1. LayerX NOW!
  2. #37 特別対談[前編]:「持続可..

LayerXの日常を伝えるPodcast『LayerX NOW!』

今回は特別編として、2022年1月よりSmartHRの新CEOになられた芹澤さんをゲストにお迎えし、LayerX代表取締役CTO松本と対談しました。

先日公開されたこちらの記事も合わせて御覧ください。
【松本勇気×芹澤雅人対談】SmartHR新CEO抜擢の決め手は「経営層プレゼンで語ったカルチャーへの思い」

▼ 話のハイライト


芹澤さん自己紹介

アイスブレイク、趣味のJazz

芹澤さんCEO就任前の年末

SmartHRに至るまで

最初の会社を選んだ経緯:文系からエンジニアに

Navitime Japanでの経験:スタートアップオタクになるまで

SmartHRとの出会い

発信の重要性

エンジニアとして見てきたSmartHRの成長の軌跡

SmartHRにとってのCTOとは

一貫しているのは組織マネジメント

良い組織作りのために重要なのは採用

松本さんが創業経験者として大事に思うこと

▼ メディア情報

  • LayerX エンジニアブログ:https://tech.layerx.co.jp/
  • LayerX 公式note:https://note.layerx.co.jp/
  • LayerX Newsletter:https://layerxnews.substack.com
  • CEO福島のnote:https://note.com/fukkyy
  • 採用情報:https://layerx.page.link/jobs
00:02
はい、というわけで、LayerX NOW!第37回を収録始めていこうと思います。
このポッドキャスト、もともとはLayerXをセキュララにしてもらう開発メンバーは何してるんだっけ、とか
ブロックチェーンだけじゃないLayerX、みたいな話をよくしていたんですけども
前回とか前々回ですね、代表の福島がSmartHRの全CEOの宮田さんと話をしていて
実は今回ゲストでですね、SmartHR新CEOの芹澤さんにも来ていただいて
ちょっとお話をしようかなというので、番外編が続くんですけども
そちらの方を進めていきたいなと思っております。というわけで芹澤さん、よろしくお願いします。
はい、どうぞよろしくお願いします。
でですね、最初なんですけど、一応軽く自己紹介というか深掘りはこの後やってきはするんですけど
ちょっと自己紹介をお願いしたいなと思っております。
はい、よろしくお願いします。先ほどご紹介に預かったものがほとんどかなと思うんですが
株式会社SmartHRという会社で代表取締役、CEOをやっております芹澤誠と申します。
私は松本さんと同じくですね、バックグラウンド、キャリアのバックグラウンドはエンジニアを出自としておりまして
SmartHRでももともとはエンジニアとして入社して長いことプロダクトの開発に関わってきて
去年までCTOをやってきたというような人間となっております。どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。最初はですね、アイツブレイクで大体趣味の話をしてるんですけど
前回実は、この前実は一緒にインタビュー受けた時もその辺の話あんまりできなかったなぁと思うんですけど
なんか趣味とかってあるんですか?
趣味がですね、僕すごく趣味少なくてですね、あんまりこの盛り上がるかどうか悩ましい話題の一つなんですけど
唯一人生で長く続けている趣味が音楽が一つありますと。音楽も人生を通していろんなジャンルやってきたんですけど
ここもう最近はずっとジャズ一本でやってきておりまして、プレイヤーとして普通に演奏しているというのが素敵。
唯一の趣味ですね。それぐらいしかないですね。
僕はジャズ聞く側として大好きです。
ジャズもですね、サックスを吹いてるんですけど結構コンボジャズといって、いわゆる皆さんが想像するようなジャズなのかなと思うんですけど
