サマリー
このエピソードでは、精神科医が患者の薬の処方に関する悩みや、優しさの多様性について話しています。特に、余分な薬を求める患者に対して医者が「NO」と言うことの重要性とその背景が説明されています。また、医者が依存症の患者に対して薬を出すべきかどうかの難しい判断についても触れています。真正の優しさは目の前の患者が求めるものを与えることではなく、彼らの将来や健康を考えた適切な対応であると考えられています。さらに、このエピソードでは医者が患者に対する優しさの本質について考察し、表面的な優しさとは異なる、本当の優しさが常に複雑であり、時には厳しさが必要な場合もあると示しています。
精神科医の視点
おはようございます。移動中でございます。 罰勢の精神科リブラでございます。
本日は、配信上は水曜日の朝となっておると思いますが、 収録は火曜日の夜にとっております。
本日、精神のPライン収録なしということです。 かんくさん忙しいということで、
また何をやってるんでしょうね。 またアイドルですかね。いやお仕事ですよね、お仕事ね。
アイドルと、元アイドルと遊ぶのもお仕事のうちということで、 リアル世界が充実しているそうで、
よかったよねというようなことで、 本日は、じゃなくて、だから水曜日本日は、
精神のPライン上がらないものと思います。 よろしくお願いします。
なので今日はね、精神のPラインなし! なし!なのである!
今日はね、ギレン・ザビ風に元気にやっております。 全然似てない。
なぜだ! ギレンの練習してないからだね。
今日思ったこと、いつも見たら同じようなことばかり言いますけど、 今日も精神科の診療していて思ったことがあるんですけど、
ちょっとしたこと。
今日思ったのはですね、やっぱり優しさっていうのはよく言うことかもわからないけど、 優しさっていうのは色々だよねというふうに思ったという話ですね。
何かっていうと、今日、僕が普段見てない患者さんが来て、 曜日によって担当の医者が違うでしょ。
いろんな曜日によっていろんな医者がやってるわけですけども、
あれ?マイク?
あれ?あれ?
おっと!
ちょっと皆さん変な風に聞こえてたかな?
マイクがちょっと奥まってしまいましたよ。
ちょっと修正。
マイクの位置変更!
ここでどうかな?
こんなもんでどうでしょうか?
マイクがなんか、腹の中に。
あーこれでオッケーっぽい。
はいオッケーぽい!
多分オッケー。
えーとね、僕が今日診察をしてたわけですけども、 今日僕の担当で外来をやってましたけど、
今日いない先生の患者さんがいて、
今日いないっていうのは、 今日外来やってない、
今日はやってないという、
そういう時があるわけね。もちろん当たり前ですけど。
僕らもあんまりね、回余裕で、
ちょっと待って、マイクやっぱおかしい。
止まらないとこれは無理ですね。
マイクの位置変えるのは、
あーダメか。
これはちょっと止めよう。
止めましょう。
さあこれでいいんじゃないでしょうかマイクね。
ということで僕らはですね、
回余裕の先生は毎日外来やってる人もいっぱいいると思いますけど、
回余裕の先生は病棟とかないし、
外来やんなきゃほとんど仕事がないと思うんですけど、
回余裕の先生はクリニックで、町のクリニックで、
病院開いてない日はそれは休みの日でしょ。
ですけど、僕ら病院っていうところの場合はですね、
入院患者さんもいるわけで、
外来が閉まってるからといって、
医者が遊んでるわけじゃないんですよね。
なんで、週7あって、
7日全部外来出てる先生ってのは普通ないんですよ、
総合病院みたいなところはね。
週2、3か、多くて4ですね。
4はなかなかないけども、
僕らの病棟が精神科の病棟がないんで、
他の科の病棟しかないんで、
愛知県は病棟がある総合病院ほとんどないもんですから、
大学病院を除いては、
数病院しかないんでね。
全国的にそうですけど、
ということで、外来数、
普通の科の先生よりかは多いけど、
それでも毎日じゃないんだよな。
多くて4、それから3の先生、
あるいは2ぐらいの先生が多いかと思いますけど、
ということで、僕がやってない、
間違えた。
やってない日の外来っていうのがあるわけで、
僕の患者さんが僕がやってない日に
