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2025-02-06 25:51

#5『傲慢と善良』婚活、母と娘、そして父

「雨の日には本をさして。」この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。


エピソード

・近況 

・タイプロ、最終審査

 仲間探し≒婚活?


・『傲慢と善良』

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  母と娘の結びつきの強さ

  母と息子の関係性は?

  父親の不在

・『母を捨てる』

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・『母という呪縛 娘という牢獄』

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"On a rainy day, I put a book on." This program is a podcast about reading and creation.


An episode


・Recent situation


・Typolo, final screening


Looking for friends ≒ marriage hunting?


・"Arrogance and Kindness"


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The strength of the bond between mother and daughter


What is the relationship between mother and son?


Father's absence


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・"The curse of the mother, the prison of the daughter"


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サマリー

ポッドキャスト第5回では、辻村美月の小説「傲慢と善良」を通じて、現代の婚活における偏見や人間関係のダイナミクスが探求されています。特に母と娘の関係が強調され、愛憎が入り混じる様子や婚約者に向き合う男性の苦悩が描かれています。このエピソードでは、母と娘の複雑な関係性や婚活小説における父親像の曖昧さについて考察されています。傲慢と善良というテーマを通じて、家庭内の人間関係や父親不在の影響が語られています。

婚活の現代性
どうも、yoyoです。この番組は、読書と創作について語る、ホットゲストです。
第5回目ということで、緊急なんですけど、
もう、タイムレースプロジェクトも、とうとう、これが更新される時には、もう結果が出てて、ちょっと気が気じゃない。
感じです。ちょうど今週のタイムレースも、オールナイトニッポンプレミアムを聴いたり、
冠番組をラジオを聴いたりとかしていて、
誰が受かっても落ちても応援していきたいなーっていう気持ちでいっぱいです。
タイプロって、普通のオーディション、いわゆるアイドルオーディションで新しいメンバーを募って、
新しいグループを作るっていうのと違っていて、もともとあるグループに新しいメンバーを迎えるということで、
いろいろ違うところがあると思うんですけど、
結構その、婚活っていうか、リアリ婚活リアリティーショー、ちょっとバチェラーっぽいっていう風に言われたりとかもしてますけど、
なんか、確かにそうだなと思ってて、
今回の第1期、キッキンでネットフリックスで放送されてた「おじせんこ」とかは、
特にその色合いが強かったのかなーっていう風に、個人的には思ってます。
たまたまちょっと、読んでた小説も婚活をテーマにした小説だったので、今回はそれを取り上げたいなと思います。
小説家の辻村美月さんの「傲慢と善良」っていうのを読んだんですけど、
読んだのは本当にたまたまで、辻村美月さんの作品を読んだのも、もしかしたら今回が初めてかもしれないです。
あまりこういう、なんだろうな、基本SFを読むことが多いので、
現代小説、特に恋愛小説の良い読み手ではないなってしばしば思ってて、
結構こう、現実逃避のためにSF小説を読んでいる節があるんだなーって読んでても思ったんですけど、
辛い現実というか、それはぶり出していくような小説っていうのも読んでて醍醐味ではあるんですけど、
途中で辛くなって、「うっ!」ってなって読むのを止めちゃう。
実際に読むのが止まっている小説、真ん中まで読んで、全然読み切れてないものとかも結構あるんですけど、
この本は一回、「うっ!」ってなりながらも気になって読んじゃうっていう、そういう引きの強い小説だったかなーっていう風に思います。
タイトルで気づく人もいるのかなって思うんですけど、
傲慢と偏見っていう、ジェン・オースティンの、いわゆるイギリスの婚活、
当時の中世、中世の近代初期なのかな、まだ階級とか身分差とか、そういう時代が顕著だった頃の婚活小説を読んだことがあって、
私は結構イギリスのそういった小説がすごいハマってた時期があって、
これもその時に読んだんですけど、
これも結構そのステータスというか、女性が結婚におけるステータスって、
