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2012-08-09 15:21

第26回:『伝えていても、相手に伝わっていなければ意味が無い』森吉弘さん

相手が理解してくれるために何を心がけるべきか。元アナウンサーの森さんから、「伝わる」ための秘訣を伝授していただきます。


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20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャスト
伝説の新人ポッドキャストは、様々な業界で伝説的な活躍をしているゲストをお招きし、
20代の皆さんに向けて優秀な人材と言われるレベルではなく、
圧倒的に突き抜けた人材になるためのヒントをお伝えしていく番組です。
本期の20代に火をつける伝説の新人養成プロジェクトがお送りいたします。
皆さんこんにちは。20代でぶっちぎれ!伝説の新人ポッドキャストへようこそ。
ナビゲーターの戸谷香菜です。
伝説の新人養成プロジェクトの小宮です。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回森吉弘さんをお迎えした3回目の回になりますね。
今回は伝え方というテーマでお話ししていただこうと思うんですけども、
森さんは元NHKアナウンサーということで、非常に楽しみですね。
プロだからね。
いろいろ伺っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
森さん今回もどうぞよろしくお願いします。
本日は伝え方が違うというテーマでお話ししていただこうと思うんですけども、
森さんはNHKのアナウンサーということもあって、
かなり伝えるというお仕事をされてきたと思うんですけども、
そういうことを通しておそらくどうやったらうまく伝えるかというコツみたいなのを掴んできたかと思うんですが、
そういったことに関して伝えるというのはこういうことだよというお話をしていただければと思うんですが。
はい、わかりました。
伝えるという話ってめちゃくちゃ範囲が広いじゃないですか。
今から10時間くらい話していいですか。
すごく尊敬っていいですか。
じゃあ本当に森吉君たち、若い子たちにどういうことが大切なのかというと、
テクニックとかスキルじゃないんですよね、はっきり言って。
そうなんです。
あとテクニックスキルでなんとかなるとか、あと本番だけきっちりやれば、
本番に向けて練習すればなんとかなるという意識はもう捨てた方がいいと。
なるほど。
プロとアマチュアの違いって多分そこだと思うんですよね。
常日頃から24時間とは言いませんけれども、人と話をしているときもプレゼント練習、
ネゴシエーションの練習、ノミュニケーションの練習、ファシリテーションの練習、
そういう風に考えながらやっているかどうかなんですね。
そこがまず一番大事かなと。
だから賢まって机に向かって話すテクニックとかスキルとか、
そういうことをきっちり学ぶのもいいんですけれども、やっぱり一番大事なのは日常なんですよね。
日常の中でいろいろ、おそらく前もお話しあったかと思うんですけど、
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人と話しているときに実はインタビューの練習をこっそりしているみたいなことですよね。
そう、あとこうやって話しているときにも、例えば自分でカセットテープに入れるとか、
して反省してみるとかね。
すごい素敵な人の話し方だなと思う人はそれも録音させてもらう、こっそり。
その普段の勉強というか、普段にどれだけ意識してやるかというのが一番大きいんじゃないかというのを思うんですよ。
一つ言いますとね、普段からどれだけ意識してできるかというところ。
だから我々アナウンサーというのは、普段の積み重ねが本番に出るんだというね。
なるほど。
そう、普段をきちんとやっていない限りは本番までいかないというね。
それはそうですよね。
アマチュアの皆さんは、本番は120%の力が出るとかね。
今日は奇跡が起きるかもしれない。起きない。
それは何かというと、本番は70%の力が出ればいいという。
70%?
