おすすめの本屋さん
おはようございます、こんにちは、こんばんは。このポッドキャストは、フリーランスとして活動する実の姉と弟が、お互いの近況報告がてらゆるくおしゃべりするポッドキャストです。
はい、弟がですね、結局週末までインドネシアだったそうで、やはり今週分も私のソロ回となりました。よろしくお願いします。
もう2回続くとね、もはや番外編ではない気もしていて、なんか2人で撮るのもいいんですけど、それぞれで撮るといつもよりちょっと主観強めになるというか、
若干経路が違う感じのエピソードになるので、意外といいかもね、みたいなことを弟とLINEで話してたので、今後はなんか2人のいつものエピソードと、時たま気まぐれに現れるソロ回で配信していけたらいいかもね、みたいな話をしています。
でですね、前回の本屋さんの話のエピソードを聞いて、嬉しいことにおすすめの本屋さん教えてくれるお便りが届きました。ありがとうございます。
せっかくお勧めしていただいて、私だけで撮っておくのはもったいないので、今日はまずこちらのお便りのご紹介からスタートしていきたいと思います。
ポッドキャストネームみさおさん、ありがとうございます。
いつもお二人の思考をのぞき見するような気持ちで、時にワクワク、時にぶっ刺さり、時にふむふむとお聞きしています。
関西在住ですが、先日フラッと一人旅でマナズルに行ってきました。
これね、マナズル、神奈川県の西の方にある町ですね。もう少しで静岡の県境って感じの場所です。
地域にあった本屋さんがとても素敵で、思わず私も20冊ほど本を買い込んでしまったので、すでにご存知かもしれませんが、素敵な本屋さんの共有です。
私も普段は月1冊読めばいい方ですが、旅先というのも相まって一期一会で、この本に出会ったことで何か自分の世界が広がるかもと、いつも手にしないジャンルも気づけば爆買いしていました。
ということで、かなり仲間の匂いがしますね。
おすすめ、三沢さんがおすすめしていただいた本屋さんなんですが、まず1店舗目が本と美容室。
こちらは本屋さんのみの利用ができます。
店主さんがゆるふわな素敵な方で、ゆっくり好きに過ごしてくださいねとの声かけにやられてしまいました。
秘密基地みたいな空間でした。
2店舗目がまなずる出版。
こちらは泊まれる出版社で、夜はオフィスや店舗含めて一人じめできます。
朝はオーナーご夫婦と会話が弾み、気づけば2時間ぐらい話し込んでいました。
本も数は多くないですが、選ばれた本が置いてあります。
3店舗目が道草書店。
こちらもまなずるの独立系書店です。
一種をもって選ばれているなという印象でした。
こちらでは普段の自分なら手に取らない本というテーマで、ユーモアある系統の本を選びました。
長くなってしまいました。次の放送も楽しみにしています。
ということでみさおさんお便りありがとうございました。
ジェンダー、フェミニズムについて
今回お勧めいただいた本屋さん、概要欄にURL載せておきますので、お近くの方はぜひ行ってみてください。
このまなずるっていいとこらしいんですよね、どうやら。
私まだ行ったことないんですけど。
お店の名前忘れちゃったんですけど、
友人がまなずるの美容院のリピーターみたいで、
もしかしたらこの本と美容室さんなのかな。
それを置いておいたとしても、
小さなお店が元気ってことはきっと、
個性があふれる素敵な街なんだろうなというイメージがあって、
そろそろ私も先日買った10冊の本を読み切りそうなので、
空いてる週末にでも私も行ってみようと思います。
今回送付先もいただいたので、みさおさんステッカー送っておきますね。
ということで、今日は何を話そうかなと思ったんですけど、
せっかく本屋さんのおすすめをもらったのと、
だいぶ読み進めてこられたので、
買った本の感想とか考えたことの話をしてみようかなと思います。
前回お話しした通り、今回買った本って、
ジェンダーとかフェミニズム系の本が多かったんですよね。
取り上げるのはもっと先って言ってたんですけど、
せっかくなのでちょっとだけチャレンジして、
この辺りの話に今日は触れてみようと思います。
まずフェミニズムとかジェンダーとかワードが出た時に、
正直私フェミニストって自称する人が怖かったんですよね。
考え方としてこの両性平等を掲げてるっていうのは、
おそらく共感する面大きいはずなんですけど、
ちょっと強い言葉を使ったりとか、
平等って平和な感じがするのに、
なんか分断を生んでいるようなイメージがあったり、
攻撃的な印象を持っていました。
前回のその後ろめたい、
このジャンルの本を手に取るのが後ろめたいっていうのは、
そういう印象も影響していたかもしれないです。
私がこういう印象を持っているのって、
日常的に触れているSNSがツイッターだからなのかもなと思ったんですよね。
後々考えて。
以前このジェンダー不平等とかフェミニズムに興味を持った時に、