当時のイギリス社会では優位な男性と巡り合ってなんとか結婚するっていうところであったと思うんですけど、
賢いエディ・サビスっていうすごい日的な女性、養子にはそんな恵まれてなかったみたいな描写もあったのかな、
非常に個性的な見た目ではあったのかなとか思うんですけど、
そういった女性的な男性が好意的に見る見た目ではなくて、非常に裕福な青年紳士に国標されたのかな、
それでいろいろあって、いろいろ思うところもありながら誤解を解きつつ、
物語の展開
めでたく成就するっていう話なんですけど、非常にその戦が面白かったなっていうふうに覚えてます。
非常に好き、時代とか国が違うからっていうのがあるのかもしれないんですけど、
非常に面白く読んで、映画とかプライム・ビデオですけど買ってみたり、
ダッシー役のコリン・ファースが好きすぎて、ブリジット・ジョーンズの日記も全部見たり、
飽きたらず傲慢と偏見とゾンビも見てましたね。
そんな感じで、傲慢と偏見、この傲慢と善良が全部踏襲しているわけではないですけど、
婚活小説としてオマージュしているんだなっていうのはなんとなく感じました。
婚活、今までの現代社会で恋愛市場主義みたいなところからさらに婚活っていうのもプラスされて、
恋愛の偏見、自由恋愛の偏見っていうのが少しずつなくなってきた中で、
そういった婚活市場における偏見っていうのがいろいろまだまだ根強くあって、
その偏見を傲慢と善良は紐解いていっているんだなっていうのがすごく面白かったです。
前半と後半で視点が変わってて、前半が男性のパートになるんですけど、
実際そのあらすじって言うと、これは言っちゃっていいことではあると思うんですが、
あ、これですね。
あらすじは婚約者の坂庭麻美が突然と姿を消した。
その居場所を探すため西澤賭は彼女の過去と向き合うことになる。
生きていく痛みと苦しさ、その先にあるはずの幸せ。
アマゾンにあったものをそのまま読んでいるんですけど、
婚活で出会った2人があることをきっかけに婚約者がいなくなってしまうと。
で、その男性の賭が婚約者を探していく中で、婚活とか恋愛とか、
そういう偏見を肝解きながら、己を見つめ直していくみたいなパートが入ってくるんですけど、
非常に男性の方は結構恋愛強者的な部分があって、
強者ゆえに見えていなかったものがどんどん暴かれていく、発見していく感じっていうのは、
結構サスペンス的、ハラハラ、ドキドキさせられる要素が強いのかなと思いました。
後半の視点が変わってから、いなくなってしまった婚約者のパートになっていくんですけど、
ぐっとその文体のレベルが変わるというか、チューニングが変わって、
恋愛強者ではなかった、自分でこれまで決めてこれなかった彼女のパーソナリティが文体にも現れてきている感じがあって、
まだ違った意味で見えていないものがありすぎて、逆に彼女の不安がわかってくるというか、
そういうのが見えてきて非常に面白かったです。
母と娘の関係性
そういった中で、他にもいろんな書説を読んでいて、いつも何を取り上げようかなとか、なんとなく考えているんですけど、
全部全部紹介すればいいやってことじゃなくて、
自分の中で引っかかるものとか、今これについてしゃべりたいみたいな、
そういうのがないと他のものは取り扱わなくていいかって感じになるんですけど、
最初もこの傲慢と善良っていうのをどう取り上げたらいいかわからなかったので、
話すつもりはあまりなかったんですけど、
ここ最近トークイベントと、ジェン・ウォードっていう中さんの
異性愛という悲劇っていうトークイベントにまたもともと参加して、
聞いている中でああって思ったのが、この本は私はまだちゃんと読めてないので、
そのトークイベントで感じたことなんですけど、
異性愛対同性愛、クイア的な視点から異性愛を見たときに、
異性愛者は異性愛を自覚的に選択しているのかどうかっていう話題があって、
実際にその視点でこの小説をまた捉え直すと、どうなんだろうなっていう感じがありますね。
非常に恋愛強者だった彼は、当然のごとくそれを受け入れていくわけなんだけども、
いざ結婚っていうことになると、なかなかイメージがつかなくて悩んでいる側面があるし、
女性の方も、言うなれば周りが言うから、社会的にそうだからっていう理由で、
非常に焦らされるというか、何かをさせられるっていう感じになるので、
今回の小説の中の事件につながっていくわけなんですが、
そういうのを考えるときに、非常にこの本の中でも話題になっているのが、
強制されるってわけじゃないですけど、どういう家庭環境で育ってきたのかとか、
そういうことを考えさせられて、非常に女性の方は、
女性のキャラクターっていうのはすごく従順な良い子として育てられてきて、
本人もそういうアイデンティティーでずっと通してきていて、
いざ自分の何かを出して求めていくってときに、
うまく噛み合わないっていうことがあったんですよね。
この本の中でもすごい顕著だなっていうのが、
母と娘の結びつきの強さっていうのをすごく感じて、
男性の方もキャラクターも母と結びついて、信頼関係にはあるけど、
実際にはディープな視点っていうのに欠けていて、
パッと驚くところがあるんですけど、
それに反して、女性のキャラクターの母親像っていうのは非常に、
濃密で支配的な関係性にもあって、
女性のキャラクターの方の父親が登場するんですけど、
そこまでコミットしていない感覚っていうのがあったんですよね。
母と娘の話っていうのは、私自身も感じるところがあって、
いくつか本を読んではいるんですけど、
菅野久美子さんっていう方は、ライターさん、