アドリブで色々と即興で音楽を作っていくみたいな感じで
セッションバーとかに行って、知らない人たちとその場で音楽を作るみたいなことをやってるんですけど
趣味なのかもはや、練習とかもすごくやってるんですけど、修行みたいな感じになってきちゃってきて
あんまり癒しになっていないなぁみたいな気づいたんですよね、実は最近ね。
もうちょっと本当に心底からリラックスできる趣味を新しく開拓した方がいいんじゃないかみたいなのを思い始めているのが最近の状況です。
いやでもそれだけ打ち込める趣味って僕むしろ結構リラックスに繋がってんじゃないかなと思うんですけどね。
その説はあるかもしれないですね。
マネージャーになればなるほど時間ってぶつ切りにされるじゃないですか。
はいはいはい。
でなんかこう集中する時間って結構少なくなってきません?
03:03
それはあります。自分と向き合う時間みたいなどんどん少なくなりますよね。集中して。
そうなんですよ。なのであの結構そういう音楽とかなんか格闘技とかなんか例えばほか筋トレなんですけど
なんかこう集中する趣味って自分の脳のなんかある種こう別な使い方ができるんでリフレッシュに繋がる気はしていて
いやすげえかっこよくて悩ましい趣味だなと。
いやいいえ。そんなになんか結構泥臭い趣味だと思いますね。
ただやっぱオシャレとはゾーンに入るみたいな感覚ってやっぱりあってやっていくうちに
それはなんかある種の気持ち良さみたいのはありますね。仕事ではなかなか得られない。
もう別の脳を使っているなぁみたいなところは面白いです。
仕事の集中はまた別の側面にね。どんどんCTOになりCEOになると変わってきますからね。
ですね。そういう意味では気分転換やリラックスに繋がっているのかもしれないですね。
いや1回ちょっと僕はジャズを聴く側なので聴きに行きたいですね。
そうですね。ぜひ。そんなに対してあくまでアマチュアなんであれなんですけど。
ぜひぜひと言うことですね。
飲みに行きながら聴かせてください。
はい。
ちなみに今回新CEOとして、新年からですよね?指導したのが。
はい。今年1月からです。
1月から。なんかこう年末って完全に準備期間だったと思うんですけど、
いよいよCEOだみたいな。ちょっと立場が変わるぞみたいなタイミングで。
なんか年末ってどんなことをしてたんですか?
年末はですね、今年カレンダー通りに休ませていただいたので、今年って短かったじゃないですか結構。
なんでですね、そんなにガッツリ休んだという感覚はないんですけど、
カレンダー通りの休みの部分はゆっくり休ませていただいて、
何をしてたかというと、やっぱ昔からの友人に会ったりとか、
そういうのが多かったかなと思いますね。
やっぱりそういった人たちも仕事が一区切りしている段階なんで会いやすいですし、
毎年そのタイミングで会ってるみたいな人たちも何名かいるんで、
そういう人たちと久しぶりに会って、やっぱり言われるんですよね。
なんか、お前CEOになったらしいじゃんみたいな、そういうの。
いろいろ話したりしながら、食事をするみたいなのが多かったですね。
結構ね、CTOになるともまた違う取り上げられ方じゃないですか。
分かりやすい一番上っていう。
全然反応が違うんだなと思いましたね。
この会社でVPOEになったこともあるし、
CTOになったこともあるんですけど、一番反応が違かったですね。
CEOみたいなのが。
どこの地域に行っても、どの町に行っても、どの国に行っても、
社長は社長ですからね。
そうですね。
思ったよりやっぱり世の中の認知、当たり前ですけどね、
違うんだなっていうのを実感させられましたね。
みんなの反応を見て。
そうですね。
ちょっとそのCTOって何ぞやみたいな話とかも結構あると思うんですよ。
普通の方からすると、チーフテクノロジーオフィサー、
何する人みたいなイメージもないですかね。
あります。あると思います。
この話はちょっと後でじっくり聞きたいなと思っておりまして。
