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忙しい日々のセルフケア!復職ラジオ 今日もお疲れ様です。この番組では、仕事とか、お育てとか、いろいろと忙しい日々の中で簡単にできるセルフケアを紹介する番組です。
私はくっぺと申します。給食と復職を経験して、その間にセルフケアの勉強をしました。すると、ちょっと楽に過ごせるようになったので、発信活動をしております。
よろしくお願いします。 今日のテーマは、「ネガティブ・ケイパビリティって何?結論に飛びつかないって大事なの?」です。
ネガティブ・ケイパビリティとは、答えの出ない事態に耐える力です。 聞き馴染みのない概念なので、今日から4回に分けて、できるだけ分かりやすく話していきたいと思います。
答えがわからないまま、どうやって日々を生きていけばいいんだろう? 皆さんは、こんな悩みを抱えたことがありますか?
それは、僕の場合、病気との付き合いだったのですが、結婚や離婚、転職するか退職するか、親の介護、人によって様々だと思います。
僕は、給食して出口が見えなかった頃、主人にオススメされた本を通じてネガティブ・ケイパビリティを知りました。
それを知って、ちょっとだけ楽になりました。
今回は1回目なので、僕にとってのその教科書、ネガティブ・ケイパビリティ、母木木宝成さんが書かれた本、朝日新聞出版を題材に、簡単な概要を説明していきます。よろしくお願いします。
まず、母木木宝成さんは精神科医であり、小説家です。彼もネガティブ・ケイパビリティと出会って、ちょっと楽になれたそうです。
まず、ネガティブ・ケイパビリティの定義は3ページから引用します。
ネガティブ・ケイパビリティとは、どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える力を指します。
あるいは、請求に証明や理由を求めずに不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力を意味します。
ちょっと分かりにくいのでキーワードを出します。
それが、「結論に飛びつかない」とチューブラリンです。
例えば、学校教育において、短い時間でたくさんの問題を解く力、求められますよね。テストとかね。
社会人になってからも、何らかの会議において、限られた情報から一旦結論や方向性を出すこと、求められますよね。
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ネガティブ・ケイパビリティはその逆です。
安易に結論を出さない、保留にする、棚上げにする、とりあえず様子を見る、チューブラリンに耐える、こんな力ですね。
一般的には問題が生じたら、的確に速やかに対処する能力が求められる。そっちはたくさん育てられる。
ネガティブ・ケイパビリティはその逆で、なかなか育んでこない影の能力と言われています。
ちょっと分かりにくいので例を出しますね。
例えば、何回も会議を繰り返すのに、「分かんないね。今日も分かんなかったね。」と言って、「じゃあまた2週間後に。」って言われたらどうでしょうか。
いやいやいやいや、答え出そうよってなりませんかね。
あるいは頭痛が痛いなぁと思って、何とかしてほしくて病院に行ったのに、「ちょっと分かんないね。分かんないからとりあえずまた2週間後に。」って言われたらどうでしょう。
いやいやいや、何とかしてよってなるかと思います。
ただ、ハハキギさんは精神科医なので、患者さんと向き合う日々の中でそんなに簡単に、「これにはこう。」という答えが見つかったりしないんですよね。
複雑な状況を抱えているので、ちょっと引用をしますね。
101ページ、すごく印象的でした。読み上げます。
主治医の私としては、このチューブラリンの状態をそのまま保持し、間に合わせの解決で長尻を合わせず、じっと耐え続けていくしかありません。
耐えるとき、これこそがネガティブ・ケイパビリティだと自分に言い聞かせます。
すると、耐える力が増すのです。
ネガティブ・ケイパビリティを知っていなければ、私はとっくの昔に患者さんから逃げ出していたでしょう。
どうにもならない問題なので、もう来てもらっても無駄です、と言って追い払っていたかもしれません。
この時、私はネガティブ・ケイパビリティを発見したキーツに、そしてそれを発見したヴィオンに、また論文に仕立てて私に知らしめた米国の医師に心の内で感謝しています。
先進回の苦悩ですよね。
私も患者側でしたが、どうにもうまくいかないという人を毎日毎日見ていて、投げ出したいとなった時に、ネガティブ・ケイパビリティだなと意識して乗り越えたという話でした。
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ところで、ネガティブ・ケイパビリティを発見したキーツとは誰か、そしてそれを再発見したヴィオンとは誰か、簡単に説明しますね。
まず、キーツはイギリスの詩人です。詩を書く人、文学の人ですね。
1795年に生まれ、25歳で亡くなりました。
彼が弟に出した手紙の中でネガティブ・ケイパビリティという言葉が初めて使われていました。
彼曰く、シェイクスピア、ハムレットとかロミオとジュリエットが有名な人ですね。
このシェイクスピアがネガティブ・ケイパビリティの人だというようなことを残しているんですよね。
それで170年後ぐらいに、今度はヴィオンという精神科医によってネガティブ・ケイパビリティは再発見されました。
ヴィオンは戦争を経験した精神科医、精神分析の人です。
すでに学会の応募書であったヴィオンによって、文学だけでなく精神医学の分野でもネガティブ・ケイパビリティが広く知れ渡るようになりました。
キーツが最初に言ったんですけど、そのキーツだけだと全然有名にはならずに、ヴィオンという人に何というか170年後に見出されたのがこの言葉なんですよね。
そんなネガティブ・ケイパビリティが小説家であり精神科医である母ケギホウセイさんに届き、書籍を通してさらに人々に広まると、この辺りが何だか感慨深いなと感じました。
