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#68 仕事と趣味と距離感と。『暇と退屈の倫理学』から学んだこと
2026-02-11 17:05

#68 仕事と趣味と距離感と。『暇と退屈の倫理学』から学んだこと

『暇と退屈の倫理学』めっちゃ面白いです/意地悪なパスカルとウサギ狩りの話/ハイデガーの退屈の3つの仕分け/仕事ばかり、やりたいことばかりではバランスを崩してしまう/読書の学びから暮らしに取り入れている4つのポイント


趣味とコーピング編、第4回は『暇と退屈の倫理学』について話しています。


内容が難しい部分もありますが、意外と日常に結びつき、身近な例も多いです。100点のうち30点くらい伝わればと思い、わかりやすく話しています。



▶︎『暇と退屈の倫理学』國分功一郎著(新潮文庫)

https://www.shinchosha.co.jp/book/103541/


▶︎リライフフォーラム2026登壇します


3/7(土)〜場所は東京都港区リヴァ本社です。参加無料、定員40名です。


いい復帰とは何か?当事者の語りを切り口に、グループワークの時間もあります。

当事者だけでなく、家族、人事の方、医療スタッフの方も参加できます。


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サマリー

休職中や復職後に趣味を増やすことは、疲れる練習や回復の練習になり、好きなものを味わえるかどうかは心身の状態を観察する目安にもなると語る。趣味は問題から逃げるのではなく、悩みと距離を取り、答えを急がず保留するためのセルフケアだという。休職中は療養のルールや周囲からの見え方にも配慮が必要だが、医療スタッフから日帰り旅行も回復の一環だと学んだ経験を紹介する。さらに映画『パーフェクト・デイズ』の平山の生活を通じ、仕事から離れて日々の習慣や趣味を味わうことの意味と、それが逃避なのか幸福なのかは観客に委ねられる点を考える。

