ポッドキャストの基本
山本 結衣
LISTENでポッドキャストを始めよう! 初心者向け完全ガイド
この番組は、ポッドキャストに興味がある人にその魅力や始め方を伝え、さらに既にポッドキャストを始めている方に向けて、LISTENでもっと楽しむ方法をご紹介する番組です。
jkondo
みなさま、こんにちは。こんにちは。 LISTENの山本と、近藤です。
山本 結衣
今回は、ポッドキャストって聞いたことあるし、楽しそうだけどよくわからないという方に向けて、そもそもポッドキャストってなんだろう、どんな人が使っているんだろうということについてお話ししていきます。
jkondo
前回はね、2人の自己紹介も含めて、ポッドキャストの魅力について、ちょっと広く話しましたけど、今回はポッドキャストについて
山本 結衣
ポッドキャストについて、というお話をしていきたいと思います。
jkondo
山本さん、ポッドキャストって何かわかってますか?
山本 結衣
んーとですね、ポッドキャストって、ラジオとちょっと似ている、インターネットで聞ける音声配信みたいな。
あってますか?だいたいあってますね。
まず、音声ですよね。音声ですね。
山本 結衣
それから、インターネットですよね。インターネットですよね。
あとは、無料ですよね。あ、無料ですね。
jkondo
なので、スマホのアプリとかで無料で聞ける音声のコンテンツって感じですよね。
山本 結衣
でも、ラジオとどう違うのかとか、ポッドキャストってそもそも何なのかとか、なんかこう細かな部分、なんかなんとなくはわかってるんですけど、細かな部分があまりわかんないです。
jkondo
なるほど。じゃあちょっとまずは、その辺から説明していきましょうか。
山本 結衣
お願いします。
ポッドキャストの歴史
jkondo
はい。ポッドキャスト、いつ頃からあると思います?
山本 結衣
始まったのですか?
jkondo
はい。
山本 結衣
うーん、私がよく聞くようになったのは、ここ2、3年な感じでがします。
jkondo
ずいぶん最近ですね。
山本 結衣
はい。
jkondo
はい。この歴史ですけど、結構長くてですね、もう20年ぐらい前からありまして、2000年の前半頃に、iPodってわかりますかね?
iPodわかりますよ。Appleのね。
はい。あの音楽をダウンロードして聞くデバイス。音楽のデバイス。
その頃はiPhoneではなかったんで、携帯ではなかったですけど、音楽プレイヤーがありましたね。
そこにダウンロードをして聞けるようにということで、生まれたのがポッドキャストです。
山本 結衣
ほんほんほんほん。
jkondo
iPodにキャストするんで、ポッドキャストです。
山本 結衣
始まりはAppleってことですね。
jkondo
そうなんですよ。
山本 結衣
あーなるほど。
jkondo
はい。それまでも、自分のおしゃべりとかを音声ファイルに収録して、インターネットに載せてる人とかはいたんですけれども、
ポッドキャストの特徴は、新しいエピソード、新しい話題がアップロードされたら、ちゃんと自動的にわかって、
iPodとか、今だったらiPhoneとかに通知が来て、で、新しいのが来ましたよってことで、気づいて聞けるようになってるっていう。
山本 結衣
あーなるほどなるほど。
じゃあ、一つの番組でまた新しいエピソードが出てきたら、新着来ましたよっていうのがちゃんとわかるってことですね。
jkondo
そうですね。
で、この新着来ましたよっていうことがわかるために、裏側ではRSSっていうものが使われています。
山本 結衣
出ました。RSS。リスニュースでもたびたび話題になるRSS。
jkondo
そうですね。細かい説明は省きますけれども、RSSっていうファイルですね、ファイルの中にこの番組はこういうタイトルですとか、こういうカバー画像ですとか、
その中にこれだけのエピソードが入っていますっていう情報とか、それの音声ファイルはここですとかっていうのが全部書いてあるっていうファイルですね。
