2024-02-12 32:00

153. 『劇画・オバQ』…大人になんかならないよ、って言ったじゃないか

1973年、ビッグコミック掲載。あの日の別れから15年…子ども達は成長し大人社会の一員として働いてました。そんな中、三たび人間界へ舞い降りたオバケのQ太郎。


あの頃と変わらないQちゃんと、あの頃と同じではいられない元・子ども達の切なくともリアルなお話をご紹介します。


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00:02
はい、みなさん、こんばんは。ゆうすけです。
さっぱです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
長きにわたって、おばけのQ太郎のね、Qちゃんの話をずっとしてきまして。
はいはいはい。
最後のお別れの話を、まあお届けできたかなと思うんですけども。
うんうんうん。
まあ、新おばけのQ太郎、もともとのおばけのQ太郎って2回連載があって、
まあ2回ともね、Qちゃんはおばけの国に帰ってきて、
子供たちの元を離れて。
そうですね。
なかなかね、こう、天真爛漫で素直で可愛いQちゃんやけど、
お別れのシーンは結構重いところがあるというか。
うんうんうんうん。
ね、こう秘密にして笑顔で別れようとかね。
うん。
まあそのあたりも本当にこう、曲がらない純粋なQちゃんの性格やからこそ、
ああいうふうに振る舞ったのかなーっていうところで、
はい。
こう、イノセントな感じがあるけども、
僕はですね、あの、何回か自分のエピソードで言ってますけど、
はい。
大学生の時に本屋さんで、久しぶりに藤子不二雄作品に再開したわけですよ。
はいはいはいはい。
そこで、こう、大人向けの話があるんやーとかね、
身のたわみしの皿とかね。
ありますね。
それ見て、あ、藤子不二雄って子供の時に作ったんですかね。
はいはいはいはい。
で、そこで、こう、大人向けの話があるんやーとかね、
身のたわみしの皿とかね。
ありますね。
で、藤子不二雄って子供向けの話ばっかりじゃなくて、
こんな大人向けの話書けるんやーっていうので、
うん。
こう、衝撃受けて夢中になって、現在みたいな感じなんですが、
その当時ですね、手に取った本の中に気になる作品が載っておりまして、
はい。
そのタイトルというのが、劇画オバキューという。
あーはいはい。
うん。
なんだろうと思ってね、僕その頃は、オバキューはもちろん知ってたんですけど、
うーん。
そんなに実は詳しくなかったんですよね。
はいはいはいはい。
世代だって違うし。
うん。
今となってはね、いろんな藤子先生の本を読み漁って大好きになってるんですが、
うん。
あんまりピンとこなかったんですけども、
うん。
今、また読み直しまして、すごくなんとも言い切れない気持ちになってるのが今です、はい。
はい。
はい。
そんなわけでですね、劇画オバキューって一体なんなんだっていうことなんですけど、
これは、えっと、普通にキュウちゃんとかの単行本には載ってないんですよね、この話。
まあ、載せたら良くないですね。
っていうのも、だいたい異色短編集、SF短編集っていう藤子先生の1話完結の大人向けの作品やったじゃないですか。
うんうんうん。
あっちに収録されてるお話なんですよ。
はいはいはいはい。
で、掲載誌もビッグコミックって大人向けの作品がいっぱい載ってたところに掲載されてたやつで、
まさにシン・オバケのキュウ太郎が最終回を迎えるか迎えないかぐらいの時期に書かれた作品なんですね。
うんうん。
それを今回は取り上げようと思って、実はその本編での2回の最終回以外にも、もう一つね、劇画オバキューという作品があったんだよって話をしたいと思ってます。
03:07
はいはいはい。
で、さっぱさんにですね、読んでいただいてますこの話は。
はい、読みました。
はい、どうでしたこの話。
あ、あ、あ、あ、あ。
ある程度触れてもらっていいので内容には。
はいはいはいはい。
まあでも、我々も大人じゃないですか。
そうですね。
なんか、そうなるようなみたいな気持ちになりません?
