1. くすけんラジオ ~薬と健康についてのラジオ~
  2. 第48回「豆腐や納豆が薄毛対策..
2023-04-20 12:08

第48回「豆腐や納豆が薄毛対策になるのは何故?」/「大豆イソフラボンは摂りすぎるのはダメなの?」

質問いただきましたお二人、本当にありがとうございました😭


今回の内容

・大豆製品が髪に良いのはなぜ?

・女性ホルモンが髪に良い理由とは?

・タンパク質にビタミンB群、ビタミンEに各種ミネラル!髪に良い栄養素が豊富な大豆食品!でもなんで納豆が特に良い?

・テストステロンが多いと髪は薄くなりやすい、、でも大豆食品を摂れば安心!?

・体に良いものでも、摂りすぎ良くない!!大豆食品では、女性ホルモンの乱れに肥満、下痢!?

今回の話と関連したエピソードはこちら

第43回「精力減退や薄毛(白髪)に良い薬ってどんなのがある?」/「腎虚対策には寒い地方の食べ物が良い!?」

→https://spotifyanchor-web.app.link/e/SDg6vnkn7yb 気になる事、ご意見やご感想などお待ちしております!!      [Twitter] https://twitter.com/kusukenradio     [Instagram] https://www.instagram.com/kusukenradio     [gmail]kusuken.radio@gmail.com


