1. LIFE UPDATE │ YOHEI HAYAKAWA
  2. 【#268】「本音の先にあるもの..
2025-09-01 38:44

【#268】「本音の先にあるもの」三國清三さん(シェフ)

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▼「自分には才能がない。あるのは努力だけ」──。

世界の舞台で名を成した料理人が、それでもなお挑み続ける理由とは。

努力でしかたどり着けない境地、そして三つ星に対する率直な想い。

料理人としての矜持の奥にある思いを、打ち明けてくださいました。


▼インタビュー前編「70歳からゼロになる」

https://youtu.be/A5Jpc5PpDco


▼ゲスト略歴

みくに・きよみ/1954年、北海道・増毛町生まれ。中学卒業後「札幌グランドホテル」「帝国ホテル」で修業し、1974年にスイス・ジュネーブの日本大使館で料理長に就任。巨匠フレディ・ジラルデに師事し、「トロワグロ」「アラン・シャペル」など三ツ星レストランでも研鑽を積む。1985年、東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開業し、日本フランス料理界を牽引。

スローフードや食育の普及にも力を注ぎ、2015年にはフランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。2022年末に「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店、2025年9月、四ツ谷の旧店舗跡地に、8席のカウンターで“スポンタネ(即興)料理”を提供する新レストラン「三國」を開業。


・YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@chef-MIKUNI

・著書『三流シェフ』:https://amzn.to/470W5fA


▼インタビュアー略歴

早川洋平(はやかわ・ようへい)/1980年横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。羽生結弦、吉本ばばな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビュー。13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。


・最新刊『会う力-シンプルにして最強の「アポ」の教科書』(新潮社)

https://amzn.asia/d/cakhSAh


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早川洋平の最新インタビュー情報やエッセイ等をお届けする無料ニューズレター『LIFE UPDATE LETTER』に登録頂いた方には、WIREDの創刊編集長で世界的な思想家としても名高いケヴィン・ケリーさんと早川洋平の対談原稿全文テキストをプレゼントさせて頂きます。


・『LIFE UPDATE LETTER』

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▼Voicelegacy

“本質のままの声”でつながる、Podcastプロデュース。

営業・採用・顧客育成まで、ひとつの番組で叶う。

数ではなく「深さ」でファンと関係を築きたい経営者や起業家の方に。

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▼初心者でもプロでも。インタビューや対話を学びたい人のための

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『才能がもたらす平和感』

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▼言葉にならない想いを、プロの対話と映像で「かたち」に残す。

経営者にはブランドや理念の発信に、個人には人生の節目の記録やギフトに。

https://life-interview.com/portrait.html

サマリー

三国清三さんは、人生における出会いの重要性と良い人との関係が人生を豊かにすることについて考察します。また、彼の経験から引き寄せの法則や人間性の大切さにも触れています。三国清三シェフは、物事の真実を追求するために「なぜ」という疑問を持ち続ける重要性を語ります。さらに、経営者としての責任や料理人としての成長過程、年齢と共に変化する味覚についても話します。 三国清三シェフは、自身の料理に対する情熱と年齢とともに変化する味覚、直感について語ります。ミシュランの三ッ星に対する思いや、フランス料理を日本で作ることの意義についても深く掘り下げます。彼は、素材にこだわった料理のアイデアとしてサーモンを使ったユニークなレシピを提案し、その魅力について語ります。また、料理業界の変化と期待する未来について若者に向けたメッセージを送ります。

