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日本のどこかの歌と話、お番です。 この配信は、日本のどこかの街を描いた歌1曲と、その街にまつわるエピソード、話なんかをお届けしていく配信です。
お相手は私、MCはタンドです。よろしくお願いいたします。 そんなわけで、今回お届けする曲は、青坊主のホタルという曲です。
このホタルという曲は、青坊主の出身地である神奈川県小田原市が舞台になっております。
小田原市、小田原駅というでかい駅があるんですけども、小田原と新宿を結ぶ路線、小田急線ですね。
それがありますけども、その小田急線の途中の駅、ホタル田駅というのが小田原市内にありまして、この歌ではそこが舞台になっております。
一番の最後にはホタル田駅というキーワードがズバリ出てきますね。
この歌が描くのが、本当に彼らが地元、幼い頃過ごした場所の絵の思いっていうのも、ちょっとたくさん入っているのかなという感じの歌なんですよね。
地方っちゃ地方ですから、神奈川県の田舎の方になるんで、そういう意味で、
ちっちゃい頃楽しかった場所が、ちょっとずつ元気がなくなっていくと、地方衰退って言っちゃっていいのかわかんないんですけども、
地方が元気なくなってきているというところと、大人になっていろいろ苦労も増えるというところを重ねて歌っているんですよね。
だから、地元も元気なくなるし、自分もいろいろあるし、なかなかつらいよなと。大人になるって時間が経つってつらいよなというのが前編で書かれているんですよ。
その一方で、昔元気だった地元だったり、すごい楽しかった青春、爽やかだったあの時間、そういうのを開講しているんですよね。
それがいつでも自分たちの心の真ん中にあるなという気持ちが描かれています。
いやーこれはね、わかると思いますよ。みんなどっかしらそんなちっちゃい頃の楽しかった記憶みたいなのあるかなと思うんですよね。
そこをえぐってくる感じです。そういうつらい現実も大人になって後戻りできないようにずいぶん遠くまで来ちゃったという中でどうやって生きていけばいいのというときに、
前を向いていく、少しでも一歩でも先に進んでいくという中で小さな光を心に灯していく。
それをホタルの小さな光になぞらえて前に進んでいく様子が、決意が描かれているんですよね。
このホタルの光になぞらえて地元のホタル田役という言葉をかけているんですよ。
大人になっていくことの辛さ、地元が元気なくなっていくことの辛さをホタルの光と地元のホタル田役にかけてうまく統一しているというのがすごい見事な表現だなという曲ですごい気に入っています。
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青坊主元々小田原出身のバンドで、小田急線の小田原駅か、デカい駅の駅の発車メロディーのプロデュースみたいなのをしたりしてたんですよ。
だから結構地元愛が強い、地元に根付いているバンドだなというふうに思ってたんですよね。
だから地元の歌も歌っているんじゃないかなと思って、いろいろ彼らの歌詞、歌をいっぱい探してたんですけど、なかなか地元のことをズバリ歌った曲がなかったんですよね。
そんな中でこのホタルの曲が出てきて、ついに来たなという感じで、曲が出てきた時嬉しかったなというふうなことを思い出したりもしますね。
大人になるといろいろ大変なことも多いし、何も考えずに楽しかったあの頃って過去を懐かしむ美化することってあるじゃないですか。
そういう時に何を拠り所に新たに人生進んでいくのか一歩進んでいくのかっていうのは人それぞれだと思うんですけども、そういった時に地元のことをちょっと元気にしたいっていうところかもしれないですし、
単純に新しい家族のことだったりとか、新しい仕事のことだったりとか、そういった部分、自分の新しい環境を希望に見出していくってこともあるでしょうし、
その切り口はいろいろなんだけども、そこを中でホタルの光、本当に小さな光でもそれが自分の前向きな気持ちになっていくんだなというのを後押ししてくれるようなメッセージがたくさん詰まった曲かなというところでございますので、爽やかなサウンドに合わせて楽しんでもらえればいいなと思います。
そんなわけで聴いてもらいましょう。
青坊主でホタル。