「雨の日には本をさして。」この番組は、読書と創作について語るポッドキャストです。
エピソード69
〈こんなこと話してます〉
宇佐見りん『推し、燃ゆ』を2026年に読む/「推しがファンを殴った」という冒頭から始まる物語/第164回芥川賞受賞作/推しが炎上したときファンはどう受け止める?/2020年と2026年で変わった作品の読み方/主人公・あかりと推し活中心の生活/ブログでは言葉を操れるのに日常生活はうまくいかない/推しを「背骨」と表現すること/推しが生きるための駆動力になる/推しの卒業と「自分の一部を失う」感覚/推し本人だけではなく、推し同士の関係性や記録も失われていく/もう出会えない表情があるという喪失/ラストライブの場面を読み返して感じたこと/「私から背骨を奪わないでくれ」という言葉/アイドルに求められる清廉さは変化している?/現実の出来事とフィクションを重ねて読む/推しをめぐるショックに大小はあるのか/『成功したオタク日記』を読んで救われたこと/推しが問題を起こしたときオタクはどう生きる?/本を読み、人に話しながら喪失を受け止めよう/
〈紹介した本〉
宇佐見りん『推し、燃ゆ』https://link.amazon/B026iuL4O
オ・セヨン『成功したオタク日記』
https://link.amazon/B026iuL4O
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MusMus「ヴァニラ」を使用しました。
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サマリー
宇佐見りん『推し、燃ゆ』を2026年に読み返し、推しがファンを殴って炎上する物語と、主人公・山下あかりの推し活中心の生活を振り返る。あかりはブログでは推しの言動を正確に記録し言葉を操る一方、学校や仕事など日常生活ではうまくいかず、推しを「背骨」として生きている。推しの卒業やグループ解散を、自分の一部や、もう出会えない表情を失うこととして捉え、ラストライブの場面を読み上げながら喪失の感覚を語る。さらに、2020年から2026年にかけてアイドルの炎上や会見への受け止め方、求められる清廉さが変化したと述べる。オ・セヨン『成功したオタク日記』にも触れ、推しが犯罪者になったオタクの記録を読むことで、ショックの受け止め方に迷う中で少し救われたと話す。