来たりすることもあるでしょうし、
通常ないんですけど、
つまり予約制ですからね、僕らね。
予約制でやってますから通常はないんですが、
なんか緊急の
現に来ちゃうなんてことはあるわけね。
今日もそれ思ったんですけど、
今日ね、そういうふうなことがあって、
僕が普段見てないね、
別の先生が見てる患者さんが、
薬がなくなって、
来たということだったんですね。
だったんだけど、
だいぶ待ってもらってね、
予約外なんで待つんですよね。
予約制でやってるんでね、
薬の処方と保険
予約外は基本的には
ダメなんだけども、
でも緊急のこともあるじゃんってことで、
予約外の人も待ってりゃ
いつか見ようっていうことでやっておるんですね、
うちはね。
完全予約制で予約外の人は
お断りなんてこともありますしね。
やり方はそれぞれなんですが、
うちはとりあえず来たら、
よっぽどのことじゃなければ
見るということでやって、
それから待つよというのを
やっておりますけど、
全然約束守られない人とかだと
特別扱いで
ダメとか悪いかもわからないけど、
基本的にはあまりルールを変えないほうが
いいかなというところで
一律で大体やってますけども、
だから待ってね。
要するに待って
病院に僕のところに来たんだけど、
結局聞いてみたらですね、
処方通り飲んでないわけですよ。
で、
亡くしましたなんてことだと
慈悲でちょっと
保険が通らなかったりするんで、
前出したじゃんと、
先週1ヶ月分出てるのに今週1ヶ月分は通らんぞと、
保険が
降りないときがある。
保険が降りないとどうなるかというと、
負担になるんだよね。
患者さんからお金取って生産済むから、
その後で保険組合に
僕ら病院は請求するわけですけど、
保険組合が切ってくることが
ダメっつって。
これはおかしいと。
先週1ヶ月分出て今週1ヶ月分
これはおかしいじゃないかと。
これは保険効かんわよ。
パーンと切られる。
切られるとその分病院にお金入ってこない。
そうすると病院の負担になるわけ。
なので、保険診療でやってるので、
本当にやらないんですけど、
でもさ、
失くしちゃったとかね。
それで困るは困るでしょ。
でも保険効かないから病院としても困るでしょ。
てなことで、
本当に失くしたなと思うのであれば、
大量付却してるなと思われたらダメですけど、
横流しして売ってるとかね、
そういうことが分かったらダメだけど、
本当にね、
それは証拠がないんで、
本当に飲みすぎたのか、横流しで売ったのか、
患者さんが本当に
失くしたのかはちょっと確認できんけども、
だから1回や2回はさ、
そういうこともなくすなんてこともあるかもしれないじゃん。
てことで、
1回や2回だと保険でそのまま通ったりもするんであれですけど、
ちょっと度重なると、
だから何回までと決まってない。
保険が何回で切ってくるとかないんで、
1回でもダメなんだけど、
保険も1回2回見逃してくれるというか、
人間がやってることなんで、
何で切ってくるか分かりませんが、
うちとしては、
1回でも切られると嫌なんで、
それは薬をたくさん飲んじゃったとか、
捨てちゃったと言われた場合は、
たくさん飲んじゃった場合は出さないときもありますけど、
捨てちゃったとか間違えて捨てちゃったと言った場合は、
自費でね、
保険に通さずにね、
自由診療みたいな形でね、
お金をいただいて処方したりはします。
それもあまり度重なると、
これは医者の裁量権で別に僕がどうしようが勝手なんで、
いやもう出しませんよということだって、
ありでね。
優しさの多様性
別に嫌なら他所の病院に行けばいいわけでね。
これは治療は契約ですから、
別に僕との契約を結ばないといけないわけではないので、
よそでもらったらいかがですかっていう話ですね。
そんな風にたくさん無くすってこともあるかもしれないけど、
僕としては出しませんよということもあるわけで、
これは契約の問題でね。
双方ね、
どちらかが嫌だと言ったら、
この契約は破棄になるという、
そういう契約、
純移任契約でやっておりますので、
今日は診察、
処方はしませんということはありなんだよね。
っていうようなことで、
今日は無くしたとかじゃなくて、
たくさん飲んじゃったと。