今回、スマートHURのCEOに至るまでの話を結構聞きたいなと、
06:04
前半では思っていて。
後半でちょっと未来の話を聞こうと思っていたので。
わかりました。
スマートHURにいらっしゃるまで、前回というかこの前一緒に受けたインタビューでもちょろっとお話はしましたけど、
もともとですよね、スマートHURはピッチコンテストで出会って入社した経緯で、
それまでどんな感じのことをやられてたんですか。
僕はこの会社が2社目なんですよね、実はキャリア的には。
2社目?
ナビタイムジャパンという会社で、そこに新卒で要は入っておりますと。
エンジニア職で入っておりまして、ひたすらにウェブ系のアプリケーションの開発っていうのをやってきた。
4年半そこでやってましたね。
新卒4年半でスマートHURに来て、そのままもう今ガーッと上がっていってCEOまで来てしまったと。
気が付けば、僕も全くそんなことは自分自身もスマートHURに入ってから考えてもなかったんですけど、
蓋を開けてみたらそうなりましたね。
ちなみに最初の会社ってどういうきっかけで選んだんですか?
これは私、大学文系なんですよね。
文系でそんなに4年間、なんていうか就職のこととか考えず、
前回も話しましたけど、飲食業のバイトに勤しんでおりまして、
バイトするか音楽するかみたいな生活をしてきて、
就職活動みたいなタイミングが来るじゃないですか。
その時に現実を突きつけられる、多くの大学生がそうだと思うんですけど、
その時にやっぱり文系って周りを見ると、
勝者とかそういうとこに皆さん見るじゃないですか。
全然出てこないですよね。勝者以外何があったっけ。
広告業界とかも人気なんですよね。
そういうとこに自分も説明会とか行ったんですけど、
あんまりピンとくるものがなかったですと、
ちょっとどうしようかな、このまま自分の人生どうなるんだ。
大学4年出たけど、このままカフェとかになるのかなとか、
カフェの定員もありかとか思ってたんですけど、
実は昔、中学生ぐらいの時にプログラミングを趣味でやっていたことを思い出しまして、
今ってプログラミング仕事にするとどうなんだろうなっていうのをふと調べたんですよね。
当時、僕2011年から社会人やってるんですけど、
iPhoneとかが流行りだしてるぐらいだったんですよ。
世の中にちらほらiPhoneもスマホを持ってる人が出始めていて、
アプリだとか、あとTwitterとかそういうのが少し敏感な人が
やりだしているっていう時期で、こういうのがあって、
ソーシャルゲームとかそういうのがすごく進化してきているみたいな時代だったんですね。
こういうのって今後絶対伸びてくると思うし、
あとスマートフォンってすごくガジェットとしての可能性を当時感じていたというか、
あんなに位置情報とかが正確に撮れたりとか、
ディスプレイの性能とかも高いじゃないですか。
カメラとかもすごく進化していくし、こんな高性能なものが
日本人がみんな持ち出した、世界中の人がみんな持ったら、
何ができるんだろう、すごいいろんなことができるようになるっていうのをやっぱり思って、
09:01
この業界、スマートフォンとかそういうウェブの業界もっかいちゃんとやるみたいな面白いなと思って、
受け始めたんですね。ただ当時まだですね、
文系を出た、文系卒で4年生の文系で受け入れてくれる、
エンジニア職として受け入れてくれる職場っていうのがあんまりなくてですね、
探しに探して、ナビタイムジャパンはすごく親切で、研修も用意します。
3ヶ月間研修します。文系でも大丈夫です。プログラミング未経験でも大丈夫ですっていうので、
これはすごくいい会社だなと思って、厳密に言うと未経験ではなかったもののすごくブランクがあったんで、
そこに応募して、ちゃんとですね、受けた結果を選んでいただいたので、
そこに入ったっていうのが入社のきっかけですね。
はいはいはい。ってことはあるでしょ、だいぶブランク空いてプログラミング、
社会人から始めたみたいなところから今に至ってるんですね。