そうなんですよね、この話。
またしてもキュウちゃんがね、人間界に来るお話なんですが。
うん。
今までと違うところは、まあタイトルにもある通り劇画長なんですね。
うんうん。
藤子先生のお話にはね、珍しいぐらいリアルなタッチというか。
うん。
大人のキャラクターが出てくるんやけど、丸っこい今まで見たね、キュウちゃんの漫画で見たような丸っこいキャラクターの絵ではなく。
うん。
まあまあリアルな描写がされてると。
うんうん。
そしてですね、セリフの中から読み取れるんですけど、
大体、キュウちゃんが大原家を出発して、おばけの国に帰ってから15年ぐらい経ってるみたいなんですよね。
うん。
なので、登場人物、みなさん成長して出てきます。
はい。
はい。冒頭でですね、これね、おばキュウって聞いてこんなセリフから始まるのかなと思うんですけど。
うん。
遅かったな、遅くまで引き止めちゃって。
お宅へ行けばよかったんだけど、どうも隙が高くて、奥さんにすっかり嫌われちゃったらしいからなと。
うんうん。
超大人仲良ししてるんですよね、誰かがね。
はい。
名前出てこないけど、ビジュアル的に大人になったショウちゃんと、博士ですね、この人ね、きっと。
うん。
あの、剥げてるし、眼鏡かけてるし、みたいな、身体的特徴でちょっと、あ、もしかしてこのキャラかな、みたいなのがわかるようになってるんですけど。
そうですね。
君は大会社のサラリーマン、無事に勤め上げれば一生保障されてるわけだ。
うん。
で、それを博士が、それをいわば横道へ引きずり込もうとしてるわけだからなと。
うん。
でも、この話は悪くないよと、必ず大きな事業に発展するよと。
うん。
つまり、脱サラを誘ってるわけですね、博士は、ショウちゃんに対して。
はい。
うん。そろそろ真剣に考えてみてくれないかなと。
うんうん。
で、時間は経ってるので、ショウちゃんも大人になって奥さんもいるっていうわけですよ、これは。
そうですね。
そんな時に、後ろからね、もしもしって声かけてきたのが、
ちょっとお尋ねしますが、この辺に大原翔太さんのお宅は?って、いつものテンションで。
うん。
声かけてきたのが、キュウちゃんですね。キュウちゃんと。
うんうん。
え、そういうあんたは、ショウちゃんか、うわー懐かしいな、15年ぶりじゃないかって子供の時のようにまた再会するわけですね。
うんうん。
ちょいちょい帰ってきますね、キュウちゃんなんか。
そうですね。
06:00
で、帰ってきたんだけど、結婚して独立したって聞いて、ショウちゃんのことね。
新居を探して、今日一日迷っちゃった、ショウちゃん大きくなったなーみたいな、再会をしてるわけですよ。
うんうん。
この辺りで、もう絵的にちょっと、キュウちゃんもちょっとリアルに描いてあるんやけど、キュウちゃんはそんなに変わってはないですね。劇画調に寄せてはいるけど。
そうですね。
うん。背も大きくなってないし。
一方で、子供は大きくなって大人になっちゃってると、もう絵的にすでに時間の経過がわかるようになってるわけですよ。
うんうん。
おばけの一生は長いって話がね、この後出てくるんですけど。
うん。
で、まあ、ショウちゃんの新しいお家にキュウちゃんは招待されてと。
まあ、あなたがあと奥さんも心よく行き受けてくれるわけですよ。
うん。
主人の子供の頃の話にはね、必ずあなたが出てくるんですよと。
うん。
いい奥さんじゃない、そうかい、みたいな形で。
まあ、ショウちゃんもね、結婚して家庭を持ってるけども、もう子供の時の話をする時には絶対キュウちゃんが出てくると。
うん。
連載中のエピソードをね、見てきた我々からすると、なんかジーンときますよね。
うんうん。
奥さんは直接は知らなかったけど、あなたがいつも話に出てくるキュウちゃんなのねっていう風に言ってくれるっていうのは嬉しいじゃないですか。
そうですね。
うん。で、食卓を囲むと。
うん。
