1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第75回 【労務トラブル事例】..
2024-05-03 13:04

第75回 【労務トラブル事例】「横領」はキャッシュよりも物品!?

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/kuno_q/

00:02
こんにちは、エンド科学系で久野正弥の「労務の未来」久野瀬でよろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで今日も行きたいと思いますが、今日はちょっと新しい企画というかね、
「労務トラブルの超リアル事例」というのをやっていきたいなと思っておりまして、
ということで、第1回目的な感じにはなるんですけど、何をテーマにしましょうかね。
そうですね、いくつか持ってはいると思うんですけど、
私がリアルに経験してきたトラブルの事例って、最近多いなと思うところからまず第1が横領。
最近多いと思うのが横領ですか?
最近じゃないんですけど、大体2ヶ月に1回ぐらい事件としてはあります。
横領ってそんな頻繁にって感じ?しかも微妙なとこですよね。
横領って結構、税理士の先生に行くか、あとひどいときは弁護士に行くかとか、
書道師の先生のほうにも来る、そこが労務トラブルとしてか。
そうですね、そのあと懲戒処分どうするかっていうところになると、
もちろん弁護士の先生にも相談はしてますけど。
いやでもすごいですね、横領の話がちゃんと書道師の先生、都市の問題として来るっていう。
ちょっとそこは東海さんの強さを感じますけども、中身を見てみましょうか。
業種ごとの特性があると思うんですけど、建設業とかで物がなくなるとか、
そういうのも大量じゃないですか。
買いだけじゃなくてね。
あと製造業とかでも、部品とか。
最近だと銅とかって結構高く売れるとか聞いたことあるじゃないですか。
実際電気工事屋さんとかで電線がなくなるとか。
なるほどね。
結構多いんですよ。
転売できちゃうというか裏で売れちゃうようなものとかね。
そうなんですよ。どうしてもキャッシュレスになってきてるので、レジからお金抜くとか、
そういう事案はもう極端に減ってはいるんですけど。
やっぱり物が盗まれる。
そういう事ですね。
小売りで社内の在庫がなくなった。
建設業、製造業で社内の仕入れと呼ばれるような在庫ですよね。
在庫とかがなくなるっていうのは結構昔からありますし。
私がなんかずれてるんですね。
応料というとイコールキャッシュって出ちゃうんで、
JDCとかによく行く相談じゃんと思ったものが、そうじゃないからこそ。
そうなんですよ。
そういう時にどう考えるかっていうところと、
小物先にどういう風なアドバイスをするかっていうところが、
ちょっと今日話したらいいなと。
いいですね。ちょっとどうなのかなって感じですけど。
03:00
金額の高はあると思うんですけど、
私やっぱり応料するお客さんにいつも話しするのが、
よく従業員の処分って話になって、
従業員めちゃくちゃ悪いみたいな話、経営者の方がされるんですけど、
それは確かに共感はするんですけど、
経営者としては取られる仕組みを作ったっていうところで、
従業員犯罪者を作り出したってことは近いと思うんですよ。
もちろん事案とか、完全に従業員が悪いケースもあると思うんですけど、
ヒアリングとかして、
その状態を見て、本当に解雇する事案もあるし、
それこそ言及とか、出勤停止とか、
告白とかってやるとこもあると思うんですね。
それはそれで多分淡々とやっていかないといけないし、みたいな話なんですけど、
ここでしっかり伝えておきたいのは、
やっぱり物がなくなるとかって、
会社の仕組みの問題が大きいのかなと思ってるんで。
経営責任側の方のものとしてまず見るのと。
そうですね。中小企業で在庫管理していなければ、
従業員からしたらこれ1個ぐらい持って行っても、
分かりやしないだろうって思われるし。
まあそうです。
倉庫に関係を掛けていなければ。