ほぼ相応ですね。ただ中学生の頃何作ってたかって、ゲーム作ってたんですよね。
当時まだUnityとかそういうのなかったような時代だと思うんですけど、
何で作るかって、DirectXみたいなので作ってるんですよ。
で、C言語とDirectXの組み合わせでゲームを作るっていうのが確か当時のスタンダードで、
僕もそれすごく勉強してやってたんですよね。めちゃくちゃ、今もう何も覚えてないんですけど、
よくやってたのとか思うんですよね、C言語でとか。なのでそこそこ書いてはいいましたね。
はいはいはいはい。
記憶がほぼリセットされていました。
いやそれすごいことだと思ってて、結構今就活、多分これ聞いてる方結構大学生とかもいるんですよ。
これから就活でプログラミング始めようかなって人にとっても、いやすごい話だなぁと思っていて。
実は僕結構似てて、プログラミング始めたの大学3年生ぐらいで。
企業するってなってから始めた感じなので。
そうなんですね。企業が先にあって、そこからもうやるしかないみたいな感じですね。
なんかこう親近感覚えますね。とりあえずプログラミングやることから始めてみたいな。
プログラミングの習得ってなんかもう、目的があるとすごく伸びる気がしますね。
もうこれを作らないといけないんだとかいうのがあると、とりあえずそれに向けて動く何かを作り出すってすごく重要だと思っていて。
楽しいってむっちゃ大事ですよね。さっきの夢があるというか、こうスマホって絶対伸びるわだからやっとこうみたいな。
開発ってめっちゃ楽しいですよね。
楽しいですね。
中学生の頃も自分が今までスーパーファミコンとか出てきたようなゲームって、実は作れるんだみたいなところに気づいたのがめちゃくちゃ楽しくて。
実際やってみると動かせるようになるんですよね。画面を作って、コントローラー繋いで、ジョイスティックの受信して動く。
これいけるみたいな感覚。なんかもうすごいアドレナリンが出てくるんですよね。
全部作れんじゃないかみたいな。全然作れないんですけど。
そういうワクワクとか、ものができていく楽しみみたいなことを実感しながらやっていくときにすごく成長するなって思いますね。それは今でも思います。
12:05
最初に文字とか画像が画面に出ただけで結構感動しますよね。
感動しますね。
で、あのアドレナリンって意外と今になっても続きますからね。
続きますね。
現体験としてすごくそれは未だに大切にしてますね。
じゃあその時のさっきのスマホを持っている人が出始めて、伸びそうだっていう、なんかその社会のトレンドがちょっと見えてきたっていうのが結構モチベーションの中にあって、それでスタートアップオタクになった感じなんですか?
前、話したときにスタートアップオタクだったという感じ?
そうですね。ちょっとそこに至るまではまた色々な経緯がありまして、そんなこんなナビタイム様にお世話になることになるんですけど、とはいえですね、そこまで業界のことを知らなかったんですね。
で、入ってみるとめちゃくちゃ面白いな、この業界と思ったんですよ、ソフトウェアエンジニアリングって。
すごく当時覚えてるのが衝撃的だったのが、勉強会みたいな文化があって、なんか社外の人たちが集まって、寿司とか唐揚げとかビールを楽しみながら勉強会みんなでプレゼンして、その技術の内容に対してすごく熱く語るみたいなのがあって、
え、こんなに面白いことが世の中にあったんだって衝撃を受けたんですよね。
どんどんのめり込んでいくんですよ。
当時、やっぱりデータ分析みたいなHadoopの分散処理とかそういうのがすごく流行っていて、なんかすごく夢があるなって思って、自分もすごく勉強していて、
単純にそのソフトウェアの可能性みたいなのをどんどん見つけていったっていうのが一つ。で、今後もずっとずっと伸びていくだろうと思ったんですね。
あと、ナビテムって僕が入った時が、もう創業10年目とかそれぐらいだったんですけど、結構でかい会社だったんですよ。
