはなんとなくミザリー的なシチュエーションでもあるけども、異様に執着されてその家から出られないみたいなホラーシチュエーションだと思うの。
娘ちゃんは本当の娘ちゃんだったかもしれない。
娘は本当の娘で、だから新しい兄貴とか言われてたでしょ。そういうことを繰り返されてるんだと思うのね。
なんだけども、こういう家もあるよねって提示した後、ほったらかしにして本出されて、次は狂人に追っかけ回されるホラーになるわけでしょ。
あそこは、やっぱり回収されてないよね。あいつら結局何やってんっていうのが、その後に劇がおももろに始まって、乱暴親父さんが殴り込んでくるまで私うつらうつらしてたから、その間に何か回収されたのかなって思ってたんだけど。
いやもう全て投げっぱなし。
あ、そう。ぶん投げですか。
娘ちゃん結局ペンキ飲んで死んじゃって。
ペンキ飲むシーンも何かのパロディというかオマージュだったりするのかね。
どうなんだろう。
まあとにかく親が死んだ兄にばかり執着しているから、それの肩を担ぐのに嫌気がさしてっていうようなあるあるなんだと思う。
まあ、親からの息子への返愛みたいな返愛というか、愛情だったら、愛と愛情と憎悪のジレンマみたいなのを語っているのかと思いきや、結局のところ愛情という名のたて前でもった憎しみの話じゃん、これって。
だから坊も、僕は母のことを愛しているし愛したいって思い行動しつつも、実は憎しく思っているっていうことをさ、心の中ではもう仲間確信してるんだよね。
セラピストとの会話でもなんかそういう話をしているんじゃないかな。
母親がこうそういうふうに思って、自分の息子にセラピストを送り込んで、自分への恨み事をあえて言わせて録音してっていうのも最悪だよね。
まあだから毒親者の嫌シチュエーションもあるというか、それが話の主軸だよね。考えてみたら。
結局は母に殺されちゃうわけでしょ。謎スタジアムみたいなところで。
脳内法廷謎スタジアム。あれはもう完全に坊の脳内の話でしょ。
そうなのか。
あれは自分の罪悪感に苛まれているから子供の頃にやらかしとかも裁判官に休断されてるシーンがあるわけだし、
あれは完全に僕らもたまにあると思うんだけども、子供の頃のやらかしとか思い出してああーってなるやつ。
あれの協力版だと思うんだけど。
脳内逆転裁判みたいなの始まっちゃって、そこで弁護側と検察側で。でも弁護士アテスクパンされて殺されてた。
あれもひどすぎるし、最後は爆発落ちっていうのもなんだよこれってなるじゃん。
ボーンってなった時にさすがにあそこはもうポカーンだったよね。
そのまんま絵をずっととしたまんまエンドロールが流れてて終わりってなるのも、投げっぱなし感がものすごくて僕は好きだね。
船が転覆した後にギャラリーの皆さんが順番にお帰りくださいって感じで階段にどんどんはけていって、最終的に誰もいなくなるんだけど、
もうやらお母さんだけはずっと見てたっぽい感じがするんだよね。
母親との関係
結局は母に勝てなかったっていう話なんじゃないかと。
ありゃした、母親嫌いなのかね。
一番この人の心が大丈夫なのかなって。
ちょっと大丈夫かなってね。
自分がこれまで生きてて受けてきた嫌さとかを作品を通じて消化させていくタイプの創作の人だとしたらね、
この人の受けてる嫌なトラウマって相当だし、
フェーブルマンズを見たときに、お母さんのことが好きでありつつもこういうところが嫌だったなみたいな抱えたのがあったんだねとか、
ちょっと通じた何かは感じたんだけど、
ありゃしたのこれはあからさまに母親のことを愛像の像の方が結構でかくなおかつ確信してるっぽい感じがして、
よく天井から階段が降りてくる屋根裏部屋、
あれも小さい頃にあそこに閉じ込められたことがあって嫌だったんじゃないかと思って。
そんな気するよね。
結局第三者が勝手に押し上がることはできないんだけど、
これだけ見ちゃうとどう考えてもこの人は親大っ嫌いだろうって思っちゃうよね。
屋根裏の階段ハウスはヘレディタリーのときにもあったと思うんだけど、
日本だと物入れに閉じ込められて、倉庫とか蔵とかに閉じ込められて、
超怖かったから平所恐怖症になりましたみたいなさ、
そういうやつなんだろうね。
ありゃしたってインタビューとかでもさ、
すごいにこやかに話をしてたりするから、
それが一番怖いけどね。
にこやかに嫌だった話をするタイプの。
綺麗にトラウマを放送してお出しされた感じではあるよね。
この人の作品はどれもこれも。
この人のお母さんまだ生きてるのかな?
