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ロコタビ
今日はですね、今収録しているのは2月27日ですけど、ちょうど1週間くらい前、2月20日ですね。
実は皆さんご存知か分かりますけど、旅券の日、つまりパスポートの日だったんですね。
2月20日はパスポートの日だったみたいで。
意外と知られてないんじゃないかなとは思うんですけど、
これ、もともとしいやさん、2月20日が毎年パスポートの日であることをご存知でしたか?
しいや
うーん、なんか僕も知らなくて。
パスポートの数が減ってるみたいなのは、ニュースとかになったんです。
ロコタビ
その時に、パスポートがどれだけの人が持ってるのかっていうのを調べてたことがあって。
しいや
それが、パスポートの日があったっていうのは、最近知ったっていう。
ロコタビ
あるんだ、みたいな。
しいや
でも、たぶん理由としては、パスポートの日に前年度のパスポートの発行枚数みたいなのが出るんですよ、データが。
ロコタビ
うんうん。
しいや
だから、そこに合わせてパスポートの日っていう風に言ってるんだなとか。
ロコタビ
あー、確かにね。なるほどね。
しいや
タイミング的にね。
で、このパスポートの日って言ってるのが外務省で、外務省の前年度の、前年度のパスポートの発行数の発表に合わせてのパスポートの日っていうのを作ったのかもしれないなと。
ロコタビ
なるほどっすね。なるほど、じゃあちょっと今日はパスポートの日にちなんでなんですけど、
日本のパスポートって世界最強っていう風に歌われることもあれば、
一方で、日本人のパスポート取得率みたいなのが想像以上に低いよねみたいな話もあったりして、
業界的には日本のパスポートの話とかって結構盛り上がったりすることありますけど、
もともとシアさん結構毎年のパスポートの発行数とか、そういったものも結構調べたりとかされてるじゃないですか。
そういった意味では、パスポートの発行数の推移がわかる傾向みたいなのとか、そういうのってあったりするんですかね。
しいや
そうですね、2005年ぐらいからデータをちょっと取って見てたりはするんですけど、2005年とかは有効旅券数っていって、いわゆるパスポートが有効なパスポートを持っている人の数。
発行数っていうのがあるんですよ。発行数とはまた別なんですけど、それが2005年が3,493万とか、3,500万枚ぐらい。
3,000、3,000、3,000。
ロコタビ
いや、マジですか。
しいや
3,400万枚ぐらい、3,500万枚ぐらいが有効旅券数だったんですよ。
ロコタビ
でも、そっか、そんなもんか。
しいや
日本の国民がだいたい1億2千万とかいるぐらいかな。
いるので、そのうちの例えば3,500万でいうと、ほとんどの人はパスポート持ってないとも言える。
ロコタビ
そうですね。
しいや
実際、今海外に行くとか、海外に行くことが当たり前になってる時代にもかかわらず、3,000万人ぐらいしかパスポート持ってないっていう。
ロコタビ
4人に1人ぐらいかな。
しいや
そうそう、現実っていうのはあるんだなと思う。パスポートの枚数を見ながらちょっと思ったりはしてましたね。
それが毎年少しずつ2005年から減ってきてて。
ロコタビ
2005年から減ってるんですね。
しいや
2005年からのデータしか持ってないんであれなんですけど、2005年は3,500万枚ぐらいだったのが、2010年とかに3,000万枚切るんですよ。
2,900万とか。
しいや
これは今言ってるのは、一般旅券の有効旅券数っていうので、いわゆる一般の人が持ってるパスポート数って感じなんですよ。
5年旅券、10年旅券のいわゆる。
いわゆる、それ以外の旅券みたいのもあるんですよね。
例えば紅葉で使うとかそういう旅券とか。
そこはそんなに大きくないんで、今回は言ってないですけど、一般旅券のいわゆる一般的に言われてるパスポート数という話なんです。
それがだいたい3,000万枚を切ったのが2010年くらい。
5年前から500万枚ぐらい減ったみたいな感じなんです。
そこから結構ずっと横ばいなんですよね。
しいや
3,000万枚前後ぐらいで毎年推移してる。
最近の傾向で。
2019年、コロナの前年ですね。
前年が3,000万枚に戻ったっていう感じですかね。
ロコタビ
復活しちょっと戻ったね、2019年。
しいや
発行枚数も結構過去最高になったんですよ。
過去最高というか、過去最高に近いわね。
2005年の時からの一番多かった発行枚数というのは2006年の430万枚ぐらいだったんですよ。
2019年が436万枚になって、2006年よりも発行枚数が多かったって感じなんですね。
それもあって3,000万枚を回復したっていうのが2019年。
もしかしたらコロナがなければ2020年はもっと。