ここでね、セリフで説明されるのが、どうやらおばけ学校は卒業したんだけど、親父が言うんだ、おばけ銀行にコネがあるから就職しろって。
でもさ、何かもっと変わったことをやりたくてさ、人間の世界へ戻ってきたんだと。
うん。
奥さんおかわりーって。
まあ、あれから学校は卒業できたと。
で、まあ、一応就職みたいなことあるみたいね、これ見てると、おばけの世界にも。
そうですね。
で、まあ、そんな話をしながら、おばけの一生は500年と、やりたいことやるわけね。
奥さんおかわりーと、またおかわりしてると。
うん。
しょうちゃん、ちょっとちょっと、ご飯もうないのよ。
いや、もう、あの子は20杯は食べるんだよと。
もうちょっと炊いてあげてよと。
うんうん。
いつもの調子ですよね。
そうですね。
このあたりね、すごいギャグでしたからね。
うん。
さらに続くのが、何かある意味容赦ないなと思うんですけど、
えー、雷さん亡くなったの?って言って。
ね。
びっくりするよね、これ。
うん。
で、ドロンパはアメリカに帰ったと。
うん。
ゆうこさんは柔道の修行でオランダへ出かけたと。
うん。
うん。
まあ、ね、同じだけおばけたちにも15年、ね、時間が経ってるわけですから。
うんうん。
きゅうちゃんはね、おばけの国に帰ったから、
残ったおばけたちがどうしてたかっていうのも知らないわけですよね。
はいはいはい。
うん。
まあ、それぞれの道を行ったわけですよ。
うん。
そんなこと喋ってると、もう午前4時。
まあ、いつまでもね、時間忘れて楽しく喋ってたんでしょうね、しょうちゃんときゅうちゃんね。
うん。
あー、ごめんなさい。奥さんどうぞどうぞお休みくださいと。
ごめんなさいじゃなくて、奥さん先寝ていいよっていうあたりがすごいきゅうちゃんっぽいなと思うけど。
09:03
うん。
このあたりはなんかちょっとノスタレジーを感じるというか、
あー時間経ったんだなーみたいな感じで、
まあ、寂しさもありながら子供の頃楽しかったよねって読者も思えるようなパートですよね。
うん、ですね。
うんうんうん。再開したんだなーって。
うん。
はい、次の日。まあ、お昼まで寝てるときゅうちゃんね。そろそろ起きなさいと。
うん。
まあ、今までと変わってるのは、こう昼に目が覚めるとしょうちゃんはもう会社に来ましたと。
うんうん。
もう勤め人ですから。
はい。
で、奥さんとまあ喋ってると。
そうそう、僕たまごから生まれたんですよ。しょうちゃんがね、林の中で見つけて、あの頃忍者ごっこが流行っててねーって。
うんうん。
これ覚えてますよね。
うん。
あの、おばけのキューターのほんとに第一話ですよね。
はい、懐かしいですね。
なぜかたまごからおばけが生まれるっていう。
そうそうそう。
でね、あの、よくお姉ちゃんの布団干してたっけなーとか、奥さんそろそろやつにしようよーみたいな、こう本当にきゅうちゃんが変わってないんですよ。
うん。
もう天真爛漫で、もうなんかこう無邪気でみたいな。
うんうんうん。
しょうちゃんと家出したことがあったんだなー、家庭がおわずらしくなってさ、あ、あれいつ頃だったっけなー、しょうちゃんに電話して確かめようってもう、会社に電話かけちゃうあたりもね、なんかこう。
うん。
これなんか、あーなんかやっちゃってる感じするんやけど、ストーリー的には。
ですね。
大人になってね、あの、あの時のことだけど、なんだっけって、仕様の電話かけるのちょっとよくないのはわかるんやけど、きゅうちゃん的にはもう本当に変わってないなっていうのがすごいわかるね。
うんうん。
お話し中か、何度かけてもお話し中って全然つながらないよと。
で、すぐさま奥さんにね、しょうちゃんの長電話が、これまた昔から有名でねってすぐしょうちゃんの思い出を語り始めちゃうあたりがまたかわいいなって。
うん。
本当にね、しょうちゃんのこと大好きなんだなっていうのがわかりますよね。
そうですね。
うん。
