豆乳の健康効果
おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、香馬薬局という薬局を経営している薬剤師である私、うっちーが薬のことや健康のことなので、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願いしまーす。
今回、リスナー様への提問をいただきました、まことでございます。今回、提問をいただきましたのは、はこちゃんさん。
毎回、Xの方で感想コメントをいただきまして、本当にありがとうございます。もう感謝しかございません。
また、今回テーマをいただきまして、もう本当にありがとうございます。今回は先日配信させていただきました、第299回のニキビケアに良い生活習慣は、この配信の感想コメントをいただいた際にテーマをいただきました。
いただきましたコメントを読ませていただきますと、
睡眠後、3、4時間で肌をケアする成長ホルモンが分泌され始める。睡眠重要ですね。
保湿をしっかりすることで、洗顔の効果も出やすくなるんですね。
私、豆乳飲むと肌ツヤ良くなる気がするのですが、思い込みでしょうか?というメッセージをいただきました。まことでございます。
ということで今回、豆乳と肌ツヤということで話をさせていただきます。今回話をさせていただきます、タイトルはこちら。
豆乳を飲むと肌ツヤが良くなるのはなぜ?
豆乳は肌に良いよということはよく言われます。今回テーマをいただきましたハコちゃんさんも、豆乳を飲み続けると赤ちゃんの肌になると聞いておうということで、豆乳をたまに飲むようにされているとのことです。
肌を支える成分
豆乳が肌に良いということはよく言われますし、豆乳イソフラボンを宣伝も送りした美容液、こういったのもあったりします。
実際、皮膚科のドクターとかでも、豆乳でアレルギーなければ豆乳飲むと肌に良いよという話をする方もいらっしゃったりします。
今回、なぜ豆乳が肌に良いと言われるのかという話をさせていただきます。
豆乳が肌に良い成分としましては、まずタンパク質があります。
豆乳はコップ1杯約200mlの中にタンパク質が約7から8g含まれているようと言われております。
タンパク質は体中のものに必要なものでして、筋肉とか脳の栄養にもなりますし、メンタルを安定させる効果もありますし、
その他にも髪の毛とか爪とか様々なところにタンパク質が重要でして、肌にも重要でございます。
このタンパク質は肌の張りとか弾力に重要なコラーゲンとかエラシチンこういったものを作ります。
コラーゲンは肌の内側から肌を支えるものでございます。
このコラーゲンが少なくなると肌を支える効果が弱まってしまって、肌の張りが弱まります。
エラシチンもまたコラーゲンとともに肌を支えますし、特に肌に弾力を与えてくれるという効果がありまして、肌を若々しくする効果がエラシチンにあります。
というようにコラーゲンやエラシチンは肌中に重要なものでして、それを作るタンパク質も肌にとって重要です。
また他に豆乳にはイソフラボンもあります。 イソフラボンにはコラーゲンの質が悪くなったり壊れてしまう、こういうのを抑えてくれるという効果があります。
コラーゲンの劣化を防いでくれるということですね。これによって肌の状態を保つ効果があります。
またそれ以外にもイソフラボンは女性ホルモンエストロゲンのような働きを体内でしてくれますけども、エストロゲンはコラーゲンを作るのを促進してくれます。
なのでイソフラボンにはコラーゲンの劣化を防ぐ効果とコラーゲンを作る効果があるので、肌の状態を良くしてくれるという働きがあります。
こういったタンパク質とかイソフラボンによって肌の状態を良くしますので、豆乳は肌に良いんだとよく言われております。
ただ、豆乳が肌に良いというのは実はこのタンパク質やイソフラボンだけではなかったりします。
豆乳は肌に良い成分がまだまだ入っていたりもします。例えばビタミンB群。
豆乳にはビタミンB群が報告に含まれております。例えばビタミンB2とかB6とか色々入ってますけども、こういったビタミンB2とかB6には余分な脂を減らしてくれるという効果があります。
ある程度の脂は肌を保湿してくれるということで良いものではあるんですけども、この脂が多すぎてしまいますと肌に悪さをする菌の栄養となってしまいますので、肌荒れが起きやすいということになります。
そのため脂の出すぎは良くないんですけども、こういった余分な脂を減らしてくれるということでビタミンB2B6は肌を守ってくれる効果が期待できます。
他にもビタミンB12とかこれもビタミンBの一種ですけども、これは細胞の回復を早めてくれるので肌がダメージを負いました。
このダメージから回復を早めてくれるという効果も期待できます。 またビタミンB群の一種でビオチンというものがあったりします。
このビオチンこれは皮膚とか粘膜の状態維持をしてくれます。 肌の状態を維持するとか肌のバリア機能の維持にも効果的であったりするので、肌の乾燥対策とかにもなりますし、肌がダメージを受けるのも抑えてくれたりもします。
こういったビタミンB群は皮膚科の処方でもよく見たりしますけども、肌の状態を整えるのにとても効果的だったりします。
こういったのが含まれているので豆乳肌に良いよと言われますし、その他にも ビタミンEとかも含まれております。
ビタミンEこれは抗酸化作用があります。 酸化、肌がダメージを負ってしまうよう、これに抗ってくれる。
肌のダメージを抑えてくれるという効果があります。 そのためにビタミンも肌に良いですし、他にもビタミンEは血の流れを良くするという効果があります。
血の流れが良くなることで肌への栄養が行き渡りやすくなりまして、 肌の栄養状態を良くしてくれるという効果も期待できます。
他にもレスチン。レスチンはビタミンEの抗酸化作用、酸化から抗ってくれる。 肌のダメージを抑えてくれるという効果をサポートしてくれるというのがレスチンにあります。
レスチンも肌のダメージを防ぐ効果があります。 というように、タンパク質やイソフラボン、ビタミンB群やビタミンE、レスチンなど肌に良いものが多いのが豆乳でございます。
豆乳のその他の成分
また豆乳は糖質が低めです。 味を整えるために糖質が高くなっている豆乳もあるんですけども、そういった調整をされていない豆乳は基本的に糖質が低いです。
糖質が高くなってしまいますと糖質の代謝にビタミンBが使われてしまいます。 それによって肌に使えるビタミンB群が減ってしまったりします。
また他にも糖質はコラーゲンとかエラシンでくっついてコラーゲンやエラシンを劣化させてしまうというのがあります。
なので糖質が高いものを食べると肌のダメージが増えやすくなったりします。 豆乳は糖質が低いのでこういったリスクも減ってきます。
というように豆乳には肌に良い成分が豊富であること、また糖質の低さなどから肌に良いよと言われております。
豆類のアレルギーの方ですとか避けた方がいいんですけども、もし肌のトラブルとかで気になる方は豆乳を飲んでみることをお勧めいたします。
今回はこんな感じです。改めましてハコちゃんさんテーマいただきまして誠にありがとうございました。 豆乳は肌に良いものが多いですし腸内環境を整えやすいよということもありますので
便秘から来る肌トラブルにも良いよと言われたりもします。 肌に良いと言われるのはいろいろと理由があったりもします。
今回のようによく言われているようなこと 豆乳は肌に良いよと聞くけどこれなんでだろうと改めて考えると理由がわからないこと
こういったのもありましたらいつでもご連絡お待ちしております。 今回も最後のお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。 医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違うので
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
