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2022-11-24 12:26

第6回「プロテインって飲んだ方が良いの?」/「ホエイとソイ。プロテインはどう選ぶ?」

今回の内容
・プロテインって本当に必要?
・プロテインは腎臓に悪い!は本当?
・タンパク質が多いか少ないか。プロテインの選び方は?
・ホエイとソイ。この違いは?
 ※ラジオ内で話した内容の補足。腎臓に結石ができやすくなるタンパク質摂取基準は1日あたり2.8g/kg 腎臓学会が定める1日あたりのタンパク質摂取の超えないこととされる量は1.3g/kgです。 

気になる事、ご意見やご感想などお待ちしております!!
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おはよう、こんにちは、こんばんは。
薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーことうちらです。
このラジオでは、現役薬剤師で薬局を経営している私、うっちーが、薬のことや健康のことなど、
ラジオをお聞きになっていただいた方の質問や、日々の業務で患者様からいただいた質問などを紹介しながら、
質問に答えたり、薬や健康についてのお話をしていくというラジオです。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。
このラジオが放送される頃、サッカーワールドカップ、グループリーグ初戦が終わっております。
もちろん事前に収録や編集を置いていますので、まだ結果は当然知らないです。
まあやっぱり個人的には、ほんと厳しいグループ入っちゃったなと思っておりまして、
まあやっぱり知り合いとさ、ワールドカップの話題で話するときは、
今回はさすがに無理かなーとか、相手が悪すぎるわーといった話をしていますけども、
やっぱりまあ心の底では、鎌田選手めっちゃ調子いいよなー、
三戸真選手、リーグ戦とリーグカップで2戦連続ゴールかー、
怪我とか不安だけど、本番出れたら期待しちゃうよなー、
久保選手ついに今年はいい感じだよーといった感じで、
心の底では期待してしまっている自分がおります。
何やともあれ、まずは日本代表の皆様、初戦お疲れ様でした。
あと2戦頑張っていただき、グループリーグ突破願っております。
頑張れ日本!
今サッカーの話しましたけども、野球の国際大会などもありまして、
最近運動とか筋肉に関する話とかが、
ちょっと最近テレビとかも含めて増えてきたかなという風に感じます。
コロナの大発波で外に出たくないという方が増えていることや、
寒さで外に出にくいよ、運動して減っているよという方が
しらほらとおります。
そういったことからもありまして、
最近あった質問をあげさせていただきます。
それはこちら。
プロテインって飲んだ方がいいの?
やっぱりプロテイン飲むと筋肉がつきやすいといったこともありまして、
プロテインに関する質問、結構最近よくあります。
あと、以前放送していたラジオでも
プロテインに関する質問をいただいたこともあるんですけども、
ここ最近、特に薬局やドラッグストアで
高齢者向けのプロテインとかをよく見るようになりました。
例えば、タンパク質だけでなく、
骨のためにカルシウムも一緒に補充できるものがあるよとか、
コラーゲンとかも一緒に補充して、
膝関節の痛みを出にくくしましょうよといった感じですね。
プロテインの売りであるタンパク質が多いこととか、
タンパク質の量ですね、少ないのを売りにしている場合もあるので、
それとか味以外、そういった他のアピールポイントのあるプロテインが
増えてきたかなと思っております。
食事代わりにプロテインを摂取するよ、
それがダイエットにいいよという話も聞かれるようになりまして、
筋肉のことだけでなく、
ダイエットということからもプロテインの話題って増えたなと感じております。
が、その反面、プロテインは腎臓に良くないんだということが
テレビや雑誌で見られるようになりまして、
プロテインへの不安感を持たれている方も大変多いです。
そういったことからもプロテイン絡みの質問が増えてきました。
プロテインから取れるタンパク質、
このタンパク質自体は本当に体にとって大事なものです。
肌や爪、毛、そういった表面のものから内臓や臓器、
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さらにはホルモンの働きにも関わるもので、
そういった大事なものなのでタンパク質自体は摂取が必要になりますよ。
とはいえ、プロテインに関しての大前提の話になりますが、
プロテインは足りていないタンパク質を補充するという目的のものであって、
考え方としてはサプリメントと同じようなものです。
なので、基本的には普段の食事で十分摂取できているよ、
という人に対しては正直必要ないです。