たくさん飲んだほうがいいかなと思ってみたいな。
というか依存のある薬なんで、
と僕は思うんですけど、
僕が見る限りは、
それちょっと依存のある薬だなと思って、
それをたくさん飲んだということは、
依存症なんでしょうね。
依存症になる薬っていうのがあるんですよ。
筒美下さんなんかが、
インパルスの薬の依存がどうのっていうことで
言われてね。
西野さんが作っている、
西野明宏さんが作っている、
ボトルジョージっていうのは、
僕の身近にいる依存症というものの
知り合いがいて、
彼がなかなかやめられなくて苦しんでいるのを
映像にしましたみたいに言っていて、
割と直接言ってるときもあるけど、
あれ筒美下さんのことを言ってましたよね。
名前も出してるときもあったような気がしますけど、
名前出さずに言ってらっしゃる日もあるんで、
あまり出すのもどうかと思って、
控えたのかも分かりませんけど、
割と筒美下さんの名前を出してらっしゃるときもあったんで、
それが本当かどうか知りませんけど、
依存症だというふうには
考えているということなんでしょうね、
西野さんはね。
ちょっと止めますよ。
はい、罵声の精神科医リブラ、
続きでございます。
だいぶ時間が経っちゃって、
さっきの収録からね、
もう何時間経ったかな。
ずいぶん経ちました。
もうね、
忘れちゃったさっきの話。
まあでも続きをちょっと、
今配信を少しまた見てね、
考えてますけども、
考えるというか、
今思い出しましたけど、
思い出すのでね、
読みましたけどね、文字をね。
ということでさっきは、
優しさの話を途中までしましたよね。
依存症の話をしましたね。
結局ね、依存症みたいになって、
薬を余分に取りに来た人にね、
僕は薬を出さなかったんですけど、
出さないなら出さないって、
医療をそこまで詳しくない人が、
近くにスタッフとして関わっている人がいて、
その人が、
僕が薬を出さずに返したんで、
優しくないと対応が、
ちょっと僕に文句を言ったね、
その人がね、
もうちょっと優しくしてやればいいじゃないですか、
ってね。
優しさと厳しさのバランス
いやいやいや、優しくしてるじゃない。
じゃあ出さないんだったら、
先に出さないって言って、
優しくしてやればいいじゃない。
じゃあ出さないんだったら、
先に出さないって言えばいいじゃないですか、
ここまで待たせておいて、
そうなんだけど、
分からないんですよ、
今日薬を出すべきか出さないべきかっていうのが、
会ってみて話をしてみないと。
今日話をした感じで、
この人依存症だなと思って、
出さない方がいいなと思って出さなかったんですよね。
なんで、
優しくないって言われても、
そうなんだけど、
じゃあもう最初からもう、
薬なくした人はもう一律で、
出す場合もあるもんですからね。
そういう人の分も含めて、
全部断った方が優しいのかってことになるし、
逆にじゃあもうどの人でもね、
出しちゃえばいい、
依存症の人でも出しちゃえば優しいのかっていう、
かなり難しい判断なんでね。
なので、
その人はあまり詳しくない、
精神医学の人じゃないから、
なんでもう少し優しくできないんですか、
みたいな話をされたんだけど、
さっちげーよなーと思って、
今日のこの優しさの配信をすることにね、
思ったわけですね。
そういう風になったわけね。
で、結局ね、
依存症になるような薬があるわけ。
アルコールとかね。
アルコールは僕ら病院で出しませんから、
アルコールと類似のね、
ような作用がある、
ベンゾージアゼピン系の
抗不安薬、睡眠薬っていうのは、
よく依存症になるんですよ。
依存になる程度も、
タイマーよりちょっとマシぐらいだね。
全体的な、
問題点でいうと、
タイマーよりちょっと上ぐらいのポイントが、
ランセットっていう、
大きな医学雑誌に、
ベンゾージアゼピンの薬のことを
何回か載せてる先生がいて、
その論文によるとね、
依存の程度は、
コカインよりかは随分軽い。
コカインよりかは随分軽い。
覚醒剤より少し軽い。
タイマーよりほんのちょっと軽い。
みたいな程度じゃないかとかね。
タイマーよりちょっと上じゃないかとかね。
その辺の、
大体その辺のバランスだと
よく出てるわけですけど、
ということで、
依存症みたいな意味では、
