1. くうねるはなす
  2. 独演会だけだと損~無茶振りの..
2024-08-10 30:23

独演会だけだと損~無茶振りの再現~明烏改作の粗筋

こぐまちゃんは一推しの春風亭一之輔師匠の、二人会のチケットを譲ってもらって

その会は単なる二人回とは違って、1つの話を2つでやる企画があったりして面白く、

独演会ばっかり言ってたら損だって言う感覚になっていって…


収録日:7月3日


#くうねるはなす


大泉こぐま治療室:https://twitter.com/kogumasensei1

シュウの放すラジオ:https://podcasters.spotify.com/pod/show/sakashushu


ご意見、ご感想、ご質問等、お気軽にどうぞ

メール:kuuneruhanasu@gmail.com

サマリー

前回からの続きで、コンビを組んでやる会に行って感動し、以降様々な企画ものに参加していますと話が進みます。 故郷を出て旅をすることになった若旦那が、幼馴染の花ちゃんと遊んでいる話から、彼女の行方不明と彼の苦悩が描かれます。時二郎は花ちゃんを買うことを拒否し、お稲荷さんとの関係を軸に吉原に向かうことを決めます。 花ちゃんと時二郎は、吉原での出来事後、二人は部屋で一緒に遊ぶことになり、だるまさんが転んだをします。