出会いの重要性
三国さんがYouTubeの中で、良い出会いが人生を豊かにするというふうにおっしゃっていて。
ちょっとここにですね、今日はあんまり出さないと思うんですけど。
三国リサーチをして、50年分の三国さんのインタビューの記事が。
あれはそれで書いてください。
いやいやいや。これ音声なんだよ。記事じゃないんだよ。
あ、そうか。なるほど。
いや、その中で、去年の週刊新聴の話なんて覚えてるかもしれないですけど。
三国さんがそのインタビュアーの方が、良い人たちに巡り合っているっていうことで。
やっぱり三国さんが、その他のコメントですごい僕が印象的だったのが、
僕自身が求めて動いているから。青木さんや村上さん、幼稚園のご主人との出会い、その他も含めて自分で動いている。
皆さんは人に会うにしても、誰かから紹介されたり、親の縁があったりすることが多いっていうふうに。
自分から求めた結果、たまたまそういう人に巡られましたってあるんですけど。
そういう意味では、会いに行くっていうのを主体的にっていうのはすごくわかるんですけど。
その中で三国さんがたまたま、その中で自分は会ったっていうんですけど。
でもやっぱりたまたまでも会える人と会えない、つまり引き寄せられる人と引き寄せられない人いると思うんですけど。
そういう意味では三国さん、あえて引き寄せるって言葉を使うとすると、
自分から会いたいと思っても会える人と会えない人って思うんですけど。
どこがたまたまをどんどん引き寄せてたんですかね。
僕の場合は、それちょっと人それぞれだと思うので、僕の場合だけはお話ししますけど。
僕がこだわったのは、会う人はまずみんなから嫌われてる人。
引き寄せの法則
嫌われてる人。
みんなからおっかないなって思われてる人。
みんなからあの人は日本一だよと。
世界一でもいいんですけど。って言われてる人。
みんなから好かれてる人にはまず会いに行かないです。
それは言語化するとなぜですか。
それは僕の今までの経験で、それは正しかったと思います。
でもその経験なので今は正しかったと思います。
経験でね。
15歳、16歳、17歳、18歳の時はなぜそう思ったんですか。直感ですか。
青木さんね。僕が16歳、15歳で込み合って、16歳でグランドホテルに行かなければいけないって言って、
グランドホテルの養殖、ハンバーグ作るところが養殖だって聞いて、
養殖の厨房に隠れたんですよ。隠れたんです。
隠れましたね。
しょうがないね。紹介ないから隠れて。
15分、30分ぐらいして、もうそろそろ向かいに、
みくんいない、みくきょんいないみたいな。
だからやばいと思って立ち上がって、
ちょうど青木さんが後ろ向いてディスクワークしてたんですよ。
型のでかい人で。
たまたま真正面に冴えていたので。
そして、でかい人だなと思って。
ずっと観察してたら、スタッフが青木さんの横に、
冷蔵庫に入るのにドアがあるんですよ。
だから青木さんの後ろを行くと、そこを普通は開けるわけですよ。
それが全員遠回りして違う冷蔵庫に入っていくわけですよ。
青木さんのとこだけみんな下げてるわけ。
その時に思ったんです。
たぶんあの人、おっかない人なんだろうな。
それで、あの人だと思って。
それはたぶん、僕は気がつかなかったんですけど、
よく雑誌の人の方に言うんだけど、
ちっちゃい頃、親父とよく海に漁りに行くんですよ。
日本海なんで、海が結構荒いんですよ。
手こぎの船ですか、沖まで行くのに波が来るわけですよ。
親父なんかもボーンと行っちゃうんだけど、
興味変われって僕なんかだとおっかないわけですよ、波来るから。
そうすると、やっぱり本能的に避けるんですよ。
本能的に。
でも避けると、そのまま船は波にさらわれるんですよ。
避けるとね、そのまま被るんですよ。
だからそのまま沈没しちゃうんです。
ただ、その波が来て、そのまままっすぐ波に向かっていくと、
ポーンと沖に行く、あっち側に行くんですよ。
海にいる人はみんな知ってると思うんですけど。
それ結構勇気いるんですよ。
まだ僕小学生でしたから、
マジで!?って言われてもさ、やっぱりビビるじゃないですか。
ビビりますね、はい。
でも、よくそれが多分、
それがそういうものに向かっていく。
その本能みたいなのは多分そこから。
雑誌にはいっぱい書いてます。
僕もそうかもしれない。
怖い人、避けられてる人。
それはもう僕、人生後で、今の時代はやっぱり、
すごく仕事のできる人とか、
孫さんなんかでもそうだけど、近寄りがたいし、
みんなそうそう簡単に近づけないし、
強い人っていうか、ビッグな人にはみんなやはり避けるじゃないですか。