ライターさんの方が、
母を捨てるって本を読んだときに非常に引き込まれたんですけど、
この方のノンフィクションですね。
母親との濃密な、言うなれば愛憎ですね。
それを書いたノンフィクションがあるんですけど、
非常に濃厚だったんですね。
非常に支配的な、奪われてきた生活の中で、
ただその母との関係性を切れずに悩み、生き抜いてきた中で、
ついに母から抜け出す、母から脱却していくっていう、
形になっていくんですが、
やはり母親っていうのは、
母と娘の関係性
女性、娘にとってはかなり同化しやすいというか、
母親も濃密に関わってくるし、娘も関わらず、
指定がしにくいというか、
それが幼少期から大人になるまでなかなかあって、
難しいというのがあるんですけど。
小説の方の傲慢と善良のキャラクターは、
まさにそれができなくて苦しんでいたわけですよね。
母を捨てる中には非常に暴力的な母親の行いというものもあって、
一概に一緒であるとは言えないんですけど、
ただそういう関係性っていうのがあるんだなっていうのを感じざるを得ないですね。
もう一つ思い出したのが、母という呪縛、娘という牢獄、
斉藤彩さんの、これもノーフィクションなんですけど、
これはある事件ですね。
娘が母親を殺めてしまったという事件を持っていっていく。
その2人の濃密な関係性っていうのが浮き彫りになってきて、
母と娘の結びつきが強すぎる上でのこの事件、
どこかで母親は娘を手放さなきゃいけなかったし、
娘を手放さなきゃいけなかったから、
娘を手放さなきゃいけなかったから、
どこかで母親は娘を手放さなきゃいけなかったし、
娘もまた抜け出さなきゃいけなかったんですけど、
抜け出せなかった上に、この事件が起きてしまったんだなって思った時に、
何とも言えない気持ちになりました。
前領と、傲慢と前領の中でも、
女性のキャラクターが母親に成人してからも管理され続ける描写があって、
それは非常にこの母という呪縛娘という牢獄に出てくる女性の境遇とも
関わってくるのかなっていう風に思いました。
今回揚げたノンフィクションの母親像というのは、
娘に教育熱心であったり、それ以上のもとを求めようとする関係がこじれてしまっているんですけど、
小説の方は非常に自分と同じ娘の人生をあいませようとする、
いわゆる押し付け的なそういうものもあったんですけど、
母が娘に自分の像を押し付けるというところでは非常に似ているのかなという風に思いました。
こういった母と娘の話っていうのは、自分が当事者だからっていうのもあると思うんですけど、
非常にいろんなところで語られていて、いろんな観点で見られてきていると思うんですけど、
今回小説を読むにあたって気になったのが、
なんでこんなにも母と息子が弱いんだろうっていう感じがありましたね。
こんなにズブズブですごい終わりが見えないような形、
物理的に距離を取るのか、反抗的になるしか、
いつかそういう時に離れないと離れられない、結びついてしまう、
そういう関係性が母と娘には起こりやすい中で、
どうして母と息子にはそういうのがないのかなっていうのを非常に感じて、
さらには父親の不在っていうのをすごく小説を読んでて、
こういった婚活小説では劇的な恋愛があるわけなんですけど、
それを経て家庭に組み込まれて家族になった瞬間に、
父親の像、いわゆるパートナーのパートナーとしての像が、
家族になった瞬間に、
見えなくなるっていうのがすごい不思議だなって、
なんとなくそういうものっていう言語化できないものがあって、
小説の中でも男性のキャラクターが、
そっちの男性のキャラクターの父親は、
突然亡くなってしまって、
自営業だったので会社を継ぐんですけど、
なぜ継ぐのかっていうのは明確な形で書かれてないんですよね。
ただそうあるべきだみたいな、
そうすることが正しいみたいな感覚があって、
そういうことを選択した、
自分で選択をしたわけではなくて、
そうするのが、そうするべきだみたいな、
結婚するべきだみたいな。
先ほどあげたノンフィクションの2つも、
父親の像が薄いというか、
どちらも父親はいるんだけど、
父親の像が薄いというか、
どちらも父親はいるんだけど、
母と娘の関係には不干渉というか、
そういうのをすごく感じましたね。
母という呪縛、娘という牢獄の中で、
婚活小説の中の父親像
父親は娘を支えていくっていう展開が見えたんですけど、
それが実際の家中ではどうして出てこなかったのかとか、
すごい感じますし、
なんでこんなにも父親はいないんだろうっていうのを感じちゃいました。
今回は婚活小説ということで、
そこが主題ではないと思うんですけど、
家族になっていった先に、
父親の像というのが曖昧になっていくのって、
同じ家族であるのにどうして違うのかというのを
すごく今回考えました。
息子とか父親の視点というのも私にも欠けている部分だと思うので、
これからも気にして読んでいきたいなと思います。
今回は真面目というか、
そういう回にはなりましたが、
非常に面白い小説なので、
よかったら読んでみてください。
それでは、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
雨の日には本をさしては、毎週木曜日に更新予定です。
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それでは、これで終わりになります。
バイバイ。
25:51

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