でも、なかなかこう帰ってこないと、4になっても。
うん。
遅いね、しょうちゃんきっといたずらして立たされちゃってるんじゃないだろうかと。
ふふ。
って言ってたら、まあ在業で帰ってきたっていうことで、ヘトヘトだと。
うん。
なんかね、だから、このあたりがね、こう感覚がね、こうきゅうちゃんは止まってるというか、子供の時のままなんですよ。
そうですね。
うん。
本当にね、しょうちゃんのことは大好きだし、心配もするし、だけど出てくる発想がまだね、こう幼いというか、あの頃のままっていうか。
うん。
うん。
で、一方でね、帰ってきたしょうちゃんに対して、断りゃいいんだって言うんだけど、サラリーマンは会社という機械に組み込まれた歯車なんだよ。
うん。
勝手に抜けたりできるもんかと、まあ、なかなかリアルな表情でリアルなことを言うと。
そうですね。
うん。しょうちゃんがね。
うん。
奥さんにもね、こう勘ぐられるわけですよね。本当に残業してきたのと。
うんうん。
また博士さんと会ってきたんじゃないのって、あの冒頭の脱サラをね、進められてる件ですよね。
うんうんうん。
12:00
うん。
微妙にこの生々しい会話が繰り広げられてと。
うん。
で、きゅうちゃんはね、マイペースにまた将棋しようよと、この二人よくね、子供の頃も将棋させてましたけど。
うんうん。
だけど、きのうもね、長く遅くまでしゃべってたから、まあ、寝不足だっていうことで、きょう寝ることにするんですけど。
はい。
こう、寝るじゃないですか。
うん。
で、あ、しょうちゃんと一緒に寝ようってまたなるわけですよね。
うん。
寝るんならいいだろうと、邪魔しないからみたいな感じで、こう枕持って、しょうちゃんの寝室に行くんですが。
はい。
ここよね、ここ。
うん。
えーと、奥さんがね、しょうちゃんに言ってるわけですよ。
ねえ、なんとかしてよ。
毎食20杯でしょ。
漫画なら大笑いで済むけど。
現実の問題となると深刻よって。
これ、漫画なら大笑いで済むけどって言ってたけど、これがめっちゃ自覚的というか。
はい。
いやいや、それ書いたあんたですがなって先生に言いたくなるんやけど。
うん。
まあまあね、あの、連載のテンションとはまた違うんだなっていうのをね、こう念をされた感じがするよね。
うんうん。
それにあのいびき、私ゆえも見慣れなかったのよ。
で、極めつけに、ねえ、きゅうちゃんいつ帰るのって。
うん。
言うのを、こう廊下で立ち聞いちゃうと。
うん。
で、次の日にね、いつも通り食卓を囲んでるんですけど、まあごちそうさまと。
はい。
あら、今朝はバカに少ないじゃない。もっと上がりなさいよ。いやいや、もうお腹いっぱいと。
言って断るわけですね。何食わぬ顔で。
うんうん。
あの、きゅうちゃんってこういう子やったよね、と思うよね。
そうですね。
うん。で、まあちょっと、奥さんの言うことの本音を知ってしまったから、こういうふうに振る舞うわけですけど。
うん。
まあ、会社に行ったしょうちゃんを見送って。
うん。
そうだ、15年前に住んでた家に行ってみようと、いうことで、こうパッと明るくなるわけですね。この辺りの切り替えが早いところもきゅうちゃんらしくて可愛い。
うんうんうん。
で、街を巡っていくわけですけども、野球してた空き地にはびっしり家が立ち並んでますと。
うん。
僕の生まれた雑木林があって、こうショックを受けて。
うん。
あの、それが映るコマではゴルフの練習場になってると。
はい。
ね。住んでた家はマンションになっちゃってる。
何にも残ってないんですよ。だから思い出の街が。
うん、そうですよね。
うん。
そういえば、しょうちゃんに聞いたっけ。お父さんは定年退職でふるさとに帰って、お兄さんは北海道へ転勤か。みんなバラバラになっちゃったんだな。
うんうん。
街も残ってない。家族も残ってないと。
うん。
そんな中ですね、元気よく声をかけてくる。