みんな強い人って、みんなそういう人ですよ、みんな。
おっかなかったり。
そうですね、超一流って言われる人はそうですね。
物を成し遂げた人っていうのは。
そうか、でもご本人前にして怒られそうですけど、
今最初にそういう超一流の人があって、
最初に言った条件に三国さんもなってそうですよね。
それは分からないですけどね。
嫌われてはいないと思いますけど。
だからね、僕よく幹部には、
幹部というか料理長とかには、
お前らね、スタッフに嫌われてなんぼなんだと。
嫌われるようにならなかったら一流じゃないと。
どうしても合わせるんですよ。
今の時代、コンプライアンスだとこのアラバート。
怒っちゃいけない、注意しちゃいけない、何しちゃいけないって。
合わすということは、まだ一流になってない子のほうに合わすわけですよ、話を。
それであれば、そいつは絶対に成長しないんですよ。
やっぱり常に課題を与えて、そこを乗り越えて、
そうやって、トップっていうのは嫌なことを言わなければいけないわけですよ。
自己反省の重要性
みんな、うちの娘一人いるんだけど、
もう小さい頃から目立たないようにしたい。
みんなと同じようにしたい。
だからパパのことを、
みくにんシェフの娘って言われるのはすごいコンプレックスで、
そういうのもあって、目立ったくない。
普通がいいってよく言ってましたからね。
なんだこいつって思ってたけど。
ジャンさん。
ジャンちゃんね。
だから僕は、なかなかでも今は難しいですね。
でもやっぱり嫌われるってことは、
でもさ、今は難しいのは、本当に意地悪で嫌われるやつ。
それとはやっぱり、でもそれはね、今の時代でも僕もそうですけど、
本当に我々で言えば、お客様のため。
本当にお客様のためで注意したり文句言ったら、
彼らが分かりますよ。
僕はここで200人いますけど、
みんな、分かんないですけど、
みんなちゃんと入って、ちゃんと腕まくったらちゃんと腕直してとか、
ちゃんとそういうのはお客さんがいるし、
それは失礼でしょう。
今の時代でも分かりますよ。
そういう正しいことは。
やっぱりその怒ると叱るの違いですよね。
怒るは今の意地悪とか感情に任せてかもしれないですけど、
お話し方、やっぱり三口さんは叱るの方で。
僕は怒ってないんだと。
僕はただ真剣で声がでかいんだと。
真剣に言ってるから怒ってるように見えるかもしれないけど、
僕は怒ってないと。
真剣で、真剣に。
声がでかいんだと。
両親だからって言い訳をしてるけどね。
見ながら怒ってるっていうふうには見える。
僕は今でもそうです。
管理者っていうか、やっぱり嫌われてなんぼ?
好かれるなんて思うなって。
ちょっと変な逆説。
変な意味じゃなくていい意味で、
やはり本人のためになる。
本人たちもそのままでは何か言うかもしれないけど、
自分も自分のためだと思ったらちゃんと納得しますよ。
ちょうど偶然にも次伺いたかった質問が、
指示してきた人たちもそうですよね。
特に独立してから顧客としても超一流って言われる人ばっかり、
今までばっかりというかたくさん会ってきたと思うんですけど、
その人たちの国内外問わず、
そういう人が超一流であり続ける共通点っていうのは何ですか?
それはね、もう孫さんにしても、
孫さんのことばっかり言うのおかしいから。
うちはたまたま37年、四ツ谷のテレビ国ね。
一年に一遍、日経新聞に企業の1位から100位までっていうのが出るんですよ。
100位までの会長、社長全部来てますよ。
全部。100%。本当に。
それがどうってことはないですけど、
一般の人もたくさん来ますよ。
そういう人方にも支えられたし。
共通点は極めた人は本当に穏やかだし、
勝者なことには気にしないし、
それはもうみんな共通してます。
問わずね。
上に行った人は。
だから僕はよく言うことで、
例えばサービスマンでも、特に職人。
何の職人もそうですけど、例えば料理の職人いえば、
腕のいい職人とか、素晴らしい料理を作るとか、
素晴らしいものを作るやつなんてのは腐るほどいると。
星の数ほどいると。
一郎さんもそういうお話してましたけど、
僕よりプレーのうまい選手は腐るほどいると。
でもじゃあなんで超1位になれないのか。
それはやっぱり人間性。
僕もそうですけど、ある程度いったら、
例えば料理長までなります。
料理長はこうやってインタビューしてみたいとか、
いろんな雑誌で料理作ってほしいとか、
周りから彼は料理も素晴らしいけど、
人間性はもっと素晴らしいよと。
僕はそっちのほうがいっぱい言われました。
だからそういう人方が押し上げてくれるわけですよ。
変な話。
だから料理長方、料理作れる人間なんて腐るほどいるんだよ。
