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#68人生はソリティアみたいに戻せない|『ソリティアおじさんがいた頃』を読む。#ポッドキャスト読書会
2026-09-24 14:48

#68人生はソリティアみたいに戻せない|『ソリティアおじさんがいた頃』を読む。#ポッドキャスト読書会

「雨の日には本をさして。」この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。

エピソード68

#ポッドキャスト読書会 9月テーマ「芥川賞・直木賞2026年上半期を振り返る」参加回!

〈こんなこと話してます〉

#ポッドキャスト読書会 9月テーマ参加回/村司侑『ソリティアおじさんがいた頃』/文學界新人賞から芥川賞候補へ/地方都市の味噌会社を舞台にした物語/仕事中にゲームをする「ソリティアおじさん」/かつてはやり手だった上司がなぜ手詰まりになったのか/会社で思考停止してしまうこと/主人公もまた人生の手詰まり状態?/働いていない恋人との5年間の同棲生活/30代、この先の人生が決まってしまったように感じる瞬間/ソリティアと人生の共通点/ゲームなら「戻る」ができるけれど人生は戻せない/どのカードを切るのかは自分で決めるしかない/他人のことは本当にはわからない/「どうしてそうしているの?」と聞くこと/自分で決断することで世界の見え方が変わる/一面的に見えていた人の別の顔/職場の人間関係とそれぞれの人生/京都弁で描かれる会話と「イケズ」のニュアンス/村瀬優さんの文章の面白さ/自分自身の30代と重ねて考えたこと

〈紹介したもの〉

村司侑『ソリティアおじさんがいた頃』
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“On rainy days, hold a book over your head.” This podcast discusses reading and creative writing.
Episode 68
#PodcastBookClub September Theme: “Looking Back on the First Half of 2026 for the Akutagawa and Naoki Prizes”—Our Participation Episode!
〈Here’s What We Talk About〉
Participating in the #PodcastBookClub September Theme / Yu Muratsuka’s *When the Solitaire Uncle Was Around* / From the Bungakukai New Writer’s Award to an Akutagawa Prize Nominee / A story set at a miso company in a regional city / Playing games while at work “The Solitaire Uncle” / Why did a once-successful boss hit a dead end? / Mental stagnation at work / Is the protagonist also at a dead end in life? / Five years of living with an unemployed partner / Moments in your 30s when it feels like the rest of your life is already decided / Similarities between Solitaire and life / In a game, you can “undo,” but you can’t go back in life / You have no choice but to decide for yourself which card to play / You can never truly understand others / Asking, “Why are you doing that?” / How making your own decisions changes how you see the world / The other side of someone who seemed one-dimensional / Workplace relationships and everyone’s individual lives / Conversations written in the Kyoto dialect and the nuance of “ikezu” / The appeal of Yu Murase’s writing / Thoughts I had while relating it to my own 30s
〈Featured Work〉
Yu Murase, *When the Solitaire Uncle Was Around*
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サマリー

yoyoが、村司侑『ソリティアおじさんがいた頃』を読んだ感想を語る。地方都市の味噌会社を舞台に、仕事中にソリティアを続ける元上司と、働いていない恋人と5年間同居する主人公の「手詰まり」が重ねて描かれる。ソリティアはやり直せても人生は戻せず、本人が決断してカードを切るしかないという主題について、自身の30代とも重ねて考える。決断後に他者や世界の見え方が変わること、京都弁や「イケズ」を含む文章の面白さにも触れる。