よっ、おばけじゃないかと言う男が現れるんですが、それが、俺だよ俺って言って、ゴジラね、大人になったゴジラですよ。
15:02
はい。
生きてたか、こんちくしょうと。
もう今まで通りね、こう元気にこう豪快な感じで迎え入れてくれて。
うんうん。
相変わらずだなゴジラ。何言ってやがる。今じゃ立派に家業を継いで貫物屋のご主人様よ。
うんうん。
相変わらず快活です。
そうだ、今夜俺ん家に来ないか。近くの仲間集めとくからということで、夜中にこうみんなでゴジラの家に集まることになったわけですよ。
うんうんうん。
ねえ。で、夜中のシーンに移りまして、懐かしいなキュウちゃんってみんな集まってるわけですね。
うんうん。
で、僕のこと誰だかわかる?キザっぽいからキザくんだとかね。
うん。
大人になってます。なんかもうサングラスとかかけてキザっぽいです相変わらず。
うんうん。
で、えーよっちゃんが二人の子供のお母さんと、よっちゃんねあの同級生の可愛い女の子だったよっちゃんもすっかりお母さんですよ。
で、まあみんなで乾杯してと。
そしたらごめんよ遅れてってことでしょうちゃんも後から合流するわけですよね。
あと博士だけだなと。
このシーンも多分ね、あの呼んでいくとキュウちゃんが現れたので久しぶりに集まったみたいな感じですよね。
そうですね。
彼今何してるの?とかね、いろいろやってるらしいよみたいな形でお酒を囲みながら、
久しぶりに会ったなみたいな形で思い出話をしていると。
うんうん。
このあたりもなんかこう、もともとね子供時代みんなで仲良くしてるところを見てたんで、
うん。
なんとなくね、あのなんていうのかな、あれ、のび太の結婚前夜とかでさ、
はいはいはいはい。
大人になってね、のび太、スネオジャイアンとかがこうみんなで飲んでたじゃないですか。
うん。
あの感じを思い出すというかね。
はいはいはいはい。
相変わらず仲良くやってるのはやってるんでしょうけど、それぞれにやっぱりこの進む道が違って大人になって、
うん。
久しぶりにこう集まって、すごく子供の頃を懐かしんで楽しんでるみたいなシーンが、ちょっとそのあたりが僕は重なりましたね。
うーん。
うん。で、まだ到着しない博士の話をしてると、こうワンとね、犬の鳴き声がして、
うん。
で、きゅーちゃん相変わらずキャーと犬が大嫌いなんでこう逃げるんですけど、まあそれが博士のいたずらだと。
うんうんうん。
ガラガラっと襖を開けると、ちょっと遅れてきた博士がね、こう立ってるわけですね。
うん。
で、その博士がですよ、今日はね、いいものを持ってきたんだということで、ひとつこう布を見せてくれるんですけども、
はい。
これね、あとちょっと不思議なでは取り上げてなかったんですけど、
うんうん。
連載のエピソードであったんですよ。みんなで子供たちだけで無人島に行って、僕らの国を作ろうっていうね。
うんうんうん。
覚えてないかな、みんな。ほら、無人島行っただろう。
あのときに島に建てた旗だよ。懐かしい。って言ってみんなで盛り上がるわけですね。
うん。
和旧天国を作ったっけ。
で、ここで実際にね、当時のコマなんかも途中に挟まりつつ、
うん。
やっほー!僕たちだけの国だー!と。
18:01
自由の国、親父や先生のいない国、万歳!ってこう子供だけの国を作ったエピソードがこう差し込まれるわけですね。
うんうんうん。
なんかあの子供時代のコマと、お酒を飲みながら楽しく喋ってる大人になった子供たちとの絵的なね、答え日とかもあったりしながら。
うん。
よくあんな無茶なことやったものね。
いやー、それが子供の怖いところさ、自分の夢に向かって直線的に突っ走ろうとするからなーと。
うん。
懐かしい話をしてるわけですね、みんなでね。
うんうん。
で、そこでちょっとこの哀愁がちょっと出てきて、さすが大人向け作品ですね、これ。
はいはいはい。
はー、いろんな夢を持ってたっけな。それが大人になるにつれて、ひとつまたひとつ消えて、と。
うん。