00:03
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなどで、ラジオ置きの方や患者様からの質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いいたします。
今回のテーマですが、先日のある配信を聞いてくださった方からいただきました質問です。
特定のエピソードからお二人から質問をいただく、それも短時間にというのは初めてのことだったので、本当に嬉しくなりました。
是非ともお話をさせていただきたいなと思いまして、お二人に質問者として名前を出していいですかと確認したんですけれども、
お二人とも名前を出すのはNGとのことでした。とても残念なんですけれども、テーマ的には仕方ないかなと思っています。
ということで、残念ながら質問者は匿名なんですけれども、本日の質問はこちら。
豆腐や納豆が薄毛対策になるのはなぜ?
質問の元になったエピソードは、第43回の勢力減退や薄毛対策にいくついってどんなのがあるかという話です。
そのエピソードの中で、男性ホルモンを摂ってても豆腐や納豆が薄毛対策になるよという胸の話を僕はしました。
これなんで?っていう質問でした。
こういう質問だったので、名前出したくないよというのは本当仕方ないかなと思っております。
内容に早速入っていくんですけれども、豆腐や納豆が紙に良いよという話聞いたことがありますでしょうか?
聞いたことのある方では、大豆イソフラボンが紙に良いとか、女性ホルモンの働きを良くすると紙に良いよという言葉があるよとか、
他にはタンパク質やビタミン、ミネラルといったのが豊富なので、これが紙に良いんだということ。
ここら辺を聞いたことある方もいらっしゃるんではないでしょうか。
ここら辺をもちろん話をするんですけれども、ただ、なぜ男性ホルモンを摂取しても豆腐や納豆が良いですよという表現を僕がしたのかについても話をしていこうと思います。
まず有名なところでは、豆腐や納豆、あとは豆乳などのいわゆる大豆から作られるものですけれども、
大豆製品には大豆イソフラボンという成分が入っております。
この大豆イソフラボンの特徴は、女性ホルモンであるエストロゲニンに似た働きをしまして、
女性の若々しさ、それを助けてくれるようというものです。
年齢を重ねるとともにエストロゲンの分泌量が減少していきますと、やがて高年期となり、平気を迎え、
それに伴い高年期障害と呼ばれる体とか心の不快な症状が見られることがあります。
女性ホルモンの低下によって起こるトラブルの一つに、髪の毛が細くなるというものがあります。
女性ホルモンにより髪の毛は、針や腰が出やすくなりまして、髪の毛が太くもなります。
女性ホルモンが低下すると、髪の毛から針や腰が生んでしまわれ、髪の毛が細くなります。
そして、抜けるというよりは髪が薄くなる、こういうのが起こりやすいです。
03:04
男性でも年齢を重ねるとともにホルモンを出すというのが衰えていくので、こういった現象は起きやすいんですけども、
この現象は女性ホルモンが多い、女性の方で目立つ現象と言われます。
そこで、大豆イソフラボンは不足をしてくるエストロゲン、これの代わりをしていることでトラブルを予防してくれますので、
髪の毛の太さ、針、腰、こういったのを維持するように働きます。
次に、女性ホルモンの代わりというわけではなくて、ビタミンやミネラル、タンパク質、こういったのが豊富な食品だからこそ、という話をしていきます。
ただ、1点、この点に関しては豆腐よりも納豆の方が優れているというのが、まず不足をさせていただきます。
まずはタンパク質。タンパク質は爪や皮膚、筋肉や内臓、血管、そして髪の毛などの構成に欠かせない栄養素です。
タンパク質は髪の毛の9割を構成している栄養素と言われております。
摂取した後、一度体内でタンパク質がアミノ酸に分解されまして、そこから髪の毛を構成するケラチンというタンパク質に再構成されます。
髪の毛の構成に必要なタンパク質の低下は、髪の毛が作りにくくなるので、薄毛の原因になったりします。
次にビタミン。納豆に含まれているビタミンにはいくつか種類がありまして、中でも髪の成長に効果があるのがビタミンB群。
ビタミンB群と言わせていただくのが、よくビタミンB1、B2、B6、B12とか、ビタミンBの仲間が入っていますので、これビタミンB群と言わせていただきます。
それとビタミンEです。ビタミンB群は、頭皮のダメージ回復の効果が期待できますし、またビタミンEの効果には血行促進があります。
髪の毛の元となる毛母細胞と呼ばれる細胞は、血液から受け取った栄養を使って分裂して髪の毛になります。
つまり血行促進することは、毛母細胞に栄養を届けて髪の成長を促すことになります。
頭皮のダメージ回復と髪の成長を促すための血行促進がビタミンで効果があります。
そしてミネラル。納豆にはセレン、ガルシウム、アエン、カリウムなどのミネラルが多く含まれています。
ミネラルはタンパク質の合成を助ける栄養素です。ミネラルは体内でほとんど生成されず、汗などで排出されてしまうため、食事で積極的に補う必要があります。
そして納豆に含まれるミネラルの中でも特に注目すべきなのはアエンです。
アエンはタンパク質の合成を補助する役割を持っておりまして、髪の主成分であるケラチンの合成を促進します。
このようにミネラルも髪の毛に良い働きをしてきます。
これ、納豆じゃなくて普通の大豆とかの方が加工もしてないし、栄養に良いのではないかとも思われるかもしれません。
ただ確かに納豆の原料である大豆にも必要な栄養素が含まれています。
なので豆腐とかの加工品でも含まれています。
06:00
が、大豆そのままとか豆腐であるよりも、納豆の方が実は吸収率が良かったりします。