あとは人間性。
人間性をどう磨くか。
料理の技術とともに。
そうじゃなかったら絶対に世の中の人は評価してくれないよと。
というのはよく言います。
人間性を磨くという意味で、
普段持ってきましたけど、後でですけど、
松下幸之助さんの道を開くYouTubeでもありますけど、
それは置いといて、
個人的にYouTubeも改めて今回拝見したときに、
みくりさんが断ることに自己反省、自己反省という言葉を結構おっしゃっていて、
反省する、自己反省。
やっぱりね、若い頃先輩に言われたのは、
なぜを問う重要性
お前ね、一流になりたいんだったらなぜって思えと。
言ってましたね。
なぜってのは、物事については、なぜこうなるんだろうと。
なぜそうなんだろう。
常になぜっていう疑問符。
それは身についてるんですよ。
いまだに勉強もしてるし、
だからいまだに、なぜ?どうして?
面白い話で、辞書なんかでみんな調べて、
お前ね、それは辞書が間違ってるんだよって僕言うんですよ。
それでみんな、え?って。
辞書間違ってる?辞書だって間違うだろ。
ちゃんと調べろよってよく言います。
ちなみにそれ、例えば何ですか?
肉に定義が。
それは自分が信じたときに、
辞書がこう書いてありますって納得できないわけですよ。
でも調べさせて、いろいろして、
そうだったら、すみません、間違ってたって謝ります。
でもたまにあるんですよ。
違ってたときが。
辞書ですら。
でもそれはなぜを問うてないと、
辞書とか人が言ったからってことで、
みんな盲目的に信じちゃうから。
ただね。
それは僕は絶対信じないです。今でも。
ちなみに今日現在、
みくにさんがなぜって問うてることは何ですか?
なぜ?いっぱいありますけど。
ちっちゃいことでもなんでもいいんですけど、せっかくなんで。
なぜ?日書に。
なぜすぐ100万にならないんだと。
登録者ね。
今54万、53万、8千ね。
ライバルがいっぱいいるわけですよ。
ライバルに追い抜かれていくわけ。
なんであの親父は俺より上なんだとかって、
よく言ってます。なぜは。
今回、みくに年表をちょっと作ってみたんですよ。
出来事だけを外に出てるサンリオシェフとか、
いろんな情報を見ると、
やっぱり30歳でオーナーになるまで、
圧倒的に多いんですよ、出来事が。
経営者としての責任
オーナーになる前に。
この本がほとんど最後はその後30歳まで。
なんでこんなの書いてるんですかね。
僕がサッカーやってたのと、
あとは僕も関円になってるので、ちょっと共通点かな。
これウイルスなんですよね。
3ヶ月入院したんですよ。
3ヶ月は大変でしたね。
今はあるけど、今ほどちょっとしますよ。
3ヶ月だと入院しないじゃないですか。
肝臓弱いとかないんですかね。
お酒飲みまくって。
ここにその毛があったのかあれですけど。
ポジションどこやってたんですか、サッカー。
サッカーは、我々の時代は真ん中です。
ハーフ、ハーフ、ハーフ。
ハーフですよね、昔はね。
ボランチとか言わないですよね。
攻撃っては攻撃って、守りっては守りって、
ハーフやってました。
足が速かったとか。
そんなことないです。
そうなんですね。
そんな話もしたかったです。
僕も緊張して忘れてましたけど。
その後、30代からの情報が少なくて。
本にするっていう意味では、
やっぱり四ツ谷開くまでが結構あったと思うんで。
三宅さんでは当然、その後の40年経営者として、
オーナーとしてって本当にいろんなことあったと思うんですけど。
感覚的には30歳までと30歳以降、
つまりオーナーシェフになってから、経営者になってからっていう、
密度とかスピードってどんな感じですか。
やっぱり30で社長じゃないですか。
やっぱり使われてたときっていうのは、
自由奔放にできるわけですよ。
でも社長だったらやっぱり、
今でもそんなに感じてないですけど、
責任あるじゃないですか。
自分というよりは社員がいるので、
彼女らも含めて安い給料ですけど。
世界一の給料にするって書いてありましたけど。
それはそのうちね。
だから、それでやっぱり慎重になって、
ならざるを得ないし、失敗できないじゃないですか。
それでやっぱり、無難にって言ったらおかしいですけど、
そういうのは確かにありますよね。
ちゃんとまともになろうっていう。
でも何でしょう、考えたことないでしょうけど、
30歳までと30歳以降、スピード?
年齢と味覚の変化
一般的に歳を重ねていくとスピード速いってみんな言いますけど、
三国さんは逆ですよね。
ゆっくり?
ゆっくりっていうか、だから30歳で始めたのが、
どっちかというと、そうなってから、
