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日本のどこかの歌と話、お盤です。この配信は、日本のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわるエピソード、話なんかをお届けしていく配信です。
お相手は私、MCワタンドです。よろしくお願いいたします。 そんなわけで今回お届けする曲は、スピッツの優しいあの子という曲でございます。
この曲はですね、2019年のナンバーなんですけども、2019年、NHKの朝の連続ドラマ小説のテーマソングにもなっていた曲です。
その時はね、ヒロインが広瀬すずさんで、 ドラマの舞台は北海道、トカチですね。ここが舞台になっていた作品なので、この歌もですね
ちょっと北海道感がある曲になっています。 コタンという言葉が出てきたりするんですけども、アイヌの言葉なんですね。
そういったものが歌詞にも出てきたりするので、ドラマと連動して地元感が非常に出ている曲になっています。
歌の描く世界観も大自然だったり、ちょっと厳しい冬の様子だったり、そういうのが出てくるので、本当に北海道の大自然が感じられるような曲というところになってますね。
朝の連続ドラマ小説、通称朝ドラですけども、これってもう本当に地域をPRする一大コンテンツなんですよね。
朝ドラはだいたいどこか、主人公の出身地というか地元が一つピックアップされるので、そこの場所に選ばれた地域はお祭りですね。
NHKで半年にわたってその地域を取り上げてくれるようなものですから、大騒ぎ、大騒ぎか大騒ぎになるんですよ。
でもドラマ自体が結構人気になれば、その後数年にわたっては、あの朝ドラで舞台となった街みたいな感じで観光資源にもなります。
一方でこの曲のようにテーマソングも必ず一曲ドラマに合わせて作られるんですけども、なかなかこのテーマソングの方は地域に紐づいてないなという気がするんですね。
この優しいあの子みたいに地域の雰囲気をすごい出してくれる曲だと非常に親和性もあるし、とかっちな曲だなという感じなんですけども、
まあそのように書き下ろしてはいるけれども、あんまり地域色はない。ドラマの作品には雰囲気になってるんですけども、地域色はそんなに出してないみたいな曲が多いかなという印象ですね。
さっきドラマは数年間にわたっては人気になる観光資源になるって言ったんですけども、ドラマの人気ってそんなに長くないと思うんですよ。
まあ5年とか持てばいい方かなっていう気はしてます。
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まあドラマっていうのがね、長く消費できるもんじゃないなっていうような気がするんですよ。
1回見てすごい面白かったとしても何度もドラマ見る作品たまなくないですか。
僕も好きなドラマありますけど、まあ2回ぐらいしか見てないんじゃないかなっていう気がします。
一方で音楽って長く消費できるもんだと思うんですよ。何回も何回も繰り返し聴くじゃないですか。
尺も本当に4分とか5分だから1日に何回も聴くこともありますし、本当にね、何年にもわたって、10何年とか何十年にもわたって聴き込む曲とかも人によってあると思うんですよね。
エンターテイメントというかコンテンツって、ドラマもそうですし映画もそうですけども、だいたい1回楽しんだら終わりっていうものが多いと思うんですよ。
だから使い切りのコンテンツ、言ってしまえばフローのコンテンツが多いんですよね。
一方で音楽はそういうコンテンツの中でも結構得意で何度も何度も楽しめるものなんですね。
ストック的なエンタメなんですよ。 ここが音楽の圧倒的な強さだなというふうに思います。
地域のテーマソングにこのアソドラの曲がなったらいいなって思うのも、私自身がですね、テーマソングっていうものが好きなんですよね。
結構人のテーマソングみたいなのが好きなんですよ。 エガちゃんが出てきたら、エガシャル24で出てきたら、
ホテイさんのスリルが流れるみたいな感じ。 アントニオとイノヒトイワーの曲とかなんかあるじゃないですか、みんな。
友達にもこの人はこの曲だなみたいなのが、2人で聴いたことがある曲とか、思い出の曲とかが紐づいて、人のテーマソングをつけるのが好きなんですよ。
だからこの人と言えばこの曲みたいな感じで、この街と言えばこの曲みたいなのがどんどん増えていったらいいななんて思ったりしてます。
そんなわけで聴いていただきましょうかね。 そろそろはい、スピッツの優しいあの子をお聴きください。どうぞ!