『ソリティアおじさんがいた頃』と作品の設定
どうも、yoyoです。
この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。
今回は、ポッドキャスト読書会企画に参加しています。
9月のテーマは、芥川賞・直樹賞2006年上半期を振り返るということで、
村支友さんのソリティアおじさんがいた頃の感想について語りたいと思います。
ポッドキャスト読書会企画ということで、何度も参加させていただいている企画なんですが、
もともとちょっと気になっていたソリティアおじさんがいた頃について、
今回ちょっといい機会だなと思いまして、読んでみました。
この作品は、第131回文学界先人賞を受賞されてまして、
そのデビュー作が芥川賞候補作に入っております。
新人賞からそのまま候補作に入るって、すごいエリートコースだなと思っていて、
なんとなくそれでちょっと気になっていた小説でした。タイトルもいいですよね。
ざっくりあらすじを紹介すると、地方都市の味噌会社で働いていた元上司の不法が届きます。
突然の火事で亡くなってしまったという上司は、実はその定年間際にソリティアおじさん、
仕事中にソリティアするおじさんのことを犯してまして、
その頃に中途に入社していた主人公にとっては、存在感の薄い上司でした。
そんな中、ソリティアおじさんに仕事を教わっていたという経歴を持つ元同僚で、
主人公の彼氏の代わりに主人公は、いろんなことから葬式に行くことになります。
その葬式の場で主人公はある決断をするきっかけに出会うんですが、
ソリティアと人生の手詰まり
主人公はどんな決断をしたのか、ソリティアというゲームが話のキーワードになる物語になります。
ソリティアおじさんって、職場にいらっしゃるなんて方、いらっしゃいますかね。
私は正直言うと、そういった経験があるので、こういう人いるよなぁとか、そういう気持ちで、結構悪いタイプ。
新卒から入って定年単職間際っていうのは、結構救いがあるかなって思うんですけど、
あんま詳細言っちゃうとバレちゃうと嫌なんで、あんま言わないですが、結構救いようのない人がいたなぁという気持ちです。
ソリティアおじさん、この話に出てくるソリティアおじさんの救いとしては、
さっきも言ったようにずっとそうであったわけじゃなくて、
もともと会社がすごい勢いがあったそうで、そういった時には結構やり手の職人さんだったっぽいんですよね。
職人さんといって味噌作りをする職人だったのか、詳しく書いてないですけど、
そこから営業とかバックオフィスに回されたんでしょうか。
大型の取引先を失ってしまったりとか、奥さんと離婚してしまったりとか、
またまた娘さんもいらっしゃるんですけど、問題があったりと、いろいろ手詰まりな状態だったようです。
そんな状態で会社でソリティアをしてしまうっていうぐらいに、思考停止に陥るしかなかったわけなんですよね。
ギルガイって主人公っていうのがどういう状況なのかって説明すると、
実はその主人公も人生の手詰まり状態なんです。
今あらすじで説明しましたが、元同僚で、実は5年間ほど同居している彼氏は、
30代の決断と人生の手札
実は転職先を辞めていて、それは主人公も知ってるんですけど、
元職場の人はみんな知らなくて、すごいホワイト企業に転職した優秀なやつみたいなね、印象で話が書かれたりもするんですけど、
実はそのハローワークに通ってて、
お家では同居している同棲先では将棋ばっかりパソコンでパチパチさせてます。
帰れば世話をしてくれるので、生活費とかは全部主人公が稼いでいるわけなんですけど、
結構苦しいけど、つつましくも楽しい生活というか、
いつか転職についてくれたら結婚もできるよね、みたいな感じで、なかなか踏ん切りがついてないわけなんですよね。
人生の手詰まりを感じる時期なんだろうなっていうふうに思いました。
手札が分かってるとか、カードをいつ切るのかとか、いつその手札を伏せて馬から取るのかとか、
そういうのってなかなか踏ん切りがつかなくて、結局何も決断できない、なんてことが人生でもあるし、
カードゲームでもあるのかなとか、読んでて思いました。
自分も大体同い年ぐらい、主人公と大体同い年ぐらいなんで、
なんかこの先もう未来って決まってるなって、ふっとなんか冷静になって、
え、人生つまんないかもとか思っちゃう瞬間もあるんですけど、
何だろう、なんか今年できることはもう全部なるだけやろうと思って、
まあいろいろ自分の中で、前回ビデオポッドキャストやったりしましたけど、
なんかそういうのも自分の中の挑戦としてやってはいるけど、
やっぱり決まってしまうと、なんか全部はできないんだなーって思ったりします。
まあそんな30代ですね。
ソリティアは戻せても人生は戻せない
で、まあそんな手詰まりな状態にはソリティアみたいなんですね。
はい、ソリティアってやったことありますか?
ソリティア自体はその一人であるトランプ遊びのことを言うようで、小説の中にも書いてあるんですけど、
結構いろいろ種類があるそうなんですよね。
で、主人公がやってるのは、まあ多分そのパソコンにあるから、
クロンダイクっていうやつなんだろうなと思ったんですけど、
クロンダイクっていうのは、黒と赤のカードが交互になるように、
まあ決められた数字の順番に揃える遊びで、
まあ確か1番から最後の数字まで並べるんだけど、
赤から始めるか黒から始めるのかはもう既に決まってて、
そこから数字の数もきっちり揃ってるわけじゃなくて、
途中途中で8番から始まったりとか、まあそういうのがあるわけですけど、
手詰まりになると、まあ戻せたりとか、動かせる数字を教えてくれたりとかするんですけど、