例えば、お肉やお魚、卵、そういったのを食べる習慣のある方は
やっぱりプロテインの必要性が少なくなってきます。
これ体重などにもよるんですけども、日本人の平均的な方で
男性はタンパク質を1日に60から65g、
女性は50g、多くて55gぐらいが必要なタンパク質用と言われております。
この必要なタンパク質、さっき言いました、
魚とかお肉に大変多く含まれております。
魚は種類にもよるんですけども、魚は1匹15gから20gぐらい。
お肉も部位にはよるんですけども、
お肉100gあたりでタンパク質が25g前後。
卵1個でも6gぐらいタンパク質が入っていると言われております。
そういったこともありまして、魚やお肉、
卵をよく食べる方はタンパク質を十分摂れているよということが多いです。
ただ筋肉を必要とする方では、多めに摂取が必要だよと言われます。
実際確かに多めに必要なんですけども、
一つの例ですけども、例えば週に4回から5回、
それで1回あたり30分ぐらいの何かトレーニングをするという、
運動愛好家と言えるようなレベルの人。
でもこういう方でも実は必要なタンパク質って、
それこそそこまで運動しないよという一般の方と同じくらいと言われています。
もっとハードにトレーニングする方、
例えば筋力トレーニングをかなり多めにしている方、
例えば一般的に臓量期と言われる方、筋肉を増やそうと、
体重とか増やそうという方ですね。
そういう方では一般の方の1.5倍から1.7倍くらい。
筋肉とかの維持器では一般の方の1.2倍から1.4倍くらいと言われておりまして、
かなり筋トレをされている方でも、
意外とそこまで一般の方と差は必要ないなと言われています。
例えばですけども、お肉を1回100グラム取るところ、
150グラムから200グラムにしようかなとか、
お魚1日1匹食べてあげる、じゃあ2匹にしようかなという感じですね。
食事全体ではなくて、特定のおかじを増やすとなると
意外とそこまで食事の差は感じないんじゃないかなと思われます。
やっぱりプロテインに必要ないのかなと思われるんですけども、
ただそういうわけでもないです。
仕事なので忙しくて、おかずとかを含めた食事がなかなかできない。
年齢を重ねて食が細くなった方。
また、もともと肉や魚が嫌いだという方。
そういったことで、おかず、肉や魚を取るのが難しいという方が大変多いです。
そういった方では、やっぱりタンパク質をおけるために
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プロテインを使ってみるのはいいかなと思われます。
プロテイン、商品にもよるんですけども、
1食分のプロテインで20グラムから30グラムぐらいタンパク質を取れると言われています。
タンパク質少なめのものでも、やっぱり7グラム前後とか
タンパク質は摂取できると言われています。
今、20グラムから30グラム、30グラムの方を見ますと、
2杯も飲めば60グラム取れるので、
1日に必要なタンパク質をほぼカバーできたりしますし、
肉や魚を取れないという方の手助けに大変になるかなと思われます。
こういった形で普段の食事で難しいという方は、
タンパク質を取るためにもプロテインを使ってみようというのは
大変いいことだと思います。
ただ、よく言われることですけども、
プロテインは腎臓に悪いんじゃないか
ということを聞いたことあるんではないでしょうか。
なので、プロテイン自体に嫌悪感を持っているという方もいらっしゃいます。
これ一つは、粗悪品のプロテインが出回って
何か健康被害が出たことがある、そういうことがあったんですけども、
それを抜きにしまして、プロテインを取って
タンパク質過剰摂取は腎臓に良くないんだ、
多分、健康番組とか雑誌とかテレビで見たことがあるんじゃないかなと思います。
実際にタンパク質過剰摂取するとどうなるかと言いますと、
体の中に入ったタンパク質がアミノ酸など必要なものに分解されるんですけども、
その時にいらないものも生まれてしまいます。
そのいらないものを分解する、処理するのが腎臓の役割です。
なので、当然その処理のために腎臓に負担がかかるようになります。
実際のところ、腎臓で無毒化できずに、そのまま処理しきれずに、
ついに尿に本来処理するはずのタンパク質が残っている状態、
よく言うタンパク尿など聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
当然、タンパク質の取り過ぎはこういったことでも良くないと言われております。
ただ、ここまで話してあれなんですけども、海外を含めてプロテインに関する研究で、
通常の尿においては腎臓などへの負担が出たという発表は所持にないです。
過剰摂取ではなく、普通の尿であれば全く問題ないです。
当然、過剰摂取であれば問題ありますよ。
例えば一つの例なんですけども、タンパク質の過剰摂取をすると、
腎臓に血跡、意思ができやすくなると言われます。
