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2023-03-29 23:31

【ゼロから学べる12】節調の基礎はたった5つ分かれば大丈夫<春夜 蘇軾>

春夜 / 蘇軾
春宵一刻 直千金
花に清香有り 月に陰有り
歌管楼台 声細細
鞦韆院落 夜沈沈

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【ゼロから詩吟を楽しく学べる】詩吟チャンネル
おはようございます。こんにちは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、
詩吟って一体何なの?どうやって吟じたらいいの?というふうに、本当に超初心者の方に向けてですね、
わかりやすく、そしてYouTubeだけで吟じれるようになることを目指すチャンネルになっております。
YouTubeはですね、このオレンジ色のタイプの画像のものと、緑色のものがありますけれども、
緑色のものは経験者向け、今回やっているこのオレンジ色のものが超初心者向けというふうになっているので、
自分に合ったものをですね、拾ってみていただければと思います。
今回は12回目になりますね。
これまでにですね、いろいろ言ってきたんですけども、直近だと一番有名な川中島ですね。
こちらの吟を前半後半に分けて丁寧に説明していったということになります。
そして今回本題に入るんですけれども、今回はですね、これ言い忘れてたなぁというところなんですけれども、
詩吟における一番花形と言われますか、節調、もしくは吟譜と呼ばれるものですね。
いわゆる楽譜みたいなものですかね。
声の動き方、今回は節調と言いますけど、この節調の基礎をですね、改めて整理してお話ししたいと思います。
どこから説明しようかな。
詩吟はというと、これまで聞いていただいた通りですね、とにかく詩文を読んだ後に声を長く伸ばしていくんですね。
しかもただ伸ばすだけじゃなくてですね、その中に上げたり下げたり下げたり上げたり、本当にぐにゃぐにゃぐにゃぐにゃと回していくわけです。
だから初めて聞いた人はですね、こんな複雑な音を覚えられないよという風になるかもしれないんですけれども、
その複雑な動きをですね、もう少し整理していただけるのが、整理できるようになるための、今回はそういった内容になります。
この吟の、声の動きなんですけれども、これを節調、もしくは吟譜という風に言います。
ではこの節調の種類ですね、結構細かく分けたら相当あるんですよ。
多分10個、20個ぐらいあるんですけれども、系統分けはできましてですね、
今日お話しする5つ、5つ、そしてプラスアルファでもう1個知っておけば吟は一通りできるかなと思いますので、安心して聞いていってください。
ではですね、この四吟における基礎的な節調ですけれども、これを言っていきます。
まず一つ目はですね、棒弾きと呼ばれるものですね、とにかくまっすぐ弾く、まっすぐ、ただその音をキープするような、そんな感じです。
03:05
2つ目が揺り上げ、3つ目が大揺り、4つ目が中揺り、中回しと思いますね。
5つ目が揺り落としということになります。
プラスアルファで吟が悪いというものもやりたいと思いますけれども、順番にですね、詳しく説明していきたいと思います。
まずですね、これはあまり深掘りしたくないんですけれども、棒弾きというものがあります。
これはその時の四分音を言った後のこの音をですね、基本キープする、途中揺らしが入ったりするかもしれないんですけど、
まあ今若干音変わっとるやないかいって思われるかもしれないんですけど、基本的にこのまっすぐ、まっすぐ揺らすんですね。
そしてまた元のところに戻ってくる。
ただまっすぐ伸ばす場合もありますね。
弾き止めと呼ばれるんですけど、
こういう風にやれば弾き止めになりますし、
これは揺り止めとか棒弾きとかいろいろ言われます。
言われますが、どうしようかな。今回は弾き止めだけ知っておけばいいのかなと思います。
とにかくまっすぐ、まっすぐ伸ばすんだというものですね。
それにあとはグニャグニャ入ったり、最後のところにグニャグニャ入ったり、真ん中のところにグニャグニャ入ったりですね。
いろんな種類があるんですけれども、まず一つはですね、その音をキープするような、
これも全部棒弾きに入れてみてもいいのかなと思います。
ちょっと詳しい方が聞くと、それはちょっと雑すぎるよという風に怒られるかもしれないんですけども、
とにかくまっすぐ伸ばすタイプがあるということですね。
そして二つ目は揺り上げというものです。
これはとてもわかりやすくて、まっすぐ伸ばした後に揺らしてあげるというものですね。
これが揺り上げになります。本当にわかりやすいです。
これもですね、いくつかパターンがあるんです。
こういう風にサラッと上がるものもあれば、
こういう風にたっぷり上がるものもあればですね、
こんな風に上がります。最後のやつは3段上げ、一個手前のやつが2段上げという風に言われますけれども、
揺り上げもしくは3段上げ、それぐらいにしておけば十分かなと思います。
そして三つ目ですけれども、三つ目が大揺りですね。
詩吟における一番目立つ花形的な節張になりますけれども、