ただ、僕が仲良くさせていただいた先輩方って初期面の方もいまして、昔の話みたいなのをすごく聞いてたんですよね。
新卒で入った僕からすると、すごく精度が整って、もう至れり尽くせりのすごい会社だと思ってたんですけど、当たり前ですけど創業期ってそんなことなくて、もっとカオスな時代があったと。
ちっちゃいオフィスとも言えないようなところで、みんなですごく一生懸命ソフトウェアを最初作っていた時代の話とかを、やっぱり楽しそうに話していただいて、そういうのを聞いていて、
すごく興味持ったんですよね、そのフェーズに。ただもう、今から同じ会社でその熱狂を味わうってすごく難しいなと思ったんですよね。
なので、それがきっかけでスタートアップっていうのに憧れを持ったっていうのが繋がってくると思います。
結構無茶なエピソードがいっぱい出てきた感じですか。
そうですね。なんかそんな無茶な脳機だったりとか、もうとりあえずガムシャラに作って動くとかまで持っていく感じとか、
みんなで熱く議論する感じとかっていうのは、やっぱり熱狂ですよね、本当にあれって。
よく友達がそれを文化祭前夜って表現してますね。
あーそう、うちの会社の宮田さんとかすごく好き、文化祭2週間前の雰囲気をずっと保ちたいみたいなこと言ってるんですけど、本当にそんな感じです。
15:04
学校に忍び込んででも準備するぞみたいな雰囲気が、あの熱狂は楽しいですよね。
ワクワク感というかね。
そういうのがなかったわけではないんですけど、やっぱりみんながみんなそこに熱狂するって感じではないんですよね、どうしても組織が成熟してくると。
成熟してその文化を維持するってすごく難しいですよね。
難しいですね。
そっからじゃあスタートアップ行きたいなーって調べ始めて、ピッチコンテストでスマートHRに出会うみたいな。
そうですね、当時もずっと毎日のようにテッククランチを見ていて、こんなに世の中のスタートアップって今動いてるんだみたいないろんなものができてきて思うんですけど、やっぱり当時まだ新卒2年目とか3年目の自分からするとやっぱり遠い存在なんですよね、企業っていうのはどうしても自分の延長線上にないものとして考えてしまうというか、会社ってどうやって立てるんだっけとか、
あとそもそも自分のスキルとして通用するのが、なんか知らないですけどすごい人たちが少数制で集まって作ってるみたいなイメージがあって、
自分じゃ敵わないだろうなーみたいので、なんかこう上の雲の上の人たちを見るような感じで毎日毎日テッククランチ見て、すごいなー、なんかAirbnbみたいなのが海外ではできてるんだなーとか、そういうのを見てましたね。
意外と入社して毎日を眺めてみると、密度は濃いがすごい雲の上のことをやってるわけじゃないってことに結構気づきますよね。
そうですよね。それはスタートアップ業界に飛び込んできて思いましたね。もっと早く飛び込んでもよかったんじゃないかっていうのは思いました。
意外と仕事やること自体は毎日変わんないですからね。 変わんないですね。
むちゃくちゃな開発タスクが降ってくるとかではなくて着実にやろうみたいな世界なんで。
ですね。ただやっぱりその感覚をつかむまで飛び込まないとわからなかったなーみたいなのが今でも思いますね。
なのでピッチコンテストでスマートHRというプロダクトが優勝しているのを見て、プロダクト的にすごく魅力的だなって思ったのと、
あとその場に宮田さんがいて話しかけて実際話してみたら、社長っていう人、スタートアップの創業者と話すのがそれもおそらく初めてだったんですけど、
なんかすごく気さくな方で、よくも悪くもなんていうかね、そんなにすごい人みたいな感じがなかったんですよ。
なんかフランクに話せるし、なんか面白い人だなっていうのが第一印象で、その後当時いた社員3名の方と交えて色々食事させていただいて、
もうそのまま入社に至るんですけど、やっぱりそういう経験があってすごく身近に感じられたっていうのは大きいですね。
自分の中に入って作れそうだなーみたいな感じですね。