雑談なんですけど、キーツが尊敬するシェイクスピア先輩、どんなものかなと思って読んだんですよね。
ネガティブ・ケイパビリティが上手なシェイクスピア先輩。
まず、ベニスの商人を読んで、悪役がこっぴどくやられるんですけど、結構彼にも可哀想なところがあるなと感じました。
また、勝った側の主人公たちも結構悪人だなって思いました。
次にハムレットを劇団式のDVDで見て、主人公がおかしくなってしまったのか、おかしくなったフリをしているのか、絶妙にわからないんですよね。
で、周りの人はおかしいと言ってるけど、たぶん80%ぐらいの確率で正常なんですよね。
つまり観客をチューブラリにさせて物語に引き込むのが上手い。
そして人間というのは明確な正義や悪役がなく、いろんな色合いが織り混ざっている。
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シェイクスピアがネガティブ・ケイパビリティの人というのは、僕もなんとなくなんですけど、複雑なものを複雑なまま、そういった部分に長けていたのかなと感じました。
さらに雑談を重ねてしまうのですが、物語の中でネガティブ・ケイパビリティを感じるのはスピノザの診察室という作品でした。
これ実は半年以上前、シャープ5で話した京都の町のお医者さんの物語です。
伏線回収ですね。
主人公の町先生は甘いお菓子が大好きな人で、優しくて腕が立つ人です。
スピノザの診察室の中に症状が急変した患者さんに対応するシーンがあります。
サポートをする南先生は状況からすぐに濃厚則だと判断し、すぐにでも対処しましょうと求めます。
時間がないから一刻も早くという感じですね。
でも町先生はもう少し時間が欲しいと言って、結論に飛びつかず観察を続けます。
最終的に脈拍から違和感に気づき、孤倫作動型クリーゼという南先生にとって初めて聞く病名にたどり着き、適切な対処をするんですね。
すごく印象的なシーンで、町先生には能力があるのに患者をほったらかしにして見とることを待っているんじゃないかと疑われるシーンもあったのに、
そこで南先生がマジかってなるんですよね。
ということは彼の結論を出さないスタンスにも何か意図や意味があるのではないか。
この先は物語を読んでほしいのですが、非常にネガティブケイパビリティという言葉が出てこないにもかかわらずすごく扱われている、それが漂う作品だなと感じました。
こんな感じでシェイクスピアはネガティブケイパビリティで上手に観客をハラハラさせる、スピノザの診察室は作品の中でネガティブケイパビリティを感じるというのが僕なりの色々読んでみた結果ですね。
最後に僕自身の話ですが、給食中の人って本当にチューブラリン状態なんですよね。
結論に飛びつかない力、ネガティブケイパビリティの話をしてきましたが、給食中は苦しい。
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結論に飛びつきたくなるんですよね。
副食するか退食するか転職するか、具合が悪い中でぐるぐると考え続けます。
多分健康な人には意味がわからないと思うんですけど、そのチューブラリンの状態に耐えられず、休んでいるより副食した方がマシと飛びつく人もいます。
そして苦しみから逃れるためにですね、命を断つ人もいるのが怖いところです。
そこでネガティブケイパビリティ、一旦保留にして少しずつ様子を見るというのはとても大事だったんですよね。
で、うまくいかない日々も今はネガティブケイパビリティの練習をしている、育っていると考えていました。
結論を保留にしてゆったりと構えて、僕は結果的に元気になれたのでありがたかったんですよね。
性格上、昔から最悪を想定して問題が起きたらすぐに解決するタイプだったんですよね。そんな性格でした。
でもその保留にするとか曖昧な状態に答えるっていうのは、あんまり鍛えてこなかった力だなぁと反省しました。
完璧でなくてもうまくいっているとは言えなくても何とかやっている、それの価値というものをですね、若く未熟だった僕は知らなかったんですよね。
野球においてノーヒットノーランというのがあります。
一人のピッチャーが9回を全部投げて1本もヒットを打たれない。ノーヒットノーランを達成するとすごく新聞とかに取り上げられるんですよね。
でもそれに対して、とりあえず6回、9回のうち6回まで2点3点4点と取られてもへこたれずに投げるピッチャーがいます。
そういったピッチャーのことを試合を作るって言うんですよね。
彼が試合を作ると他のピッチャーを休ませたりできます。
そういったものの価値っていうものもだんだんわかるようになってきました。
なんか輝かしい、みんなに写真を撮られるような劇的なものではなく、日々の中でへこたれず何とかうまくやる。
うまくもいってない日もあるんですけど何とかやる。
これは僕が年を取っただけかもしれませんが、ちょっと勉強になりました。
エンディングに行きます。
いかがだったでしょうか?
今日はネガティブケーパビリティって何?
結論に飛びつかないって大事なの?について話しました。
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ネガティブケーパビリティ、それはすぐに答えを出すことの逆の力。
だから結論に飛びつかず、保留にしてとりあえずみたいな力です。
ちょっと伝わったでしょうか?
次回はわかんないと思いますので、僕もわかってるわけではないので、ゲストの方とちょっとネガティブケーパビリティについて話してみます。
そして第3回第4回で、日常の中でどんな風にネガティブケーパビリティを意識して過ごしているか。
あとやっぱ転職か副職かすごく悩む答えの出ない問題に対してどうアプローチをしたか。
このあたりを話せたら結構いいものになるんじゃないかなと思います。
今日はすみません。なんか講義みたいになってしまいましたが、またよろしくお願いします。ありがとうございました。