知らんけどさ。
フェーブルマンズだとさ、
お父さんもお母さんも亡くなって、
そろそろまあいいかって今まで語らなかった部分を、
こんな形で出すんだってなったやつが。
そんな感じあるよね。
いい歳になっちゃって、
当人たちもいないからやっちまえって感じがあったけども、
作品の嫌さと恐怖
ありゃしたの親ってまだ生きてそうな年齢だもんね。
ちょっと詳しくは知らないけど、
もし生きててこれを世に出すんだとしたら、
逆に吹っ切れたというか、
すげえなって。
自分の中である意味決着がついてないとできない書業だと思うよね。
すごい心配症な人が、
なんでもない世の中の出来事に対して、
恐れを感じるような話かなと思ったら、
そうじゃなくて普通に嫌なことだらけだったから、
すげえなと思いました。
ちょっと神経過敏気味の人が普通のことに恐れを感じて、
だからただのなんでもない世界でも、
彼にとっては恐怖にあふれた何かなんだみたいな、
そういう類の映画だと思ってた。
ただ嫌なものが実際にいっぱいあって。
人それぞれの感情性の違いによって、
同じものを見てても、
嫌と感じる人もいれば、
感じない人もいるっていう問題じゃなくて、
ただ単純に嫌だっていう。
本当にね。
私だって嫌だよ、こんな状況だったらってね。
家帰ったらね、忘れ物して寝坊して起きたら、
鍵がなくなってて、
寝坊して起きたわけじゃないよ。
玄関に鍵差しっぱなしで、
あ、忘れ物って戻ったら盗まれて。
荷物も鍵も全部盗まれて、
まあないよって。
お母さんにしょうがないから電話かけたら、
ガチクソ嫌な感じで出られて。
そうそう、そのさ、
電話の向こうの沈黙の異様な長さとかね。
この間というか空気の嫌さっていうのを書くのが、
本当にアリアスターは大好きでさ。
あのヘレディタリーの妹を死なせちゃった兄貴が、
誰にも言わないでベッドに入って、
翌朝までまんじりともせずに寝てて、
朝母親が気づいた悲鳴で、
っていうシーンあるじゃん。
あれが本当にあの映画の中で最悪に嫌なシーンだと思ってて。
嫌だね。
そういうのを書くのが上手。
逆にアテストパンとか、
あと実際にその妹ちゃんの首が道に落ちてるとか、
直接的なグロは別にそんなに怖くもないし、
面白くもないなって思ってるの。
とにかく嫌な空気を書くことが天才的な人だと思ってて。
今回もその辺の手話はね、
もういかんなく発揮されてて、
ただ繋がりがめちゃくちゃで、
しかもテンポがものすごい。
&3時間もやってるっていうことで、
ギャグになっちゃってるんだけど。
3時間も悪夢を決めさせられるんだもんな。
本当に悪い夢だよね。
熱にうなされてる感じの映画ではあった。
だから僕そんなにアリアスターの映画好きじゃないんだけども、
今回のはね、好き。
シチュエーションホラーコントみたいな感じで楽しんじゃったわけね。
楽しんじゃった。
もう一回見たいかって言ったら別に見たくはないんだけど。
部分的に面白いところはあった。
フルチンダイブのところとか、
フルチンのマルキーの人がガーッと襲ってきて、
うわーって言って逃げて撃たれそうになってから、
跳ね飛ばされるところのドライブ感がすごかったから。
跳ね飛ばされて目が覚めるのがやたらガーリーな部屋ってのも嫌だなって思った。
なんか出てきた夫婦も怪しいから、
これはイヤホラー系のあれなんだろうなとかね。
散々におわすだけにおわせといて、
もうぶん投げるし、
その上、一緒に住んでる狂人だけは追っかけてくるっていう。
しかも何の脈絡もなくご立派様に襲いかかったりとか。
あれ一緒に住んでる狂人なの?
一緒に住んでるの?
引き取ったって言ってた。
誰が引き取ったって?