タンパク質の吸収率は大豆の状態では20%なんですけども、発酵させて納豆にすることで吸収率が4倍の80%にも上昇します。
さらに発酵によってビタミンB群の含有量が大幅に増加しますので、
大豆のままよりも発酵させて納豆を食べる方がより毛髪に良い食べ物になります。
このように納豆などを摂ることで髪に必要な栄養素を補います。
ここまででも髪の毛に良い理由として十分ですけども、
最後になぜテストステロンを摂取しているときに大豆製品を摂っておくのが良いのかという理由を話します。
テストステロンとか男性ホルモンを摂取しておくと薄毛になりやすいというイメージを大変強く持たれます。
これ理由としては男性ホルモンが多い方では女性ホルモンが少なそう。
女性ホルモンが神に大事だからきっと男性ホルモンが多い人は薄毛になりやすいんだろうと言われたりすることがよくあります。
これイメージの話なんですけども、ただ確かに男性ホルモンが多い方が薄毛になりやすいという傾向はあります。
というのもテストステロンが体の中である変化をするとジヒドロテストステロンというものに変わります。
このジヒドロテストステロンは毛脳という髪の毛根部分を包んでいる分、これを弱らせます。
すると毛根を包んでいられなくなりまして結果的に毛根から髪の毛が抜けていく薄毛になるという状態になります。
テストステロンが多いという方は当然ジヒドロテストステロンになる材料が多いので薄毛になりやすいと言われます。
があくまでテストステロンのままではこの毛根が抜けていくという現象は起きないと言われております。
なのでテストステロンが多い方でもジヒドロテストステロンに変換しなければ薄毛になるリスクを減らせます。
テストステロンは体内でゴーアルファーリダクターゼという酵素と反応するとジヒドロテストステロンになります。
大豆イソフラボンにはこのゴーアルファーリダクターゼの働きを邪魔するという性質があります。
この酵素が邪魔されてうまく働かないことでテストステロンがジヒドロテストステロンというものに変換しなくなりますので薄毛のリスクを減らせます。
そのためテストステロンを摂取していても大豆イソフラボンが多い食品、例えば豆腐や納豆豆乳を摂取しておけば薄毛対策になります。
実際のところAGAとかよく言われるところでもこのゴーアルファーリダクターゼの働きを邪魔するという薬が大変多く出ておりますので実際にも効果が期待できると思われます。
以上が質問に対する僕なりの返答です。
それではここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント
大豆イソフラボンは取りすぎるのはダメなの?
どんなに体に良いものでも取りすぎは良くないよということは本当によくあります。
09:04
大豆イソフラボンを摂ったほうが良いと言っても取りすぎるとどんな症状があるかと言いますと3つ有名なものがあります。
それは女性ホルモンの乱れ、肥満、下痢というのがあります。
それぞれについてもう少し紹介していきますと
まず女性ホルモンの乱れ
イソフラボンを過剰摂取することで体内の女性ホルモンが多すぎることになります。
そして女性ホルモンのバランスを崩すことがあります。
その結果生理不順が引き起こされたり
皮脂という肌の油の分泌を活性することでニキビとか肌荒れを起こしたりもします。
また他にも体調不良とか逆に髪の質を悪くすることもあったりすると言われたりもしております。
次に肥満
意外にカロリーが高いものが多いです。
例えばゆで大豆100gで約200kcal
乾燥した大豆では100gで約420kcal
そのため大豆からイソフラボンを摂取しようとすると
太る原因になったりもしますので注意が必要です。
こういうのが心配な方ですと
食事ではなくてイソフラボンのサプリこういったのを使うのをお勧めしております。
そして下痢
大豆には不要性の食物繊維が多く含まれております。
水に溶けにくい食物繊維のことですけども
この不要性食物繊維は腸の動きを促進させる効果があります。
なので適切な量を守っていれば
イソフラボンは便秘の解消につながるのでいいんですけども
過剰摂取をすると腸の動きが活発になりすぎてしまいまして
下痢をする原因になったりもします。
また過剰摂取でホルモンバランスが崩れることも
下痢につながったりするので注意が必要です。
じゃあイソフラボン1日でどれくらいの量かと言われますと
大体1日70から75ミリぐらいと言われております。
これ具体的には豆腐であれば約300グラム
納豆であれば2パックぐらいまでが目安と言われております。
どんなに良いものでも取りすぎは良くなかったりしますので
適切な量を守って摂取していただくのをお勧めしております。
ただ厚生労働省の方では
イソフラボンの上限摂取量を少々超えたぐらいでは
健康被害は起きないよということが発表されております。
なので先ほどの量もあくまでも目安です。
その日の体質とか体調によって
イソフラボンの量が異なりますし
あまり神経質にならないことも大切です。
今回はこんな感じです。
質問いただきまして本当にありがとうございました。
また今後とも質問等をいただけますと
モチベーションにつながりますし
話のネタになりまして大変助かります。
本当に皆様よろしくお願いいたします。
今回も最後のお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり
一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で
治療方針は違いますので
12:01
自身がかかっている医師や看護師
薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
12:08

コメント

スクロール