富士吉田市と富士ファブリック
ご番です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌にまつわる話をしていきます。
お相手は、MCワタンドです。よろしくお願いします。
そんなわけで、今回お届けする曲は、銀河スープの富士吉田十七時という曲です。
この歌が描く場所は山梨県富士吉田市です。 富士吉田市は富士山のふもとの町にもなっています。
富士急行線の終点の駅になるのかな、でもありますし、富士急ハイランドなんかも近かったりする場所になっているので、富士のふもととして栄えてきた町です。
この歌が描く重大なこととして、ちょっとお伺いするんですけども、皆さん、富士ファブリックというバンドをご存知でしょうか。
この富士ファブリックのリーダーの志村さんという方が、2009年に若くして亡くなられているんですけども、この志村さんが富士吉田市の出身なんですね。
この歌が描く世界というのは、この富士ファブリックの曲が、17時に富士吉田でチャイムとして採用されていまして、それに関する思いを歌った曲というふうになっています。
列車の接近曲とかでも富士ファブリックの曲使われていたりもするんですけども、17時の夜、夕方だからそろそろお家帰りねーよみたいなチャイム、あなたの地域でも流れるかなと思うんですけども、
その曲として、この富士ファブリックの曲の一つである「茜色の夕日」という曲が採用されていまして、それが地域の方を思った曲、そして亡くなったというところもありますので、
そういった地域と個人との繋がりを示す曲というところでもあるので、それが流れる富士吉田の風景に対して思いを綴った歌というふうなものになってるんですね。
この富士吉田出身の富士ファブリックのメンバーと地域というような感じのことを描くことはあると思うんですけど、
第3の視点から地域と曲の関係を綴ってる歌っていう感じなんで、すごいこれ、興味深いというか面白い視点の歌だなというふうに思っています。
地域と音楽の関係
地域と音楽の関係って、ウィンウィンでもあるなというふうに思うんですよ。
地域の側からすると音楽が地域に寄り添ってくれるということで、地域のPRにもなるでしょうし、そういった地元でそういうアーティストがいるんだなというところも一つの地域のPRにもなるのかなと思います。
アーティスト側からすると、やっぱり大好きな地域のことを歌うというようなことで、表現の中でも重要な要素なのかなと思います。
そういう意味で、アーティスト側と地域側っていうのはお互い歌うことで相思相愛にはなると思うんですよ。
ただその関係が閉じてしまったらもったいないと思うんですね。
やっぱりその関係が、この地域にこのアーティストありだなとか、このアーティストこの地域好きなんだよなっていうことを周りの人がやっぱり知ったりとか、そこの関係性面白いなって思ってこそ、
なんていうんだろう、ご当地ソングとか地名が出てくる歌っていうのは、よりみんなに広がってって味が出てくるなっていうふうに思うんですよね。
この銀河スープの藤吉田、17時なんかは、本当に藤ファブリックと藤吉田っていうような関係性を外の目線から捉えていて、かつそれに非常に魅力を感じていることがあふれる歌詞にもなっています。
この夕方の時間帯の藤吉田の街の雰囲気っていうところもそうですし、個人である志村さんへの思いっていうところもあふれていますし、
こういった地域と人の関係っていうのは、本当に外から見ても魅力を感じることで、ますます強固なものになっていくんだなというのも感じられるなと思います。
やっぱり関係性っていうものは、お互いがウィンウィンでもあるし、さらに周りにも波及してってこそ、より魅力あるものになっていくなというふうに思うんですよね。
民謡というふうなご当地ソングと元祖たるものが愛されてきたっていうのは、やっぱり人手で歌われて知った人がどんどん愛してって、知ってほしい知ってほしいってことが連なったからこそ広がってきたものだと思うんですよね。
地域を描く歌っていうのは、やっぱりそういったいろんな人が魅力を感じて句伝で伝えていったりとか、こんな良いもんあるよっていうのは教えてってこそ、より良いなというふうに思うんですよ。
僕はそのまさにいろんな地域の人と歌とアーティスト、そういったところの関係性に魅せられて、日々掘り起こしてるっていうところもあります。
なので、同じ志を持った人がいて、それをさらに歌にしたんだなっていうところも、この銀河スップの藤吉田十七時の曲は感じられるところでもいいなというふうに思ってます。
そんなわけで、地域と人と、そしてそれを知るまた新たな別の人、そんなところの関係性も含めて聴いてもらえたらなというふうに思います。
銀河スップ、藤吉田十七時。