楽天イーグルスの影響
お盤です。地名が出てくる歌のコレクター、わたんどがお届けする変愛に満ちたポッドキャストです。
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今回は、僕がご当地ソングや地名が出てくる歌の魅力を強く意識したことになったきっかけについてのお話です。
学生時代、仙台に住んでいました。その時に東北楽天ゴールデンイーグルスができたんですよ。
プロ野球球界の再編に伴って、新しく東北を拠点にしたチームができるということになりました。
仙台としては、本拠地にもなって、新しくプロ野球が来るぞという形で、もう大フィーバーでしたね。
よくぞ来てくれたというところだったのをよく覚えています。
その時に、新しく球場ができて、もうシーズンが始まるので、シーズンでバイトしてくれる大学生を募集します、みたいなことがありました。
その時に、僕も手を挙げて、球場でコカ・コーラでジュースを作る方のバイトをしたということもよく覚えています。
そういうのもあって、非常に楽天ゴールデンイーグルスは愛着のある、大好きな球団です。
新しくチームができるにあたって、応援団も結成されたり、あとは応援歌みたいのもどんどん作られていきました。
その中で、チャンステーマという曲がありました。
一人一人に向けて歌う歌というような形ではなくて、3塁までランナーが進んで、点数入りそうだぞ、みたいな、ここで1打出れば点入るぞ、みたいな、そういうチャンスの時にみんなで歌う歌。これがチャンステーマです。
このチャンステーマが、仙台にゆかりのある曲2つを使った替え歌だったんですよ。
その2曲が、ヤギヤマベニーランドという遊園地のテーマソング、そしてもう1曲が佐藤宗幸さんの青葉城恋歌という曲でした。
このメロディーを活かして、チャンスの時に歌うんですよ。
青葉城恋歌はちょっとバラード調の曲なんで、それでゆっくりチャンスの雰囲気を出しつつ、バンバンバンバンバンバンバンのリズムに合わせて、
ゴーゴーゴーイーグルスーっていう感じで歌い始めるんですね。
ゴーゴーゴーイーグルスーからは、ヤギヤマベニーランドのテーマソングに合わせて歌うという感じだったんですよ。
これ、仙台市民の人たちは、自分たちのソウルソング2曲。
幼い頃から毎日聴いて育った2曲を、チャンスの時に使おうという形で替え歌にしたんですよね。
みんな歌えるんですよ。このヤギヤマベニーランドの歌と青葉城恋歌。
いや、これがね、すげーなって思ったんですよ。
僕は東京から仙台に、大学に入ったタイミングで引っ越したので、もちろんその幼い頃、ベニーランドに行ったっていうふうな思い出もあるわけでもないし、
佐藤宗幸さんの存在っていうものが特別近いわけでもありませんでした。
地域音楽の魅力
でも、ちょうどイーグルスーが来たのが、仙台に住み始めて3年目の時だったかな。
だから2年間仙台に住んでた中だけでも、佐藤宗幸さんが毎日テレビに出て、毎日のようにこの青葉城恋歌を歌ってたりするんですよ。
町中でも至る所で青葉城恋歌が流れてます。
ヤギヤマベニーランドも、仙台市民だったらみんな小さい頃に行った、もと山パーク。庭みたいなもんですよね。
テレビからもガンガンこの曲が流れていて、ほんとみんなから大好きな、
大好きっていうか、本当に溶け込んでる曲なんですよね。それを応援会に使おう、チャンステーマに使おうっていう心意気を知った時、
かつみんなが何の抵抗もなく歌いこなしているのを見た時に、
地域に応じてこういう曲があるんだっていうのをめちゃめちゃ感じて、
すげーかっこいいなーって、そういう曲欲しいなーって思ったんですよね。
僕は東京育ちだったんですけども、
秋葉原の佐藤無線のCMソングとか、そういったのは幼い頃から聞いてて、それは東京の、
東京というか関東の人しか知らない曲だったなとか今思うと思います。 けど、なんだろうね。
CMとして形上知ってはいるけど、佐藤無線という場所に特別思い入れがそんなにあるわけでもないんですよね。
一方でベニーランドの曲はね、耳なじみもあるし、ちっちゃい頃ね、父ちゃん母ちゃんと行った場所みたいなところで、自分の体験としても
耳としてもすべてに染み付いてたりするんですよ。 こういう曲が
仙台で知った上で、日本全国それぞれの町ごとにこういうのあるんだろうなーって思ったんですよね。
そこから地域に根差した曲、ご当地ソング、地名が出てくれた、こういったもの、ローカル性を持った曲っていうのは
面白いなーって感じていったとこです。
これをきっかけにね、僕は少しずつ少しずつ、一気にというよりはじわじわと地名が出てくる歌の沼にハマっていったかなというふうな、
ちょっと原点的な2曲です。 なので、ことあることにこの2曲は特別な曲として話すことが多いなーというふうにも思っています。
そんなわけで、今回は僕がこの地名が出てくる歌、ご当地ソングにはまったきっかけの2曲について紹介させていただきました。
またお会いいたしましょう。おばんでした。