そこでですね、これすごいなんか読んでてびっくりしたんですけど、そこで反応したのが博士なんですよね。
うん。
あの大人しくて、こう気弱そうな子供だった博士がね。
うん。
そこなんだよと。なぜ消さなきゃいけないんだ。大人になったからって僕は嫌だ。自分の可能性を限界まで試したいんだ。そのためには、たとえ失敗しても後悔しないぞと。
まあ、ちょっと顔真っ赤なんで。
うん。
お酒入ってると思うんですけどね、すごくねこれ。
うんうんうんうん。
でもそれでね、こう触発されちゃってみんなも。いいこと言うじゃないかこのハゲとゴジラも豪快にね、ハゲ頭をバシン叩いて賛同すると。
うん。
おめーはまだ立派な子供だぜと。
うんうんうん。
で、ずっと返事できてなかったショウちゃんですよ。
はい。
博士、僕は卑怯だった。君の計画に参加させてくれと。
うん。
すっかり触発されまして。
うんうん。
奥さんがどう言うかな、つべこべ言わせない、黙ってついてこい、これでおしまいさと豪快に返事すると。
うん。
盛り上がって盛り上がって、わー僕も僕も入れて入れてって、キュウちゃんも乗ってくる。
うん。
おい、これを仲間連れにするって方はなかろうぜと。
いや、僕だって人生かけるよ。
私も。
みんなで。みんなでね。
俺たちは永遠の子供だ。バンザーイって言って。
はい。
時間が戻るんですね。このね、お酒の席で。
うん。
この俺たちは永遠の子供だって言って、こう、みんなで立ち上がってるシーンが唯一ですね、このコマだけ、みんなの顔が子供に戻っていると。
うん。
うん。
女房がなんだ、会社がなんだって言いながらね。
はいはいはい。
翌朝、まあちょっと2日用っぽい感じで、しょうちゃん起きますと。
うん。
おはよう。奥さんに話した?昨夜の決心。
えー、昨夜の何をだと。
あー、そうかそうか、そんな約束したっけと。
なんかすごく、この置き方もなんか身に覚えあるぞみたいな大人の私たち。
うんうんうん。
21:01
なんか飲み会で盛り上がったけど、次の日は普通に朝が来るみたいなね。
はいはいはいはい。
でも、きゅーちゃんポンって怒っててさ。
いや、もちろん言うよ。約束したことだからと。
しょうちゃん腹をこぐってます。話があると。
奥さんに、ついにね、博士から誘われた、だっさら話を受けようと。
うん。
言うんだっていう形で奥さんを呼び出すんですけど、
その時にね、私からも話があるって言われるんですね。
はい。
うん。
ほんとかい?聞きたかい?きゅーちゃん。僕にね、子供ができるんだ。
ね、2人の間に子供がもうできたと。
うん。
もうその話を聞いたね、しょうちゃんはもう頑張らないといけないと。
張り切ると、もう行ってきますって、もう仕事行ってきますって、もう上機嫌で出かけていくわけですね。
はい。
まあ、2人にとっては大きな進展ですよね。
うんうんうん、ですね。
で、それを嬉しそうに飛び出していくしょうちゃんを見送る奥さんときゅーちゃんと。
うん。
ただ、きゅーちゃんだけがちょっとキョトンとしてるというか。
はいはいはいはい。
そうか。しょうちゃんに子供がね、ということはしょうちゃんはもう子供じゃないっていうことだなって言って、真っ暗な空を上がっていくと。
うん。
その後ろにはね、前の晩に博士が持ってきてみんなで、俺たちは子供だってね、永遠の子供だって言って、決起したときの旗がね、風に乗せられて飛んでいくという、
まあすごく寂しいコーナーで終わってしまうんですけど、この話は。
はい。
なんでこんな話がね、書かれたんでしょうね。
あははは。
むっちゃ辛いよね、この話なんか。
うーん。
どうです?これ。あの多分、収録の本当にね、何分か前ぐらいに読んでくれたんですよね、そっぱさん。
はいはいはいはい。
一番多分、時系列的に言うとね、おばけの話を聞いて、連載版の最終回の話も聞いてもらった後で、この話を読んでくれたと思うんですけど。
うん。
どんな気持ちになりましたか?