06:18
こういう動きのものが大揺りになります。
大きく揺らしているので大揺りですね。
大山とか流派によっては言うところもあります。
これは一見すごく音程が複雑に感じるかもしれないんですけれども、
音だけを追えばですね、
一番高い音からですね、順番にただ下がっていくだけになります。
そこにさらにもっとこってりしたバージョンとかを入れると、
こういう風になっていくわけなんですけれども、
基本の形は本当に一番高い音に到達するかどうかですね。
この音に到達するかどうかで大揺りか、
次に話す中揺り、中回しになるということになります。
そんなところですね、これもまた色々あるんですけれども、
押さえとかが出てくるんですけどね。
こういう風に最後にヒコッと伸びるパターンもあるんですけれども、
まずはこの大揺りというものはですね、
そして次は中揺りもしくは中回しですね。
これはまあ海底辞納ごとく、
大揺りよりはちょっと低いよ、ちょっと小さいよという、
中位の山っていう意味ですね。
大山、中山とかって言うんだっけな、
まあそんな感じです。
なので感覚的に覚えやすいかなと思います。
次はこの大揺りですね。
大揺りはですね、
まあそんな感じです。
なので感覚的に覚えやすいかなと思います。
これがまあ中回しになります。
一番高い音の一個下のところですね、
一個下のところに到達する、
この山ということになるんで、
中回し、中揺りということになります。
その次が五つ目ですね。
五つ目、揺り落としですね。
これは本当にこれもシンプルで、
揺らして落とすというものです。
09:04
揺らしてまっすぐ伸ばして落としていく。
だから揺り落としですね。
これ途中で切る場合とかもあるんですけれども、
音程はとてもシンプルで、
まっすぐ伸ばしてちょびっと音を上げて、
本当にただそのまま落としていく。
本当にただそのままシンプルに下がっていくというものですね。
これもいろんな派生パターンがあって、
こういうふうにちょろっとだけ下がって止めるようなものもありますけれども、
こういう揺り落としということが知っておけばいいかなと思います。
ここまで棒弾き、揺り上げ、大揺り、中揺り、そして揺り落としを話していきました。
大体の指弦はこれで一通り解説できるんですよ。
とてもシンプルです。
だからちょっと今川中島をさらっと吟じていくんですけれども、
ここにこういうふうに来るのかというふうに知ってもらえればと思います。
結構全部自然な流れで繋がっているので、
今まではなんとなく音が複雑に動いているなというふうに感じていたかもしれないんですけれども、
今回の説明を聞いてですね、
それでここに大揺りが来ているんだ、ここに揺り上げが来ているんだとかですね、
それを認識してもらえればいいかなと思います。
ではまずさらっと吟じて分解しようかな。
では行きます。
川中島来山陽
伝説宿宿
夜川を渡る
暁に見る
戦兵の
鯛顔
要する
憩なり
十年
一剣を
磨き
流星
皇帝
長打
一寸
だいぶさらっと吟じていったわけなんですけれども、
だいたいわかったでしょうか。
まずですね、伝説宿宿
12:03
まあここはですね、どっちも伝説も宿宿も、
そっちの説中は防備器が入っていることになります。
揺り止めとか言う人もいらっしゃいますが、
とりあえず今日の認識はそこでOKです。
そして夜川を渡る
ここはですね、大揺りをした後に揺らした後はですね、
やっぱり疲れたんでですね、降りたいんですよ。
大揺りをした後はそのまま揺り落としが来るのがよくある流れ。
ほぼ大半がこの流れになります。
暁に見る
ここも防備器が入ってきますね。
戦兵の対岸を
戦兵でここで揺り上げが来ますね。
揺り上げで上げた後は大揺りなり中揺りなりが来ます。
今回は中揺りになってますね。
これは銀によって結構ゴブゴブで分かれるところではありますけれども、
これからサビの部分、転訓が来るからですね、
その前に盛り上がりすぎるとやっぱり良くないんですね。
だからこの辺りに中揺りが来ることの方が割合的には多いかもしれないですね。
今ゴブゴブって言ったんですけど、7、7、3くらいかなということになります。
で、えっと、
え、ちょっと、あ、違うな。
何だっけ、今どう忘れてた。
ここもですね、基本的に指紋は真っ直ぐ、ただ伸ばしているだけになるので防備器が入ってきますね。
この一軒を、ここは一番高いところに入った大きく揺らしている形になるので、ここは大揺りになります。
ただですね、出だしの音は高いんですね。
ここは転訓の後そのまま高い音でキープしているから、
まあそういう入り口が違うんですね。
最近ほどの夜、河尾のところよりも入り口が高いけれども、
その後の一番高い音を経由した山になっているので大揺りになります。
で、渡る、あ、違うな、えっと、
今十年一軒を磨き、
そうですね、磨き、一軒をで大揺りが来たから、その後は揺り落としが基本セットで来るという。
これ先ほどのやつと一緒ですね。
流星肯定
ここで暴挽き、そして揺り上げが来ています。
で、揺り上げをしたらですね、また今度もですね、
15:00
まあ大揺り、もしくは中揺りが来ると。
長太王一衰
長太王のところで大きく揺らして、最後は一衰で暴挽きということになります。
あのバーッといったんですけれども、
