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こんばんは、バッセイの精神科リブラでございます。
今日もお仕事、お休みで、今日は本当は仕事があったのかな?わからないけど、今日は行かなかったので。
外来はありませんでしたが、今日はとにかく行かなかったので。
子供と何してたかな?なんかご飯食べに行ったり、うだうだしてたら夜になって、
居眠りをして、起きてお風呂に入って、また寝ようかなと思っているダメ人間らしい生活をしております。
昨日見てきた、「君たちはどう生きるか」の話をすればよかったんだけど、
昨日ヘンテコなあれを見てしまったんで、何だっけ?
医者を責める動画を見て、そのことが気になっちゃったので、それを言いましたね。
君たちはどう生きるかの感想は難しくてまとめられない。
やっぱり僕分かってないのかも分かりませんけど、
ちょっとその話しようかなと思って、せっかく見たしね。
僕は分からなかったけど、そもそも分かったりする映画なのかどうなのかも分からないですね。
つまり前も言った、分かるっていうのは分かった感じがするってことであって、
映画の主題を分かるとか分からないってことがないので、
全ては僕の主観であってみたいな、主観と客観の話をちょうどスカンクさんとの
精神のパンティーラインでして、あれなかなか難しい話でしたけど、
また興味のある人は聞いていただけると思いますけどね。
客観なんかないんだっていうね。主観しかないんだ。人間には主観しかないんだ。
人は分かり合うなんてことはフィクションなんだ。分かり合うはずがないんだ。
分かり合ったという誤解なんだ。
しかし相互に誤解することによって初めて社会が成立するんだ。
そんな話をしております。ミッキーのモノマネをしながら話しておりますけどね。
そちらの客観はどうのこうのっていうね。
またそちらもお聞きくださればと思います。
暇な人はどう聞いてよねということでね。
お暇なら聞いてよねということで。
ちょっと君たちはどう生きるかに関しては、
ネタバレ、ネタバレらす、ネタバレとかあるのか分かんないけど、
ネタバレみたいに思われる方もいらっしゃるかもしれないから、
ちょっと気にする人は今日の放送は聞かずにまた映画を観に行っていただければと思いますけどね。
ネタバレという点ではちょっと他の、まあね、
まあいいか。気にしないでやっちゃいますか。
昨日も言ったけどエリプスコンプレックス的なね、
エリプスコンプレックスどうかな。
お母さん、そうね、彼女みたいにして出てくる子がお母さんですしね。
お父さんの後からのご妻さん、お母さんの妹さんに触れられた時の感覚とか、
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あれ性的な感じするしね。
いろいろ説明ではなくて、まさに感覚に訴えてくる映画だったような気がします。
明らかな主題みたいなものがあったのかな。
もう少し感覚で作ってきているんじゃないかと思うんだよな、今回の作品は。
前のカゼタニッチヌとは違って明確なメッセージが伝わってくるというよりかは、
感覚みたいなものが、彼の持つ恥ずかしいとか切ないとかいろんな感覚がそのまま伝わってくるような映画でしたよね。
僕はそう思った。
伝わってきたことというと、最後のシーンも完全にネタバレで申し訳ないけども、
見た人だけで聞いていただければと思うけども、
最後のところを思いませんでしたか、
あの世界に残るのか、あるいは現実の世界に行くのかという選択を迫られましたね。
僕あれ見ててね、村上春樹を思い出して、僕は村上春樹大好きで、
村上春樹のことをよく知らない人はノルウェーヌ森のことを想像して、
変てこな恋愛の話を書く人だと思っていらっしゃる人もいるかもしれないけど、
村上春樹はあれ珍しくてですね、ノルウェーヌ森みたいな話、
何作かに一回現実的な話を書くんだけど、
基本的には空からサバが降ったりとか、
猫の首をちぎって冷蔵庫に並べるジョニー・ウォーカーさんが出てきたりとか、
今の両方とも海辺のカフカですけど、
ピンクの女の人が歩いていても音がしなくておかしいなと思ったら、
博士がごめんごめん音量絞ってたっていうようなことを言い出したりする、
これは世界の終わりとハードボイルのワンダーランドですけど、
こんなようなとんでもないフィクション、後ろからメタファーという、
メタファーが追いかけてきたりとかね、
メタファーをもうメタファーにしちゃってるというね、
これは何だっけ、
騎士団長殺しですけどね、
そんなようなとんでもないことが起こる、
現実とは関係のないお話、
可愛らしいフィクションじゃない現実的な世界の中でのフィクション、
空気さなぎが出てきたりね、空に月が2つ出てきたりね、
空気さなぎだけど本当あれは空気さなぎではなくて、
まゆですね、どうでもいいんですけど、
これは1984ですけどね、
そういうようなことで、
村上春樹というのはフィクションを書く人なんですけど、
その中のいくつかのもので、
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いくつかというか、
僕がパッと今回の君たちはどう行くかを見て、
連想であったのは、
世界の終わりとハードボイルのワンダーランド、
海辺のカフカですね、
この2つが割と対照的な、
ピコーン、夜中でも来ますね、
電池が切れましたピコーン、
電池はもうすぐ切れますですね、
対照的な動きをしていて、
それもネタバレになっちゃいますからね、
村上春樹を見たい人は読んでない人はやめた方がいいかもわからないですけど、
