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リュースタイルの知的迷走ラジオ、人生3弾ロケット。
この番組は、定年退職後、2弾ロケット点火中のリュースタイルが、60男の様々な挑戦や生き方について発信していく番組です。
3月の19日土曜日の夜の配信ということで、万葉集をね、ちょっと取り上げてみてるんですけど、
なんで万葉集っていう話なんですけど、万葉集ってね、聞いたことがあるような歌がものすごくいっぱいあって、すごく親しみやすいんですよね。
本もいっぱい出てて、例えば今僕が手にしているのはね、覚えておきたい順という万葉集のメーカーっていうやつなんですけれども、
これがね、ぜひとも覚えておきたい万葉の歌20とかね、できれば覚えておきたい万葉の歌30。
なるべく覚えておきたい万葉の歌50みたいな感じで並べてあるんですけど、このぜひとも覚えておきたい万葉の歌20という一番最初のところにはね、本当に聞いたことがあるようなね、ものがいっぱいこうありましてね。
例えば教科書とかに昔載ってたんですけど、「東の野にカギロイの立つ見えて、帰り見すれば月傾きる」というね、柿本一丸さんの、これ結構ね知ってる人も多いんじゃないかと思うんですけどね、
東の野にカギロイの立つ、朝日が昇ってくるのが見えると、振り返ってみれば月が沈もうとしているというものすごく雄大なね、自然の歌なんですけれども、こういう歌、教科書に昔載ってましたけれどもね。
それからこれも非常に有名な、青によし、奈良の都は咲く花の匂いが如く、今盛り成りというね、奈良時代の繁栄ですね。
もうそれ、本当に小学校の6年生のね、歴史の勉強するときなんかにね、奈良時代の繁栄を示す歌みたいな形でね、よく出てきたんで、何か知ってるという人も結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですけどね。
これはよく知ってる人がいるんじゃないかと思うんですが、田後の浦、家に出てみれば真っ白にいそう、富士の高嶺に雪は降りけるっていうね、これは本当にね、よくあちこちでね、出てくる歌ですよね。
本当にね、これも教科書とかでね、知ってる人たちがね、いるんじゃないかなって。これは百人一首の中にあるんで、かるたをされる人はもうね、定番のね。
それからね、地頭天皇ですね。春過ぎて夏来たるらし、白たえの衣をしたり雨のかぐやま。これもそうですよね、百人一首の中に入っている。これもね、実は万葉集からなんですよね。
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これもね、山の上のお蔵さんですね。白金も黄金も玉も何せむに勝されるだから小西亀山っていうね。子供が一番の宝だよっていうやつですね。この万葉時代の代表する歌として、この歌もよく出てきますよね。
こういうようなね、ものがね、いっぱい万葉集の中に入ってて、どこかで聞いたよっていうようなのがね、いっぱいあるんですよね。岩走るたるみの上のさわらびのもえいずる春になりにいけるかもってね、四季の巫女っていう方なんですけど。
いかにも春っていう感じのね、歌じゃないですか。もえいずる春になりにいけるかもっていうこの言葉大好きですよね。こういうような、もう千何百年も前のその人の感じ方っていうかね、もうそのまんま伝わってきますよね。
間に千何百年というその月日が流れているという感覚がね、やっぱないですよね。こんな歌に託して、してね、後世に残してあるということでね。もう本当にたまりませんね。こういうの見るとね。
これもね、新年の歌なんですけどね。新しき年の初めの初春の、今日ふる雪のいやしけよごとっていうね、これ大友やか餅なんですけれども。新年にね、歌った歌なんですけど。いやしけよごとのしけっていうのは重なれっていうような意味なんですけどね。
良いことが重なっていきなさい今日、今降っている雪みたいにっていうような歌なんですよね。本当にね。仕立てる道に出立つ乙女っていうね、聞いたことあるんじゃないですかね。春のその紅に酔う桃の花、仕立てる道に出立つ乙女。これも大友やか餅さんですね。
いやたまりませんね。こんなの聞くとね。なんか本当にね、万葉の時代のね、人の細かな情感が漂ってきます。でもね、なんかちょっとね、歴史のひだの中にあるような歌とかもあるんですよ。
さりまの巫女がね、歌った歌で。家にあれば家に盛る家を草まくら、旅にしあれば紙居の葉に盛るって。どういうことかっていうとね、家にあればって家にいたら家に盛る家を。家っていうのはね、あの河原家みたいな家ですよね。器。その器に盛るご飯を草まくら。草まくらっていうのは旅の枕言葉ですね。草まくら、旅にしあれば紙居の葉に盛る。
旅にいるので紙居の葉に盛っているよという。旅の途中のことを歌った。家じゃなくて旅先だからそういう不便もあるよねっていうような歌なんですけど、実はですね、これは天皇に対する巨兵をね、食わたてて、で捕まって、露見して捕らえられて、で誤葬されている最中の歌なんですね。
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この歌を歌ったその後ですね、この露見子はそのね、誤葬される途中に計りごとで殺されてしまうんですけれども、そういう歌もね、入ってるよ万葉集にはっていうようなね。
あとリズムがとっても好きな歌があってね、つらつら椿っていう。つらつら椿ってなんかリズムいいじゃないですか。
これはね、坂戸のひとたりっていう人なんですけどね。ちょっと読んでみますね。
小瀬山のつらつら椿つらつらに。三つ思わな小瀬の春の。っていうね。小瀬が二回続く。それからつらつらっていうのが二つ続く。
この三つ思わなのつがどんどん続いていくみたいなね。なかなか印象に残る歌ですよね。小瀬山のつらつら椿つらつらに。三つ思わな小瀬の春の。っていうね。
このつらつら椿ってね、結構いろいろ歌が続けて作られていて。若山牧水とかもね。ふもとより風吹きおこり。椿山。椿つらつら輝きてるも。っていうね、歌があるし。
またよさな秋子さんも。自らを頼まず同じ花余った。つらぬる椿。つらつら椿。っていうようなね。つらつら椿っていう言葉、なかなかね。魅了した言葉みたいですね。
というようにです。ちょっと今日はね、これくらいにしておきたいと思うんですけど。万葉集って僕非常に好きで。日本人っていうのかな。心の火だというか、ああわかるわかるっていうような。
その頃の人たちもね、同じような思いだったんだなっていうのが、時代を越えてそのまま繋がってくるというね。そういうような歌ですね。歌集ですよね。
前も放送の中でね、万葉集ってどこやってね、咲森とかね、東人とかそういう人たちの歌を集めてきたのかなっていう放送もあるんですけれども。
本当にあの時東天皇とかいう歌もありましたけども、その隣には一般の名もない人のが並べてあるとかいうようなね。身分の差がどうでとかいうようなものとは全く関係なしに並べられてある。
歌の前には平等っていう日本の昔の考え方、そういうのが本当に表された非常に素朴な歌集だなというふうに思いますね。はい、ということで今日はここまでです。それではまた。リュウスタイルでした。