アルコールがもっともっと
ベンゾージ悪いと言われてますけど、
ベンゾっていうのはベンゾージアゼピン系ね。
この時期は、
花粉症で良くないですね。
そういうベンゾという薬があるわけですけども、
そういうのをね、
依存症の薬を、
結局その、
やたら出すのがね、
優しさじゃないでしょ、絶対にそれは。
そんなこと誰でもわかるでしょうね。
今日のケースで言うとですね、
元々の主治医の先生が
飲む量を制限しているわけだし、
それでも相当な量出て、
僕としては相当な量出ているなと
思いましたけども、
それであっさりとね、
じゃあわかった、はいはいどうぞと
言って出すというのは、僕は無責任かなと
思うんですよね。それが優しい対応だとは
到底思えないわけ。
ああそうですか、倍飲んじゃったんだ、
先生が出した飲んじゃダメと言われてるのを
つい飲んじゃったんだ、そりゃ大変だ、
はいじゃあ出しておくね、
どうぞと言ってね、
また先生と相談してねと言ってね、
ああ有村先生優しい、
そう思うかもしれないけど、
それって本当の優しさですか、
どうですか、
依存症の人に欲しいがあるものを
全部出すのが優しさですか、
そんな優しさじゃないでしょ、
アルコール依存の人に酒をどんどん
飲ませます、それ優しいの、
飲ましちゃダメなんじゃないの、
依存症ってのは病気でしょ、
その病気を悪化させる行為は
医者としてはやっちゃいけないでしょ、
ということで今日は断固
断固断わりましたね、
どうしたらいいですか、
どうもしなくていいんですよ、
あんたが飲んじゃったんだから
しょうがないじゃんって言ってね、
今日は出せませんと言ってましたら、
そしたら冷たいですねって言われたんだけど、
まああね、冷たいって、
まあそうね、
まあ冷たいって言うと冷たいんだけど、
なんだこの人、
って思われたかもわかりませんけどね、
まあしょうがないじゃんって、
それが僕のなりの優しさだったんですよ、
今日はね、
僕の隣にいた 医療とは少し 精神科とは関係ない スタッフが
先生 優しくないんじゃないですかと 厳しくないですかと言うんだけど
僕はその厳しさが 優しさだったと思うんだよね
というふうに 優しいの対義語は 厳しいであったり冷たいであったり
無関心 そういうものだったりするし だけども
その厳しい対応が優しいってことは 十分あり得るわけですよ
目の前の人が喜ぶことをするということだけが 優しさじゃないでしょ
薬の処方における難しさ
その人の将来だとか健康だとか 人生とかを考えて対応しているわけですから
僕の方が優しいじゃん
出す先生より 僕の方が優しいじゃん
でしょ
自分の子供に欲しいものを 全部買い与えますか それが優しさですか
おじいちゃんは買い与えるよ おじいちゃんというのが優しいよ
だけどさ 無責任なだけでね 優しさじゃないんじゃない
優しいんだけどさ それとまた親は厳しい時あるよね
おじいちゃんは優しいけど 親は厳しい
でもその親もさ 子供のことを考えてやっている場合あるでしょ
別に意地悪で買ってあげないんじゃなくてさ
将来がね この子が将来良くないといけないな
なくなっちゃうと悪くなっちゃうと 嫌だなと思ってね
この子のためにと思って これも優しさじゃないですか
表面的には厳しいけど 優しさってことあるじゃん
子供の将来を考えて これ優しいでしょ
これは僕らの精神科と一緒でね
欲しいと言われてね 全部出せていいわ
いうもんじゃないでしょ
偽造になっちゃわないかね 病状に良くないんじゃないかね
将来に良くないんじゃないか 全部考えてやるんですよ
だからあの先生はね 買い与える先生とかは割ともう
だから商売だ 表面的に商売でやるしかないから
じゃんじゃん出すことはあると思うんだけども
そりゃそりゃしょうがないかなと思いますけど
そういうふうで 優しい
あの先生優しいわと言われている 評判の良い先生が良い先生でしょうかね
本当に優しいんでしょうかと
そんなふうに思うわけですよ
ということで結局ね 難しいんですけど
優しさってのはそう簡単じゃないということで
今回では僕は厳しく出しませんと言ったんだけど
それを詰めたいと僕は言われたんだけど
それが優しさなんじゃないのってことでね
この厳しさこそが優しさだと
