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Lyustyleの知的迷走ラジオ、第46回目のきょうは、読書回です。
ナルケ・マコト氏の「本棚にもルールがある」という本について、
人が成長していくための本棚というのはどのようなものなのか、ということについてお話ししたいと思います。
はい、きょうはですね、ナルケ・マコト氏の「本棚にもルールがある」という本を選びました。
表紙にはですね、「ずば抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか?」というものが書かれていますね。
第1章は、「本棚は外付けできるあなたの脳である」
第2章は、「理想の本棚の仕組み」
第3章は、「教養の深まる本の書き方・読み方」ということでですね、
3つの章からなっている本です。
本棚というのは、よほど気をつけておかないと本置き場になってしまう可能性がありますよねというより、
ほとんどそうなっているんではないですかね。
本棚が常に整理されていて、
私の地の宝庫です、というようなことがね、すぐ人に紹介できるような本棚を持っているという人はいったいどのくらいいるのかなというふうに思うんですが、
ほぼそうじゃないでしょうというところからですね、本棚にもルールがあって、
しっかりと本棚を編集することによって人生を成長させていこうという、そのようなお話なんですね。
はい、ということでですね、まず第1章なんですが、
本棚は外付けできるあなたの脳であるということでですね、これはよくわかりますよね。
外付けハードディスクのようなもので、知識を外に置いていくということなんですが、
ただそれだけではもうみんなわかってますよということなんでですね、
なるけま今年のこの本ということで、面白いなと思ったのはですね、
本にゆとりがないと人間は成長しないんだということなんですね。
ギチギチに詰まった本棚というのは、伸びしろがないよと、人間としてのということなんですね。
何でかというとね、もうこれ以上買えないからですね。ギチギチだともう買えないと。
ゆとりがあるということはね、やっぱり本を増やしていくことができるんだということなんですよね。
じゃあどうするのと、隙間を開けててもいいけれども、本棚にも必ず制限があるでしょうと。
本を買っているうちにね、ギチギチになるんじゃないかというふうになるんですが、ここが大事なところでね、
やっぱり本棚というのはゆとりを作るように、どんどんいらなくなった本は捨てていくのだということなんですよね。
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そこから選んで捨てるということをですね、何の本を捨てるのかということを選んでいる時点で、
そこの本棚というのをですね、編集をしているということになりますよね。
どの本を置かないか、どの本を捨てるのかということで選んで、そして捨てていくというその行動というのがやっぱり自分を成長させ、
自分をアップデートしていくことになるわけですよね。
本棚は外付けできる脳なので、今言ったように成長させていかなければいけないし、
本はですね、脳をまた映し出しているものでもあるというようなことですよね。
本棚にですね、過去の自分というのがそこにあるわけです。
面白いのがね、デジカメでずっと本棚を撮ってごらんなさいと。
これね、1年前の写真と今の写真と比べてね、当然変わっているだろうと思うんだけれども、
その移り変わりというのがね、自分の知的な成長ですよということなんですよね。
で、1週間に1編くらいね、なるけさんは本の入れ替えしなさいと言っているんですが、
1週間に1編も入れ替えができないようではね、読書をサボっているんだよと言われるんですけど、
それから言うと、1週間に1回くらいは本棚をデジカメで撮って、それをずっと残していくと。
そういうことで過去の自分はこんな本から読んでいて、
そして今の自分は過去のこんな本からできているんだなということを把握する。
それから必ずそこにはまだ読んでいない未読の本というのがあるわけですから、
この未読の本というのは未来のなりたい自分の本なんだということで、
そういうことを常にね、把握をね、していきましょうというようなことですよね。
あとね、仕事の本は本棚に入れないというのがありますよね。
本棚の中には仕事の本は入れない。
なぜかというとですね、要するに仕事の本だけで自分を作ってしまうと、
関係2メートルほどのスケールの仕事しかやっぱりできなくなるでしょうと。
本当にね、仕事ができるというのはね、非常に広い視野で、
広いスケール感を持った仕事ができるというようなことなので、
だから本棚の中には仕事の本ばっかり入れているようなことではね、
全く自分というのの仕事のスケールというのが小さいままになってしまうだろうということなんですよね。
