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2021-01-18 04:29

#182 定年前の今,マルチポテンシャライトであった自分をどう考えているか【知的迷走回】

定年までカウントダウンに入りました。
なかなか気持ちが不安定でざわざわするのを楽しんでます

僕の仕事人生のステージは大きく変わるんですが,これはマルチポテンシャライトとしてどのように考えたらいいのかというお話です。
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マルチポテンシャライトという本に出会って、1年ちょっと経ったんですが、この本を読む前と後とでは、自分の人生というか、自分のアイデンティティに関する捉え方に大きな変化ができました。
それまでは一つのことに集中できない自分というのを、ものすごくダメな人間だなというふうにずっと思い続けて、そして苦しんで苦しんできたんですよね。
自分のそういうような、一つのことに絞れないという自分を、一つのことに絞れないことを良くないことであるというような捉え方をしていたんですよ。
若い時から何か一つのことに打ち込んでいる人間というのは、どんどん成果を出していく。そして成果の上にさらに成果を積み重ねていく。
そういうことを様々なところで実際に見るし、テレビでも見るし、またそういう人たちがいいというような、テレビ等の物語とかでも何かに一途に打ち込んでいくことで、このようなことができたとかね。
特に職人の人たちなんかは、自分はそれしかできないからというようなことで、一生懸命それに打ち込んできた結果、今があるというような。
本当に一つのことに生涯打ち込むということを、ものすごくそこに価値があるという、そのような社会のあり方というか、そういう捉え方をするのが一般的な価値観だったんじゃないかなというふうに思うんですが、
自分もそのような中でずっと過ごしてきたんで、実際そうでない自分というのをとても低い評価をしてたんですね。
自己評価というのはすごくやっぱり低かったと思います。
いろいろやってきて試して楽しくやってきててもですね、やっぱり心の中ではそういう自分ということでね、随分自己満足度というのは低かったんですけれども、
いやいやそうじゃないんだよと、そういうのはそれがアイデンティティなんだよと、僕たちは一つのことにこだわらないんだ。
一つのことに集中するあまりに他のやりたいことを犠牲にする人生なんて、とてもそういう人生なんてまっぴらだという、そういう人たちが他にもいるんだということですね。
そういうアイデンティティがあるんだということを知ったときにやっぱりすごく気が楽になりましたね。
そしてそれでいいんだという安心感というかですね、それをブログに書くとたくさんの人たちがですね、自分もマルチポテンシャライトだっていろいろ言ってくれたりね、
ツイッターとかでツイートしてくれたりしまして、みんな似たようなことで悩んでたんだなぁと思いました。
マルチポテンシャライトの働き方には様々な働き方があって、あの5つぐらいのパターンがね、あるんですよね。
スラッシュアプローチとかアインシュタインアプローチとかね、フェニックスアプローチとかいろいろとあるんですけれども、
特にアインシュタインアプローチっていうのは自分の歩んできた道そのままだったと思いますね。
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仕事を一生懸命した後に、その余力で自分のしたいことにどんどん打ち込んでいくということですね。
さらにいいのは、ほどほどにして余力を残しておくということが大切なんですけれども、
私の仕事の場合は、ほどほどにとか余力とかいうのはとてもできないような、
もう全て燃え尽くしてしまわないといけないような仕事ではあるんですが、
それでもね、やりたいことっていうのを後に作りながらやってきたっていうところがあって、
それで自分の中ではね、本業はとっても楽しくてとってもやりがいのある良い仕事だったんですけれども、
それは自分のアイデンティティではないと。
自分はそれを一生懸命打ち込んできたけれども、教師という仕事に打ち込んできたけれども、
ではリュースタイルは教師であるとは自分の中ではとても思えないということで、
それは別のところにあるわけですね。
ですから逆に言えばですね、定年退職をしますけれども、
定年退職をしたからといって僕には失うものはないわけです。
仕事が自分というふうになってしまっていると、
仕事が終えた途端に失ってしまうものっていうのは多いかもしれませんけれども、
僕は仕事以外のところに自分というものを作っていることができていたので、
仕事を終えてもそこの別のところで働いていくことができるんですね。
このアインシュタインアプローチっていうのをずっと続けていくことができるなというふうに思っています。
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