こちらが本質の優しさであるということを
一旦言って今日の話を終わりにしようと思ったでしょ
そうじゃないんですよ
僕は患者さんの人生を考えて治療をよく行こうと思ってね
やってるわけですよ
あなたの患者さんのためだと
あなたのために僕は出さないんだと
いうことを言ってね出さなかったわけですけど
ところがですねしかしねもう一回ひっくり返しますよ話を
もう一回ひっくり返すと
それぞれ患者さんには患者さんの人生があるわけでしょ
それでさ価値観があるわけだ彼らには彼らなりの
僕には僕の価値観彼らには彼らの価値観がある
生き方があるんだよ彼らの選択があって僕の選択があるんだよ
それをさ僕が医者だからと言ってですよ
あなたは依存症になってはいけないとか言って
あなたのためですってこれまた例のごとくですね
価値をですね押し付けてるんだよ
ねえまさやさんまさやさんが聞いてるかどうかわかりませんけど
これは僕押し付けてるんですよ
これどうですかこれ押し付けてるのってどうなんです
優しいんですか押し付けていることっていうのは
まさやさんのお父さんはずいぶん強要してきたという価値をね
ということで優しいと思ってないと思うんだよね
まさやさんは嫌だったと言ってらっしゃるので
価値を押し付けてくることっていうのは
必ずしも優しさでとは言い切れんわけよね
今回に関しては患者さんの人生を思って僕は薬を止めたけれども
価値観とその押し付け
これって非常に傲慢じゃないですか
僕がお前の人生お前よりもお前の人生のことを
わかってるという態度でしょうこれね
これ優しくないと思うんですよね
薬を出さなかったことは患者さんのために本当に最善なのだろうかと
必ずしも言えないのではないでしょうかという
その可能性だってある
出した方が良かった場合だってあるでしょ本当ですか
そんなことわからないですよ
例えばですね今依存症で本人が欲しがるのを
どんどん依存症の人に出すことがね
これがね優しさですかって僕さっき言いましたね
依存症の人には出さないということがね
これ優しさなんじゃないですかって言いましたね
ところがですね
例えばアルコール依存症の人の治療においてですね
強依存というのがあってね
ダメな患者さんとダメな患者を支えている私みたいなのとかね
ダメな患者を治療している医者である私みたいなね
そういう欲望みたいなものが共有されてしまって
強依存と言って患者さんは奥さんとか医者に頼る
医者とか奥さんは患者さんに頼られて気持ちいいみたいな
そういう強依存みたいなことが起こることが必須というかね
典型的にはそういうことが起こるんでね
そうするとね
アルコール依存とかそういう依存症に対してはですね
僕らがやってはいけないのは制限することやね
どっちかというとやめなさいとかお酒を飲むんじゃありませんとか
これ内科の先生がうっかり言うんですけど
僕ら精神科医はまず言わないですね
それは患者さんが医者に飲むなと言われることによって
自分は考えないという風にね
この先生が何とかしてくれるから僕は考えないということで
子供っぽくなっちゃって全然先に進めなくなるんですよ
だから依存症の人アルコール依存の人に酒を飲むなとは僕らは言わないわけですよね
となるとですよ今回ね同じ構造じゃん薬物依存だってね
僕らはね医者が厳しくすることでね
患者さんはね先生に頼ってねなんだよってね
優しさの本質
ふざけんなのでしたら薬も出さないでとか言ってね
僕を悪者に医者を悪者にしてね
自分がねその薬をねたくさん飲んでしまってよくないということをね
自分で抱えて考えて苦しんだり葛藤を生じるということで
僕はね邪魔してしまったかもしれない薬を止めることによって
だからあなたの責任ですよって言って出してしまうっていうことの方が
患者さんのためにゆくゆくはなったかもしれないよね
それはなかなかわからないですよ
僕が止めてしまったことによって患者さんが自分で
負うべき責任をちょっと奪ってしまったかもしれないんだよね
これは僕が自分が医者として力を行使して
僕の力があるんだというところを
僕が自分で気持ちよくなっているかもわからないんだよね
これ優しくないんですよ僕はねそうだとするとね
共依存を生じさせる可能性があるし