ウォッチしていた人がおそらくあんまり良くなかったのか、
結構過激な感じだったので、
自分はこの人たちとは仲良くなれなそうだなとか、
会わなそうだなみたいな気持ちで、
少しずつ情報を摂取しなくなってしまって、
なんとなく私みたいな人って他にもいるんじゃないかと思うんですけど、
どうですかね。
あまり深く知らないのに、
ちょっとアレルギーあるなっていう方いらっしゃいませんか。
ただ今回、ポルベイニールブックストアさんで購入した中で、
あいつゲイだってっていう本と、
私は男でフェミニストですっていう2冊をまず読み切って、
だいぶ印象は変わりましたね。
あいつゲイだっての方は、
主にアウティングの危険性について書かれているんですけど、
アウティングっていうのは、
本人の了承を得ずに、
公表してない個人情報を暴露するっていう行為ですね。
その中にもちろん性別のことも含まれますし、
もしかしたら家族構成だったりとか、
過去の病歴だったりとかも、
ここの中に入ってくるのかなと思います。
私は男でフェミニストですの方は、
男子校の先生が書いた本で、
多分私と同世代なんだよな、この人。
もちろんフェミニズムについて考えているページもあるし、
フェミニズムについて考える
私が面白いなと思ったのが、
ジェンダーとかフェミニズムに馴染みがない男子高校生たちに、
この先生がどうにかフェミニズムについて、
教える抗菌を待っているというか、
タイミングを待っているみたいな記述のところがすごく面白かったです。
これはもう少し後で詳しくお話できたらと思っています。
どちらもジェンダーとかフェミニズムのカテゴリーに分類される本なんですけど、
女性だけを大切にしようというよりも、
結局人の目に見えづらい弱さの取り扱い方だったり、
当たり前だと思っている社会的な構造に疑問を投げかけるものなんだなという感想を持って、
一概に女性のためだけの運動ではないし、
人間全体に関わる問題なんだなという印象を持ちました。
言葉の使い方一つにしても、
この2冊読んだ後に随分自分にもバイアスがかかってたんだなっていうのを自覚するきっかけにもなりましたし、
もちろん話題も短いですしね、
フェミニズムとかジェンダーは怖いもんじゃないって思えたのは、
私にとって大きな発見だったなと思います。
実は言葉の使い方に関しては、
もう一つお便りいただいてまして、リクエストをいただいているので、
これは弟が帰ってきてから2人で話してみたいなと思っています。
この2冊を読んだ後、
改めてネットの記事とかSNSも漁ってみたんですけど、
なんとなく攻撃的な人っていうイメージだったフェミニストの中にも、
この人と仲良くなれそうだなとか、
フェミニズムを盾にリベラルな男性を攻撃する人だったりとか、
一つのカテゴリーにくくっても、
様々な種類の人がいることが分かって、
自分は見えやすくて表面的なものに振り回されていたんだなというのは、
ちょっと情けなかったですね。
もしかしたら数年前にもう少し深く知るきっかけがあったかもしれないです。
そんな社会問題全体のことにも思いを馳せながら、
一番自分の心が痛んだのは、
学生時代にカミングアウトしてくれた友人だったりとか、
これまで出会った人たちをもしかして傷つける発言をしたんじゃないかっていう、
本読み終わった後に正直すっごく不安になって、
普段大切な人は大切にしたいなと思いながらも、
デリケートに扱うべきところをかなりざっくり捉えてたような気がしました。
なので、2冊読んだ後にちょっと心がしくしくするというか、
100%自分が今までフラットに人に接してこれたかっていうと、
ちょっと疑問残るなっていう感じがしましたね。
言葉の使い方やタイミングの重要性
この辺りのテーマって身近ではあるんですけど、
性別だけじゃなくて、個人の事情とかね、
これまでの歴史とかもかなり複雑に絡み合っていることが分かって、
一つの問題がどんどんどんどん広がっていくんですよね。
大きくなりすぎて、世界平和のことを考えていたらだんだん気が遠くなってしまいました。
それをモヤモヤ考え続けているっていうのが今週の私です。
頭をクラクラさせながら、この大きな問題を目の前にしてみて、
正直今の私は、女性たちの先頭に立って、
イカって権利を勝ち取るみたいな活動ってできる気がしないなっていうのが正直なところです。
ただ、その中で今回読んださっきの、
私は男でフェミニストです、の中に出てきた脈絡、
お前出てこいっていう記述があるんですけど、ここはすごく響きましたね。
というのも、そもそもジェンダーとかに限らず、
これまで自分が当たり前だと思っていたことが壊されるのってめちゃくちゃ怖いと思うんですよ。
もちろん男性が社会的に下駄を吐かされてたとしても、
それに気づいてない人がいきなり、
いや、下駄吐かされてるじゃんって指摘されたら、