まあ昔ね、ガラ系に入っててやったことがあるんで、その記憶でしゃぶってますけど、
ソリティア、クロンダイクとかそういうゲームは、戻せたりとか教えてくれたりとか、
もう1回できたりするわけなんだけど、人生っていうのはそうはいかないわけなんですよね。
ちょっとその小説の中で、ここいいなーって思って読んでみたいと思います。
ソリティアをやって、主人公の感想ですね。
やってみたからわかったこと。そんなにずっとは続けられない。
ある意味ソリティアおじさんはすごい。それ以外のことは結局何もわからない。
どうしてそうなったのか、何を考えていたのか、なぜやめられなかったのか。
ソリティアおじさんだけじゃない。カイシのことも同じだ。わからない。
カイシだって、こっちが考えてることを本当にはわかっていないだろう。
決断によって変わる世界の見え方
なんや、通じあっとらんや。最初からそうだったのか、それもわからない。
はい、さっきから名前を言わずに説明してましたけど、
彼氏、同居してて働いてない彼氏の名前が海の歴史の詩で、カイシって読むのか、
なんかミフミっても読むらしくて、ちょっとどっちの読み方かわからないですけど、
カイシで読みました。
ソリティア続けられるのも才能だよね、みたいなことも書いてあるんですけど、
でもそれ以外のことはわかんないけど、
なんでその自分が続けられないようなことをどうしてずっとソリティアおじさんは続けられたのかって考えるときに、
でもそれってソリティアおじさんだけじゃなくねってちょっとヒヤッとすることを主人公が考え始めるのがめっちゃいいなぁと思って。
実はそのこの前にどうしようもない恋人のことを主人公はさっさとなんか別れちゃいなさいって問われる人に言われてて、
そんなこと言うなんてって思うんですけど、こっちとしては。
ただやっぱり他人から見るとなんかどうしようもないことで悩んでるなって思われちゃうんですよね。
だから結局本人が決めきれないことは本人が決断するしかないわけなんですけど、
その状況がわかる文章だなぁと思いました。
ソリティアおじさんって会社にいるから結構目につくわけですけど、
そういう手詰まりでなんかわかっちゃえるけどやめられんみたいな、
そういう状態の人って他にもいらっしゃるだと思うんですよね。
じゃあそこからどのカードを引いて並べていくっていうのはやっぱり自分で決めるしかないので、
彼氏との関係を主人公は一つ決断をするわけですけど、
京都弁と登場人物の別の顔
そこから少しずつ世界は変わって見えてきます。
他にもいろんな登場人物はいるんですけど、主にこの辺が変わってるんだろうなって思ったのは、
会社の仲のいい先輩は実は子供を産んだら辞めるってしばしば言ってたそうなんですけど、
変わらずに勤めてて、それどうなったんだろうってちょっと聞いてみたいなって思ったり、
お店に来てはクレームまがい、クレームじゃないんだけどひとつネタみたいなことを披露する、
ひょうがらの女性がよく来るんですけど、ある時隣の洋食屋さんに行った時に、
なんか横で見かけたことあるなって思った。
実はそのひょうがらの女性ですごくおしとやかにお店に座っている女性がいて、あれ同じ人じゃんって気づくんですよね。
彼氏なし33歳、味噌会社の直営店に働く主人公にもまたなんか別な選択肢が見えてくるんだなって思いました。
司法で働く、味噌会社のちょっと最大直営店で働く自分って風に見ちゃうんだけど、
いや実はそうじゃないよねっていうところがすごく終わり際にスカッときて、いい小説だなと思いました。
一見ソリティアおじさんのように見えるような人にも結構手詰まりの状態に理由とか訳とかそういうものがあるんだろうなと思って、
じゃあそういう時になんかズバッと質問できる人っているんかなって思うんですよね。
そういう人になりたいとまでは言わないんですけど、作中にもね、そういうズバッと質問する人、なんでそうしてるのっていう人に心地良さも感じて、
なんかそういう人ははっきり自分の未来を決めてて、選択してる人なんだろうなーっていう風に思いました。
作品の感想と番組案内
はい、こんな感じで今回はブラシユーさんのソリティアおじさんがいた頃の感想をお話ししてきました。
もっとね、いろいろおしゃべりしたいことはあったんだけど、もちろん全部の人がね、全部こう違って見えるとかそういう風に書き方になっているわけじゃなくて、
ただ、よくよく見てくるとこの人ね、もう違う一面が実はあるのかなーとか思ってて、
実はね、なんか読み返しの時になんか忘れちゃってた人がいて、それが菅野課長かな、髪の長い細身ですごい死後敵の女性みたいなね、
課長さんがその主人公の直属の上司に当たる人なんだけど、なんかどうやらイケズオしてるっぽいんですよ。
ここは多分おそらくその舞台は京都なので、京都弁とかで文体がそう出てくるんですけど、
そのイケズな感じの描写が出てきたりとかして、それ面白かったですね。
他にもその先輩の人の描写で、その人はなんかイケズっぽいんだけど仲良しだからなんか上代になってる。
その緩急の付け方がすごい文章が上手で、これなんていうか、京都弁っていうのかな、
そういう向こうの範なりというんですか、私は全然わかんないので、それがわかる人はすごい面白いのかなと思って、
他にも読んでる人がいて明るい人がいたら教えてほしいなと思います。
はい、そうしましたら今日はこの辺で終わりにしていきたいと思います。
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ではまた来週。バイバーイ。
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