1. 社労士久野勝也の「労務の未来」
  2. 第76回 【労務トラブル事例】 ..
2024-05-10 09:01

第76回 【労務トラブル事例】 丸投げのBPOは「未払い残業代」に発展!?

【毎週金曜日/朝8時配信】
社会保険労務士の久野勝也が、混迷を極める「労務分野」について、経営者と労働者のどちらの立場にも立ち切り、どちらの立場にも囚われずに、フラットな視点でお届けする番組です。

●番組への質問はこちら
https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_kuno

00:03
こんにちは、遠藤克樹です。久野勝也の「労務の未来」、久野瀬でよろしくお願いいたします。
お願いします。
さあ、ということで、今日も前回に続きまして、「労務トラブル事例」ということでやっていきたいと思いますが、
前回はね、応料について、キャッシュだけじゃなくて、物品の応料が実は多いというような話もありましたけども、
今日の手はお願いいたします。
未払い残業のトラブルのところで、意外なケースというか、お伝えしたいなと思ってるんですけど。
未払い残業の労務トラブル、意外なケース。
普通に未払い残業というと、朝早く来てるんだけどお金が払われてないとか、
夜遅く働いてるのにお金もらってませんみたいなところがあると思うんですけど。
よくある話ですね。
そうですよね。事案の中であったのが、アウト送信会社。
社道事務所、税理事務所とか、あとは一般的なアウト送信会社があると思うんですけど、
そういったところに依頼している給与計算で、計算のロジックが違うんじゃないかって指摘を受けて、
よくあるのは、例えば残業を出すときに、本当は基本給とか能力手当とか職手当とかっていうのを足して、
所定労働時間を平均に割って、時給単価を出すんですけど、
この計算が、なかなか言われたことないんですよ。おかしいんじゃないですかって指摘を受けて、
計算式間違ってるもんね。
そうですね。それで払ってくださいっていう事案が来て、そこそこでかい会社だったので、
いろんな人に広がって、
下げ算したら大変な金額になった。
大変な金額になったと。
これはどっち側なんですか?今の事例で言うと、社員さんのほうに少なく払ってた方の話ですか?
そうです。社員さんのほうに少なく払ってたので。
会社側からしたら払わなきゃいけねえじゃんってことですね。
そう。ここの論点、難しいところが、会社としてはアウト送信会社に頼んでいたので、
大丈夫だろうと思ってやってたっていうところですね。
アウト送信会社のほうは、これはちょっと私たちも気をつけなきゃいけないところであるんですけど、
初めに設定、うちは結構確認してるとは思ってますけど、
初期設定した状態でやっていくので、
当然設定が合ってるだろうということで毎月進んでってるんですよね。
多くのケースっていうのは。
だから、しかもそれが何となく3年も4年も続いていくと、
逆に言うと、そういうルールで払うんだっていうことを合意してるみたいな形に、
アウト送信会社も捉えてしまってて、振り返る機会が全くなかったと思うんですよ。
はいはいはい。
で、ずっと見張り作業で続けてるんですけど、
言われたときにまたポイントとしては、会社としては知らなかったっていうことを、
従業員に行ったところで、なんかちょっとこう、え?って感じになるじゃないですか。
03:03
アウト送信会社って言われても、従業員からしたら関係ないですからね。
そうですよね。会社も確認してたんじゃないですかって話になるんで。
やっぱり、アウト送信会社がやってくれてるから大丈夫っていう感覚を、
ちょっと捨てなきゃいけないよってところと、
信頼回復のために過去遡って3年分なり、払い戻しが出てくると思うんですよね。
一気にキャッシュがアウトしてくるんで、やっぱり怖い事案だなと思うので、
同業者とか私たちもアウト送信をやってる身として、
プロとしてはしっかりやらなきゃいけないなって思いつつも、
特に小さい会社は多いと思うんですけど、
社道事務所とか税理事務所とかだと、
税理事務所とか社道事務所に頼りすぎっていうか、
疑問しすぎ。
当然やってくれてるだろうみたいなところは、もちろん当然やるんですけど、
やはりアウトソーシングって、
例えば社道事務所でも20件、30件とかって、
小さい事務所でも小物作業にいるわけじゃないですか。
そこにとっては30社の中の1社であるし、
でも自分の所の経理とか休憩さんって、
自分の会社の1社のうちの1社なんで、