間が開くものって確かにいろんなところで起きますもんね。
本1冊取るなんて簡単ですしね。
そうなんですよ。
鉛筆1本とかね。
そうなんですよ。
だからお金を手にした瞬間に、
人間ってのは迷いが生じるっていう根源的なところを理解しないで、
なんかこう、生前説みたいな。
生前説でいいとは思うんですけど、
有事もあり得るっていうような経営がされてない会社が、
あまりに中小企業多いなと思うんですよ。
人間ですからね、我々ね。
どんなにきれいごと言って生前説取っても、
人間であるでしょ。汚いものありますもんね。
そうなんですよ。
だからまがさすって前提で、
やっていくのが大事なんじゃないのって話を結構させていただいてるんで。
なるほど。
だから事件があった時に最後にちょっと、
お前は傷に塩を塗るのかとかよく言われるんですけど、
最終最後は社長が悪いですよって話。
いきなりぶっこむなって思いましたけど。
落ち着いた後には、
とはいえ社長が悪いですよっていうふうに、
社員に言えとは言ってるけど、
なかなか言いづらいとは言うんですけど、
私は関わった案件は言わないと、
組織の成長につながらないんじゃないかなって、
言ってはいます。
その言えと言うのは、事件をちゃんと解放しろってことですか?
事件が終わった後に、
社長自身、経営陣が反省をしないと、
結局従業員のせいにしちゃうんですよ。
うやむやにしてあいつが悪かったっていうテーマで
終わらせるんじゃなくて、
自分たちの責任の問題だとして、
振り返られていたわけですね。
例えば、倉庫にカメラを置くとか、
在庫が常に管理されてるという状態で、
要は背面の記憶がなければ、
それは持っててもわかんないよねって話になるじゃないですか。
どっかで数えられて、
これはわかるなっていう状態にしておかないから、
06:00
物が持っていかれるわけ。
そういうことをきっちり普段からやってないと、
そういうことが起きるので、
お金が盗まれるとか、物がなくなる会社っていうのは、
管理が甘い、
従業員に舐められてるっていうのが、
結論なんだろうなと思うんで、
全ての会社が通る道なので、
そこを反省して次に活かすっていうことが、
めちゃくちゃ重要なんじゃないか。
問題が起きたときにそのまま流すのではなくて、
その根源をちゃんと追求して対策を練ると。
当たり前っちゃ当たり前ですけど、
いざそういう話が出ると見たくないから、
あいつが悪かったってやりたくなりますもんね。
さっきも話しましたけど、
犯罪者を作り出す可能性あるんですよね、会社が。
最終的にはその人の人生が狂う結果になるじゃないですか。
確かに。
その側面で見ると、
犯罪者を作ってしまったのは、
あなたの責任ですよとも言いたいってことですか。
そう思わないといけないんじゃないのかっていうのが、
我々の経営の観点なんじゃないかなと思います。
確かに。
あまりにも納得と説得力がありすぎて、
耳を塞ぎたくなる。
本当に人のせいにしすぎなんだと思いますよ。
フォトキャストだから言えるっていうのはありますけど。
これ大事な話ですね、本当に。
ちなみに、
物品とかの応料が多いというか、
キャッシュだけじゃないんだよっていう話ありましたけど、
キャッシュって結構不労場抜けがあると、
見つけやすいところはあるじゃないですか。
あまりに現金商売しすぎてて、
まるで見えないのがあるとしても、
物っていうのはどういうタイミングとかで、
表に出るっていう傾向があるみたいなのって、
なんかあるんですか。
やっぱり始めは、
例えば電線一本とかでも、
ちょっとずつしかやっていかないんで分かんないんですけど、
だんだん慣れてくると、
手打ちが荒くなってきて、
数字にインパクトあるような形でなくなってくるんですよ。
そうか、だからもう、
数字にインパクトある形で見えるぐらいの形で、
トラブルが起きて気づくっていう、
分かりやすい感じなんですね。
積み重ねの結果。
積み重ね、そうなんですよ。
見つかるまでのタイムラグがかなりあるっていうのも、
中小企業の問題点だと思うんですよ。