コンビを組んでやる会
前回からの続きです。
コンビを組んでやる会っていうのを、チケットを譲ってくださったの。
言えなくなった分、どうですか?って。
前々回くらいで聞いたやつかな?
そうそうそうそう。それで、それに行ったら、
企画もの、単なる二人会じゃなくて、単なる二人会っていうのは、
いちのすけさんがやって、別の師匠が話して、
雑談をする休憩時間みたいなやつはあるんだけど、
話としては別々にやる。
だけど、前も話したかもしれない企画だと、
一つの話を二人でやったりとか、
っていうのがあったりして、
そういうのの面白さにすごい、その時気づいて、
独演会ばっかり行ってたら損だっていう気持ちになってきて、
そうやってみると、いろんな企画ものがあったの。
ということに気がつき、
そういうののチケットも次々と販売されるんだけど、
全然取れません。
ああ、そうなんだ。
すごいなあ。
独演会の面白さに気づく
こんな昨日言った、生涯忘れないだろうっていう。
それは独演会?
それは、なんか独演会ではない。
ではないの?
どういう表現をしていいのかがわからないんだけど、
二人会でもなくて、
一応メインがいちのすけさんで、
ゲストを一人呼ぶっていうやり方だった。
最初の30分は、
ゲストの滝川理正師匠っていう方の、
おうちに遊びに行きましたっていう、
手で舞台の上で、
おうちに遊びに行きましたっていう、
手で舞台の上で、
二人でわちゃわちゃだろうするっていう時間があって、
その後、いちのすけさんが一席話して、
20分くらいかな。
さらに20分くらい、
ゲストの理正師匠がしゃべる。
その後、1時間くらいの大きいネタを、
いちのすけさんが話す。
後半だけ見ると、ただの二人会なんだけど、
メインが圧倒的にいちのすけさんを話す時間が長い。
いちのすけさんの企画にゲストを呼びましたっていう形になってる。
あんまりにも感動したから、
職場で何人かを落語のように洗脳していて、
CDを貸し出したり、
Spotifyで聞いてって言って、
いちのすけさんを聞いたら、
次は市場師匠を聞いてください。
市場師匠を聞いたら、次は京太郎師匠を聞いてください。
京太郎師匠が済んだら、参雑師匠を履修していただいて、
参雑師匠の後で、こちらをどうぞみたいなのをずっと地道にやった結果、
どっぷりハマった人がいて、
でもその人はお出かけができないから、
予選に行ったりとか、
ホールとかに足を運ぶことができないよね。
だからSpotifyとかCDで聞くんだけど、
今日その人に会ったから、
昨日の私が感動したネタを、
長々再現したの。
自分で演じたってこと?
演じることはできないから、
あらすじを説明したんだけど、
途中で泣き出しちゃって、
ううううってなって、
泣いてる泣いてるって思って。
それはモチトクなんだ。
だってそういう話だもん。
ストーリーで泣いてるってことね。
そうそう。
私の演技力ではなくて、ストーリーで。
落語なんだよね。
そう。
ちょっとあまりにも知らなすぎて、聞いちゃってもいいかな。
何でも聞いて。
途中で言ってた一之助師匠の、
251本目を覚えてきましたっていう表現をしてたから、
基本的には、
自分でオリジナルで作ってるわけじゃなくて、
ネタ元みたいな古典落語かわからないけど、
そういうのがあるもののベースなのかなと思ったんだけど、
まずそこは認識はどんなもんなんでしょう。
あっています。
あっている。
その通りです。
コグマちゃんが初めて聞いたネタだったっていうことかな。
そう。
基本あっていて、
難しいところが、
うんうん。
一之助さんは、
基本的に古典落語をやる人。
うんうんうん。
ざっくり言うと、
古典落語もやれば、新作落語もやる人もいるし、
新作ばっかやる人もいる。
うんうんうん。
そんな中、一之助さんは基本的には古典が好きで、古典だけをやる派なん。
うんうんうん。
で、
昨日やったネタは、
古典の中の、
もう本当に超有名、基本中の基本ってされる、
明けガラスっていうネタ。
初めて聞いた。
知らなすぎて。
そのネタを、
12年前に、