そうですね、結構最初は暴挽き暴挽きで大人しく来てですね、
最初のサビみたいのが来るんですね。
それで夜、河王で大きく山が来て、大きな山が来たらそのままセットで揺り落としが来ると。
で、今度は下がったからですね、どこかでまた上げたいんですよ。
上げたいんで、この千平野のところでまた揺り上げて、また一山来たいんですね。
ただ何回も一番高い山来ると疲れちゃうんで、ここで中揺りが来るということですね。
で、サビの部分が天空が来て、暴挽き暴挽き。
で、そのままサビの部分なんで大きく盛り上げたいんで、ここで大揺りが入ってくる。
で、大揺りが入った後の流れはそのまままた揺り落としが来てですね。
最後の締めくくり、結句の方に入っていくわけです。
結句の方はですね、一番盛り上げたいから、よりたっぷりめな揺り上げというものが来て、最後にもう一丁大揺りが来てしまうという、そういう流れになります。
だから一番最後の揺り上げはですね、詩によっては三段揚げが来ることもありますね。
で、最後の大揺りはよりたっぷりこってりめなものが来ることが多いということになります。
だいたい本当に7割8割ぐらいの詩文についてはこの構成になっているので、初見でもだいたい吟じられる理由はこういうことになりますね。
あとは誰かが自作した詩文においてもこれっぽい設置をつければ、だいたいそれっぽい吟になるということになります。
あとは最後一個ですね、プラスアルファとして僕の大好きなこの吟変わりという独特なやつがあります。
これはまっすぐ伸ばした後、大きく下げてまた戻るっていうものですね。
きんしゅじょうまい
こういうやつです。
まっすぐ行ったのにさらにドドドドドドッと一気に下がって、でもまた上がってくるんですね。
そうなるとなんか深みとか重みとか哀愁とかそういったものが結構表現できるので僕は結構好きなんですけれども、こういう吟変わりというものもあります。
ということで今日はですね、川中島前々回とか前回とかやっちゃったんで順番間違っちゃったんですけれども、この詩吟における基礎的な設置を吟符、今日はご紹介しました。
一つ目は棒引き、二つ目は揺り上げ、三つ目が大揺り、四つ目が中揺り、五つ目が揺り落とし、そしておまけ的なもので吟変わりを紹介させていただきました。
18:03
参考になりましたならば幸いです。
よし、では今日は後半一つ吟じていきたいと思います。
今日はですね、リクエストいただいた詩文なんですけれども、NOさんからリクエストいただきました。
素食作春夜ですね。
もうまさに今春、春真っ最中ですから、これはいいリクエストだなと思って。
これいいんですよ、これいい。今の時期にはもうドンピシャなんですね。
なのでまず詩文を読んでいきます。
春夜、素食。
ではどういう意味か説明していきます。
春の宵のひとときは千金にも値する。
咲き乱れる花は清香、清らかな香りを漂わせて。
月は朧に霞んで何とも言えない風情である。
高度の高田ですね。
高いところの建物の方から聞こえてきた歌声も笛の音も。
ブランコのあるこの中庭で遊んでいた女子たちの女子たちの声も。
次第に静まり返って、こののどかな春の宵のひとときを。
夜の更けるまで思う存分楽しんでいるのである。
この本当にですね、この春の宵の時期、本当に素晴らしいんだよ。
特にまあそれでドンちゃん賑やかに騒いでいるのではなくてですね、
それも終わって静まり返ったところですね。
その時間がもう最高なんだよ、そういう詩文です。
ではこちらを吟じていきたいと思います。
今日話した節調がですね、一通り入ってはいるので、
それも復習マテラ認識しながら聞いていただければと思います。
しゅんやそしょく
しゅんしょういっこく
あたい
せんきん
はなに
せいこうあり
21:01
つきに
かげあり
かかんろうだい
こえ
さいさい
ゆうせん
いなく
よれ
ちんちん
いかがでしたでしょうか。
おおむね8割9割型、この節調について理解できたんじゃないかなと思っております。
いやーこれは本当に今の時期最高ですね。
今吟じずしていつ吟じるんだというものです。
もうただ読むだけでもなんか気持ちが自然と入ってくるような感じですけれども、
そのそうですね春の別に花見でどんちゃんするのも別に全然悪くはないんですけれども、
もうそういうのも全部終わってですね、夜の静まり返ったこの春の雰囲気ですね。
花の香りとかですね。
月の明るさとかですね。
すべてを踏まえたこの雰囲気はもう値先近なんだ。
最高なんだ。
これを味わっていたいんだとそういうそういう自分でした。
いかがでしたでしょうか。
あの詩吟の楽しさがですね。
少しなりとも伝わりましたならば幸いです。
その気持ちをですね。
ちょっとだけでもいいんでコメントに残していただけたり、
次はこういうことも知ってみたいんです。
興味がありますとかですね。
それもコメントいただければもうあの僕もしっかりと返させていただきますんで気軽にコメントしてください。
では今日は以上となります。
ゼロから詩吟を楽しく学べる詩吟チャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
23:31

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