趣味を増やすことと心身のセルフチェック
忙しい日々のセルフケア!復職ラジオ。 今日もお疲れ様です。この番組では、仕事や子育て、いろいろと忙しい日々の中で簡単にできるセルフケアを紹介していきます。
私はくっぺと申します。給食と復職を経験して、その間にセルフケアの勉強しました。
すると、ちょっと楽に過ごせるようになったので、発信活動をしております。 よろしくお願いします。
今日は、趣味に逃げてもよくない給食とパーフェクトデイズに学んだことでいきたいと思います。
最近ハマっているコーピングは夜散歩ですね。 体調がだいぶ良くなったので、夜に20分ぐらい歩いています。コートを着てね。寒いんですけどね。
星と月が綺麗なので、子供にも一緒に行かないと言うんですけど、振られ続けてまして、2日間振られ続けたんですが、昨日行ってもいいけどと言っていたので、一緒に連れて行きました。
星を眺めて、あまり星詳しくはないんですけど、冬の大三角形とオリオン座、この辺りを自分で見つけて、スマホで調べて、これがこれだねっていうことを一緒に確認をしました。
ベテルギウスっていう、名前超かっこいい星があるんで、それの話とかをして歩いて帰りましたね。いい時間になりました。
今日は趣味に逃げることについてですね。ちょっとSNSとかではなかなか話しづらいので、しゃべりながらならニュアンスが伝わるかなと思って話してみます。
一つ目が、趣味を増やすことは自分にとってすごく大事でした。
休職中にですね、趣味を増やすことは、復職の努力にカウントしていいと思っています。
具体的には、いろんな場所に行って疲れてみる練習をしましたし、新しいことにチャレンジして、ちょっとまだできないなとか、これはクリアできたなとか、そういった練習をしていったんですね。
なぜかと言いますと、一回僕も休職して、一回復職に失敗したんですけど、やっぱり仕事でクタクタになるっていうのはわかっていたんですよね。
まずは趣味や楽しいことで疲れる練習をした方がいいなと思って、あるいはそれを回復していく練習、セルフケアの練習っていうのをやった方がいいなと思ってやったんですよね。
実際、仕事が復職して、やっぱり頭の中が仕事仕事仕事って、何とか働き続けたいということでいっぱいになる中で、ちょっと趣味に逃げる。
それこそ図書館に行くとか、スタバに行くとか、何か植物を育てるとか、人によって趣味は様々ですが、そういったものを増やすっていうのも一つの練習になりました。
またこれは僕の話だけではなく、趣味や好きなことができるかっていうのは、セルフチェックになるんですよね。
WAVIさんというメンタルダウン、鬱を経験された、いわゆるインフルエンサーの方がいらっしゃいます。
自衛隊を辞めて、今は転職をして、危機管理の方面でお仕事をされている方ですね。
彼の人生から逃げない生き方という書籍、あるいは彼のツイートの中に一ついいものがありますので紹介をします。
自衛隊にいた時に、大事な決断の前に唐揚げを食べる先輩がいたそうです。
理由を聞くと、好きなものがマジでうまいなら、判断力は正常だろ?と返ってきたそうです。
それでWAVIさんは、逆に言えば好きなものが食べられないのなら判断力が落ちている?
心身が弱っている?いい目安だよね?という趣旨のツイートをされていました。
あるいはそれを膨らませて本では文章にしていたと記憶しています。
そういった好きなものを受け取れる、味わえるっていうのはすごく大事で、
もしそれができないんだったら、たくさん睡眠をとるとか、早く帰るとか、休憩を増やすとかですね。
そういったセルフケアの基本、観察にも使えると思っています。
趣味で悩みと距離を取る
今日話すこと2つ目が、趣味に逃げてOKなのか?というところで、
私は休養の地図という本を書きまして、給食から復食に向けて、あるいは復食後の流れみたいなものを書いたんですけど、
その中で趣味についてはかなり細かく書きました。
その章の最後に、逃げてもいいんですかね?って疑問を持つ人が絶対いるだろうなと思って、
その章の最後に、趣味に逃げていいのか?っていう項目を作ったんですよね。
いろいろと自分で考えて、あるいはリワークでお世話になったカウンセラーの方にも聞いてみて、
その時にすごく印象に残っていたのが、逃げるというより間を取るんじゃないですかね?って言われてて、
どういうことですかね?って聞いたら、
健康な人も上手に逃げてる、上手に間を取っているじゃないですか、
自分の抱えている悩みとかストレスの原因とかと、上手に間を取っていますよね、距離を取っていますよねって言われたんですよね。
それが人によってはお酒を飲む、晩酌をするだったり、
マラソンで村上春樹さんのように長い距離を走るだったり、
あるいはガーデニングに没頭するとか、ひたすらゲームをするとか、
好きなお酒のライブに行くとか、人によって様々なんですけど、
ずっとしんどいことに向き合い続けるっていうのは人間はやっぱりきついので、
たまには息抜きをっていうのはみんなやってるんだろうなって思います。
で、私はセルフケアは何のためっていうところをこの間話しましたが、
やっぱり自分の抱えている大きな問題に落ち着いて向き合うためだと思っています。
それが転職だったり、復職だったり、親の介護だったり、離婚するかだったり、
ちょっと子供とうまくいかない、いろんなものを皆さん多かれ少なかれ抱えながら
笑顔で過ごしていると思うんですけど、その悩みの箱をずっと開けっぱなしで
ずっと直視しているのもやっぱりしんどいと思うんですよね。
僕の場合は給食してた時に復職をするのか、それとももう辞めてしまって転職をするのかっていうのは
めちゃめちゃ重たい箱だったんですけど、それを一旦棚上げにして趣味とか他のことをやるんですよね。
ネガティブケーパビリティという言葉があります。
答えを急がずに立ち止まる力、結論に飛びつかず保留にする力ですね。
これはすごく大事だったんですよね。
しかもネガティブケーパビリティは暮らしの中で発揮されると僕は考えています。
棚上げにして今は考えないって思っても、悩みが深いとですね、
またすぐにその箱を取り出して開けちゃうっていう風に考え事がはかどるんですよね。
だからこそ趣味、趣味に逃げる、趣味で間を取るっていうのはすごく僕にとっては大事な技術だったと思っています。
なので、趣味を増やしているこの時間にも意味があるんじゃないかとか、