山本 結衣
うん。ポッドキャストの情報がすべて詰まったファイル。
jkondo
うん。で、それがあちこち行き交ってまして、で、それによって新しいエピソードが来たら、新着で聞けるみたいなことができるようになってる。
山本 結衣
うんうんうんうん。
ポッドキャストの配信方法
jkondo
ちょっとわかりにくいかな。
山本 結衣
そのポッドキャストのすべての情報が入っているRSSは、新着が来たかどうかっていうのも把握しているというか、わかるんですね。
jkondo
そうですね。全部のエピソードの情報がそこの中に入っているんで、前回と見比べて、新しいエピソードが来てるっていうことにその受け取った側が気づくことができて、
で、そういうものを使って、いろいろなサービスにエピソードが共有されたりしているっていう仕組みで。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
ラジオとちょっと比べてみましょうか。
ラジオは放送局が電波で流してますよね。
山本 結衣
はいはい。
jkondo
ラジオ局のアンテナから空気中の電波で流して、それをアンテナで受信するじゃないですか。
山本 結衣
はい。
jkondo
だから、基本的には同時に聞くしかないですよね。
山本 結衣
配信されてるときに一緒に聞くしかない。
jkondo
はい。で、今はラジコとかでちょっと遅れて聞けたりもしますけれども、基本は放送なんで、まず放送局の免許があるラジオ局しか放送できないし、
それを電波で配信してると。
でも、ポッドキャストのほうは音声ファイルをインターネットにアップロードして、
それをさっきのRSSっていう仕組みでいろんなアプリに配信できるんで、
それでいろんな場所で聞くことができるっていう。
簡単に言うと、動画で言ったらテレビ局とYouTubeみたいな関係で、
それの音声版みたいなかたちで、免許のあるところしか配信できないラジオに対して、誰でもアップロードすれば配信できるポッドキャストみたいな。
山本 結衣
うーん、なるほど、なるほど。
jkondo
そんなもんです。
山本 結衣
わかりやすいです。
jkondo
はい。
で、YouTubeと似てますっていう話をしたんですけど、似てないところもちょっとありまして、
動画はね、圧倒的にYouTubeじゃないですか。
山本 結衣
まあ、そうですね。確かに。
jkondo
はい。
ですけど、ポッドキャストっていろんなアプリありません?
山本 結衣
ありますね。
jkondo
実際ね、今一番日本で使われているのはSpotifyって言われてるんですけど、
まあSpotifyで聞いてる人も多いですけど、
iPhoneに最初から入っているAppleポッドキャストとか、
最近はGoogleポッドキャストがYouTubeミュージックに統合されようとしていますけど、
YouTubeミュージックでもポッドキャストは聞けたりとか、
あとAmazonミュージックでも聞けたりとか、
だいたいこの4つが4大アプリだと思うんですけれど、
そこにね、同じ番組が全部入ってたりするじゃないですか。
山本 結衣
ああ、ありますね。
jkondo
だから、いったいどうなってるの?って。
これ、どういう仕組み?って。
山本 結衣
どれが本物?っていうか、全部本物?っていうか、
どこからどれが本物?っていうか、いっぱいありますね。
jkondo
そうでしょ。そこがね、YouTubeだったら、まあYouTube見に行ったら、
そこが配信元であり、見る場所でもあるっていう感じで、
1個のアプリで閉じてるんですけれども、
ポッドキャストの場合は、いろんなアプリに同じ番組が配信されていたりします。
これがちょっとね、動画とは違う部分なんですけど、
なんでそんなことになってると思います?
山本 結衣
なんでそんなことになっているか?
さっき言ってた、RSSというものが関係しますか?