ボランティアをいっぱい始めました。
学校もあったりも。
それは意識的に、それまでは修行、修行、腕を磨く。
それも当然、続けているんですよ。
ただ、30歳過ぎてから職域、小学校の授業、
いまだにやってますけど、小学校の服部先生を指示して、
あといろんな3.11の時の東北の小学校でいっぱい回ったりとか、
あとワクチン出てるかな?
ワクチンの顧問やってるんですよ。
ちょうどうちの娘が生まれた年に、
ワクチンがないために甲子園国で何百の子どもが死んでいると。
自分に子どもができたので、これはやっぱりちゃんと
ワクチンの仕事をしなければっていうのを、
ずっといまだにワクチンの授業、ボランティアも続けてます。
そっちのほうに結構いきましたね。
40代は。
そういうのにかなり重点を、今でもそうですけど、置くようにしましたね。
その中で、また話が戻って恐縮ですけど、
また一人で始めるということ、ミクに始める中で、
やっぱり80歳まで現役でいるための、
90、100なんていう話もたまにされてますけど、
さっきの肉体改造も食事も含めて、いろいろ気をつけている中で、
そういっても年齢とともに互換もいろいろ変わってくると思うんですけど、
ぶっちゃけ味覚っていうのは、衰えたなとか衰えるなとかってあるんですか?
もちろんもちろん。
料理人の50、60代がピークでしょうね。
一番30代、40代、50代、50代前後かな。
やっぱり肉体的にも。
それからだんだん歳とっていくので、老化していくところは、
あとはやっぱり知恵、経験で補うんですよね。
経験で補って。
だいたい60、70になると99%引退です。
年齢的にね。
今回僕の同僚も何人もメジャーな主婦たち。
70なったら、70なる前に、
ホテルなんかでは60ぐらいあるとデスクワークになりますし、
70はもう限界ですよね。
そういう挑戦も自分がスポンタネをやりたいっていうのと、
今、医療もね。
昨日僕、胃の検査たまにするんですけど、
腸の検査って初めてなんですよ。
腸にグジュグジュグニュって入れて。
今までなかったんですか?
みんなから、胃よりも腸でちょうど始まるから、
昨日やったんですよ。
6個ぐらい取られましたよ。
ポリプ?
でも良かったですね、取れて。
別に入院しなくてもいいので、あれでしたけど。
自分がスポンタネをやりたいと。
やっぱり来世じゃなくて今世でやりたいっていうのと、
もう一つ、社会的にね。
常に社会の動向っていうのをすごく意識してるので、
さっきおっしゃった、
だいたいフランス料理、フランスのほうが10年サイクルで、
ファッションもそうですけど、
もう形から色からガラッと変わるんですよ。
味もそうです。
だいたいブームが、
フランス料理で言えば、
中国ナイツの料理とか、
インドとか、
今は日本の和食とか、
もうだいたい10年おきに行こう。
10年おきにそういうスターが出てきてるんですよ。
ちょうど先月フランスに行きましたけど、
30年ぐらい後輩の超スーパースーパースターのシェフが
一人会ってきましたけど、
で、彼の料理も食べてきましたけど、
もう必ず必ず出るんですよ。
そういう中で、
我々日本の社会で、
100歳?100年?100年人生とかって、
今言われて、
であれば我々だって70だってまだ若造だと。
じゃあ、僕が最初に犠牲になろうとやろうと。
犠牲?
犠牲というか、
70から75なのか、
80なのか、
90、
みなさんこうやって、
いや、ミクが110いくでしょみたいな。
だからそういう問いかけもあるんですよ。
そういうことによって、
その後輩がね、
60とか70とみんなさ、
いろいろ考えるわけですよ。
じゃなくて、
お前らね、
というのはかなりあります。
社会に対してのアプローチであったり、
そういう業界の後輩に対してのアプローチであり、
それは日本の国家というか、
国の一つの方向性にもすごくプラスになると思うんですよ。
70から。
よりよいと年寄りが多くなるわけですから、
だから本来であれば、
年寄りは頑張らなきゃいけないわけですよ。
当然、理屈的にはね。
70から80まで頑張る人が出てくれば、
税金も納付されるし、
医療費も少なくて済むし、
何よりやっぱり、
70、10頑張れるんだみたいなのは、
かなり意識しています。
でも改めてちょっと伺いたいんですけど、
やっぱりコロナの時以外は、
止まったことが、
コロナというのも結局YouTubeやられたり、
止まらない人生で、
本当にこれ何度も聞かれていると思いますけど、
ずっと走り続けていると思うんですけど、
なんか普通、
先週博士太郎さんにも会った時に、
博士さんもやっぱり今ちょうど60前後で、