そうそう、100%は無理だという。70%強でれば成功だなという。
当然100%目指すんですけどね。
というような感じで、普段から色々意識して鍛えていくという。
だから人に会う時にも、例えば素敵だなと思う話し方をする人がいて、
今日会えると思ったらそれをマイクロカセットテープに入れておいて、
何が素敵なのかということをやっぱりきちんと自分で自覚するというか、理解することが必要ですよね。
だから我々は、そういう人がいるとやっぱり録音しましたし、
ダメな自分の話し方も録音されましたし、
それでリライドさせられて、耳と目で自覚させられたんですよ。
そうやって鍛えていくわけですよ。
さらに、この人うまいな伝え方だという時には、
その人と同じ言語を書いて、同じに喋るんですね。
そうすると、長ないよとかね。
この方ってすっごいスピードで話ししてるんだけど、すごくまで調整してる。
久米寛さんね。当時のニュースセッションなんかは、やっぱりめちゃくちゃ早いんですね久米さんと呼ぶのは。
でも早く聞こえないんですよ。
すごく微妙な的、緩急でニュースを伝えていたりとかね。
なるほど。
そういうことをやっていくと。
例えば録音するのも一つなんですけど、
今日会うんだったら、例えば人に会う時に、
今日はポイントをうまく絞って、そういう話し方をしてみようとかね。
今日話したいポイントが3つございましてね、ということをいきなり言ってみると。
今まで俺迷う気が長くてそういうこと言わなかったなって。
話したいことを自分の話したいように話してたなっていうね。
うん、ということをきっちりやる。
一番やってほしいのは何かっていうと、一文を短くですよね。
若い子とか一般の人にすごく多いのは何かっていうと、
逆接詞を順接に使う人なんですね。
何々ですけれども、何々ですが。
本当は逆接じゃないですか。
それを順接に使っていくんですね。
これがすごく話が長くて曲がる。
勝ったらいいんですよ。
すごい私のこと言われてる。
これだけ気をつけるだけでも、すごくテンポアップしますよ。
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だから伝えるという意思があっても、相手が伝わってなければ、
全然言葉としても会話としても成立してないと。
一番大事なのは何かっていうと、
相手がきちんと自分の話を理解してくれるか。
ということを考えながら話をすることが大事。
その前にやっぱりポイントを整理しておいたりだとか、
思ったままそのまま喋るんではなく、
あらかじめ先ほど言ったように3つ今日はポイントがあります。
という風に順番で話したりだとか、
何かしらそういう組み立てを考えておくってことですか。
そう、何か実践的にやっておく。
その時に一番すごく大事なのは何かっていうと、
人は心、気持ちと感情があるってことですね。
だからきちんと今日何か話をすればいいじゃなくて、
やっぱり気持ちよく聞いてくれるように話をしなきゃいけない。
ここがね、難しい。
だから冒頭にも言ったように、
テクニックとかそういうものを何でやればできるかっていうと、
それには心、気持ちが入っているわけですよ。
大事なのは何かっていうと、
相手が気持ちよく聞いてくれるかどうか。
そのためにポイントを最初3つ言ったりとかね。
ダラダラに言わなかったら、
3つあるんだって聞く構えができて聞けるじゃないですか。
気持ちいいですよね。
1分を短くする。
逆説を順説のように使わない。
主語と実語をなるべく短くする。
その間をね。
そうするとリズムがあって聞けるじゃないですか。
だからすごく気持ちいいよって。
だから伝えてても伝わらないっていうのは、
そういうことがきちんとできてない。
相手をいかに心地よくさせて話を聞くかっていう。
するか。
相手のことを常に考えながら喋るってことですね。
そのために一番大事なのが何かっていうと、
僕のアナウンサーでは、呼吸だよっていう。
呼吸ですか。
呼吸。
相手が呼吸苦しくならないようにおしゃべりしなさいっていう。
なるほど。
そうなると一番大事なのが学ったりとか。
自分がもう理解してるからどんどんどんどん話をするんだけど、
相手は本当に今のわかったかなとかね。
常に自分が一方的に話すんではなく、
相手の様子をちょっと見ながら。
そうそうそうそう。
マーケティングしながら。
なかなか高度な技術だと思うんですけど。
単語ひとつでもそうですよね。
そうですよね。高度も何もいまだに迷うもんね。
そうですか。
やっぱり人に伝えるって一番難しい作業ですよね。
難しいですよね。難しいですね。
だって共通は日本語がお互い喋れるだけだから。
すっごい広いじゃないですか。
そうですね。
だってもう僕目の当たりにしたんですけど、
60くらいのおじいちゃんに20代くらいのやつがアジェンダとかね。
そういうのを使いながら喋ってるんですよ。
分かんねえだろと。
じゃあ今日のアジェンダをちょっと最初にまずお伝えしますので。
分かんねえだろって。
だから我々が共通理解してるのはきっと日本語で喋るよねってくらいですよ。
じゃあその日本語の中で何を使うかっていうのはやっぱり相手のこと考えない。