それは大体どれくらいかというと、体重60kgの人であれば、
一向き168gのタンパク質と言われます。
これ例えば、食事なので普通にして60g取りました。
それでも108gぐらいありますよね。
普通に食事を取った上で、さらに一般的なプロテインを
例えば25gぐらいタンパク質が入っているものを、
1日4杯以上飲んでいる方とかですね。
食事があんまり取れないという方では、
プロテインを1日5杯、6杯とか飲む方ですね。
これやっぱり多いと思いませんか。
これは過剰摂取とはっきり言えるので、
やっぱりこういう方では当然腎臓に負担がかかりますよ。
これは極端な例ではありましたけども、
もちろん医療にはいろいろな考え方とか見方などがありますので、
今度は腎臓に対して一般の方で、
厳しめと言われる基準で見た場合の話をしましょう。
例えば体重65kgぐらいの人で、
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運動は一般ぐらいの人という方ですと、
タンパク質を85g1日取ると、
結構腎取りが良くないよという基準が言われたりします。
65kgの体重の人で85g。
これはやっぱり厳しめで、
それ以上取ると腎取り良くないよと言われたりするんですけども、
食事でしっかり60g取って、
その上でプロテインを1杯という感じで、
ギリギリになりますけど十分基準なんであります。
だいたいプロテインで1日1杯ぐらいと言われませんか。
普通の量、一般的な量であればやっぱり問題ないと言われております。
体にとっていいものなんだなと思って、
やっぱり取り過ぎるのは良くないんですけども、
普通の量であれば全く問題ないので、
食事で足りてないよという方などは、
プロテインを取ってみるのも良いかと思われますし、
普通に食事している方でも、
やっぱりタンパク質が少なめで、
他の栄養素が入っているプロテインなどを取ってみるのも、
良いかもしれませんねという感じですね。
ここまでは今回質問でした。
では次に本日のワンポイントに入ります。
本日のワンポイント。
ホエーとソイ、プロテインはどう選ぶ?
先ほども挙げましたけども、
プロテインはタンパク質の量の違いなど、
今話したように、食事である程度取れている人だったら、
あえてタンパク質が少ないプロテインを選ぶというのも一つの手ですし、
やっぱり筋肉をめちゃくちゃ増やしたいんだとか、
あと食事があまり通じないんだという方では、
タンパク質が多いプロテインを選ぶというのも、
一つの基準だと思います。
それ以外にも味の違いなどがありますので、
自分の好みの味を選んで、
続けやすいものを選ぶというのも一つだと思います。
何にせよ、自分の食生活のバランスを考えたり、
味の好みなどそういったので選んでいただくのがいいんですけども、
フォエとソイの違いについてとたまに質問されますので、
以前メーカーに聞いた受け売りですけども、
簡単な話をしようかと思います。
筋肉とかを鍛えるため、よく運動される方は
フォエプロテインがお勧めの方です。
フォエというのは牛乳に含まれるタンパク質と一緒だそうなんですけども、
フォエプロテインはタンパク質が大変多いものが多いです。
筋肉をつけやすいので筋肉を鍛えるという意味でいいそうです。
ではソイプロテインはというと、
大豆に含まれるイソフラボンの効果で
皮膚や骨の強化、血流改善というのが期待できます。
タンパク質自体はフォエプロテインに比べると少ないものが多いそうでして、
ある程度食事ができている人なので、
筋肉以外のことを考えたときはソイプロテインの方がいいそうです。
またフォエプロテインというのは牛乳類なので、
牛乳とかでお腹を壊しやすいよという方は
ソイプロテインの方がいいとも言われております。
そういった形で、やっぱり今話しましたけども、
よく運動する方とかはフォエプロテイン。
それ以外の目的のもの、ある程度食事をとっているよという方は
ソイプロテイン、それがいいかなと言われております。
今回はこんな感じです。
このラジオ、現在は毎週月曜日と木曜日の配信を心がけております。
気になることや質問などあれば、
TwitterやInstagramなどの方でいつでもお待ちしております。
聞きにくいことなどあれば、直接メッセージをいただければ幸いです。
また質問だけでなく、
ラジオをこうした方がいいよというご意見なども
是非ともお待ちしております。
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では皆さま、ラジオ最後までお聞きいただき誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
ではまた次回お会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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