あれ?チャランチャンチャーの?
そうです。JA部に出てましたよね。
僕もこの間読んでもらって、
その時に博士さんとお話ししてたんですけど、
三国さんも喋りまくるから大丈夫で、
心配しないでって言われたんですけど、
喋ってますよ。
その時に博士さんが言ってたのが、
今60代のメンバー、
別のライブをバンド作ってて、
やっぱりみんな60くらいで、
一回元気なくなったりとか、
僕は50代から60代なんですよ。
だいたいピークが。
そういうのなかったのかってことと、
やっぱりないとすれば、
情熱とエネルギー
やっぱりイメージ通りかなと、
今日僕一回お会いしただけですけど。
50代60代はなかったですね。
ない。
凹むことってないですからね。
そして今もだからそういうのはない?
いやいや、今も。
日切れっていうのは一日の中であるわけじゃないですか?
ないですね。
寝るときくらいですね。
次起きたらまたパッションも全部。
寝るのがもったいないみたいな。
本当ですか?
消水しきった社長は見たことないですか?
ないと思います。
今日だって、
僕は別のところにでもちゃんと迎えに行きましたから。
そういうの結構豆なんですよ。
かなり豆だよな。
それは一流の方は豆だと思う。
じゃあ本当にエネルギー枯渇したとか、
もうそういうのない?
というか、
まず今度また
みくにを始めるでしょ。
来年はましけで、
5月にラーメン屋さんと
カレー屋さんオープンするんですよ。
その後にましけに、
今度はみくになので、
お寺でみくに、
ましけシャグマっていう、
僕のふるさとにも1000坪と2000坪買ったんですよ。
そこにレストランを建てなきゃいけないんですよ。
で、その後に
ましけで
熊ケンゴさんと同じとして
プロジェクトも
やんなきゃいけないし、
たぶん
この調子でいくと
全部できないだろうね。
年齢的に。
だから足りないんですよ。
そんな止まってる場合じゃない。
これじゃあ言い方ポジティブな意味ですけど、
みくにさんが止まるときはやっぱり人生を終えるとき。
そうそう。だからよく僕が言うのは、
お前らは
最近休み
休み多いじゃないですか、みんな。
うちの連中だってここだって
3日で一日休むんですよ。
ですよ。
当たり前。
ボロッからすれば
休んでちょっと調子狂うわけですよ。
じゃあやるぞって言ったら
ちょっと3日目ぐらいなんですよ。
で、週末に向かって
週末休みだけど。
ここは3日で
ポッとまた
ずーっとテンション低いんですよ、みんな。
それはどうでもいいんですけど。
だからみんなにね、
お前らもったいないだろうと。
直感と経験の対比
僕が言うのはやっぱり
おかんに入ったときはゆっくり寝れるわけですよ、ずっと。
一生休めるわけじゃない。
もったいなくないって
思いません?
思います。
たまに僕が待ってるときも。
言い方ちょっとあれですけど。
そんなこともないんですけど。
でもみくりさんも人間じゃないですか。
だからあんまり考えたことないと思うんですけど
どこで
どっかで充電というかバランスは取らないと
当然人間なんで。
バランスというかだから
だから体重減らないんですよ。
だからワイン飲んで
好きなもの食べて
そうするとぐっすり寝れますから。
朝起きて行くぞみたいな。
その繰り返し。
だから痩せれないんですよ。
僕もやっぱ体気をつけて
いろいろやってて。
結構痩せられたんですけど
このみくりさんの糖質豆腐のフレンチご飯
この先生すごく今メジャーになってますよ。
出てますよね。
一番最初僕だったんですよ。
今の話で
年齢とともに味覚が
衰えるってありますけど
その中で今度始めるお店っていうのは
当然即興の中には
直感と経験が
両方必要とされるのかなと思うんですけど
その直感という意味で
若い頃の直感と
今経験を積んでる直感って
何か違いってあるんですかね。
それは経験を
積んでますから
経験値はいっぱいあるわけですよ。
それは
50年以上
四ツ矢やったときはまだ
10年くらいですからね。
ただ気をつけてるのは経験値を
利用しちゃうとつまんない料理になるんですよ。
それは意識的に
無の状態に
自分にできるかどうか
どうしてもそこに頼っていくので
そこが
今だが戦いなんですよね。
無にするっていうのは
そこが見込みさんには染み付いてるんで
何でも作れるわけですよ。
でもそんなの出しても
お客さん喜ばないじゃないですか。
そこがどうすんべみたいな
それでフランスに行ったんですよ
この間。
でもすごい刺激を受けましたよ。
30くらいの僕よりも若い子が
ミシェラの三つ星一つですよ。
トップトップで
一人いらっしゃるって言ってましたね。