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使えないじゃん。
だから伝えると伝わるにはすんごく距離があるんですね。
そうですよね。
だからダナウンサーっていう仕事がお金もらって成立するんだよ。
なるほど。
だって誰もできればね。
確かにそうですよね。
給料もらう必要ないじゃないですか。
ある意味給料もらってできるプロフェッショナルで職業として成立してるっていうのはそういうことだよね。
それはそうですよね。
それをやっぱりだんだん経験積んでくるダナウンサーは、営業マンもそうだと思うんですけど、
瞬時にここでこういう話をしようとかね。
いきなり結論から入ってもダメだと。
前置き長くしようとかね。
いや今日はもうやればいいな。世間話だけで終わろうとかね。
それをやっぱり経験積んでいっていくじゃない。
それは相手が人間だから。
そうですよね。
人間ということとすごく幅広い範囲だからね。
それも経験積んでテクニックとかそういうもんじゃない。
森さん今でもそういう練習とか伝えてるんですか。
今はさすがにもうテープ取らなくなったんですけど、
でも反省は毎日してますよね。
そうなんですか。
人と会う時間も大切だけど、
自分一人で反省したりいろいろ考えたりする時間も重要ってことですか。
そうそう。だから伝える伝わるってやっぱり反省の時間が多いんじゃないですかプロは。
練習の時間も圧倒的に多いし、
反省して次に勝つっていう。
金ちゃんなんかは西山康二さんって、
良い子悪い子っていうのが、
新人の子たちは分からないかもしれないけど、
色々話をする機会があるので。
金ちゃんの場合はもう番組終わるじゃないですか。
昔は本当に30%40%の番組やってたんですよ。
番組終わって本番終わって10分後には次の週のリハーサルなんですよ。
次の週の。
西山康二さんはあれだけ金ちゃんのとこに唯一住み込んだ男なんですけど、
金ちゃんと飯食い行ったの焼肉が1回だけです。
稽古稽古稽古。
すごいですね。
笑いは全部、窓から全部稽古のたまもの。
稽古なんかじゃないっていう。
そうなんですか。
だから彼らの努力が見えないってことは、
自然に普通にやっちゃってるみたいな。
それはもうプロ、極意。
私も音楽ちょっとやってましたけど、
音楽家もやっぱりそうですよね。
苦労が見えなくて本当に楽しそうに弾いてるのだけ見える人がやっぱりプロフェッション。
そうだよね。
この人天才かもっていうね。
全然天才じゃないんだよね。
すごい努力してるんだよね。
そこを目指したいですね。
皆さんも一緒に目指しましょう。
そうですね、頑張っていきましょう。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
本当にアナウンサーらしいというか、森さんならではのお話を聞けたんじゃないかなと今回思うんですけども、
すごくプロフェッショナルっていう話を聞けたんじゃないかなと思いまして、
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やっぱり何かを極めたいと思ったら、
常日頃そのことを考えて行動していくべきなんだなというすごくありがたいお話ですね。
そうですね。
やっぱり森さんなので特に言葉で伝えるっていうところにすごく特化されてたように思いますけど、
プロだから練習してるっていうのはあるんだけど、
やっぱり普段から何か物を伝える時とかに相手の反応を見る癖だったり、
きちんと伝わっているのか確認するとか、
やむをするとちゃんと録音して自分のを聞いてみるとか、
そういうことって積み重ねていく中で今苦手な人が上手くなるんだと思うんですよね。
なのでプロがずっと練習して本番が70%で一投したりするじゃないですか、
それでも十分なんだっていうぐらい練習するっていうのはすごく印象的ですよね。
そうですね。
伝えるって言葉だけじゃなくて、実際には企画書として見せて伝えるとか、
いろんな伝え方あるじゃないですか。
そこもやっぱり相手の伝えることと伝わることって違うので、
これは応用できるなと思いながら聞きましたけどね。
特に営業とか小宮さんみたいな人事とかっていう方にとっては非常に役に立ったお話だったんじゃないかなと思うんですけど。
そうですね。新人だけじゃなくて伝えるっていうのは永遠のテーマですよね。
非常に難しい。
いろんなシチュエーションがあるし、これだけの時間で伝えなきゃいけないとか、
相手が全然詳しくない関係性のない人に伝えなきゃいけないとか、
全部状況が変わるんで、
そういう意味では一個一個真剣に考えながら伝え方が上手くなろうとするっていうのが、
そう思いながら進めていかないとうまくならないよね。
そうですね。
皆さんと一緒に頑張っていきたいですね。
そうですね。私も含めて本当に頑張らなきゃいけないなと思うテーマなので、
頑張っていきましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
本日のトークはいかがでしたでしょうか。
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