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2020-12-22 08:39

#162 ゼロに小さな一を足す生き方 【知的迷走回】

もう少し先に配信されるコーチング動画の24本目
菊池寛の恩讐の彼方にを例に取りながら,成果を出すのを焦らずに,じっくりいこうよという話をしました。

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Lyustyleの知的迷走ラジオ、第162回目のきょうは、知的迷走回です。
前回、お称に見る、ゼロに小さな一を足す生き方について学びました。
昨日ですね、ちょうどこれを収録しているのが12月の20日なんですが、
朝のコーチングの動画、24日なんかを撮ったんですよね。
もう一週間ほど、最新は一週間ほど先なんですけど、それがですね、前回お称さんの話なんですね。
前回お称さんというのは、大分県の山国川にある青野洞門という岩を掘り抜いて、30年かかってですね、
掘り抜いて人が掘れるようにした人なんですね。
それまでは山国川というところに気岩がものすごく多いところで、川までギリギリまで岩が競り出していまして、
よく川の横の道というのを作れなかった場所なんですよね。
歩いてきても、ガーンと目の前に大きな岩があって、川までそれが競り出しているような状況なんで、
鎖を打って作っていましてね、その鎖を伝って旅人は行き来していたんですけど、
年に何回かはそこから落ちてなくなるというようなことがあった。
それで前回お称さんがね、それを自分ののみと、土っていうんですかね。
それで土でガンガン叩いてですね、のみを岩肌に当てて、そしてガンガン当てて掘り抜いていったというね、
1年岩を貫くみたいな感じで掘り抜いていったんですけどね。
そのことについての話をしたんですよ。
菊地館の温室の彼方にという、その話と絡めましてね。
私術だと思っててね、実際そこを歩いていったら、
ここは前回お称さんが、明かり取りのために川側の岩を掘り抜いて、
で、ちょっと明かりが通るようにした穴ですとかね。
ここはまた逆に、間違えて掘り抜いちゃったら、まだ川の方に出ちゃったみたいな。
そんなのが残ってて、そこを歩いていったことをね。
小さい頃そういうところを歩いたことを覚えてるんですけど、まあ私術なんですよ。
お話の中で語っている、若い侍が来ましてね。
その前回お称さんが、昔ならず者で人を殺したりしてたもんで、
その敵討ちに若い侍さんが来まして、
心を入れ替えた前回お称は、一生懸命岩を掘り抜こうとしている。
そこにね、洞窟の中に入っていって、
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お前は何々かと聞いて、
前回お称さんの若い頃の名前ですね。
そうですと、お前は俺の近しい者を殺したのは覚えてるかということで、
覚えておりますと。
俺はその敵討ちに来たんだと、そこへ直れみたいな話をするんですよね。
分かりましたと、ただもうちょっとでこの岩が向こうまで掘り抜けますので、
どうかそこまでやらせてくださいと。
そして暁にはね、私は撃たれましょうということで、
分かったということで掘っていくんですよね。
早く仇討ちをしたいんで、その若者も一緒になってね、掘っていって。
ついに掘り抜いたときには、もう若者もね、
もうそんな敵討ちなんかどうでもいいですって言ってね、
二人で手を取り合って泣いて喜んだという、なんかそういうようなお話がありまして。
その仇討ちの話はですね、温州の花壇谷の中で、
それは作られた話だろうというふうなことは思ってたんですが、
前回お称さんが自分で一生懸命掘り抜いていったというのはね、
これはよくちゃんと楽安寺というお寺にね、
その時ののみと土ですみたいなのが残ってたりするんで、
それは本当の話なんですけど。
実はですね、もう一つその史実、ちょっと違ってたところがあったことが後で分かりましてね。
実際、自分が本当だと思ってたのは、前回お称さんが一生懸命一人で掘り抜いたと思ってたんですよ。
実際はそうじゃなくて、なんか前回お称さんがね、
肝心でね、お金を集めたお金でね、妊婦さんを雇って、
それで掘ったというのが史実だというふうにね、調べたらこう書いてありまして。
あ、そうだったんだなぁと思いましてね。
私ずっとね、やっぱり菊地勘のね、あの話に触れたりしたことからね、
道徳の教科書とかにも載ってたもんで、
前回お称さんが一人で掘ったと、30年もかかっててすごいなと、
そういうふうに思ってたんですけど、実際はなんかそうじゃないっぽいということで、
あらあらと思ったんですけど、どちらにしても素晴らしい、
一人で掘らなきゃいけないわけじゃもうなんでもなくて、
一生懸命頑張ってお金を集めてね、それで掘ったという、
それはそれでね、偉業が色褪せることは全くないわけでね。
できないやって言わずにね、頑張ってお金を集めて、
クラウドファンディングみたいなもんですよね。
お金を集めてそれでやったというところでね、
非常にやっぱり良いやり方じゃないかなというふうにね、思ったところですね。
これを聞く人はですね、12月の22日の火曜日にこれを聞かれると思うんですけど、
その時点ではまだ動画はちょっと配信されてなくて、
またもうちょっと後の話になるんですけど、
配信された時にはですね、来週ぐらいになるんですが、
ああ、これのことかと思ってください。
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この中では何の話をしているかというとね、
もう焦ってね、手っ取り早く成果を出そうとしなくていいよとね、
一歩一歩堀江貴文さんも言っているように、
若い人はすぐに掛け算をしようとしたがるから、
ゼロにいくらゼロをかけたってゼロなのに、
なんかすぐ掛け算をしようとすると。
そんなんじゃなくて、小さい小さい一歩一歩、
それを積み重ねることしかないんだと。
私、どうやってそうお金持ちになれるんですか教えてくださいみたいに言われるけど、
そんな掛け算でお金持ちになったわけじゃなくて、
一つ一つできることを歩んできただけなんだと。
だからみんな頑張って一歩一歩歩むしかないんだということをね、
書かれてて、非常に僕はね、その本が好きなんですけどね、
ゼロという本なんですが、
そこに書いてあることを引き合いに出しながら、
とにかく成果を急がすに、確実に今できることをやっていく方がいいよと。
そうやってやっていったときに、これがどうなるかわからないけれども、
今必要だと思うから一生懸命やっていった暁にね、
何か大きなものとね、つながるよというような話なんですね。
手っ取り早くやるというノウハウは、小さなもの、小さな成果を生みますけれども、
それがね、ノーベル賞の科学者の方々のように、
何になるかわからない基礎研究をずっとやって、
すぐにお金にならないし、すぐに成果も出ないし、
でもそれでもその研究をずっとやらせてくれた時代があったおかげで、
それが大きな成果に結びついて、ノーベル賞になったわけですからね。
そういうような何になるかわからない研究を長年かけてやるという、
それと同じように何になるかわからないけれども、
今大事だと思うから長い時間かけてやろうと、
すぐに成果は出ないかもしれないけどいいやという、
そういうようなやり方でね、生きてみてはいかがでしょうかという、
そのようなお話をしたところでした。
はい、いかがだったでしょうか。
事前に動画の中の不備な点を先にポッドキャストで話しておくという、
1週間も前なんでね、聞いてる人がいるかいないかもわからないんですけど、
一応ですね、そういうことなんだということをこちらでも話しておきますし、
YouTubeの方の説明欄にも書いておこうかなというふうに。
それではまた、リハーサルでした。
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