趣味ができないんだったらやっぱり疲れているんじゃないかっていうような趣味との関わり方っていうのはすごく考えてきました。
休職中のルールと回復のための外出
ただ一方でやっぱり組織で働く以上ルールはあると思います。
給食中の方は療養に専念する義務があります。
会社の規則で給食したものは療養に専念するものっていうのがおそらく決まっているんですよね。
だから極端な話、趣味いいじゃんってことで休んでいる人がハワイに行ってSNSで写真をアップしまくるっていうのは
もう信用失墜行為だったり他者の不審感にもつながってしまいます。
こんなことを言うとじゃあ給食者は家から出ちゃいけないのかって怒られるかもしれませんが
僕は図書館に行ったりカフェに行ったりそれこそ疲れる練習もしてきたんですよね。
仕事に復帰したら結構歩く仕事だったので歩く練習もしてました。
家にいなきゃいけないわけではないんですけどそれを全部公にするっていうのはやっぱり良くないですし
隠れて生きるというかちょっとその間に自分と向き合うみたいなものはすごく大事なんじゃないかなと思っています。
ただ自分はちょっと本当にしんどかった頃にちょっとだけ入院も経験したんですけど
その時に10人ぐらいで月一で日帰り旅行に行くっていうプログラムがあったんですよね。
ここで学んだことはすごく大事にしています。
温泉であったりとかみかん狩りであったりとかきれいな観光名所を散歩したりとかその時々で違ったんですけど
こんなことしていいんですかって聞いたら医療スタッフの方々がこれも回復の一環だよねって言っていただいて
仕事だけに戻るわけではないからですね。それこそ疲れる練習にもなりますからね。
でもやっぱりいざ行ってみても本当前も話したんですけど楽しめないんですよね。
きれいな景色が広がっているのに悩み事で頭がいっぱいで全然受け取れてないなっていうこともありましたし
それ状態が悪かった時で状態が良いときに参加したときはですね
家族とも日帰り旅行は行こうって思ったんですよね。
それで今も大事にしています。日帰り旅行ですね。
疲れやすい体なんですけど
こないだテレビで羽田空港特集があったんですよ。
そこで働く人たちとかそこで働く車とか結構いい企画だったんですよね。
子供の飛行機見たいっていう熱がグッと上がったので
こないだ子供を連れて空港に行ったんですよ。
熱は熱いうちに。
呪術回戦の測り禁じってキャラも言ってるんですけど
やっぱ子供の熱がガッて上がったときに
今だって言って仕掛けれるぐらい体力は持っておきたいですし
そういったキャパをねそこで使える風にセルフケアしたいなって思うんですよね。
仕事からの逸脱っていうのはすごく大事だと思います。
仕事を続けるためにも趣味に逃げる。
趣味で距離を取るっていうのはすごくいいのかなと考えています。
映画『パーフェクト・デイズ』に見る仕事と趣味
最後3つ目が映画パーフェクトデイズの話をします。
前回も紹介しましたが
トイレを掃除をする平山さんという方が主人公の映画で
役所工事さんが主演なんですが
すごく良い日常を描いた素敵な映画でした。
仕事からの逸脱、趣味を楽しむという点では
すごく参考になる、考えが深まる作品だったと思います。
主人公平山さん50歳ぐらいのおじさんなんですけど
舞台は東京のいろんなちょっとおしゃれな
街の公園のトイレを清掃していくんですが
スカイツリーの下、押上辺りに住んでいます。
朝、近所の人の放機の音で目を覚まし
自販機でコーヒーを買って出勤。
トイレ掃除をした後、昼は神社のベンチで木漏れ日を眺める。
1枚だけ写真を撮ってまたトイレ掃除に戻る。
全ての仕事が終わったら
さっと銭湯に行ってご飯を食べて読書等をつけて古本を読む。
眠くなったら寝る。こういった生活なんですよね。
他には写真を現像しに行ったり
神社でもらった小さな植物を自宅で育てたり
そういった居心地のいい習慣の中で
おじさんが楽しそうにしている、そんな作品です。
監督がドイツでしたっけ?外国の方なんですけど
監督も話していましたが
その主人公の平山さん、彼はおそらく以前の生活があったんですよね。
映画ではその答えはちゃんとは明かされないんですけど
おそらくスーツを着て優秀なビジネスマンだったんですよ。
役所工事さんを演じる平山さんはそこから降りて
監督の意図としては僧侶のような生活をする。
そこで役所工事さん自身の考えや演技によって
最終的に平山さんは完成したそうです。
彼は一人なんですけど十分に味わっていて
日々を暮らしを楽しんでいるんですよね。
朝ドアを開けると必ず上を見上げて
太陽を見て微笑むんですよね。
ただ平山さんに学ぶところはたくさんあるんですけど
彼が幸せとは限らない。
以前ノートで映画感想文を書いた時
羨ましいという言葉を引っ込めたっていうタイトルにしたんですけど
平山さんがネタバレにここから先ならないように話してみますが
レクサス高級車に乗った妹さんが来るシーンもあって
ずっとその仕事を続けるのって言ったんですけど
まあ俺はこれでいいんだみたいに受け答えてるんですよね。
彼が無理をしてるとは思わないし
存分に趣味を楽しんでるんですけど
良い習慣が崩れた時若干人間に戻る。
趣味に逃げ込んでいるのか楽しんでいるのか
それは映画を見たあなた次第というような作品だったなって思います。
一応概要欄に自分の映画感想文のノートを書いてるんですけど
ぜひ皆さんも見てね。
どんな受け取り方をするのかめちゃめちゃ気になる作品なので
良かったら見てみてください。
とても良い映画でした。
エンディングです。
趣味で距離を取りながら暮らす
いかがだったでしょうか。
今日は趣味に逃げることは悪いことじゃないんじゃないという話をしました。
いろんな話をしましたが
すごく簡単にまとめると
趣味に逃げると言いますか
趣味で距離を取る
そういったことをしながら
健康な人もいろんな人も
今日もなんとか生きていると思います。
なので
そういった趣味を増やす時間とか
趣味ができないなら少し休むとか
そういった足掛かりにしてもらえたらなと思っております。
副職ラジオは毎週水曜日配信しています。
また聞いてみてください。
ありがとうございました。
17:05

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