気づいてなかったのになんで責められてるの?みたいな不安と、
それによる武装というかガードが強くなっちゃうんじゃないかなって思うんですよね。
この著者が脈絡早く出てこいって言ってるのも、
自分が担当しているフェミニズムに馴染みがない男子学生に、
フェミニズムについて考えるタイミングを図ってる時なんですよ。
もちろん普段扱わないことを授業でいきなりぶっ込んだら、
そもそも興味持ってもらえない可能性も高いですし、
メリットのあるものじゃないと集中してもらえないと。
学校の先生なんでね。
そこはなかなかバランスが難しいところじゃないかなと思うんですが、
その中で確実にヒットを打てるタイミングっていうのを、
著者はずっと待ってたんじゃないかなと思います。
この時の緊張感というか、私結構共感できるところがあって、
普段コミュニティをフィールドにしようとしてるんですけど、
相手にとって痛いことを言わなきゃいけない時ってもちろんありますし、
どんな仕事でもそうだと思うんですけど、
そうやって少しタイミングとか言い方を間違えてしまうと、
喧嘩別れになっちゃうリスクってあると思うんですよね。
このリスクも高い上に、投げた言葉がすっと相手に染みていくタイミングって、
そう多くはないような気がしていて、
雑なボールをいくつも投げるよりも、
信頼関係を保ちながら、
お互いの意見を歩み寄せる方法でもあるんじゃないかなとか。
なので、この
私は男でフェミニストですの
著者の悩みというか、
どうしようかなーみたいな悩んでる気持ちっていうのは、
すごく共鳴するものがありました。
私は相手の武装を解除するというか、
ガードを下げてもらうことは比較的得意な方だと思うので、
この戦闘に立って、
たくさんの人に影響を与えるみたいなことは、
今のところできる気がしないんですけど、
一旦自分の主観を置いておいて、
押し付けずに問いを投げかけることぐらいはできるんじゃないかなと思いました。
例えばこういう考え方もあるんじゃないとか、
それってどういうつもりで言ったん?みたいな、
そんな感じの北風と太陽の、どちらかというと太陽寄りの問いかけだったら、
私にもできるかもしれません。
本を読んで考えたこと
これは私の思想が強くなったわけでも何でもないなと思っていて、
当たり前にこういう話ができる人が増えたら、
純粋に誰かの知らない一面とか考え方に触れる機会になるかもしれないと思っていて、
なので私は自分を穏やかに保てる範囲で、
こういった問いの引き出しを増やして、
投げかける練習をしていきたいなと、
今回買った本を読みながら考えていたところでした。
今回10冊、正直読み切れると思ってなかったんですよね。
まだ2冊残ってるんですけど。
でも興味のある分野であれば一気に本が読めるっていうことがわかったので、
今後このジャンルももちろんもう少し読んでみながら、
いもづるしきに関係ジャンルに手を出していきたいなとか、
今回はその当事者の語る本が多かったので、
結構人と対面で話すぐらいパワー使うんですよね。
読むのは待ちきれないけど、
頭フル回転させながら読んでる感じだったので、
頭を働かせずに読めるものももう少し摂取していきたいなと思いました。
昔、小学生の頃グリム童話好きだったんですよね。
派生して結局ハマったのは、
本当は恐ろしいグリム童話っていうシリーズだったんですけど、
これ知ってる方いますか?
もしかしたら結局その人の弱さとか、
残酷さとかに惹かれるところが子供の頃からあるのかもしれないですね。
あとグリム童話、そうね。
ノンフィクション、ノンフィクション。
単純にワクワクするのは、
食べ物が出てくるエッセイですかね。
父親の本棚から昔拝借して、
イギリスは美味しいっていう本とか、
最近は千早朱音さんだったかな、の書いてる
悪い食べ物っていう書籍は結構気に入っていて、
イギリスは美味しいは特に、
本の中で出てきたスコーンがめちゃくちゃ美味しそうで、
スコーンのレシピとどうやって作るかっていうのと、
ジャムとクロテッドクリームをつけて食べるんだみたいなのに、
めちゃくちゃ憧れて自分で作った記憶がありますね。
確か全然スコーン膨らまなかったんだけど。
本との出会い
こうやって普段の行動が変わる方を求めているのかもしれないですね。
結局、本屋さんのオーナーさんも言ってましたけど、
本との出会いって人と会うのと一緒なんですね。
やっと感覚が分かってきました。
ということで、本日もそこそこ一人で長く喋ってしまったんですが、
この辺にしようと思います。
来週からはいつもの感じで2人で収録する予定ですので、
またぜひ聞きに来てください。
このポッドキャストでは姉のあさみ、弟のあつしへの質問も大歓迎しています。
概要欄のお便りフォームからご連絡いただければ、
次回以降にご紹介や題材の参考にさせていただきますということで。
それではまた次回。バイバーイ。