ですから自分は仕事の本は本棚に入れない、むしろそれ以外の仕事とは全く関係のない本をたくさん読むのだと、
そして自分の視点をね、増やしていくのだというように言われてますよね。
またね、非常に尖ったことが書いてあってね、
ベストセラーばかりが入っている本棚の持ち主はだいたいつまらない人間と。
なんでかなと言うとですね、ベストセラーというのはみんなが読んでいると。
みんなが読んでいる本というのは、あなたも読んでいるんですね、私も読んでいるんですよ、
話がそれで終わっちゃう、話を下にしてもその本の話題で終わってしまうわけですが、
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全然違う、ベストセラーじゃない本に面白みを見つけている人にやっぱり出会うと、
どんな本ですかと、どのようにことが書いてあったんですかというようなね、
自分をアップデートさせてくれるそのような人なんですよね。
ですからベストセラーばかり入っている本棚の持ち主ではなくて、
ベストセラーに入っていない面白い本を持っている人と付き合っていきたいなというようなね、ことが書いてあって。
確かにそうだなというふうに思いますよね。
かといってナルケさんがベストセラーを全然読まないというわけではなくて、
新刊でベストセラーを目を通して涙を流すようなこともあるということなんですが、
でもそれは本棚の中には入れていかないと、選抜をしないということですね。
そういうようなことでした。
本棚をそういうような意味で編集をしていこうというわけですね。
入れる本、捨てる本、そこをしっかり自分なりに選択して、
そして余裕を持って次々に新しい本を入れ替えていけるような本棚を作っていこうという、そういうような話ですね。
では、そのような理想の本棚というのは一体どのようなものなのかということで、
これですね、実は私がやっている本棚の仕組みと、どうやら元になった本のようでした。
実はこの本は3年前に読んだんですよね。
それをもう一度今読み返しているんですが、私ですね、本棚を3つに分けているんですよ。
カレントの本棚、メインドの本棚、そして寝室書庫というこの3つなんですね。
これブログにも何度も書いています。
今日のポッドキャストのメモのところにもURL書いておこうと思うんですけれども、
カレントの本棚というのは今ですね、現在の本棚ということで、
買ってきた本、それから私がやっている20冊平行読書、それのラインナップしたのをざっと並べた本、
それから常に使うレファレンスですね、辞書とか図版とか、そのようなものを置いていく本棚で、
常に手が届くところにあるんですよ。
私、あの机のですね、書斎の机の背面を書棚にしているんですが、
まあ書棚で仕事をしていて、くるっと椅子を後ろに向けたら後ろの本棚がカレントの本棚ということで、
今必要としている本がそこにずらっと並んでいるんですよね。
これが一つです。
それからメインの本棚というのは、読んでしまった本の中からそこに置いておくために、
私がリュースタイルチョイスというかね、選んだ寄りすぐりの本ですよね。
それがジャンル別に並べられている本ということになります。
だからそこにある本というのは、私のリュースタイル、私のですね、
おすすめ本であり、私の血を作っている本であり、そのような本がそこにあると。
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そして面白い本ですね。私が面白いと思った本ですね。
それからライフワーク、そのものがそこにあるわけですね。
そして進出書庫というのはですね、先ほどの問題です。
あの溢れかえり問題ですね。
溢れかえった本はもう処分しなければならないわけで、
家庭を本で溢れさせるわけにはやはりいけないのでね。
それで進出にですね、書庫に見立てているんですよ。
そこに本棚が2つありまして、そこにですね、メインの本棚に選択されなかった。
また新しく買ってきた本の中で、メインの本棚に入れたおかげで、
そこから何かを出さなきゃいけなくなった。
そういう本をですね、捨てる前に一旦寝かせておくということなんですね。
これ結構やっぱり大事なことで、進出で寝る前にそこからいくつか取ってね、
また読みながら寝たりするというような、
ジェントルの時間を持ちたいなというような意味で作っている書庫で、
いわゆるバッファーなんですけど。
時々そこからですね、また復活する本もあるんですよね。
時々私は特別展示というのをやるんですけれども、
例えばね、渡辺翔一さんが亡くなりになった時には、
私の持っている渡辺翔一さんの本をすべて持ってきて、並べてというようなことをするんですけれども、
これをやっぱり進出書庫の中にあったものを持ってきたりとかしましたね。