jkondo
おお、勘がいいですね。
そうですね。
もともとiPodっていうのは、ネットにつながってないものだったんですよ。
パソコンに挿して、新しいエピソードをiPodの中にダウンロードして、
山本 結衣
で、車の中とかで聞けたり、外に出て行った時に聞ける音楽プレイヤーだったので、
jkondo
音声ファイルを持ち出せるようになってるんですよね。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
で、その背景があるので、いまだに、例えばSpotifyでポッドキャストをやってる人が音声ファイルをSpotifyにあげても、
その情報をRSSで他のアップルポッドキャストだったりとか、Amazon Musicとかに配信がされていて、
そのRSSっていうのを登録すると、全アプリで聞けるようになるっていうことで、
裏側ではどこかにホスト、最初のファイルがホスティングされていて、アップロードされるんですけれど、
その情報をRSSというものを使って、いろんなアプリで同期していて、
なので、どこかで始まった番組をいろんなアプリで聞けるっていう仕組みになってるのがポッドキャストです。
山本 結衣
なるほど。
じゃあ、もともとの始まりがiPodだったから、音声ファイルをiPodにダウンロードして、
インターネット環境がないところでそれを聞くっていうのから始まってるから、
その音声の情報をダウンロードできるための、なんていうんですか、RSSがあって、
jkondo
それをいろんなポッドキャストのサービスに登録することができるから、いろんなサービスで同じ番組が存在しているということですね。
そうですね。
でもね、そんな裏側のことはね、あんまり気にしなくていいです。
ポッドキャストの概要
jkondo
自分が一番使いやすいアプリを使って、好きな番組を探して聞けますので、全部無料なんでほとんど。
だから、同じ番組がなんでSpotifyにもあって、Apple Podcastにもあったりするんだろうって不思議に思うかもしれないですけど、
裏側でそういう情報が行きかっていて、同じファイルがどこからでも聞けるようになってるっていうものがポッドキャストっていうものです。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
わかりました?
山本 結衣
はい。
ポッドキャストはいろんなRSSとか、iPodが元でとか、いろいろあるけれども、
とりあえず自分の聞きやすいお気に入りのアプリ、ポッドキャストを対応しているアプリとかサービスを使って、
いつでもどこでも自由に聞ける音声コンテンツってことですね。
jkondo
そうですね。
で、このポッドキャストですけど、じゃあ誰がやってるの?誰が音声を配信しているの?っていうところですけど、誰だと思います?
山本 結衣
一般人でも有名人のポッドキャストもありますもんね。
jkondo
そうですね。
山本 結衣
誰でも。
jkondo
うん。まあそうですね。
山本 結衣
誰でも。はい。
jkondo
有名な芸人さんとか、芸能人の方とかの有名人のポッドキャストも最近は出てきてますけれども、普通の人もアップロードしてます。
なぜかというと、誰でもアップロードできるから。
これもYouTubeに似てますね。
山本 結衣
そうですね。確かに。
jkondo
ポッドキャストの中でもすごく有名な方もいらっしゃいますし、誰でもアップロードできるんで、普通の人が普通に喋ってるだけのポッドキャストもいっぱいあると。
いう感じですけど、それだけたくさんの方がやっぱりやってるんで、いろんなジャンルのね、コンテンツがあったりするっていう、まあそんな特徴はあるかと思います。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
はい。っていうポッドキャストなんですけど、今このポッドキャスト、世界何個あると思いますか?
山本 結衣
えー、世界に何個?全然想像もつかないんですけれども。
jkondo
答えは、500万だそうです。
山本 結衣
あー、ほんほんほんほん。
jkondo
多いけど、意外と少なくないですか?
山本 結衣
そうですね。
jkondo
国内のね、ブログとかだと1000万超えてるんですよ。
山本 結衣
うん。
jkondo
それに比べたら、全世界で500万番組なんで、少ない気もしますし。
山本 結衣
そうですね。
jkondo
とはいえ、ラジオ局の番組の数とかに比べたらめちゃくちゃ多いなっていう。
山本 結衣
そうですね。それはめちゃくちゃ多いですね。
jkondo
探しきれない感じも感じますし、その間ぐらいの数ですね。
で、このポッドキャストを聞いてる人も増えてまして、今全世界ではなんと5億人ぐらい。
山本 結衣
5億人。
jkondo
になってきてると。
山本 結衣
うんうんうんうん。
jkondo
で、一部の国ではどんどん伸びてるっていう感じなんですけど、
じゃあこのポッドキャストを聞く人が一番多い国はどこでしょうか?
山本 結衣
一番多い国は、始まりがiPodっていうことから、アメリカ!
あたり!