その先の自分の働き方とかストーリーがイメージしやすいみたいな、大事ですね。
つまりは競り沢さんを採用したかったら、そうやって実際にピッチコンテストでも何でもいいから発信して出会ってどんぼやでみたいな話ですね。
でもそういう僕というか、すごく優秀なエンジニアとかそういうスタートアップ向きの人と出会うためにはやっぱり発信というのは重要だなと思いますね。
18:08
まずその存在を知ってもらい、会って話すみたいなことはすごく重要ですね。
知らないですからね、大体の会社のこと。
知らないです。知らないです。
世の中魅力的なスタートアップってすごくいっぱいありますよね。
スタートアップ業界に飛び込んで驚いたことは、すごく横の繋がりがあるんですよ、ゼロイチフェイズのスタートアップって。
やっぱりお互いに情報交換したりとかの、なんかそういうの助け合ったりみたいなのが多くて、こんなにいっぱいあったし、なんか会えるんだなみたいなすごく思いましたね。
そういったスマートHR入社して、ここまでいろんな変遷があって、今VPOになってCTOになってCEOになってってあると思うんですけど、
エンジニアとしての目線でスマートHRってどんな風な軌跡をたどってきたんですか?
なんか事業の変遷ってよく聞くんですけど、エンジニア目線でどういう会社の変遷をたどってきたのかなっていうのが聞いてみたいなと。
エンジニア目線?
プロダクト作りとかで、よくこの辺でチームのスケールに悩んだとかいろいろあると思うんですよね。
はいはいはい。
そうですね。僕入った時の、僕のスタートアップのイメージってガムシャラに朝から晩まで、何なら時には土日編成でものを作るみたいなイメージだったんですけど、
スマートHRって全然違くて、基本土日は働かないし、平日も難業しないです。
で、当初からスクラムみたいなものが導入されていて、プロダクトの開発のプロセス管理みたいなのがきちっとされていたんですね。
なので結構整っていたっていうところがスタート地点なんですよ。
とはいえ、人数が増えてくると、スクラムもなかなかうまくいかないよね、みたいなところがあるんですけど、
なんですかね、この石みたいなところってすごく説明するのが難しくて、グラデーションなんですよ。少しずつ進化していったんですね。
最初から整ってきたし、それをベースに、なんかもうこのままじゃやばいみたいな感じじゃなくて、
そろそろなんかこの辺きつくなってきたから変えよう、変えないみたいな、なんかそういうなだらかな変化みたいなのがずっとずっと続いているイメージで、
なんかある日、僕たちの組織このままじゃやばくないみたいな窮地に立たされるってことが実はあんまりなかったみたいなのは思い返してみるとあるんですよ。
なんか結構だから説明が難しいですね、今改めて聞かれてみると。
そのグラデーション、ゆっくりした変化が起きてるって結構スタートアップからするとすごいことだなと思っていて。
そうなんですね。
結構例えばキーマンが退職するとか、だいたいいろんなこうインシデントに見舞われて、なんかこう組織の強制的な変化を促されるみたいなこと結構いろんな会社というか、
僕の過去の経験の話なんですけどあったので、逆にそのそういったものが起きないような運営がなされてたっていうところになんか、
実はセルターさんの凄さがあるんじゃないかみたいな。
僕というかなんか会社のなんかカルチャーみたいなのがあるかもしれないですね、その組織としての強さなのかな。
未だにそうなんですけど、創業期からいた人がほとんど辞めてないんですよね、うちの会社って。
21:02
何人かもちろんいるんですけど、今言ったようなキーマンが突然ポッといなくなるみたいなことが、だからなんか少なかったのかもしれないですね。
なんか波のあんまり立たない組織なんですね。
ですね、はい。
ちなみにこのスマートHRにとって最初に話してたそのCTOってどういうものだったんですか?
その中で、途中からVPOEやられてCTOになって、なんかCTOの役割って何だったのかなとか。
