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Lyustyleの知的迷走ラジオ、第161回目のきょうは、知的迷走回です。
60歳のポテンシャルについてお話しします。
週末の山田電機にですね、電気ストーブと年賀状用のインクを買いに来まして、
デジタル館に階段を上って行ったときに、上で人が例によって待ち構えてましてね、
どうぞこれをワンプッシュしてアルコールにご協力くださいって言うんですけど、
手のひらにね、消毒液を手に乗せてあるんです。
押すだけで結構ですよって言うんでね、上の方のボタンというか広がっている、
なんていうの、あの、吸盤が上を向いているみたいな感じで、
それをグッと押せばね、消毒液がじわって出るみたいになってて、
押すんだけどその人が押したらその人の手がグイッと下に行くので、
押したことにならないんで、手に持たないでね、
テーブルかどこかに置いとってもらった方がね、
はるかにいいなと思いながらね、一生懸命押して手の消毒をしたんですが、
その後にもう一人待ち構えていましてね、
どうぞとカゴを差し出してどうぞって言うんですね。
ちり紙が入っているんですよ。
ちり紙というかね、ティッシュペーパーが入っているんですよ。
これありがたいなということで、
まあティッシュペーパーどうぞって入ってて、
そこから手を突っ込んでいただいたら、
そこからが一つ聞いているんですけどって言うんですよね。
何これと思ってね。
ティッシュペーパー先にあげておいて、
一つ質問なんですけど、アンケートなんですけど、
断れないじゃないかと思ってね。
断るって言って歩いて行ってもよかったかもしれないけど、
若い一生懸命なお兄さんなんで、
ちゃんと何?って言って乗ってあげましたけれども、
そんなやり方をするんだなと思って今ね、
おかしくなりましたけどね。
聞いているのは何かって言ったら、
携帯はどこのキャリアをお使いですかって聞くから、
どこもって言って、そうですかって言って、
高いですかって言うから、高いですねって言った後に、
その人が実は自分たちは英雄ですけどって言いたそうにしているので、
もうその間髪入れずに、
だからアハモに先行エントリーしましたって言ったら、
うっててその後ね、そうですかって言ってね、
しばらく黙ったんですけど、
英雄も頑張っているのでどうかお願いしますと言われたんで、
いやもうしっかり見てますって言ったら、
もうそのまま終わりましたけどね。
いやいやちょっと大変ですよね、なんかね。
見た目がおじさんなんで、
まあおじさんってそういうときに色々と知らないもんだからね、
色々と言いやすい人が来たなと思ったんでしょうね。
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僕同じ山田電機で昔こんな経験があるんですよね。
昔って言っても10年ぐらい前かな、
10年ぐらい前ですよ、50歳になったかならないかぐらいですが、
若い店員さんですよ。
若い店員さんから見れば私なんかですね、
もうどうにもこうにもならないじいさんにしか見えないと思うんですよね。
当時50歳としてね。
そのじいさんに来ましてね、
あの、すごいこと聞きましたね。
あの、インターネットでご存知ですかって言われました。
10年前って2010年ですよ。
2010年時点でね、
インターネットでご存知ですかって、
まさか聞かれるとは思わなかったですね。
いやいや、あの時にはちょっとまいりましたね。
そんなに、そんなそのインターネットの命も知らないようなじいさんに見えるのかと思ってね、
ショックを受けたんですけど。
うーん、まあね、いろんなところで言ってるんですけどね、
僕らの世代ってね、結構詳しいんですよね。
あの、30以前だ、25、6でパソコンに出会ってるので、
そしてあの、初めてパソコンに出会ってもう大喜びでね、わくわくして、
そしてゲームはするわ、プログラムはするわね、
ベーシックをずっと一時から書いてきた人間ですよ。
でね、何百行もあるようなプログラムを必死に打ち込んで、
そしてラウンキーをパンと押した時にね、
プログラムが動いてやったーとかね、
それとかほんのちょっとの間違い、コロンとセミコロンの間違いで、
シンタックスエラーが出て、
そのエラーが一体どこにあるのか必死に探したりとかね、
まあそうこうしているうちに、
フロッピーディスクにね、保存できるようになり、
そしてワープロがすごく変化していき、
で、表計算というのが出てきて、
すごいなーっていう、
まあね、本当にそれからね、35、6になるぐらいまでの10年間というのはね、
パソコンの黎明期の歩みをそのまま一緒に歩んできた人間なので、