ロコタビ
見え方上がりだった可能性はあり得たと。
しいや
でもやっぱり3,000万枚前後ぐらいっていうのがいわゆる一般的な日本でのパスポート所有率っていう感じ。
ロコタビ
なるほどですね。
やっぱりコロナの影響もあってそこからっていうのは加工傾向にあるんですか。
しいや
そうですね。コロナにあとは完全にパスポートの発行枚数が減っちゃって。
相当厳しいというか、そもそも海外行かないので発行する理由もないので結構厳しい発行枚数ではあるんですけれども。
それと同時に有効旅券数っていうのは、いわゆる有効なパスポートを持ってる人の数なので、5年とか10年とかじゃないですか。
その有効期限が切れるんですよね。
ロコタビ
コロナの最中に切れてくるわけですね。
しいや
切れてきたときに普通なら更新するんですよね。更新して有効旅券数が維持されるはずなんですけど、
ロコタビ
それを更新しない人がいっぱい多分出たことによって7割ぐらいまで落ちちゃうみたいな有効旅券数が。
しいや
2022年が2100万、2200万枚ぐらいか。
ロコタビ
でも3分の1になった。3分の2になったんですね。
しいや
7割ぐらいになっちゃって。
2019年7割ぐらいになっちゃって。
それが本当に2019、2020年からどんどん右肩下がりでどんどん旅券数が減っていっちゃうみたいなことが起こっていて、
今後海外に人が行かなくなるんじゃないかっていうのをぐらい危機的な状況にアップ落とすか何かと。
ロコタビ
なるほど。面白いですね。
2023年、一応アフターコロナと言えるような気もするんですけど、
しいや
業界的にもこれから海外に人が行くだろうっていうので盛り上げていこうみたいな考えになってきて、
それでちょっと高止まり、下がるのが止まったんですよ。
発行枚数も去年のパスポートによって発行枚数が出たんですけど、340万枚ぐらい。
おーすごい。全年に3倍ぐらい増えてますね。
コロナの前までにはまだ行ってないですけど、それに近いような状態までは戻った。
ロコタビ
新規発行素晴らしい。
しいや
去年の前半はまだちょっとパスポートの発行数は少なかったんですけど、後半はだいぶ戻ってきて、
5月ぐらいから旅行者の数も増えたっていうのもあるんですけども、パスポートの発行数も上下に増えてきて、
だから今年とかは同じような、もし傾向だとすると、発行数でいうとコロナ前の近いような状態にはなるんじゃないかなと思うので、
有効料件数自体はこのままの状態を維持するのかちょっとわかんないですけど、
今までのコロナの後のような急激に下がるみたいなことはちょっとないかもしれないなとは思います。
ロコタビ
ある種コロナであったりとか、外的な要因によって下降したりとか、逆にそれが落ち着いてきたから増えてきたみたいな、
そういった傾向あると思うんですけど、今の話聞くと。
ロコタビ
そういった意味では、外務省であったりとか、もしくは業界であったりとかが、
ある種のこの日本世界最強と呼ばれるパスポートの取得みたいなものを後押しするキャンペーンとかもあったりするんですかね。
以前しやさんおっしゃってたような気がするんですけど、そういった取り組みとかって世の中にあるんですよね。
しいや
去年まさにそのアフターコロナで、インバウンドが増えてきて、老人アウトバウンドも増やさなきゃいけないみたいな話で、
観光庁とか、あとはそのJATAっていう旅行業協会みたいなところが主導で、海外に行きましょうみたいなところで、
パスポートの取得費用サポートキャンペーンみたいなやつをやったんですよ。
それがキャンペーンのサイトとかを見ると、去年の7月から9月の間に海外旅行に行く方向けに、それの費用をサポートするキャンペーンみたいな感じで、
キャンペーンに応募すると抽選で3,210名様に8,000円分の電子ドリフト券をプレゼントするみたいな感じのキャンペーンだったんですけど。
ロコタビ
これなんか3,000名って聞くとめちゃくちゃ多そうに、要は3,000人の人にパスポート発行のお金を負担しますよみたいなことですよね。
これで言うと、効果とかどうなんですかね、みたいなところは気になりますけどね。その辺、しえやさんどう思われます?
しいや
そうですね。だいたい毎月の、2023年の毎月の発行数みたいなのがあるんですよ。
ロコタビ
データが出たんで、それを見ると去年の5月とかは32万枚ぐらい発行してて、
しいや
それ月用でちょっと違うんですけど、30前後ぐらいですかね。30万枚前後ぐらいで毎月発行されてるみたいな。
ロコタビ
毎年、毎月?
しいや
毎月ですね。発行されてるので、そうするとこのキャンペーンが、7月キャンペーンの応募期間が5月の15から9月の30までなんですよ。
だいたい、4ヶ月ちょっとぐらいの応募期間の間で3000名なんで、そうするとその間にパスポートの発行って、
120万?