それからしばらくまたメインの本棚に帰りたいたりというようなことがありました。
これが進出書庫です。
今の特別展示というのは、これはね、実はこの成木誠さんのこの本に書かれていたということで、
私はそれで真似をしているということなんです。
はい、このですね、今の3つの本棚の仕組みというのをね、
3年、4年くらいになるのかな、やっているんですが、
今回改めて見て、あ、この本が元だったのかと思いましたね。
成木さんはですね、必要な本棚は3つということで、
新鮮な本棚、それからメインの本棚、それからね、タワーの本棚というこの3つの本棚を挙げてあります。
新鮮な本棚というのはですね、とにかく買ってきた本ですね。
どんな本でもとにかく大量に受け入れてですね、置いておく本棚。
ただ本棚とは言ってもですね、平積みですね、ソファーの近くとかリラックスできるようなところにですね、
買ってきたその大量の本をずらーっと積み重ねてあるわけです。
いつでもそこから手に取って読むということなんですが、
読むと言ってもですね、制読するわけではなくて、
ずっと拾い読みをして、この本を読むかどうかを決めるというような意味ですよね。
そして出かける時にはその中から2冊ほど持って行って、
外でパラペル巡りながらちゃんと読むかどうかを決めるというようなですね、
そういう基地になるような本棚です。
棚というより台というふうに言ったほうがいいのかもしれませんね。
乱雑に見えないように大きさなどを揃えてきちーっと並べて積み重ねておくと、
とてもですね、見た目にも良いというようなことで、これが新鮮な本棚です。
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メインの本棚というのは、先ほど私が自分で説明をしたのと同じなんですけれども、
新鮮な本棚で読んだ本の中から、面白いなとか、これは新鮮だとか、
とても情報量が多いとか、そういう基準になったものを選抜しておいていくというようなことですね。
ここのメインの本棚というのはね、やっぱりテーマごとにきちっと並べて、
テーマというかジャンルごとに並べてあるので、
今日はこの本から、今日はこの棚から、今日はこの棚からというような感じで読んでいくことによってですね、
さらに自分をずっとアップデートしていくことができるというようなことで、
並べてありますので、情報が古くなったらすぐに入れ替えたりすることも簡単にできるというようなことになります。
ここの本棚をですね、やっぱり並べ替えるということを大事にされていますね。
新鮮な本棚はどんどんどんどん入れ替えをしていく、新しい本がどんどん入っていくのでね、
だから1週間に1回ずつぐらいは入れ替えるんですが、
同じようにこのメインの本棚も、なるけさんは焦点が始まる前の30分、
それをみんな当てているというようなことなんですけどもね、
かけ流しにしながら本を入れ替えて、この本はこっちの方がいいんじゃないかとか、
これは捨てた方がいいんじゃないかとか、そういうようなことをして、
そしてアップデートしていくというようなことなんです。
これで非常に自分の知的レベルが上がっているというようなことですよね。
はい、そしてですね、メインの本棚というのがそうやって常に編集をされることによって、
自分の成長が繰り返されていくという、そういうようなコンセプトですよね。
そして最後、タワーの本棚というのが、先ほど私が言ったカレントの本棚に近いものなんですけれども、
すぐ使えるようなリファレンス、そういうものが置いてある、タワーですよね。
その本棚は3つからなっていると。
もう一つ番外としてですね、あっちの紙棚みたいなのを上げてやっても、
これはですね、もう電動入りみたいな本みたいな感じなんですけどね。
本棚に入りきらないけれども、電動入りだという、大事にしておきたいという本をね、
紙棚のようにして置いているんだというようなところで、これも面白いなと思ってですね。
私のとは違いますけれどもね、寝室書庫とはちょっと意味とは違いますけれども、
そういうようなパッファ的なものもちゃんとあるんだなということですよね。
理想の本棚の仕組みということですね。
あと第3章はですね、教養の深まる本の買い方、読み方ということで、書店の歩き方というのが出ていましてね、
これは面白かったですね、大腸の内視鏡のような歩き方で読めみたいなことが書いてあって、
まず一番奥まで行って、そこから戻ってくるように読みなさいというようなことで、
どこのコーナーも常に回る、全て回ると、自動書のところまで行くんだということでね、言われていまして。
新しいジャンルとかに、どこか難しそうなジャンルなんか、まず自動書で、
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子供用の入門書みたいなのを読んで、ざっくり読んだ上でね、そこから入っていくというようなこともあってましたね。