なんか、私は全く全然知らない。
一之助さんのことも知らなかった頃。
はい。
に、行われたイベントで、
うん。
二人の、
ちょっとなんて言ったらいいんだろう、
新作、
新作が好きな、
うん。
落語家の先輩に振られて、
なんか無茶振りっていうイベントで、
おー、はいはい。
内容を改編して、
ベースのストーリーは、さっき言った明けガラスっていうストーリーを使うんだけど、
内容をちょっと書き換えて、
うん。
異なったストーリーで話すっていう、
話したっていうイベントがあったので。
明けガラスの再現
へー、すげー。
うん。で、
それを、
見てた人が、
すっごい感激して、覚えていて、
へー。
今回それを、またやってください、
って言って、行われたのが昨日。
なるほどー。
そう。
その当時のをもう一回再現できたってことなんだよね。
そう。
うちの師匠が。
だから何日間か、
ここ数日ずっとね、思い出す。
あのネタどういう風に話したんだっけって思い出して、
すごい意味悪かったみたいな。
ははは。
話をしてらしたんだけど、
うん。
12年前に、多分一回しかやってない。
うん。
とは思うの。もしかしたら、
もう一回か二回か似たような感じで喋ってるかもしれないけど、
うんうん。
その普段、
いろんな講座があるけど、
しょっちゅう話してる話し方じゃない。
少なくとも。
へー。
で、
有名なアケガラスっていう話を、
うん。
みんなもう、微により細により覚えて聞いてる方もね、
はいはいはい。
何度も聞いて、
何度もこう、
同じネタで、そうだよねって笑ったり、
うんうん。
予定調和な感じなんだよ、落語って。
うんうん。
来る来る、来た来た、よし!みたいな。
確認作業みたいなところがあるんだけど、
でも、その話し家さんによってとか、
その日によってとか、
まず、小さいところが違うのを、
あっ、ここが違ったねっていうのも楽しみ方の一つだし、
はいはいはい。
あの人はこういう笑い方するけど、
この人はここで笑わないで泣くんだ、みたいなのを比べたりするのも楽しいし、
うんうん。
単純にストーリーを楽しむっていうのはもちろん大元なんだけど、
うん。
で、何にしたって、会場の人は全員アケガラスをもう知ってる。
うん。
っていうのが大前提にあって、
うんうん。
で、その上ですっごいアレンジがされてる。
へぇー。
でもベースは同じだってことがわかる。
わかるんだ。へぇー。
で、どっちかっていうと、なんか大爆笑みたいな、
あの、バカが出てきてどう、なんか、
破天荒なことするとか、
なんかハチャメタなことをするみたいなのではなく、
あー、そもそもが?
そうそうそう。
うんうん。
あの、なんていうのかな、
かといってすごい人情に訴えるような、
その、松倉さんみたいな、
松倉さん。
人間の悲哀を描いたとか、
はいはいはい。
でもないんだけど、
あの、ま、本当にスタンダードなネタで、
うーん。
それをもう中盤から、
うー、うー、うーみたいな感じに、
会場を泣かせるっていう、
へぇー。
ストーリーとかをしていただいて、
って言われてもわかんないよね。
ガラス、アレンジ加えない明けガラスは、
泣ける話ではない?
泣ける話ではないです。
ないんだ。
それを泣ける話にしちゃうのってすごいなぁ。
へぇー。
なるほど。
明けガラス、元の話は、
なるべく短くした話けど、
あー、ごめんね、うん。
大丈夫?
全然全然。
ぜひ聞きたい。
若旦那さんが、
もう二十歳になるというのに、
江戸時代、二十歳って言ったらもういい大人ですよ。
あー、はいはい、そうだね。
女を知らないと。
全然遊びを知らないっていうので、
お父さんが、
もっと遊んでほしい。
いつかね、もうそろそろ、
次の代に、
ついでもらおうみたいな年齢にもなってきてるのに、
真面目なのはいいことだけど、
ちょっと遊びもしてた方がいいって言って、
奥方と話をして、
おかみさん、お母さんと。
うんうんうん。
で、近所の悪チンピラみたいなのに、
お金を握らせて、
で、若旦那を、
吉原に連れてってくれって、
頼む。
うんうん。