そう、120万枚ぐらい発行してるんです。そのうちの3000万枚とかだとちょっと高がしれてるという。
ロコタビ
ちょっとした安い宝くじぐらいの。
しいや
そのためだけにパスポート取るっていうのがどれだけいるのかな、みたいな。
ロコタビ
それでいうと、確かにそうですね。
しいや
ちょっとどこまで効果があるのかなっていうのは疑問ですし、もちろんそういう雰囲気を作るという。
ロコタビ
金を高めるとキャンペーンすることによって。
しいや
そういうのは良かったのかもしれないけど、ただ実際にこれがどこまで影響するのかみたいなのは、何とも言えないかなと言ってますけどね。
ロコタビ
そうですね、確かに。3000枚ぐらいだったら、毎月30万人ぐらいが作成してることを考えると、
海外に行くからパスポートを取ろうと思った人がこのキャンペーンに申し込むっていうケースがおそらく予想されるって考えると、
しいや
パスポートを作成しようっていう目的なのであれば、ちょっとそこはずれてる可能性は全然あり得るな、みたいなことも考えられるってことですよね。
そうですね。で、実際このやった目的が海外に行く人の数を増やすっていうことが目的だった。
ロコタビ
そうなんですね。
しいや
もちろんそれがJATAとかの。
まあそうですね、協会がある目的ですからね。
で、JTBとかHSとかもやってたんですよ。パスポート取得のキャンペーンとか。
それはなんか自社のサービスを使ってもらう人を増やすんで、それはちょっとJATAがやってるものとは目的が違うので。
JATA自体は全体の海外渡航者と増やすっていう目的でやっていて、3000名ぐらいしか対象者がいないっていうのをやった結果どうなったかっていうと、
去年の出国者数っていうのは大体、月によって全然違ったりはするんですけども、
大体7月、5月ぐらいからだいぶ回復してきたみたいな話があって、
同じパスポートの発行数と同じなんですけども、
でも結局6割ぐらいで止まってるんですよ。
しいや
ただ止まってるというか、止まってるというかね、そのコロナ前のって感じなんですけど、
2019年比でいうと6割ぐらいになっていて、それ以上上がってないですよ。
これがどんどん上がっていくみたいな感じになれば、効果があったんだなーって気がするんですけども、
海外出国者数はちょっと増えてるっていう現状を考えると、
データとしてやったパスポートの取得キャンペーンっていうのはどこまで有効だったのかなーみたいなのは、
ちょっとパワー不足っていうのもあるかもしれないですけどね。
行く人の10人に1人とかでも当たるとかなら、もしかしたら影響出たかもしれないですね。
ロコタビ
確かに、10人に1人を椅子の大変だなって。
しいや
今回100人に1人ぐらいになった後の話なんで、ちょっともっともっと少ないか。
4ヶ月ぐらい合計するとね、もっとだいぶ少なくなっちゃうので、
もう本当に影響があるかどうかで微妙だなって気はしますけどね。
ロコタビ
そう考えるとあれですよね、パスポート発行を増やすっていうことを目的になんかするのってやっぱすごく難しいじゃないですか。
そもそも。どちらかというと、海外渡航を増やす作をした結果としてパスポートが必要になるから増えるみたいなのはイメージつきますけど、
直接的に増やすっていうところ、コミットしたプロジェクト、施策とかってやっぱ考えるの難しいなって今の話聞くと思うんですよね。
JTBとか旅行会社とかが自分たちの旅行サービスに紐付けてキャンペーンをするのはすごく合点がいくんですけど、
そういった意味ではどうなんですかね。よく言われるじゃないですか。
コロナで減ってるのはもちろんありますけど、もともともったいないよねみたいな、4分の1しか持ってないよねみたいな話っていうのは業界的にはよく知られた話ですけど、
そもそもだから取得率みたいなのを増やすためには、どんなものがあるといいんだろうみたいなところも最後10番考えられたらなと思うんですけど、
その辺なんかしあやさんお考えとかあったりするんですか。
しいや
いやーでも結構大きな話なんでね、いい方法はないような気がするんですけど、
ただ最近というか、コロナ前の2019年に海外旅行者が増えた要因の結構一つとして、韓国に行く人の方が増えたんですよ、すごい。
ロコタビ
へー、あのタイミング。
しいや
そうですね。
まあ反流ブームが来てて。
ロコタビ
はいはい。
しいや
で、やっぱりそういう海外系の、海外のコンテンツみたいな、行きたくなるようなコンテンツがどれだけあるかっていうのはすごい重要なんだなとは思いましたけどね。
ロコタビ
確かになー。
しいや
なんかそれがあれば行く理由があるし。
っていう意味で言うと、やっぱり海外のいろんな現地のコンテンツなりみたいなやつを日本でもうちょっと多くの人に知ってもらうみたいな。
ロコタビ
確かに魅力的な。