なんか、こう、いやそんなこと言うなよって思う気持ちもあるんですけど、でも大人ってこうやからなって。
うーん。
うーんみたいな。
なんかさ、まあまあページ数があるお話ではあるんやけど。
うーん。
あの話をしてる間にも言ってた通り、きゅーちゃんとやっぱり、元子供たちの、同じ時間を流れてるんやけど、同じではないあたりがミスマッチなところが結構この作品のね、こうミソかなって感じは思うんですけどね。
はいはいはいはい。
きゅーちゃんはもう、ほんとに最初から最後まで変わらないままですよね、これほんとに。
うん。
楽しいことがあったら喜ぶし、ね、コロコロ表情変わるし、全身でね、感情を表現する可愛いおばけですけど。
24:08
うんうん。
一方でね、こう子供たちの事情は、ほんとにこのリアルというか、こう社会の歯車なんだよみたいな話が出てきたりとか、脱サラの話出てきたりとか。
うん。
ただその中にも、あの頃は良かったなみたいな感覚、会話にも出てきましたよね。
はいはいはいはい。
あの時はやりたいことがいっぱいあった、夢がいっぱいあったと。
うん。
子供はそこに一直線に向かっていく、いいところがあったみたいな話を、昔の仲間と一緒にね、思い出して、それがまた酒の咳っていうのがまたね、リアルというか。
そうですね。
ねー、あるよね、なんかこう盛り上がるんやけど、お酒の咳とかでさ、
うん。
こうバーって解散したらこう、もう次の日には現実に戻ってるみたいな、あるじゃないですか。
あるある。
ね、まさになんかもうそんな話を、おばQのストーリーラインの果てに見るっていうのは、なかなかこれはパンチが強いなと。
うーん。
結局ね、Qちゃんはもう、ラストのコマを見る限り、またおばけの国に帰っていったんでしょうね。
まあそうですね、現実をつけつけられて帰っていったってことなんかな。
うーん。
いやー、これはね、リアルタイムで読んでて、この作品読んだ人の衝撃ったらすごかったでしょうね、きっと。
あー、そうでしょうね。
僕らでこんな感じなんやから。
うん。
いやー、だからもう、トタバタした、あの、ただただ面白いだけのおばQをまた読みたくなりますもん、これ見てると。
うーん。
なんか印象的なのが、これ劇画で描いてるじゃないですか。
はいはいはいはい。
だから今までのね、この世界とは明らかに違うんだぞっていうところを、もう絵で表現してるよなーっていう風に思ってて。
うーん。
Qちゃんだけがね、デザイン的にそんなに変わらなかったんやけど。
うん。
喜怒哀楽あんなに激しかったQちゃんがどんどんね、表情なくしていくんですよ、この話。
あー、そうですね。
そう。Qちゃん、どこに行っちゃうのこの後って感じするけど。
やっぱおばけ銀行に勤めるんじゃないですか。
やっぱり固いところに行くんかな。
どうなんかなー。
安定を求めていくんかな。
うーん。
これがね、ビッグコミックに今、伝採。
これ本当に、えっと、新おばけの牛太郎のこの間のクジカエルっていう回あったじゃないですか。
はい。
あれとほぼ同時に描かれてるんですよね。
おー。
てかマジで、もう藤本先生、おばQの話はもうこれでおしまいっていう感じに、たぶんするつもりがあったんでしょうね、きっと。
そうですね。
もともとすごく人気があって何回もね、このブームが繰り返されてるわけじゃないですか、おばQって。
うんうん。
で、アニメは60年代、70年代、80年代で3回アニメ化されてるんですよ。
27:02
うん。
で、アニメがまた始まるからって言って、新おばけの牛太郎がもう1回連載されたらいいみたいな事情だったんですけど。
はいはいはいはい。
この、あの、劇画おばQとかね。
うん。
あのクジカエルとかね、あれを描いた後に、1回アニメ化があったんやけど、その時にもう1回連載してくれって言われたけど、断ったらしいんですよ、先生。
あー。
うん。だから、本当にだから、おばけの牛太郎は描き切ったと。
うーん。
そういう思いがきっとあったんだろうなーっていうのが、こう、俯瞰で見るとわかる?