これは先日ブログにも書いたんですけれども、中田敦彦さんですね、YouTube大学の。
中田さんの本の読み方でも、源氏物語を読み始めるときに、まず漫画から読んだという、
そういうようなスーッと緩く入っていくというのは、とても良いことだなというふうに思いましたね。
あとですね、知らない他人から本を勧めてもらう方法というのが書かれていましてですね、
面白い本というのはね、ベストセラーとかばっかりの中にはやはりないわけですよね。
どこからどう見つけてくるかというのはね、人の人づてというか、人の口コミというかね、
この本面白かったですよという、そういうのがいかにあるかということなんですよね。
だからまず一つ面白いなと思ったのはね、読んで面白かった本の分野に関して検索をかけるんだそうですね。
そして出てきたものの中にね、書評ブログがあるんですよね。
読んだ人が書いたブログの記事が。
そこを読んで、あ、これ自分と同じような感想とか面白ポイントを持っているなと思ったら、
その方が読んでいる本、ブログに行ってですね、他の書評を見てみるんだそうです。
そうするとね、そこから、あ、これ見てなかったなっていうようなね、本を見つけることができるというようなね、
そのようなことが書いてありましたね。
これは知らない人からは進めてもらう方法ですね。
知っている人から進めてもらう時には特にね、面と向かって聞くわけですが、
その時の聞き方としてね、いい本とかね、ためになる本ってありませんかって聞くのは絶対聞いてはいけないと。
そのような聞き方をするとですね、その方がやっぱ構えて、
そしてあの、自分の中での最高の一冊を答えないといけないかのようなね、
そういうような感じ方をしてしまうんですよ。
そういうことじゃなくて、面白かった本とかね、知らなかったことがいっぱいあった本とかそんなのありませんかと、
そういう聞き方をね、するのがいいんですよというようなことでしたね。
そうすると、自分が知らなかったようなね、ジャンルの本がね、たくさん教えてもらえるんだというようなね、
ことがありました。
はい、ざっくりとですね、面白かったところついてですね、お話をしたと思うんですが、
私がですね、あの今、本棚システムですね、3つの本棚システムの厳選はここだったのかって、
改めてちょっとね、思った本でしたね。
本棚がね、置き場になっちゃう、本置き場になっちゃってるというような人にはね、
おすすめの本じゃないかなと思いますので、おすすめしたいなと思います。
はい、いかがだったでしょうか。久々の読書会でした。
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実はですね、YouTubeの知的生活ネットワークというチャンネルですね、
今一生懸命頑張っているチャンネルなんですが、
そこの一つの知的生活ネットワーク講座的な形で、
この本の書評動画を作ろうと思ってたんですね。
ある程度マップまで作っていたんですけれども、
中田敦彦さんのYouTube大学がね、非常によくできているので、
何かの言っていることの真偽がいろいろと取り沙汰されたりはしているんですけれども、
それでも一冊の本をしっかり読み込んで、
一枚のボードに仕立てて、そしてそれをちゃんと体系的に話すという、
あれは本当にすごいなと思ってですね、
女子のYouTubeなんかを見る中で、
そのどのようにして作っているのかということを知る機会があったんですね。
その中に読んだら、人に話す、スタッフにとにかく話すという、
話しているうちにわからないことがあったらそこを読むと。
そういうようなことを何回かやって始めて、
自分なりの一枚にまとめるボードを作るというようなことが言われてたんですね。
読んだ本を誰かに話すということの良さというのは、
実はこの本にも書かれてまして、
読んだら人に話せというようなことが書かれてました。
大東隆さんの本にも読んだら人に話せということが書かれてまして、
とても話せる相手がいるということがとても良いことだなと思って。
それで私もこのマップを書いた後に、
動画をすっと作るんじゃなくて、
一回人に話したほうがいいなと。
話すことによってまたわからないことが出てくるんじゃないかというような意味を込めて、
何かないかなと思っていたときに、
ボッドキャストで話せばいいやと。
ですからね、私今ずっと喋りながら、
ちょっとやっぱり曖昧なところが見つかったんですよね。
そこのところをまた改めてちゃんと読みながらですね、
それを今度はYouTubeの動画としてきちっとマップでプレゼンをしながら
撮影をしたいなというふうに思っているところです。
ボッドキャストというのはそういう意味でね、
人にいったん聞いてもらうという、
そういう意味でもとてもいい媒体だなというふうに思いました。
以上です。ではまた。ユースタイルでした。