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2025-02-16 08:33

グッド・コマーシャル 感想

こんにちは,キョースケです.サンタクロースはいると思いますか?

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こんにちは、キョースケです。
今日はですね、この前言っていた通り、西野明洋さんのグッド・コマーシャルという小説を読んだので、その感想というかね、
まあ、物語全体の感想というよりは、印象に残ったフレーズから自分のことを振り返って喋っていこうかなというふうに思います。
このグッド・コマーシャルという小説は、西洋誌に書いてあることだったり、ざっくりどんなストーリーかということをしゃべると、
芥川という小説家のゴーストライターをしているんですが、借金に苦しんで、その借金を解消するために、
人質たてこもり犯、人質たてこもりの事件を加らせて、その身の代金を得ようとするわけですね。
その人質を取るために入った一騎家に女がいたんですけど、その女を人質に取るんですが、
その女は自殺志願者、もう死にたいと思っている人で、おい殺すぞって言ったら、
お願いしますって重厚に向かって頭を差し出してくるような人間で、おいこれじゃ人質にならないじゃんけっていうドタバタ劇、
そこに自分勝手な交渉人も現れて泥沼化していくっていう、それをどう乗り越えていくかっていう話なんですね。
これがざっくりとしたストーリーで、ここからはネタバレを多分に含んでしまうので、聞きたくないよっていうかまだ読んでないよっていう人は、
ここでブラウザなのかなを閉じていただけるとありがたいです。閉じていただくことをお勧めします。
ということで喋っていくんですが、この小説は初めにプロローグがあって、そのプロローグが最後にちょろっと出てくるというか、
プロローグが最終に向ける次元可決の鍵になる会話の一部だったっていう感じなんですが、
そこでね、世界一の嘘を知っているかというふうに交渉人が言うわけですね。
世界一の嘘って思いつきますかね。この小説の中では答えがあるんですけど、答えは親がつくものだと。
全員の親がつく世界一の嘘だと。それはサンタクロース。嘘はついちゃいけませんよって教えてくる親が、唯一僕たちにつく嘘がサンタクロースであると。
いい子にしてたらサンタクロースがプレゼントを枕元に置いてくれるっていう、あれを毎回幼い時に親がやってくれるわけですが、
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小説の中にも書いてありましたが、そのおかげで僕らは毎日ワクワクしながら、毎年その日を楽しみにして、
なんならその名残で今もクリスマスだっていうふうに心が躍るのは親のおかげ。
この小説の中では楽しい嘘は正しいんだっていうふうに言っているんですね。
僕は嘘って自分のためにつくものだなって思っていて、何かの授業だったか何かの動画だったかで、
例えばの話なんですけど、家族、身内が病気になって、本人がいない中で医者の話を聞いて、嫁い宣告をされたと。
それを本人に告げるかどうか、嘘をつくのか、その嘘って正しいのか、確かそんな感じの話で、
本人がそういうふうに聞くと悲しむと思うので嘘ついて本人にはそういうことは言いません、みたいな。
本人のために嘘つきますっていうふうに言う意見があったんですけど、僕はそれは間違いだと思っていて、
それは自分のためについた嘘だろうと。
嫁い宣告を受け入れる本人を見たくない、悲しむ本人を見たくない、言いたくない、自分のエゴだと。
嫁い宣告を受け入れることができないのは本人以外の人間だろうというふうに思っていました。
実際自分がどうだろう、想像できない、まだ想像つかないですけど、自分が嫁い宣告されるような重症、重い病気にかかっていたとして、
最後まで親に嘘をつかれるっていうのは、親とか身内に嘘をつかれるっていうのは自分だったらちょっと悲しくなるなと思うので、
ちょっと話はされましたが、自分の発信のためにつく嘘が大部分だというふうに考えていたんですが、
このサンタクロースにおいてはどうなのかって考えたときに、
これって、子供を楽しみにしてあげてる偉いみたいな変な見方をすれば、自分のためについた嘘とも言えてしまいますが、
どう考えても子供のためにやってる嘘だというか、子供を楽しませるための嘘だなっていうふうに喜ばせるための嘘だなっていうふうに思いますよね。
じゃあこれがついちゃいけない嘘なのかって言われると、僕はそれは嘘はあかんやろとは言えないんですよね。
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だってね、サンタクロースは確かに僕らの幼少期には存在していましたし、
思い出すんですけど、当時住んでいた家は窓から月が見えたんですけど、
サンタさんってあそこからやってくるから、もう1週間くらい前から親に欲しいもん言っときなさいと月に向かって、
欲しいもん言いなさいと、そうしたら届けてくれるからって言ってたんですね。
今思えば、両親が僕が何欲しいのか分からないから、両親がそれで聞いていたというか意思確認をしていたんだと思うんですが、
当時はレゴブロックの白梅っていうのがあったんですね。500円くらいだった気がするんですけど、
バイク、警察の白梅のレゴが、その当時は欲しくてたまらなくて、
1週間、毎日毎日夜になったら月を見て、あれください、レゴのバイクくださいみたいなことを言っていた記憶が蘇ってきました。
今は多少大人になって、大学生ではあるんですが、サンタクロースを信じるかっていう質問をされたら、
信じていると、サンタクロースはいるの?って聞くときに言うよと答えられる人間でありたいなというふうに、そう思えるような作品であったなと僕は思いました。
やっぱり楽しい嘘は正しいという、自分に関しては僕は嘘がないなと、こういうふうに作品作りをされているんだなと、西野明弘さんもそういうふうに作品作りをされているんだなと思いました。
という話でした。今日はちょっと長くなりました。そして原稿は何もなかったので、多少聞き苦しい小絵日記ではあったと思いますが、最後まで聞いてくださりありがとうございました。では今日はこれで失礼いたします。
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