だけど、若旦那は、
いやいやいや、やだ絶対行きたくないって、
わんわん泣きながら拒むんだけど、
うんうん。
えっと、その、
チンピラは、
吉原に行くっていうのをやめて、
ほうほう。
お稲荷さんにお参りに行こうって誘うの。
ほう、へえ。
で、
じゃあ行く。
うんうん。
って言って、
行くんだけど、
結局、
騙されたっていうことに気がついて、
はいはいはい。
吉原に着いたところで、
ここは吉原だ、
お稲荷さんじゃない。
結局行くのね、うんうん。
そうそうそうそう。
で、若旦那は泣いて、
帰る帰るって、
お家帰るって泣くの。
うん。
だけど、
もう無理やり部屋に引き込まれて、
うん。
で、結局、若旦那と一夜を共にして、
おお、はいはい。
すごい良かったみたいな、
ただそれだけの話なんだけど、
へえ、面白い。
ストーリーはね、
うんうんうん。
だけどその途中の、
吉原に行く途中の道のり、
での出来事とか、
うん。
着いてからも、
若旦那と花ちゃんの遊び
まだお稲荷さんだって言いくるめようとして、
お店の人に頼んで、
女中さんを、
巫女さんって呼んだりとか、
いろんなあの、
はいはいはい。
かのてこもてがあるのよ。
ああ、なるほどね。
そう。
へえ。
で、そういう話なんだけど、
うんうん。
昨日のアレンジは、
うん。
まず、
時二郎っていうのが、
その若旦那の名前なんだけど、
はいはいはい。
時二郎ちゃんと、
10歳からスタートするの。
え、え?
すげえ。
時二郎ちゃんが10歳の時に、
10年前。
そうそうそうそう。
まず、こう、時間が移って、
おお。
で、近所のチンピラの二人がね、
幼馴染っていう設定になってるの。
なるほど。
だともう一人幼馴染、
お花って花ちゃんっていう、
はいはいはい。
同い年ぐらいの子がいて、
なんか足手まといだみたいな感じで、
男の子二人だけで遊びに行っちゃって、
うんうん。
花ちゃんが寂しがってるのを見て、
その若旦那である時二郎ちゃんが、
うん。
一緒に遊ぼって言ってあげるの。
で、何して遊ぶって言ったら、
あやとりがしたの。
うん。
で、あやとりをするんだけど、
時二郎ちゃんはあやとりが苦手だから、
ぼにゃぼにゃしてる間に、
なんか両手がこうくっついて、
おならちょうだいみたいな形になっちゃって、
で、下手っぴねって言われて、
うん。
で、じゃあ別の遊びしよう、何がしたいって言ったら、
だるまさんが転んだしたいっていう。
うんうんうん。
で、時二郎ちゃんはすぐ動いてしまって、
すぐ花ちゃんに捕まっちゃうんだね。
うんうんうん。
で、そもそも二人でやるっていうのがおかしいんだけど、
はいはいはいはい。
でも大勢でもやってみたかったけど、
仲間に入れてもらえなかったから、
二人でいいからやりたいなって花ちゃんが言うからやったの。
うんうんうん。
で、花ちゃんは動かないでいるのが上手くて、
うんうんうん。
時二郎ちゃんはなかなか花ちゃんを捕まえることができない。
うんうん。
で、何回目かのだるまさんが転んだ。
で、パッて振り返ったら、
時二郎ちゃんが振り返ったら、
花ちゃんがいなくなってる。
おお。うん。
で、どこ探してもいない。
おお。うん。
で、お家、花ちゃん家に行ったけど、
ドアも開かない。
ドアっていうか扉っていうか開かない。
うんうん。
で、誰もいない。
うん。
で、家に帰って、お父さんに、
花ちゃんが行方不明になっちゃったって言ったら、
うん。
あ、なんかお引越しするって聞いてたよ。
だからお引越ししたんじゃない?って言われた。
おお。うんうんうんうん。
だけど、実はこの若旦那のお父さんが、
うん。
お金の問題で花ちゃんの一家を追い詰めて、
おお。
花ちゃん一家が長屋にいられなくしたっていう、
あら。
うん。
設定、まあそういう風な話を、
うん。
お店の方向人が話してるのを若旦那は聞いちゃう。
うん。なるほどね。うん。
だからお父さんのせいで、
花ちゃんは悲しい目にあったっていうので、
うん。
若旦那はお父さんを恨むようになった。
うんうんうん。