映画『ミッドサマー』の感想
医者の。
そうなんだ。
自分では聞こえないところで、
娘が彼に何かを言いつけてるっぽくて、
窓の外からニオ立ちで見てるとかも、
本当に嫌な雰囲気だけは力いっぱい出してくるのよね。
窓の外見たら、変質者が元気よく部屋の様子を見ているとか、
怖い。
だからあそこ第2幕になるのかな、シチュエーション的には。
あそこの第2幕の感じ、僕は大好きよ。
怖いというより、嫌なシーンを全力で押し付けてくるんだよな。
だけども、最初の車に跳ねられるまでの流れで、
俺にはお笑いスイッチが走っちゃったので、
どんな嫌もで、面白くってしょうがなくなっちゃったよね。
イヤメーターがガーンって。
あとグローをね、今回は意図的に抑えてるっていうのも良かった。
エレディタリーもミッドサマーも、
グローはインパクトだけで、そんなに面白いシーンではないと思ってる。
それよりはエモーション的に、嫌なエモーションを。
ミッドサマー見た時もさ、
ただただ嫌な人間関係だけの話を取ればいいのにって、
僕、君に話したことあると思うんだけども、
今回はそういう試みがね、買いは見えたので良かったし。
ただもうやりたいこと全部詰め込んだろうなっていうところで、
まとまりはないよね。
あれはアリアスターのネタ帳をパッチワークで出した感じなのかね?
1作目2作目当てて、もう予算とかも使えるようになったから、
もうやりたいことやってやろうってやりたいことやっちゃったんでしょうよ。
そんな感じだと思います。僕は。
じゃあ、楽しんで見られるスイッチ入っていって良かったね。
良かった。
私もさ、今日結構元気な日だったからね。
これね、ちょっとタイミング間違えてたらね、
なんかバッと入るかもしれんって思ってね。
心身ともに健康な時じゃないと見ちゃダメだけども。
元気な時に見るのがいい。
あと、ゲラゲラ笑ってる僕がおかしいみたいなこと言われたけども、
僕らの横に座ってた人もめっちゃ笑ってたよ。
そうなんだろうけどさ、一緒に見に行ったツレが、
横でここで笑ってるのはわかる。
こういうの好きそうだなと思うんだけど、
涙流して笑うレベルのやつって、さすがにそうあんまり多くないから、
あ、そこまでいったかって思って、
私はそこでちょっと逆に冷静になったのね。
ああって思ってね。
坊も気になったけど、君も気になってたね。
様子がおかしいぜってなっててね。
私がね、そういう笑いのモードになる時って、
日本のしょうもないギャグのほうがとか見る時って、
お腹抱えて笑ったりするんだけど、
そういうモードにね、この映画でなるんだって、
ちょっと観察しちゃった。
冷静にさせちゃってごめんね。
確かに面白かったけど、
私はちゃんとどういうテーマなのかなと思って見ちゃったので、
そこまで手放しでギャグで笑えなかったからね。
俺はそこまで深く考えてないと思う。今回アリアスター。
だったらいいんだよ。
アリアスターがこれ作ってね、
ああ面白かったって濁ってしてたらそれでいいわ。
これぐらい笑い飛ばせるぐらいまでなってるんだったら、
もういいよどんどんやってくれよって。
あんたが元気ならそれでいいよって。
こういう映画また作られても困るんだけどね。
楽しく見れました。
人にはおすすめしません。
嫌ではあるからね。
時間も3時間とかだし。
さすがにちょっと長いけど。
長いかもね。
ミッドサマーのくだり、ミッドサマーっていうか、
意識高い系ネチャーカルト集団のキャンプのシーンは、
丸となくてもいいような気がするよね。
あそこは映像は素敵だったと思うけど。
ネタ調をね、これもこれもやりたい、これもこれも。
わあ楽しい。
映画の心理的エモーション
なってんだと思う。本当にそうだと思う。
これとかも嫌でしょって言って、これを見て、見てる人の反応が分かって。
楽しいって、楽しいって、人の心傷つけた楽しいって。
本当にこいつの頭どうなってんのかって。
完全に心病んでる人じゃん、ドアを。
まあいいや、終わろうか。
もっともっと嫌なとこいっぱいあったと思うんですけどね。
もう言い始めたらギリがない。
そうそう、いっぱいあったと思うの。
いっぱいあったと思うの。
いっぱいあったし。
ミキサーレベルのやつはいっぱいあった。
あのミキサーが本当にいい仕事しててさ。
本当にあれは良かった。ミキサー最高だったな。
31:23

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