CTOも2年ぐらいやらせていただいたんですけど、結構ですね、フェーズフェーズによって求められてるものはもちろん違うなっていうのが振り返ってみるとありますね。
スマートHRやっぱり組織としてもすごく急成長していて、僕も毎年違う会社で働いてるんじゃないかってぐらい
違うんですよ、感覚が。もういるメンバーも違うし、やってることも違うしみたいな感じで、そこにアジャストしていくのがもうやっぱりCTO、VPOEとしての僕の役割だったなっていうのは思っています。
でやっぱり思い返してみて一貫してやってるのは組織マネジメントですかね。よくCTOとかも集まった時にどういうことしてますか?みたいな話とかするし、
あと他の人からよく聞かれることで一番多いのが、なんかテクノロジーっていうつくぐらいなんで技術的な子をすごくリードしてるんじゃないですか?みたいなこと聞かれるんですけど、実はそんなことをしたことってほぼなくてですね、もう
美術選定とかそういうのってもうなんかCTOが決めるというか現場の人が決めた方がよっぽどいいなと思ってるぐらいなんですよね。
なのでそういうのは基本ボトムアップで全部任せていて、僕がやってることはそういう人たちが気持ちよく権限を持って材料を持って意思決定をして現場で働いていける組織を作ることっていうのをずっとやってましたね。
うーん、なるほど。みんなが最高の行動を書くための環境づくりみたいな。
ですね、はい。
これは僕自身が、そう、エンジニアとしてずっと現場で働いてきた経験からも、やっぱり材料ってポイントだと思うんですよね。いかに自分のアイディアとかをノイズなく実装につなげられるかみたいなところだと思っていて、
なんでそういったアイディアがたくさん出せるかつそれを実現していけるっていう環境をいかに作るかっていうところもずっと考えてましたね。
じゃないと、もうエンジニアとして働いていて、醍醐味がどんどん失っていくんじゃないかと思っていて、
一般的にこう人数が増えれば増えるほどそういう材料というのは減っていくと言われていたので、そこをずっと気にしていたと思います。
なんかその材料をうまく作るには結構テクノロジーも重要な気がしていて、例えばよく問われる意思決定が技術不採との戦い方とか、この辺も結構現場に任せていた感じなんですか?
基本任せてましたね。結構この辺りは不採がたまらないようにとか、定期的にそういうのを返却していくみたいなところは気にかけていましたし、
あとテスト、当たり前ですけど大切なことでテストをきちんと書いて、後からちゃんと直せるようにするとか、そういったところは気にかけていたんですよね。
24:08
なので不採が何かすごく問題になって、手も足も出なくなるみたいなことはなかったんですね。
例えばそのDevOps的なところとかも割とこう、コッシュだけ伝えて、あとはもうメンバーに任せていくみたいな感じですか?
ですね、よほどのことじゃない限りコッシュすらそんな伝えないというか、現場で持続可能な感じで進めてくれればいいよぐらいな感覚でいましたね。
やっぱり全然優秀な、僕なんかより優秀な人たちもいっぱいおりますし、そういう支持をCTOに仰ぐようになったら結構やばいなって思ってたんですよ。
基本はもう皆さんで考えて一番いいと思う方法でやってくださいみたいな感じでしたね。
結構これはなんか最近のスタートアップどこと話していても、背中を預けるとかいろんな表現をしている会社いるんですけど、
結構共通で、一人一人に任せて意外ともう放置するみたいなケース多い気がしてるんですよね。
やっぱり良い組織であることが重要ですよね、基本は。
良い組織であり続ければ良いコードが出てくる、素晴らしいプロダクトになる、素早くものが作れるみたいな、それを徹底するのが
セリザワさん的CTOの仕事だったりみたいな、まとめるとそんな感じなんですかね。
でもそうだと思います。そのためにやっぱり重要なのが採用になってくるかなと思っていて、採用が一番組織作りの大きな影響力というか、ウェイトを占めていると思いますね。