で、だけどお母さんにいい子にしてなさいって言われたから、
うん。
家の中ではいい子にしてて、
外では労籍を働くようになった。
おお。はいはいはい。
え、大丈夫でしょ。え、めっちゃ気になってるんだけど。
本当?よかったよかった。じゃあ続きを話します。
いや、あの、なんかそういうネタバレを嫌う人とかがいる可能性はないかわかんないけど、
まあでも。
たぶんね。うん。
時二郎の苦悩
でも大丈夫、大丈夫。
うんうんうん。
それで、あの、
うん。
二十歳になった時二郎。
うんうんうん。
のシーンに移る。
本来のシーンだよね。
で、しばらくいつもの明けガラスがあるのね。
はいはいはい。
ちょっとの間だけ。
あの、近所のお稲荷さんでお祭りがありました。
はいはい。
で、時二郎はお祭りのお手伝いに行っていた。
で、お祭りから帰ってきたら、
うん。
旦那さん、大旦那さんが待っていて、
ご飯を食べなさいって言うんだけど、
うんうん。
あの、おにしめがね、振る舞われたおにしめがおいしかったから、
はいはい。
お腹いっぱいいただいて食べすぎちゃったから、
うん。
もうお腹いっぱいなので食べられません。
うんうん。
で、なんか子供たちがお祭りにたくさん来てて可愛くて楽しくて、
うんうん。
一緒に太鼓を叩いて遊びました。
うんうん。
では、おやすみなさいみたいになるんだけど、
うん。
そんな二十歳の男の子が子供と太鼓を叩いて遊んだなんて、
それは遊びではない。
はいはいはい。
その、もっと女遊びとかもしろって言われて、
うんうん。
私は太鼓が大好きなのでみたいな感じで、
うんうん。
二階の部屋に戻っちゃう。
うん。
で、ここまではいつものストーリーなんだけど、
うんうんうん。
そっからガラッと変わって、
へー。
二階にいたらこう石が飛んできてアイドルがあって、
はいはい。
外にその幼馴染がいるの。
はいはいはい。
で、そしたらチクショウ、うるせえな奴らみたいな感じで、
急に口が悪くなって時二郎ちゃんが。
なるほど、はいはいはい。
そういう感じで壁伝いに下に行っちゃうのね。
うんうんうん。
で、そしたらまあその幼馴染に、
うん。
吉原に行こうって、
ていうかお前の普段のその狼狽ぶりはひどいと目に余ると。
おー、はいはいはい。
大稲荷さんのお祭りでね、
おばあちゃんが作ってくれたご飯を、
うん。
一口食べてこんなまずいやつ食えるかって地面に叩きつけて踏みつけたりとか、
子供たちをぶん殴りまくったりとか、
おみこしを破壊したりとか、
わー。
ひどいと。
うん。
で、そんなことばっかりしてて、
でも女遊びはしないって、
近所の隣町の若者とかにバカにされてるぞって言われる。
うんうんうん。
で、まあ実はお前の父ちゃんに、
吉原に行けって言って金をたくさんもらってるから、
うんうんうん。
自分たちとしては持ち逃げすることにも行かないし、
うんうん。
吉原行こうって誘うんだけど、
うん。
嫌だって時二郎は断る。
うんうん。
で、博打もすれば、
うん。
お酒も飲むけど、
飲む、打つはするけど、買うだけは絶対にやらないって、
あー。
ずっと固くなに言っていて、
へー。
この辺からもう半分泣いています。
え?なんで?
続きを。続きを。
で、
おい。続きしてるから泣いてるって意味?
違う違う。もうこの辺でね、
はいはい。
お酒の良い方の会場の皆さんは、
おーってなるの。
あ、その、花ちゃんだみたいな?
そういうことか。
そういうことそういうこと。
鈍くてごめんなさい。はいはい。
うんうん。要はさ、その、
先に言っちゃえば花ちゃんが、
うんうんうん。
借金の問題で行方不明になったってことは、
売られちゃってる可能性を、
時二郎が感じていて、
はい。
なるほど。
全然世の中のことを知らないわけじゃないって。
うんうんうん。
で、女を買う、
その向こうに花ちゃんを買うっていう、
うん。
吉原への決意
お金で花ちゃんを買うっていうのに、
時二郎ちゃんは、
うん。
思いを馳せていて、
うんうん。
だから飲んでも売っても絶対に買わないっていうのを、
心に決めてるわけ。
おー。