なるほど。
そういうのがやっぱり多いですね、一番ね。
大体、こういったケースは、
労務上のトラブルで、
どう未然に防ぐか、
その問題は一体誰の問題なのかっていう点において、
まず警視庁責任であり、
ちゃんと管理ができていないっていうところを見なきゃいけないよね、
という話が、たぶん本当に叱るべき話だと思うんですけど、
09:03
実際にそれでトラブルになってしまった後、
労働者側は大体どういった対応になることが多いんですか。
やっぱり金額が大きいと、
本当に警察に連絡したりとかっていうケースもありますし、
窃盗事件ですよね。
そうですね、窃盗とかになりますし、
あと他人の金幣を盗むとかになるケースもあるので、
それはもう返してもらわなきゃいけなくなったりするんですよね。
例えば被害届けみたいなところを出すケースもあるんですけど、
ただ会社としてはお金を返してもらうのか、
警察に何とかしてほしいと思うのかっていうのは、
会社のいろいろスタンスによると思うんですけど、
そういうときは金額が大きいときは家族とか、
それこそ身元保証書とか、
会社としては金銭扱うようなところを取ってると思うんですけど、
そういうところに連絡をして、
代わりに払ってもらえますかとか。
回収とか。
いついつまでに返すというようなことをやれば、
少し被害届け取り下げますとか、
いろんなことをやりながら、
弁護さんにお願いしてというような形で、
その後は結構大変なことになっているという感じです。
それに対しての回収的な問題と、
雇用維持継続の観点はどうなんですか?
やはりもうなかなか言いづらいというところはあると思うんで、
なので私たちも退職勧奨じゃないんですけど、
これ以上うちの会社では難しいんじゃないですか、
みたいなところで相談をして、
10年からそのまま辞めていくケースなんかもありますし。
これでも残りたいみたいなのがある?
あんまりそこはないですね。
あまりにも気まずいので。
やっぱり気まずい。
解雇に持っていくのかというのも、
検討したりとかっていうのはやってますけど、
事実が本当に明るめになれば、
そこまで雇用維持の問題ってあんまり起きないかなっていうところは。
雇用維持するか維持しないかとか、
そこで揉めるというよりは、後処理どうするかとか、
他の従業員に対してどう説明するかとか、
そういったところも大事だし、
反対にもう一個ポイントがあるなとすると、
他の従業員がどう思うかっていうところで、
あまりに処分が軽すぎるなっていうことじゃやっぱりまずいと思うんで、
こういうことやるとまずいんだっていうこともやらないといけないので、組織としては。
だからそのあたりのバランスも考えて、
警備の場合の方がやっぱり悩みますよね。
ちょっとやりすぎじゃないかって思ったりとか、
お金を盗むってことは結構大きなことでいいと思うんですけど、
なんかこうちょっと微妙な、本当に、
物が、
備品が無くなったとか、
これ持ってったんじゃないのかという疑惑があるぐらいの程度なのに、
めちゃくちゃ厳しい処分をすると、
ちょっと会社でいづらいよなみたいな話になったりとかするんで、
そういったところは結構、
対1対1というよりは、やっぱり常に組織っていうのをイメージしながら、
12:00
一人の処分を検討していくっていう話になる。
法令事件は経営者責任であり、対1の話ではなくて、
組織の問題であるという観点に立って、
一応、
ちょっと現状を見てみるというところですかね。
はい、お願いします。
いい感じで、
耳が痛い話をいただきましたので、
背筋伸ばして、
経営に向き合っていきたいなと思いますが、
次回もまた、ロームトラブルいきましょうか。
はい、お願いします。
ということで終わりましょう。
加野先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、
角正屋の質問を受け付けております。
番組内のURLからアクセスして、
質問フォームにご入力ください。
たくさんのご質問お待ちしております。
13:04

コメント

スクロール