やった!
jkondo
おめでとうございます。
山本 結衣
ありがとうございます。
jkondo
そうですね。アメリカがなんと1億人らしいです。
アメリカと日本のポッドキャストの利用状況
山本 結衣
じゃあ5分の1。
jkondo
はい。5人に1人はアメリカの人が使ってるらしいんですけど、これはちょっとアメリカならではの事情がありまして、アメリカはポッドキャスト先進国なんですよ。
山本 結衣
それはなぜかというと、車で移動する人がすごい多いからなんです。
jkondo
車ってね、なかなかさすがにディスプレイ見るわけにいかないじゃないですか。
山本 結衣
そうですね。
jkondo
なので耳は開いてるけど、運転してから何か聞きたいっていうことで聞かれる方がすごい多くて、昔からね、オーディオブックとか音声コンテンツの市場がアメリカってすごい大きいんですけど、ここに来てポッドキャスト聞く人が1億人いるっていうことで、すごいポッドキャストの一大先進国になってるという感じですね。
山本 結衣
なるほど。
jkondo
はい。じゃあ一方の日本では何人ぐらい?
山本 結衣
日本では何人?
jkondo
人口は1億2000万人です。
山本 結衣
500万人。
jkondo
お!少なくいきましたね。
オトナルさんと朝日新聞さんの調査によると、国内ユーザーの推計が1680万人だったんです。
山本 結衣
思ってたよりも多かった。
多いですね。
はい。そしてね、年齢的には結構若い人が多いらしいですね。
jkondo
ということで、結構若い人中心に最近さらに聞く人も増えてるらしいんですけど、っていうのがポッドキャストですね。
はい。
大体わかりましたか?
山本 結衣
大体?
インターネット上にのいろんなアプリとかサービスで聞ける音声コンテンツであり、特にポッドキャストを聞いてる人はアメリカに多くて、
日本は1600万人ぐらい使ってるってことですね。
jkondo
ちなみに、他にも音声アプリあるのご存知ですか?
山本 結衣
音声アプリ?
jkondo
音声のコンテンツを聞けるボイシーとか、スタンドFMとか、ラジオトークとか、そういうアプリもあるんですけど、聞いたことありますか?
山本 結衣
聞いたことはあまりないですね。
jkondo
あ、そうですか。
山本 結衣
お名前は聞いたことありますけど。
jkondo
こういう音声コンテンツアプリっていうのが国内では出ていて、これは結構日本独自のアプリなんですけれども、そういうのも結構利用者が増えてます。
これは厳密にはポッドキャストとはちょっと違うと大体分類されていて、特にボイシーさんとかだと、ボイシーのコンテンツはボイシーの中でしか聞けないので、
山本 結衣
さっきみたいにそのRSSを使って他のポッドキャストサービスで聞いたりとかできないので、ボイシーはボイシーのなんか島があるみたいな。
jkondo
なんかそういう分類になってますね。
山本 結衣
で、ちょっとややこしいのはラジオトークとかスタンドFMさんはRSSを出せなくもないんですよ。
jkondo
オプションで出すことができるので、その中のコンテンツをポッドキャストにすることもできるみたいな。
ところで、ちょっとポッドキャストの世界に滲み出してきてるコンテンツもあるんで、ポッドキャストとそうじゃないものの中間というか、ようなアプリになってるんですけれど、
基本は自分たちのアプリの中でだけちょっと閉じてるような島がいくつかあって、それとは別にラジオ局がやっているラジコみたいなものもあって、
その周りを囲むように広大なインターネット全体に広がっているポッドキャストの海があるみたいな。
山本 結衣
なるほど、なるほど。
jkondo
そんな感じです。というのがポッドキャストです。
山本 結衣
はい。
じゃあ今回は、そもそもポッドキャストって何なのかということについてお話をさせていただきました。
次回はですね、ポッドキャストは何ものかとか、どんなところが楽しいかっていうのは分かったんだけど、じゃあとりあえずまず一歩踏み出してポッドキャスト始めてみたいよっていう方に向けて、どのサービスを使ったらいいかとか、一番簡単な始め方についてお話をさせていただく予定です。
jkondo
いよいよポッドキャストを作るっていうことですね。
山本 結衣
始める段階に行きます。
jkondo
はい。
山本 結衣
はい、では今回も最後まで聞いただきましてありがとうございました。
jkondo
ありがとうございました。