っていう、まあ訳っていうか、
そうなのではなかろうかっていう、
感じさせてる。
だから、
幼馴染は一家を案じて、
うん。
お稲荷さんで老籍を働いてたから、
お前ちょっと左肩にキツネがついてるぞっていうの。
はいはいはいはい。
そしたら時二郎ちゃんは、
うん。
すごい暴れん坊なのに、
えっえっってなって、
ちょっとそれは困ったなみたいな目になって、
うん。
で、そこにまた幼馴染が畳みかけていって、
うん。
お払いをしてもらった方がいいから、
うんうんうん。
明日行こう。
で、
うんうんうん。
嘘なんだけど、
うんうんうん。
吉原はお稲荷さんとつながっていて、
うん。
キツネの神様と裏表だから、
うん。
吉原に行けばお払いができるかもしれない。
うんうんうん。
って言って、
で、バカ旦那は結構丸め込まれて、
一緒に吉原に翌日行くことにして、
うん。
吉原の門の手前にある見返り柳っていう、
うん。
女の人との別れを惜しんで、
うん。
あー、彼女はもうお家に入って、
お家っていうかお店に戻ってしまったかしらみたいな感じで、
はいはいはい。
男の人が翌朝こう見返るっていう柳の木があるんだけど、
はいはいはい。
その木のことを御神木ですって説明され、
はいはいはい。
うんうん。
で、大門っていう吉原の入り口の大きい門のことを
うん。
それは大鳥居ですって説明して、
うんうんうん。
で、吉原に結局入り、
うんうん。
で、そこで、
うん。
結局その幼馴染の一人がちょっと先に行って、
お店に声かけてくるねって言って、
え、一人がってことは幼馴染何人かいるの?
そうです。
幼馴染二人。
で、結局男三人で繰り出してる。
花ちゃんと時二郎の吉原での出来事
あーそうなのね。はいはいはい。
ごめんごめん私の説明が足りなかった。
いやいや全然。
で、そこから時二郎ちゃんが
うん。
ちょっと川屋に寄りたいって言ったら、
うんうんうん。
幼馴染二人のうちの一人が付き合って、
うんうん。
で、一人はもう予約をしてるお店に先に行って話つけとくから、
後でゆっくり来いなーって言って、
うんうん。
先に行くわけ。
うんうん。
で、もうそこでは話がついていて、
うん。
で、今日は、あの、どうしても、
うん。
だから女付き合いはしないっていうのはもう、
街で有名って話になっていて、
うんうんうん。
で、その片仏が吉原に来るって言うから、
うんうん。
お店の人もちょっと楽しみで、
ほうほうほう。
で、しかも、
幼馴染が、
うん。
花ちゃんを吉原で見かけているの、すでに。
わー、はいはいはい。
で、時二郎はずーっと花ちゃんのことを気にしてたことを知ってるから、
うん。
ここで、
うんうんうん。
そう考えたら、時二郎も、
うん。
なんか嬉しいんじゃないかっていうので、
うん。
合わせるためのセッティングがもうされてたもん。
うんうんうん。
で、おイランが来るのは後です。
おイランはこう、
うんうん。
あ、そうそう、花ちゃんはおイランの、
うん。
そのお店のトップの人になったの。
おー。
大人気で。
大人気でした。
うん。
だけど、最初にご飯食べたり、お酒飲んだりする時間があるわけ。
うんうんうん。
で、夜お泊まりする部屋に行くと、おイランが来るみたいな。
うんうんうん。
で、その飲み食いするとこでも若男のはもうずっと、
うん。
ブスーッとしてて、
うんうんうん。
で、ご飯も食べない、お酒も飲まない。
うん。
っていう状態。
うんうん。
で、その、
えっと、幼馴染が、
うん。
お店の人に、
うん。
もし若旦那が抵抗したら、
うん。
やり手ババアっていうのがいるんだけど。
え、やり手ババア。
そうそう。
はい。
やり手ババアっていうのは、すごいなんとかするおばあさん。
昔からいる、なんでもなんとかうまくやるおばあさんっていうのがいて、
おーおーおー。
すげー。
うんうん。
で、若旦那が抵抗して、
夜寝る部屋に移動しないから、
うん。
じゃあ打ち合わせ通りやり手ババアを呼びますって言って、
うんうんうん。
やり手ババアをこう呼ぶわけ。
うん。
そしたらやり手ババアは、あのなんか、