もうね、根っから知ってるんですよ。
そこのそこから知ってますもんね。
パソコン通信に初めて出会った、現役として出会ったのも僕らの世代、
ちょうど30代ぐらいでしょ。
僕らの世代だし、ね、インターネットに出会って、
あれこれ始め出したのも僕が35ぐらいですよね。
もうまだまだもう、何ですか、
ホームページとか作ったのは96年ですからね。
もう相当早い部類に入りますよね。
そういうようなことをしたのも僕らの世代ですし、
もうエクセルのね、マクロとかね、
もうほんと出だした時からずっと作ってますので、
96年ぐらいの頃にね、マクロを組んで、
臨時職員の方が2週間かけてやっていた仕事を、
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3分で終わるように改編して褒められるかと思ったら、
私たちの仕事がなくなったってめちゃくちゃ怒られたりとかね、
そんなディープなマクロの使い方とか、
使った結果どうなったとかね、
そういうのまで全て分かっている、
もうインターネットの、
本当にもう黎明期からずっと使いまくってね、
もう様々なことをね、できることを試してやってきた。
それがね、60代の人間なんですね。
で、昔の60代というのとね、やっぱり意味が全然違うんですよ。
僕らが若い頃、本当20代ぐらいの60代っていうのはね、
ほんとじいさんですよね、ほんとにね。
もうカラオケとか行ったら、円華しか知らないみたいな感じだし、
そもそも兵隊から帰ってきた方々でしたからね。
僕らが20代の頃の60代の人って、戦争に行かれた方々でしたからね。
もうそういうような方々でしたから、
本当にね、もう世代っていうか、文化自体がもう違うんですよ。
その頃の僕らが感じていた60代というのと、
僕らが今自分で感じている60代っていうのは全く違いますね。
で、カラオケとか行くとね、
若い人がね、僕はもう歌わないですよ。
カラオケとか行ってもね、ほとんど歌わない。
ほとんど歌わない。
若い人が歌うのを聴いているのが楽しんで。
それ聴いて楽しんでたらね、
若い人が気を使うんですよね。
そして、どうぞって言ってね、
歌ってください、先輩とか言ってね。
円華とか入れるわけですよ。
ちょっと待てって。
円華が好きだと思ってんの?って言ったら、
いや、60代ぐらいの人って言ったら、
みんな円華が好きかと思いましたっていう。
ちょっと冗談じゃないってね。
若い頃の趣味がそのまんま行くわけですから、
年を減るにつれて趣味が変わるということはあるかもしれないけど、
でもそういう思考っていうのはね、
変わらないですよね、ずっとね。
若い頃にね、
J-POPが好きだったら、
もう年寄りになってもJ-POP好きなんですよ。
そういうようなもんですよね。
だけどやっぱり見た目が60代の爺さんだったらね、
みんな円華が好きと思うんですよね。
悲しい話ですよね。
そういうことでね、どうかね、
今の60代の人間のポテンシャルっていうのをね、
結構いろいろあるんだなと思ってみられると、
世の中の見方が変わるかもしれませんね。
マーケティングとかされる方は、
この地域は爺さんがいるから爺さんが好きそうなものを売るといいだろうとか、
今考えるともう大間違いだと思いますよ。
今の60代の爺さんってね、
30,40くらいの人と全然変わらないようなものが普通に好きだし、
普通に使ってるしね。
頭の中がね、全然変わってないんですから。
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もう本当にね、
頭の中がね、まだね、
30,40くらいまでしか成長してないのでね、
昔と違って成長がゆったりですから今はね。
昔の人の60代っていうのは、
今の60代っていうのは昔の人のね、あれ?
今の60代って昔の人の30か40くらいだと思いますよ。
当時の人の60代くらいまでね、
精神が成長してる人っていうのは、
今あんまりいないかもしれない。
ゆっくりゆっくり成長しています。
そういう意味でね、見た目60歳ですけども、
60歳の爺さんがね、
自分で爺さん爺さんって言ってますけれども、
見た目が爺さんだろうと思うんで爺さんって言ってるんで、
頭の中ほんと30代ですからまだまだ。
だからきっとね、
ポッドキャスやったりYouTube始めたりとかね、
いろいろやってるんですけど、
肌から見ると爺さんのくせにいろいろやるなって、
きっと思ってるんだろうなって思いますけどね、
頭の中がまだ30代です。
はい、いかがだったでしょうか。
60歳になったのに頭の中がまだ30歳っていう、
全然成長してないニュース材料でした。
それではまた。