採用がうまくいかないと組織作りもうまくいかないというか、私たちはどういう組織でどういう人を求めているんですよっていうのをきちんと発信したりとか、
あとは面接とかの先行フローでそこの認識を合わせて、お互いが認識が合致した状態でそもそも入社していただくみたいなところを入り口をきちんとやることで、
入った後のオンボーディングのコストがすごく下がるというか、もうこの人は入社後サクセスするよねみたいな状態の人しかもう通さないみたいな感じになってくると、
やっぱり自然といろんなことがうまくいくなっていうのはあります。
じゃあもうずっとその採用とオンボぐらいのあたりまでを徹底してみるみたいなのが。
ですね、最後まで持っていたのはやっぱ採用ですね。
じゃあそこからじゃあ今CEOになっても多分その辺は一緒って感じなんですかね。
CEO、そうですね、採用にはおそらくあんまり手を出せなくなるんじゃないかなと思ってるんですが、
そうですね、なんかでも採用もずっと何かしらで関わっていくと思います。
大概的な採用メッセージの話になったりとか。
ちょっとこのCEOとCTOのなんか差分は何みたいな話はちょっと後半で深掘りさせてください。
はい、ぜひぜひ。
ちょうどいいですね、あっという間に僕はだいたい20分ぐらいで前半作って後半また20分収録するみたいな作りをしてるんですけど、
27:06
もう時間が来てしまったんですよ、だいぶ。
本当ですか、早いですね。
喋ってるとあっという間ですね。
なんか最後逆に質問とか聞きたいこととかあります?
そうですね、僕は創業をしたことはないんですよね。
なので、何だろうな、自分はあくまでできてるスタートアップに入っていくみたいな経験しかないんですけど、
松本さん的に、松本さんがそうじゃない経験をしたみたいなのがあれば、
そういった人から見て、ついでに伝えたいこととかあれば聞きたいなと思いましたね。
意外とですね、創業しようって言ってから投機しないっていうケースをたくさん見ました。
へー。
本当に創業するっていうことのエネルギーの壁ってすごく大きい気がしていて、
そこを超えるために本当にパッションあるんだっけみたいな問い始めて、
逆に考え込みすぎて動かなくなったりとか。
創業で一番重要なのは、とりあえずエイヤーで投機するだと思ってました。
そうなんですね。
そんなにその投機をするっていうのはハードルが高いんですね。
まあ投機は一例なんですけどね、その周辺の事務手続き意外とめんどくさいですからね。
なんかそこにエネルギー出すぞってなるのが、特にエンジニア出身のメンバーとかだと、
そういう手続き系、とても苦手なことが多くて、僕も苦手な人間なので。
結構書類とか書きますよね。
エネルギーを超える情熱とか覚悟っていうのをまず持つっていうのが、
意外と最初フワフワしてるんで、何やるか見えてないんですよね。
そこでそのエネルギーを作るってすごく大事なことだなと思いました。
えー、なんか僕がもし今後起業することがあれば、ちょっと参考にさせていただきたい。
あとは人をさっさと集めないと始まらないですよね。
一人でスタートはあんまできないと思っていて、
2,3人のチームを作ってから動かないと。
これコードレビューって一緒だと思うんですよね。
いいコード書こうと思ったらやっぱコードレビューって大事だと思っていて。
一人じゃそれを担保していけないですからね。
そうですそうです。
その辺が結構大事かなとは思っています。
ただ結構これ一般的に言われてることな気がするんで、
そんなにあとは頑張ろうぜぐらいの気持ちしかないですね。
そうなんですね。
という感じでございます。
ありがとうございます。
後半もどんどん撮っていきたいので、
一旦前半はこの辺にして、ちょっと後半はスマートHRのこれからの話とか、
CEOとGTOの差分とかの話をさせてください。
ぜひよろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
29:51

コメント

スクロール