彼女さんがこうフワサフワサってやってくれるやつを持って、
うんうん。
わらわはおみこがしらであるって言って、
うん。
おみこさんの頭だって言って、
うんうんうん。
で、お前は大稲荷さんで老籍を働いたから、
うん。
すごい、これから大稲荷さんの天罰が下るかもしれない。
はいはいはい、うん。
で、だけど2階の門部屋に行ったら、
うん。
あの、大稲荷さんからのお告げが来るだろうって。
うんうんうん。
二人のだるまさんが転んだ遊び
早くそこに行って、待って、里を待てって言うの。
うんうんうん。
で、そのおみこがしらの演技がまたすっごいおかしくて、
えー。
横々のおばあちゃんが、
うんうんうん。
ノリノリで演技をするの。
はいはいはい。
で、そこはもう超大爆笑で。
えー、うんうん。
で、結局おみこがしらにお腹を殴られて、
うん。
気絶しちゃった若田さんは、
もう無理やり部屋に運ばれちゃって。
ほうほう。
で、運ばれて気絶から目が覚めたら、
うん。
おいらんがいるの。
はいはいはい。
で、だけど、
うん。
時二郎ちゃんはもう顔も見たくないと。
うんうんうん。
もう何にもする気はないから、
うん。
お前はそっちの布団で寝ろと。
自分はこっちの布団で寝るからって言って、
お互いに背中向き合って、
うん。
寝る。
おやすみって言ったんだけど、
うん。
まあなんか眠れない。
うん。
そしたらおいらんがこうお布団から出て、
なんか茶ダンスのところでゴソゴソしてるから、
うん。
何してるんだって言ったら、
うん。
まだ時二郎ちゃん気づかない。
気づかないな。
あやとりなんて変なことするやつだなって言って、
うん。
そしたら一緒に遊んでくれますかって言うから、
うん。
まあやらなくはないって言って、
うん。
その10歳の時にやった通りに最初に、
うん。
田んぼもたを作りましたって言うの。
はいはいはい。
そしたらこれはやったことがあるなって時二郎ちゃんが思って、
うん。
手がお縄の状態になっちゃって、
ああ、まだなるんだ。
そしたらもうあの、不器用だ。
うん。
不器用さんですねみたいに言われて、
うん。
下手っぴですねって言われたの。
うんうんうん。
その下手っぴですねって時二郎ちゃんが、
うん。
はって思って、
うん。
安堵を持ってきてくれって言って顔を見て、
うん。
花ちゃんって気づいた。
おお。
で、シーンが切り替わるの。
うん。
で、幼馴染二人は別の部屋で泊まってて、
うん。
で、朝になって、
この時二郎ちゃんの様子を見に来たの。
どうなったかなって言って、
うんうんうん。
で、ドンドンドンって言って、
あの、若旦那どうですかって言ったら、
うん、一晩中遊んでたよって言ったら、
幼馴染が色めきたって、
一晩中遊んでただって、
あの若旦那、片仏の若旦那が、
うん。
遊ぶの意味が違うんだけど、
うん、だろうね、うん。
そうそうそう。で、そしたら若旦那が部屋の中から、
うん。
入って来いよ、一緒に遊ぼうって言う。
うんうん。
で、え?一緒に遊ぶってなるんだけど、
うん。
二人のうち一人が、おお楽しそう、遊ぶ遊ぶって言って、
おお。
入って行くのよ。
うん。
そしたら二人が、だるまさんが転んだをしてるの。
はいはいはいはい。
で、三人でだるまさんが転んだをするんだけど、
うん。
はなちゃんだけすごく上手くて、
おお。
ときじろうちゃんが鬼をやってだるまさんが転んだって言ってても、
はなちゃんは全然動かないの。
うんうん。
だけど、三回目のだるまさんが転んだで、
わざと動くの。
おおへー。
うんうん。
だってときじろうちゃんが、
今はなちゃんわざと動いたよって言ったら、
うん。
だってときじろうちゃん下手っぴだから、
私を捕まえてくれないんですもの。
わー。
って言って、動いたから捕まえてくださるのね。
捕まえてくださってどうもありがとうって言う。
うん。
で、幼馴染が、
もう気が済むまで二番でも三番でも店に泊まっていけばいいよって
ときじろうちゃんに言ったら、
次回に続きます。
30:23

コメント

スクロール