パーフェクトでしたよ。
嫉妬とかはしないんですか?
しますよ。
今のアサドラ見てないでしょ?
僕毎日、今日も見てたんですけど
彼はアンパンの作家なんですけど
手塚治に
コンプレックスを持つわけですよ。
ヤナシュ・サカサさんの
アンパンで
まだ初期の頃
まだ大学生なんだって
手塚治じゃなくて手島治かなか
って言ってましたけど
彼もまだぺいぺいで
これから漫画家になろうと
なってるんだけど
鉄腕アトムの一番最初を出したのかな
それを見て
っていう感じですよ。
僕は何かの雑誌で
言ったと思うけど
三国さん今ね、神様があなたに
一つ何あげるって言ったら何もらえます?
僕はその時に才能が欲しいって答えたんです。
今でもそう。才能。
それはご自身
才能がないとは思ってないと思いますけど
何か絶対的に感じていることがある?
もちろんです。
僕の才能って
皆さんは
僕も15から料理にやって
それ下積みで
20代後半からミッションの三ッ星
ワーッと働いてるんですよ。
すごいところばっかり
彼らの作る料理も
作れるっていうか習ってきたし
やっぱり自分が
37年やって
本当につくづく
僕はただただその
延長線でしかないんですよ。
そこから逃れてないんですよ。
だからそこから
逃れられる才能が欲しい。
そうか。じゃあまだ全然
そういう意味では終わってないわけですね。
三国さんの中で。
それを今回出せるかな
っていうのは期待もしてるんですけどね。
それを同じことを繰り返し
繰り返しだったらもうどん詰まりですよ。
僕の。
それは僕しかわかんないですよ。
皆さんわかんないですよね。
今までは
すごいって言われましたよ。
こんなの初めて
って言われましたよ。
僕しかわからないところがあるわけですよ。
そういう意味では常に今まで大勝負はありましたけど
やっぱりこれはすごい勝負というかね。
そういう
そこも僕の
でも才能ないだろうね。
本当に才能があったら変なんですけど
ミシュランの三ッ星ついてましたよ。
僕はゼロなんですよ。
一つか二つでもないんですよ。
ゼロなんです。ゼロ。
ミシュランの三ッ星の真実
でも今日あえて触れませんでしたけど
やっぱり本を読んだらいろんなことを見ると
三国さんはミシュラン三ッ星を取れなかったんじゃなくて
取らなかったんじゃないですか。
いやいやそんなことは。
くれなかっただけです。
僕はさ。
僕は二十歳から
日本じゃないですよ。
日本人はやっぱりミシュランの三ッ星を目指した人間なんですよ。
誰よりも
ミシュランで長く働いているのは
僕だけなんですよ。
日本人で五軒も六軒もミシュランの三ッ星だったり
そういう人なんかいないですから。
僕だけ。
僕がよく知ってるんですよ。ミシュランのことを。
どうしたらミシュランの三ッ星が取れるか。
だから彼らが僕に
十年前に当たれなかったのは
彼らは僕の才能を見抜いたんですよ。
フランス人は見抜くんですよ。
日本人は日本料理のことは見抜くけど
フランス料理は見抜けないじゃないですか。
まあまあ変な話。
当たり前じゃないですか。
フランス人は見抜くんですよ。
僕は奴らに見抜かれたんです。
三軒に星は一個もつけちゃいけない。
と思いますよ。
僕は話したことないし。
話したくもないけど。
それでも全然書いていいですよ。
でもそれこそセパラフィネって言われたことと
関係はあるんですか。
それはまた
シャペロさんには
うちに4つ屋に来て
2ヶ月で亡くなって
言葉は残していただいたけど
彼はあの時僕を
やっぱり強烈な
日本人という個性が
強いのを見抜いて
お前はやっぱり日本に帰って
日本でフランス料理を作るべきだ
っていうのをメッセージだったんですよ。
と僕は解釈してますけどね。
長きに本当に
渡ってもう第一線で立ち続けてきたと思うんですけど
この理由一つ挙げるとしたら何でしょう。
やっぱりみんな途中で消えていった人も
いっぱいいると思うんですけど。
ミシュラのミツボシを取るまで頑張るんじゃない。
じゃあまだ狙ってるって言っていいですか。
狙ってはいません。
ただ
奴らがミツボシくれたら
ありがとうって言います。
ただ1つ2つは
断ります。
宣言ですね。
その宣言じゃなくて
それは全てじゃない。
ミツボシは
それを聞いてください。
僕は
ちゃんと答えてるのに
基本的に全部言うので
記事じゃないんで音声なのでこのままいきますんで。
間違えることはないです。
じゃあいいじゃないですか。
語弊はないと思います。
あと2つ。
三国さんにいままでいろんな質問してきて
最後の晩餐最高の晩餐とか
いろいろあったんですけどそうじゃないので
聞きたいんですけど
ちょっと想定。大衆の番人と呼ばれて