ではネタバレに入っていきたいと思います。
ではネタバレに入りますよ。
世界の終わりとハードボイルのワンダーランドでは、
影の部分だけが世界の方に戻っていて、
自分は引き返しますよね、
現実の方に行くのをね、
不思議な世界の方に留まるでしょ、
そして現実の自分はおそらく死ぬということでいいんだろうと思うんだけど、
永遠の無限のループの世界に入っていきますよね、
一方で後に書かれた海辺のカフカの方では、
カフカ君はおかしな世界の方に留まる、
僕は古い方がね、
世界の終わりとハードボイルのワンダーランドの方が前に出ていて、
そっちを先に読んでるんでね、
ああなんか似てるなと思って、
カフカこれ戻るのかなまた戻るのかなと思ったら今度は現実の方に行くでしょ、
ああそうなんだと思って、
そういうパターンもあるのかみたいな、
いろいろ思わされるところがあって、
というのがパパッと見てて、
今回の映画見てて思い出されましたよね、
ああこの子、主人公の子どうするのかなと思って、
見ててどっちに行くのかもどうなのかなと、
途中でね、
那須子さんと一緒に行かなければいけないみたいなことを言ってたし、
現実の方に行くのが一応正しいみたいな流れはあったんで、
まあそうかなとはもちろん思っていたんだけれども、
まあどっちに行くのかなと思ったんだけど、
やっぱり現実の方に戻りましたよね、
そして世界はそのせいで、
日本はおそらく原爆落ちるみたいな世の中になってしまうわけですよね、
その辺からはやっぱり宮崎駿っぽい、
宮崎駿っぽいなと思ったのは、
那須子の本読んだことありますかね、
那須子の最後のところに似てるよね、
那須子みなさん、読んだ漫画の方、
絶対漫画読んだ方がいいですよ、
まあそんなこと言って強要すると、
阿波雄さんに怒られちゃうかもなんだけど、
人生損してますよ、
那須子もネタバレしますよ、
アメリカの人たちがネタバレしてるのを助けて平和に終わりましたみたいなやつは、
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那須子は漫画2巻までですね、
あの後3巻4巻5巻6巻7巻とあるわけですけど、
最終的には、
これまた今度話しましょうかね、
暇なときにまたやろうと思うけど、
最終的には那須子は世界の秘密を知って、
自分たちが計画された生き物で、
遺伝子操作された人類で、
不快が全て地球を正常化した後、
平和と音楽と文化だけを愛する、
素晴らしい、
またそれはそれで遺伝子操作された人類が
世の中に生まれてくるということを知り、
そのことを那須子は許さないと言って、
つまり自分たちが滅びるという運命を
私たちは認めませんと、
命というものはそういうものではないんだと言って、
生き延びますと、
そんなことはできないのかもしれないけれども、
少しでも我々は自分の命、
我々が生き延びる方を選びますと、
よって今計画されている素晴らしい人類みたいなものは、
私たちは何の、
そんなものは認めないんだということで、
映画とは違って巨神兵、
言葉を話しますからね、
巨神兵が未来の素晴らしい人類の卵みたいなものを
全部ぶち殺す、
全部ぶち殺す、
ぶち殺すんだよね、
とんでもない殺戮をするんですよね、那須子がね、
生きろというような雰囲気ですよね、
漫画の那須子の後半はまるで
もののけ姫のラストのような、
神を殺してでも我々は生きるみたいな、
ちょっと違うけども、
そういう意志みたいなものを感じるわけですよね、
そういう点では今回の映画も、
運命を受け入れて、
我々は生きるべきところで生きるのみたいな、
それが君たちはどう生きるかと問われて、
宮崎駿は、
仮に、
そうだな、分かんないけどね、
宮崎駿がどう思っているかは分からないけどですね、
あの人が仮に言いたいことがあったとしても、
その意識上で言いたいことと、
無意識化で表現で出てしまうことは別なので、
前スカンクさんとも話をしたけれど、
自分が思っている自分というものが必ずしも、
外から見た時に、自分から思っている自分と、
外から見た自分が一緒ではなくて全然違うんでね、
宮崎駿がどう思っていたかとは別に、
僕が感じたのは僕が感じただけのことなので、
僕が感じたというのは、
彼はそういう世界がどうなるかとは、
もちろん関係はなくはないんだけれども、
それでも自分は自分の役割を全うし、
自分の世界で生きるんだと、
それが仮に、
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多くの人が死んでしまうみじめな世界であったとしても、
どんなひどいことがあるんだとしても、
自分は自分の生きる場所で生きるんだという覚悟みたいなものを持って、
生きるんだというような、
そんな雰囲気はちょっと感じたかな。
もっともっと日が経ったり、
もう一回ぐらい見てもいいかなと思いますけどね。
なんかたくさん見てる人もいらっしゃるしね。
なんかいろいろ感じるところもっと他にもいっぱいあるんだけど、
とりあえず一つ思うのはその辺ですよね。
5分10分で言えるとするとそのくらいかなというところで、
あんまり見てない人にはあれだし、
見た人にも面白くない話だったかも分かりませんけど、
僕はそんな風に感じましたね。
村上春樹をちょっと連想するようなところがありましたね。
だから村上春樹僕大好きなんで、
そういう点で今回の映画はなかなかちょっと良かったなと思って、
いい映画でした。
昨日も言ったけどいい映画でした。
ということで今日はその辺にしておきましょう。
はい、もう寝よう。