うーん。
っていうお話で。
はい。
なんかさ、おばけの牛太郎のね、これアニメの方なんだけど、あの、テーマソングでね、あるんですよ、「大人にならないよ。」っていう歌が。
あらら。
これ知ってる方は脳内作成されたと思うんですけど。
うん。
もうね、いつまでだって子供でいたいと、僕たちは永遠の子供だ、みたいな話はずっとしてきてた上での、この劇がオバキューなので。
うん。
非常にこの、こう、ぐさっと刺さるものがございましたね、今回はね。
うーん。
はーい。うん。
まあ、作者がなくなって、未完の作品も多い中、しっかり最終回が描かれた、ね、作品の1つですけど、オバキューっていうのは。
はい。
最後は、このようにして、終わりました。
はい。
はい。終わっていきます。
はい。
はい、エンディングです。
はーい。
僕は今回のエピソードを紹介してすごく疲れました。
もうなんか体力がもうなくなりました。
はい。
どうでしょうか、さっぱさん。
いや、まあね、まあまあまあ。
まあでもうちも大人なんでね。
わかるよね。なんかこう、読んでる読者は大人っていう前提があるので、この話ね。
そうですよね。
そこよね。そこよね。
子供はオバキュー読んでてさ、大人になってからさ、この劇がオバキュー見るっていうのがさ、もう完全にこの、追いかけてきて狙い撃ちされてる感じがするよね。
うーん。
さっきね、ちょっと録音止めてる間にちょっと言ってたんですけど、最後しょうちゃんがね、子供ができて頑張るぞって言ってるじゃないですか。
うん。
ずーっとね、ずーっと子供時代を見て、きゅーちゃんとバカやってね、追いかけてきたしょうちゃんに子供ができるってすごくハッピーなことのはずなんですけど。
うん。
なんかこの劇がオバキューの中では、なんか素直に良かったねって言えない変な独語感があるのがすごいむずむずするねって。
うーん、ね。なんかこの出会ったその日、再会したその日に、実は子供ができたんだよって言われてたら、絶対喜んでたと思うんですよ。
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うん。一緒に喜んでくれてるよね、きゅーちゃん絶対。
うーん。それがね。
まあ、もうしょうちゃんは子供じゃないってことなんだなって言っていなくなるからさ。
いや、いつまでもね、子供でいたいですよ、僕らだって。
そうですね。
心の中にね、子供はちゃんといますよ。あの頃のね。
うん。
でもね、そうやって生きていってるんです、みんな。はい。
すごいなんか、体力的にも気力的にも消耗するお話を今回は紹介しました。
はい。
そんなわけでね、本当にこれでオバキュー終わりなんでね。
はい。
はい。きゅーちゃん元気で。
頑張れるな。
はい。頑張っていきましょう。
はい。
少し不思議ないと、この番組では皆様からの感想反応。
藤子 藤代 昨年の相当と募集しております。
はい。
さぱさんの方からお願いします。
はい。
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はい。
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はい。
それでは皆様、次の話でお会いしましょう。さよなら。
またね。
32:00

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