三国さん大衆の番人
素材へのこだわり
料理の料理番
自分が言ってたのね。
天皇の料理番。
その中で大衆の料理番として
全世界から
一人ずつ普通の人を招く
パーティーがあります。
そのパーティーをするとしたら
素材1品しか使えないんですけど
何の素材を選んで何を作りますか。
誰に言えばいいんだよね。
普通の人です。
大使とか偉い人じゃなくて
日本で4つ屋で?
場所は任せます。
場所によって変わるのよ。
4つ屋でいいです。
世界170何カ国あるんで
そこから一人
普通の人が来て
調味料とかは自由に使っていいんですけど
素材は本当に1個しか使っちゃいけない。
スポンタルです。
生意気ですいません。
いっぱいありますよ。あるけど
1つね。なんだろう。
1つ。
ホヤって言いたいところだけど
ただホヤは
万人に向かないので
ホヤは個人的に僕は
好きなんですけど
お客様というのは
ちょっと違うので
まさにザ大衆ですよ。
北海道のサーモンかな。
なぜかというと
サーモンだけは
世界中の人が食べれるんです。
海外に行くと
マグロはほとんどないんです。
サーモンなんです。
サーモンを
それも
僕が四ツ谷で
作ったんですけど
サーモンをそのまま
ミッキュイって言って
半生にして
上に塩昆布を
でそれを
蒸し焼きにするんですよ。
その塩昆布だけで
ミッキュイを食べさせるんですよ。
それだったら
世界中の人が
共通だし
塩昆布は日本の
伝統的なオリジナル
がいいと思います。
若者へのメッセージ
ありがとうございます。
ちょっとつまんないけど
面白いです。ありがとうございます。
最後になんですけど
このみくにを
開く直前ということで
改めてやっぱりこれ聞いてる
これから料理に志してる
若者に向けて
料理業界変わったこと
変わるべきこと
今後変わるかもしれないこと
今志すんだったら
こういうことは志しとけよ
というメッセージあるとしたら
今ね
僕らの時代は
僕らの先輩は
まずフランスに行くことが
それだけが
天皇の料理番の
秋山特造さんも100年前
とにかくフランスに行くこと
フランスで働くこと
僕らの先輩は
フランスでポジションを取ること
僕らの時代は
フランスでお金をもらうことを働いて
今の僕の後輩は
星を取ること
実際
ケイちゃんという
僕の後輩ですけど
ミシュランの三つ星を取って
佐藤君というのも後輩ですけど
ミシュランの二つ星を取って
手島君というのがミシュランの一つ星を取って
もう対等に
対等に
フランスで
フランス人と
対等する時代になってきて
彼らはまだ今
40代ぐらいかな
なので
彼らはそういう意味では
僕の後輩のトップですから
ミシュランの三つ星
二つ星
その周りワーッと日本にもいっぱいいるじゃないですか
そういう彼らに
70歳からの
僕がやる姿をよく見てろと
っていうのは言いたいですね
お前ら
やれるかみたいな
僕はやれなかったらかっこ悪いけど
そういうつもりで頑張ろうと思います
メッセージですよね
そういう意味では一般の人にとってのメッセージも
一緒かもしれませんが
回転直前で三国さんファンの方に向けて
一言
さっき
話したように
今までの経験を
全部忘れて
ゼロからやろうとしているので
料理が
まずかったらごめんなさい
お金は返しませんけど
そんな感じでいいんですか
もういいです
ありがとうございます
これの文庫本も出てるんですよ
本当ですか
文庫本のほうがいいの
なぜかというと
秋元康史さんが
最後の解説で
書いてました
僕はKindleのほうはそっちでした
本当は
編集者が4,5ページくらいしたんです
そしたら20ページ書いてくれた
解説というかあらすじになってました
だから
文庫でも買います
こっちに入っちゃって
三流シェルね
秋元康史さんの
秋元康史さんも
僕の大ファンで
本当に彼のことを
尊敬してるし
日本で僕も
天才っていう人
孫さんも
いるけど
秋元さんは本当に天才
天才中の天才だと
僕はすごく尊敬してる
秋元さんが
僕のファンなんですよ
それがね
なんで信用したかというと
3年前に12月で
締め回すって
一番最初に本人から電話で
予約が入ったんですよ
本人から
だからもう信用してんの
そういうとこに出ますからね
出るでしょ
みんな行くとかね
それを知ってかどうかわかんないけど
編集者が
秋元さんに頼んだら
4,5ページってお願いしたんだけど
4,5ページ絶対削らないでよ
ぜひ皆さん読んでください
安いですけど
ありがとうございます
38:44

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