比重がやっぱり違うってこともちょっと理解をして、
だからちゃんと自社でもう年に1回ぐらいはチェックするとか、
それは社道事務所の先生とかに確認して、
うちって高校で大丈夫だよねって、
グレーゾーンって今どういうところがあるのっていうことで、
確認職っていうのは結構大事なんじゃないかなっていうのは改めて思いました。
中小企業を丸投げの話してくださいましたけど、
そもそもその給与計算を算定するためのロジックも、
全然もうまるで分かってないから、
だからお願いしてんだよっていうスタンスでやっちゃってるんで、
質問すらもできないみたいな方も結構多いじゃないですか。
そうなんですよ。
だからやはり理解をした上で外に出すとか、
あと分かってなくてもちょっと計算が…
一番いい質問っていうのは、
うちがグレーだと思うところを上げてくれっていうのを
お願いするのが一番いいんです、社道事務所に。
で、やっぱり良くないところ、
経営者でまずい方っていうのは、
要は知ると知らないようにしちゃうというか、
見ないようにすると都合が悪くなる。
この間の応料の話と一緒じゃないですか。
そうなんです。
まず知ってた上で払うか払わないかっていうのは、
また別問題だと思うんですけど、
仮に残業請求来たらいくらぐらいかなっていうことを知った上で、
リソースの今譲れる範囲で、
まずここから直そうとかっていうことをやっていく必要があるので、
なんていうか、だからうちってそういう問題点って今ない?
って社道事務所、経営事務所に聞いておくのが一番いいと思います。
うちのグレーなところはどこっていうのを
06:00
一つ大事な修行さんに言うキラー質問として
持っておくべきということですね。
その時にグレーなものが出た時に目をつぶらないっていうスタートが出るんですが。
そうなんです。
で、やっぱりそうやって言ってくれると
この先も生きるんですよね。
やっぱり社道事務所も生きるんですよね、なんていうか。
そういうことをアドバイスするために日夜勉強してるんで、
やっぱり嬉しいですね。
それをいきなり全部解決する必要は全くないので、
それを半年かけて直していきたいと思うんだけどっていう風に言ってもらえると
やっぱり事務所としてはすごく嬉しいし、一緒にやっていこうと思いますよ。
今の修行側の立場、言葉としてすごい大事な話ですよね。
普段そんなことは表に出されないけど、日夜勉強していて
そういうものを質問されて尋ねられることが実は嬉しいんだっていうことをね、
ちゃんと知ると質問していいんだって気持ちにもこちらもなりますね。
そうなんですよ。やっぱり直したいと思ってるし。
こっちからやっぱりここってグレーですよって言うと
なんかやっぱりお客さんってイラッとするだけなんですよ。
そうですね。また問題提起ばっかしやがってめんどくせーみたいな話になっちゃうと。
でも向こうからね、うち問題ないの?って聞いてくるとめちゃくちゃ嬉しくて。
別にそれ全部直そうとは僕らも全部直そうと思ったら台前に行ってますよって話になるんで。
そこ一緒に直っていくのは仕事ですから。
なるほどですね。テーマとしては見払い残業でしたね。
そうなんです。だからとにかく一度、要は社の事務所側も結構問題なんですけど
グレーだと思って分かってやってるケースがほとんどなんですよ。
でも社長ってどうせ言っても言うこと聞かないだろうとかっていうケースとかもあるんで。
資料が傾斜に諦めちゃうパターンね。
そうですね。だからポッドキャストを聞いていただいてるお客様で社同士の顧問がいる方は、
社同士の事務所に、うちってグレーゾーンになったらちょっと教えてほしいと。
突然言われても困るしというふうに事業のほうから。
すごく大事なお話を聞きましたんでね。
もし参加者さんの方で聞いてる方がいれば、社長とかに聞いてもらって
こういうことをやったほうがいいみたいですよみたいなことも含めて活かしていただきたいですね。
ということで。いいですね。ロームトラブル事例はリアルなんで。
非常にそういうのもあんだみたいな感じがありますので、ぜひ皆さまもそういったトラブル事例がありましたら
ぜひぜひお寄せいただいて一緒に解決していきたいと思いますので、お寄せください。お待ちしております。
終わりましょうか。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
この番組では、くのまさやの質問を受け付けております。
番組内のURLからアクセスして、質問フォームにご入力ください。
たくさんのご質問お待ちしております。
09:01

コメント

スクロール