僕が自己満足でやっているかもしれないしね
家族が管理してくれるから先生が心配してくれるから
僕は考えなくていいってことになってしまうのが
共依存のアルコール依存の問題なんだとすれば
僕が今日やったことはまさにアルコール依存を助長するような
つまり今日はベンゾージャズピンとかね
そういう薬物依存を助長するような行為だったかもしれないよね
僕はあなたのために厳しくするなんてことを言いましたけどね
これは逆に依存症の中に患者さんを安住させてね
僕と共依存関係にね持ち込もうというね
僕のおこがましいというかな
おこがましいかつね僕の欲望を満たすための行為だったかも分からないよね
本当は全然優しくないよね
ね
ということでですね
厳しさとか優しさっていうのはね
これどっちですか今日のやつ
これかなり難しかったんじゃないですか
ということで
結局ということで
今日はですね
表面的な優しさの
とにかく優しさっていうのはこういう風に
裏表があってですね
裏表っていうのが一体来たりなんで
そんな簡単にね
何が優しいとかってそう簡単に言えるもんじゃないよっていうね
優しさってやっぱ難しいなと
今日優しくないですという風に
先生優しくないですねと言われたことによって
何と僕は優しいよという風に思った後で
いや違うかと2点3点したという
そういう話でしたね
僕らは患者さんの全てが分かるわけじゃないしさ
何がいいかなんて神様でもないんだからさ
分からないわけですよね
だからね
必要なことはこうして時々ですね
立ち止まっていろいろ考えるということなんじゃないかな
このね
僕は優しくない優しい
いやちょっと待ってよ優しさって何みたいなね
こう言ったり来たりして考えることが
まあ
それが優しさとは言えないかもしれないけど
必要かなと
結局その本当の優しさなんて
なかなかそう簡単に分からんしね
表面的な優しさというものがね
優しさとは限らんしね
まあこのね
まあこうして
何とかな
もう少し考えていくことがね
僕ら医者にもね
まあ皆さんにもですけどね
いろんな問題に真摯に向き合っていくというのが大事なことかなと
ただしさとか優しさ並み
というものが正解がバチコーンと
あるわけじゃないよという風に
僕は今日もまた思ったと
いつもいつもそんなことばっかり言ってますけど
まあ今日はそんな話でした
最善を尽くす
はい
じゃあ今日の話をまとめますと
優しさにはいろいろな
何て言うかな
ものがあって一概に
こういう恋が優しいとは
一概には多分言えないよねと
長期的に短期的に見ると
優しい恋が長期的に悪いようになることもあると思うし
今回ミゾンの話みたいね
ところがその
短期的に優しいと見えることが
長期的には
ダメで
短期的に厳しいと見えることが
中期的には
中期的には良いことに見えたが
その中期的に良いことに見えたものも
もっと
もっと長期的には
やっぱ悪く見えたりとかね
人間万事作業が馬みたいなことでね
そういうことで
裏表裏表みたいなことが
ありますから優しさってのは
そう単純じゃないよというね
優しさってのはそう一概に言えたものではないですよね
という話でしたね
僕ら医者ができるのは
やっぱね患者さんと向き合って
その場その場で最善を尽くそう
今回も僕は最善を尽くそうと
思ってはいたんだよね
それが本当に最善かどうかに
ちょっと迷いがあるし僕にはね
だけど
迷いがあって当然かなという話で
目の前目の前のところで
一生懸命考えてやっていくしかないだろうな
という風には思ってますし
まあ僕は
まあそうだね
根本的に優しい人間だとは思わんが
割と真面目なところも
あまり真面目な人間でもないが
根っこなところでちょっと真面目なところはあるかな
と思いまして
どうかなみんな一緒か
わかりませんけどね
ということで優しさには正解があるわけじゃないよ
という風に今日はちょっと話を
2点3点させて
遊んでみました
はいそれではねありがとうございました
ご静聴ありがとうございました
本日PRありませんが
また近日上がると思いますので
楽しみに
お待ちください
それでは皆さん
さようなら
バイバイ
バイバイ
26:14
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